矢作建設工業株式会社 (1870) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 建設業
DXESG
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 71/166位
C
安定性
業種 107/166位
A
成長性
業種 16/164位
B
効率性
業種 49/166位
B
CF健全性
業種 52/166位
売上高
1694億円
粗利率
15.3%
営業利益率
8.1%
純利益率
5.0%
ROE
11.0%
ROIC
8.9%
自己資本比率
52.1%
D/Eレシオ
0.40
有利子負債
308億円
ネットキャッシュ
-146億円
NC/時価総額
-16.1%
運転資本余剰*
-419億円
運転資本余剰/時価総額*
-46.3%
フリーCF
118億円
FCFマージン
7.0%
キャッシュ化率
1.16倍
PBR
1.18倍
EV/EBITDA
7.2倍
PER
10.6倍
想定株価
2081.3円
想定時価総額
906億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1694億円 260億円 9億円 137億円 147億円 137億円 85億円
2025年3月期 1407億円 194億円 11億円 87億円 97億円 86億円 56億円
2024年3月期 1198億円 198億円 11億円 95億円 106億円 96億円 65億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1477億円 1141億円 582億円 135億円 769億円
2025年3月期 1442億円 1082億円 555億円 199億円 718億円
2024年3月期 1260億円 879億円 437億円 158億円 692億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 162億円 234億円 7億円 308億円 71億円 - -419億円
2025年3月期 156億円 258億円 9億円 386億円 57億円 - -399億円
2024年3月期 199億円 251億円 4億円 224億円 52億円 - -238億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 98億円 19億円 -112億円 118億円
2025年3月期 -172億円 -3億円 131億円 -174億円
2024年3月期 102億円 -12億円 -119億円 91億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 196.7円 1760.0円 100.0円 50.8% -334.6円 10.6倍 2081.3円 906億円 44,607,000株 1,060,900株
2025年3月期 131.2円 1599.6円 80.0円 61.0% -529.5円 9.8倍 1281.5円 556億円 44,607,000株 1,205,100株
2024年3月期 150.2円 1546.4円 60.0円 39.9% -57.2円 10.4倍 1556.4円 676億円 44,607,000株 1,205,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 11.0% 5.7% 8.9% 15.3% 8.1% 8.7% 5.0% 7.0% 52.1% 0.40
2025年3月期 7.9% 3.9% 5.5% 13.8% 6.2% 6.9% 4.0% -12.4% 49.8% 0.54
2024年3月期 9.3% 5.1% 7.3% 16.5% 7.9% 8.8% 5.4% 7.6% 54.9% 0.32

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 20.4% 58.8% 50.1% 15.1% 9.7% 24.0% -
2025年3月期 17.4% -9.0% -12.7% 14.8% 9.3% 11.9% 代表取締役社長 髙柳充広
2024年3月期 7.8% 31.9% 43.4% 4.0% 5.3% 8.9% 取締役社長 髙柳充広

業種比較(建設業、165社中央値)

指標矢作建設工業株式会社業種中央値
ROE11.0%9.7%
ROA5.7%4.6%
営業利益率8.1%6.8%
純利益率5.0%5.0%
自己資本比率52.1%56.2%
売上成長率20.4%4.9%
PER10.6倍12.0倍
PBR1.18倍1.13倍
EV/EBITDA7.2倍6.7倍
NC/時価総額-16.1%11.9%
運転資本余剰/時価総額-46.3%-20.8%
同業他社: 大和ハウス工業株式会社(1925)積水ハウス株式会社(1928)鹿島建設株式会社(1812)株式会社大林組(1802)住友林業株式会社(1911)全166社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

建設業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社朝日工業社 (1975) 880億円 1048億円
株式会社四電工 (1939) 870億円 994億円
株式会社淺沼組 (1852) 791億円 1753億円
明星工業株式会社 (1976) 791億円 603億円
東亜道路工業株式会社 (1882) 790億円 1213億円
タマホーム株式会社 (1419) 1035億円 2008億円
新日本建設株式会社 (1879) 1127億円 1384億円
大豊建設株式会社 (1822) 684億円 1398億円
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AI分析(2026年3月期)

建設エンジニアリング建築・土木・不動産の多角化資材価格高騰対策技能労働者不足対策新中期経営計画(2026-2030)

見通し: 今期は売上高20.4%増、営業利益58.8%増と大幅な増収増益を達成。新中期経営計画では2030年度に営業利益180億円以上、ROE12%以上を目指し、事業価値と無形資産価値の増強による持続的成長を目指す。

強み: 建設・土木・不動産の多角化によるリスク分散と、土地造成から設計・施工・管理まで一貫して手掛ける建設エンジニアリング能力。地域密着型で培った信頼関係も強み。

懸念: 資材価格の高止まりと技能労働者不足による労務費上昇圧力が継続。不動産事業での新規供給戸数減少による販売戸数減。M&A後のPMIの遅延リスク。

リスク: 資材高騰と人手不足によるコスト増加リスク。地政学リスクによるサプライチェーン混乱と価格転嫁の遅延。DX推進に伴うシステム障害や情報漏洩リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

矢作建設グループは、建設エンジニアリングを核とし、建築、土木、不動産開発といった多角的な事業を展開する総合建設企業グループです。そのビジネスモデルは、土地の造成(土木)から設計・施工(建築)、さらには販売・管理(不動産)まで、バリューチェーン全体をグループ内で一貫して手掛けることに強みを持っています。これにより、各事業部門間のシナジーを最大化し、開発プロジェクト全体の収益性向上と、景気変動に対する耐性の強化を図っています。売上の大半は東海地方に集中しており、地域密着型の総合力と長年にわたる信頼関係を基盤としています。主な収益源は建築工事ですが、土木工事、不動産賃貸、施設運営なども手掛け、景気変動の影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を目指しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算は、売上高が1,694億円と前期比20.4%増加し、力強い成長を示しました。営業利益は137億円で、前期比58.8%の大幅増益を達成しました。経常利益も137億円と、前期比59.0%の増加となりました。当期純利益は85億円で、前期比50.1%の伸びを記録しました。これらの業績向上は、建設事業、特に建築工事における大型物流施設工事や、土木工事における複数の大型官庁工事の順調な進捗が牽引しました。一方で、不動産事業は新規供給戸数減少に伴う販売戸数減により、売上高は前期比12.5%減となりました。セグメント別では、建築セグメントの売上高が26.9%増、利益が300.5%増と著しい伸びを見せ、土木セグメントも売上高20.2%増、利益38.4%増と堅調でした。不動産セグメントは売上高13.0%減、利益22.2%減となりましたが、全体として建設事業の好調さが業績を大きく押し上げました。

強みと競争優位性

矢作建設グループの最大の強みは、土木・建築・不動産開発をグループ内で一貫して手掛ける「建設エンジニアリング」能力にあります。これにより、顧客に対して企画段階からアフターメンテナンスまでトータルソリューションを提供でき、他社との差別化を図っています。特に、東海圏における長年の実績と地域顧客・自治体との強固な信頼関係は、安定した受注基盤を支えています。また、大規模な産業用地開発プロジェクトなどを自社主導で手掛ける「開発型ビジネス」の推進は、外部要因に左右されにくい収益機会を創出しています。さらに、堅調な財務基盤、特に40%を超える自己資本比率の維持は、不況時にも事業を継続できる強固な体質を示しています。近年では、DX推進による業務効率化や、サステナビリティ、ウェルビーイングを重視した高付加価値な空間デザイン提案力の強化にも注力しており、将来の競争優位性をさらに高める取り組みを進めています。

リスク要因

矢作建設グループを取り巻くリスクは多岐にわたります。まず、経済状況の変動、特にインフレによる資材・人件費の高騰は、収益性や財務状況に影響を与える可能性があります。これに対し、同社は価格転嫁の推進や主要資材の早期確保で対応しています。また、人口減少・高齢化による労働力不足は建設業界共通の課題であり、同社も「仕組み化」や「AI活用」、「65歳定年制導入」などで対策を講じています。気候変動による自然災害の激甚化は、建設現場の操業に影響を及ぼすリスクがあり、事業継続計画(BCP)の策定や構造物のレジリエンス強化で対応しています。さらに、グローバルサプライチェーンの混乱や地政学リスクに起因する資材価格の高騰、労務費の上昇圧力も懸念されます。倫理・法令違反リスクに対しては、ガバナンス体制強化、コンプライアンス徹底、リスクマネジメント向上に努めていますが、建設業界特有の規制遵守は継続的な課題です。

投資テーマとの関連

矢作建設グループは、直接的なAI・半導体・EV関連事業への直接的な関与は限定的ですが、インフラ整備や脱炭素化といった投資テーマと間接的に関連しています。国土強靭化や防災・減災関連の公共投資は、土木事業の安定的な需要を支えるテーマであり、同社の事業基盤を強化します。また、脱炭素社会への移行というテーマにおいては、太陽光発電の普及や、ZEB・ZEHといった環境配慮型建築物の設計・普及に貢献しており、これはESG投資の観点からも注目される領域です。DX推進は、社内業務の効率化だけでなく、建設プロセス全体の高度化に寄与する可能性があり、将来的な生産性向上に繋がるテーマと言えます。不動産事業においても、サステナビリティやウェルビーイングを重視した高付加価値な開発は、持続可能な社会の実現という大きな潮流に沿ったものであり、長期的な企業価値向上に貢献すると考えられます。

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