ANAホールディングス株式会社 (9202) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 空運業
インバウンドMaaS
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 3/6位
D
安定性
業種 4/6位
B
成長性
業種 2/6位
D
効率性
業種 4/6位
C
CF健全性
業種 3/6位
売上高
2.5兆円
粗利率
18.3%
営業利益率
8.6%
純利益率
6.7%
ROE
11.3%
ROIC
5.7%
自己資本比率
37.7%
D/Eレシオ
0.79
有利子負債
1.2兆円
ネットキャッシュ
-4353億円
NC/時価総額
-33.9%
運転資本余剰*
-4951億円
運転資本余剰/時価総額*
-38.5%
フリーCF
282億円
FCFマージン
1.1%
キャッシュ化率
2.62倍
PBR
0.86倍
EV/EBITDA
4.5倍
PER
7.8倍
想定株価
2795.3円
想定時価総額
1.3兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 2.5兆円 4645億円 1690億円 2174億円 3864億円 2197億円 1691億円
2025年3月期 2.3兆円 4183億円 1487億円 1966億円 3453億円 2001億円 1530億円
2024年3月期 2.1兆円 4137億円 1423億円 2079億円 3502億円 2077億円 1571億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 4.0兆円 1.9兆円 1.2兆円 1.2兆円 1.5兆円
2025年3月期 3.6兆円 1.7兆円 1.3兆円 1.2兆円 1.1兆円
2024年3月期 3.6兆円 1.7兆円 1.0兆円 1.5兆円 1.0兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 7364億円 182億円 1億円 1.2兆円 1621億円 120億円 -4951億円
2025年3月期 8627億円 145億円 2億円 1.3兆円 1507億円 140億円 -4138億円
2024年3月期 1.0兆円 117億円 2億円 1.4兆円 1564億円 160億円 -329億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 4435億円 -4152億円 -1594億円 282億円
2025年3月期 3730億円 -3437億円 -1702億円 294億円
2024年3月期 4206億円 -3995億円 -1360億円 211億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 358.4円 2853.6円 65.0円 18.1% -946.5円 7.8倍 2795.3円 1.3兆円 484,293,561株 24,333,700株
2025年3月期 325.6円 2405.1円 60.0円 18.4% -1033.9円 8.5倍 2767.4円 1.3兆円 484,293,561株 13,884,200株
2024年3月期 335.1円 2222.0円 50.0円 14.9% -874.6円 9.6倍 3216.9円 1.5兆円 484,293,561株 13,778,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 11.3% 4.3% 5.7% 18.3% 8.6% 15.2% 6.7% 1.1% 37.7% 0.79
2025年3月期 13.5% 4.2% 5.5% 18.5% 8.7% 15.3% 6.8% 1.3% 31.2% 1.19
2024年3月期 15.0% 4.4% 5.9% 20.1% 10.1% 17.0% 7.6% 1.0% 29.3% 1.35

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 12.3% 10.6% 10.5% 14.1% 28.4% 21.9% -
2025年3月期 10.0% -5.4% -2.6% 30.4% 2.8% - 代表取締役社長 芝田浩二
2024年3月期 20.4% 73.2% 75.6% 41.3% -0.0% - 代表取締役社長 芝田浩二

業種比較(空運業、5社中央値)

指標ANAホールディングス株式会社業種中央値
ROE11.3%8.2%
ROA4.3%4.3%
営業利益率8.6%6.9%
純利益率6.7%4.3%
自己資本比率37.7%40.3%
売上成長率12.3%3.3%
PER7.8倍11.9倍
PBR0.86倍0.85倍
EV/EBITDA4.5倍4.9倍
NC/時価総額-33.9%-21.1%
運転資本余剰/時価総額-38.5%-34.1%
同業他社: 日本航空株式会社(9201)スカイマーク株式会社(9204)株式会社パスコ(9232)株式会社スターフライヤー(9206)アジア航測株式会社(9233)全6社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

空運業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本航空株式会社 (9201) 1.1兆円 2.0兆円
スカイマーク株式会社 (9204) 228億円 1104億円
アジア航測株式会社 (9233) 214億円 416億円
株式会社スターフライヤー (9206) 76億円 448億円
空運業の企業一覧(全6社)→

AI分析(2026年3月期)

インバウンドMaaS
国際線旅客・貨物事業の強化DX投資による生産性向上SAFの安定供給と脱炭素化機材更新と省燃費化グループエアラインネットワーク最適化

見通し: 2026年度は中東情勢の影響で増収減益を見込むが、2028年度には過去最高益を更新し、2030年度には営業利益3,100億円、営業利益率10%を目指す。成長投資として人財・DX・航空機に5年間で2.7兆円を投下。

強み: ANAブランドによる高い顧客基盤と信頼性。国際線旅客・貨物事業の拡大戦略。DX投資による生産性向上。

懸念: 国際情勢の不透明性(中東情勢、米中対立等)による旅客需要への影響。SAF価格高騰・供給不足による環境対策コスト増。システム障害・サイバー攻撃リスク。

リスク: 国際情勢の変動(ウクライナ、中東情勢等)は、旅客需要低迷やコスト増を通じて収益に影響を与える。SAFの供給不足や高価格化は、脱炭素目標達成の障壁となり、競争力低下リスクを招く。システム障害やサイバー攻撃は、事業運営の麻痺や情報漏洩による信用の失墜に繋がる。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

ANAホールディングスは、「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」という経営理念のもと、「ワクワクで満たされる世界を」という経営ビジョンを掲げ、多岐にわたる事業を展開しています。主要事業は航空事業であり、国際線・国内線旅客事業、貨物事業、LCC事業(Peach Aviation)などを包括しています。ANAブランドを冠した航空事業では、2026年3月期に売上高2兆5,392億円、営業利益2,174億円を記録し、過去最高を達成しました。国際線旅客収入が全体の29.9%を占め、国際線貨物収入は6.3%でした。国内線旅客事業も25.0%の売上を占めており、航空事業全体で連結売上高の78.6%を構成しています。これに加え、航空関連事業、旅行事業、商社事業なども手掛けており、グループ全体でシナジーを追求しながら、人・モノ・資本のグローバルな移動・交流を促進し、経済活性化や社会の絆強化に貢献することを目指しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期決算において、ANAホールディングスは売上高2兆5,392億円(前期比12.3%増)、営業利益2,174億円(前期比10.6%増)、経常利益2,197億円(前期比9.8%増)、当期純利益1,691億円(前期比10.5%増)といずれも過去最高を記録しました。これは、国際情勢の懸念があるものの、旅客需要の増加が事業を後押しした結果です。特に、国際線旅客事業は全体の29.9%を占め、好調に推移しました。営業費用も12.4%増加しましたが、増収率を上回ることはなく、収益性の改善に寄与しました。純資産は前期比26.8%増の1兆3,588億円と大きく増加し、財務基盤の強化が進んでいます。一方、現金及び預金は前期比14.6%減の7,364億円となりましたが、これは投資活動によるキャッシュ・フローの支出(4,152億円)などによるものです。営業キャッシュ・フローは4,435億円(前期比18.9%増)と堅調であり、本業でしっかりとキャッシュを生み出していることが示されています。

強みと競争優位性

ANAホールディングスの最大の強みは、長年にわたり築き上げてきた強固なブランド力と、日本を代表する総合航空会社としての揺るぎない地位です。特に、ANAブランドは国内外の顧客からの信頼が厚く、安全・安心なサービス提供能力は競争優位性の源泉となっています。また、羽田・成田空港を戦略的なハブ空港として活用し、グローバルネットワークを拡充している点も強みです。2026年3月期決算における国際線旅客数の増加(前期比約11.8%増)は、そのネットワークの有効性を示唆しています。さらに、DX投資を積極的に行い、「デジタル×人の力」による価値創出を最大化しようとする戦略は、将来的な生産性向上と顧客体験の差別化に繋がる可能性があります。保有機数も約330機体制へと拡大し、最新鋭の省燃費型機材の導入を進めることで、環境負荷低減と収益性向上を両立させる取り組みも、持続的な競争優位性を築く上で重要となります。

リスク要因

ANAホールディングスを取り巻くリスクは多岐にわたります。まず、国際情勢の変動は、ウクライナや中東地域情勢の緊迫化、米中対立などが挙げられ、これらは国際線事業の需要低迷や航空輸送コストの増加、迂回運航による影響を及ぼす可能性があります。また、航空安全に関わる事故や重大インシデントの発生は、社会的な信用失墜に繋がり、事業継続に深刻な影響を与えるリスクが最も重要視されています。環境問題では、航空業界特有の脱炭素化の難しさがあり、SAF(持続可能な航空燃料)の価格高騰や供給不足がコスト増を招く恐れがあります。さらに、サイバー攻撃や情報セキュリティインシデントによるシステム障害、個人情報流出のリスクも、事業運営のデジタル化進展に伴い高まっています。パンデミックのような感染症の再拡大も、旅客需要の激減を招く可能性のある、依然として無視できないリスクです。

投資テーマとの関連

ANAホールディングスは、複数の主要な投資テーマと関連性を持っています。まず、「インバウンド需要」の拡大は、訪日外国人旅行者数の増加予測と連携しており、同社の国際線旅客事業および旅行事業の成長ドライバーとなります。次に、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」への投資は、業務効率化、顧客体験向上、新たな価値創造を目指す同社の戦略の中核に位置づけられています。2.7兆円規模の成長投資のうち、DX関連への配分は、将来の収益性向上に寄与すると期待されます。また、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の観点では、CO2排出量削減目標の設定やSAF導入への取り組みは、環境問題への意識が高い投資家からの評価を高める可能性があります。ただし、航空業界全体が直面する脱炭素化の難しさは、環境規制強化のリスクとも表裏一体であり、注視が必要です。国際情勢の変動リスクは地政学リスクと関連しますが、平和な移動の促進という側面からは、国際関係の安定化に貢献する存在とも言えます。

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