事業概要
当社グループは、「夢現 -夢を現実に-」という経営理念のもと、『不動産に新たな価値を創造し、すべての人の豊かな暮らしと夢に挑戦する』ことをミッションに掲げ、不動産事業を展開しています。主力事業は中古不動産の買取再販事業であり、首都圏1都3県を中心に、地方都市へも事業エリアを拡大しています。その他、不動産開発事業、不動産特定共同事業、不動産アセットマネジメント事業なども手掛けており、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。社会課題の解決に貢献することを目指し、地球温暖化、少子高齢化、空き家問題、住宅ストックの老朽化といった不動産業界が直面する課題に取り組んでいます。中期経営計画では、「資本コストと株価を意識した経営」と「サステナビリティ経営」を両軸とし、「事業領域の拡大」と「新たな価値創造」を推進することで、持続的な企業価値の向上を目指しています。
直近決算ハイライト
2026年12月期の連結業績見通しとして、売上高792億86百万円(前期比16.1%増)、営業利益123億98百万円(同12.2%増)、経常利益110億58百万円(同11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益75億95百万円(同14.1%増)を予想しています。これは、足元の事業環境及び在庫状況を鑑みた計画数値の見直しによるものです。第3次中期経営計画の初年度となる2025年12月期からの成長軌道を見据えた計画であり、特に主力の買取再販事業における営業生産性の向上と営業エリア拡大、不動産開発事業及び不動産特定共同事業における仕入・販売力強化と連携強化による事業領域拡大が業績を牽引すると見込まれます。アセットマネジメント事業の立ち上げによる安定収益の確保も、今後の収益基盤強化に寄与すると期待されます。
強みと競争優位性
当社の強みは、中古不動産の再生・リノベーション技術の高さにあります。長年培った経験とデータに基づき、立地やエリア特性に合わせた物件再生を行うことで、他社では仕入れが困難な物件でも付加価値を高め、高い収益性を確保する能力を有しています。また、幅広いアセットタイプや価格帯を取り扱い、スピード感のある契約・決済手続きを行うことで、多様な顧客ニーズに応えています。2023年からは地方への営業所展開も開始し、競合他社との差別化を図っています。さらに、2025年からはアセットマネジメント事業を立ち上げ、運用資産残高の拡大を通じた安定収益の確保にも注力しており、事業の多角化によるリスク分散と収益基盤の強化を進めている点も競争優位性と言えます。
リスク要因
不動産小口化商品に関する税制見直しは、投資家ニーズの変化を通じて販売機会の減少につながる可能性があります。また、主力事業である不動産売買事業は、首都圏を中心に競争環境が厳しく、目標利益率の確保が困難になるリスクがあります。有利子負債依存度58.8%という財務構造は、金利上昇や金融情勢の変動による支払利息増加や仕入計画変更のリスクを抱えています。さらに、販売用不動産の評価損計上リスク、法的規制の改廃、情報セキュリティインシデント、契約不適合責任、自然・人為的災害、人材確保の難しさ、開発行為における取引先倒産なども、経営成績に影響を及ぼす可能性のある要因として挙げられます。これらのリスクに対し、同社はポートフォリオの多様化、リスク管理体制の強化、積極的な情報開示等で対応を図っています。
投資テーマとの関連
当社は不動産テックを活用した販売活動の効率化や、顧客への情報提供強化などを進めており、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進という投資テーマとの関連が見られます。また、2025年に立ち上げたアセットマネジメント事業は、運用資産残高の拡大を通じて安定収益の確保を目指しており、資産運用・管理といったテーマにも関連します。さらに、サステナビリティ経営を経営方針に掲げ、環境に配慮した事業活動、再生可能エネルギー利用促進、省エネルギー性能向上への取り組みは、ESG投資の観点からも注目されます。気候関連リスク・機会に関する情報開示(TCFD提言賛同)も、サステナビリティへの意識の高さを示しています。これらのテーマとの関連性は、今後の企業価値向上に寄与する可能性があります。