株式会社トライアルホールディングス (141A) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 小売業
AI
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 205/360位
D
安定性
業種 174/359位
C
成長性
業種 122/355位
B
効率性
業種 104/360位
E
CF健全性
業種 320/360位
売上高
8038億円
粗利率
20.5%
営業利益率
2.6%
純利益率
1.5%
ROE
9.3%
ROIC
9.0%
自己資本比率
42.0%
D/Eレシオ
0.31
有利子負債
386億円
ネットキャッシュ
338億円
NC/時価総額
11.9%
運転資本余剰*
-787億円
運転資本余剰/時価総額*
-27.9%
フリーCF
-403億円
FCFマージン
-5.0%
キャッシュ化率
-0.38倍
PBR
2.24倍
EV/EBITDA
7.1倍
PER
24.0倍
想定株価
2310.5円
想定時価総額
2826億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年6月期 8038億円 1648億円 138億円 211億円 349億円 222億円 118億円
2024年6月期 7179億円 1424億円 119億円 192億円 311億円 198億円 114億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年6月期 3003億円 1432億円 1511億円 202億円 1261億円
2024年6月期 2836億円 1523億円 1430億円 224億円 1157億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年6月期 723億円 566億円 33億円 386億円 57億円 - -787億円
2024年6月期 919億円 464億円 12億円 161億円 58億円 - -511億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年6月期 -44億円 -359億円 208億円 -403億円
2024年6月期 595億円 -260億円 345億円 335億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年6月期 96.2円 1031.3円 16.0円 16.6% 276.1円 24.0倍 2310.5円 2826億円 122,373,300株 75,100株
2024年6月期 109.8円 948.6円 15.0円 13.7% 621.6円 22.9倍 2517.0円 3069億円 122,318,300株 370,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年6月期 9.3% 3.9% 9.0% 20.5% 2.6% 4.3% 1.5% -5.0% 42.0% 0.31
2024年6月期 9.9% 4.0% 10.2% 19.8% 2.7% 4.3% 1.6% 4.7% 40.8% 0.14

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年6月期 12.0% 10.2% 2.7% - - - 代表取締役社長 永田洋幸
2024年6月期 - - - - - - 代表取締役社長 亀田晃一

業種比較(小売業、359社中央値)

指標株式会社トライアルホールディングス業種中央値
ROE9.3%7.9%
ROA3.9%3.6%
営業利益率2.6%3.6%
純利益率1.5%2.4%
自己資本比率42.0%45.8%
売上成長率12.0%4.4%
PER24.0倍17.5倍
PBR2.24倍1.58倍
EV/EBITDA7.1倍8.0倍
NC/時価総額11.9%-3.9%
運転資本余剰/時価総額-27.9%-16.0%
同業他社: イオン株式会社(8267)株式会社セブン&アイ・ホールディングス(3382)株式会社ファーストリテイリング(9983)株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)株式会社ヤマダホールディングス(9831)全360社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

小売業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社パルグループホールディングス (2726) 2870億円 2347億円
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 (8242) 2750億円 6802億円
株式会社ビックカメラ (3048) 2714億円 9745億円
株式会社サイゼリヤ (7581) 2645億円 2567億円
株式会社ケーズホールディングス (8282) 2593億円 7597億円
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387) 3126億円 1654億円
日本瓦斯株式会社 (8174) 3169億円 2085億円
株式会社ノジマ (7419) 3182億円 9828億円
小売業の企業一覧(全360社)→

AI分析(2025年6月期)

AI
流通小売事業の「食」強化リテールAI事業サプライチェーン改革製造小売業(SPA)化ドミナント戦略

見通し: 今期は流通小売事業の堅調な成長とリテールAI事業の先行投資継続により、売上高・営業利益の伸長を見込む。中長期的には、テクノロジー活用によるサプライチェーン改革とDX推進で持続的成長を目指す。

強み: 生鮮食品を核とした「食」の強化と、IT・AIを活用したオペレーション効率化による競争優位性。広範な店舗網とデータ活用基盤も強み。

懸念: リテールAI事業における先行投資負担の増加と、開発・普及の不確実性。また、人材確保・育成の遅延リスクも懸念される。

リスク: 1. 流通小売業界における競争激化と、価格転嫁の困難さによる収益性低下リスク。2. リテールAI事業への先行投資が計画通りに進まない、あるいは投資回収ができないリスク。3. 人材確保競争の激化や賃金上昇によるコスト増リスク。

AI詳細分析(2025年6月期)

事業概要

当企業は、流通小売事業、リテールAI事業、およびその他の事業を三本柱とする複合型企業です。主力である流通小売事業では、生鮮食品の強化と惣菜開発に注力し、ワンストップショッピングの提供を通じて顧客の多様なニーズに応えています。具体的には、スーパーセンターを核としつつ、小型店やメガセンターといったマルチフォーマット戦略を展開することで、特定のエリアにおけるドミナント化と市場シェアの拡大を目指しています。また、プロセスセンターやセントラルキッチンを自社で保有し、SPA(製造小売業)化を推進することで、効率的なサプライチェーンの構築と「できたて」商品の提供を実現しています。プライベートブランド(PB)商品の強化も進めており、自社工場での製造を通じて競争力ある価格設定を実現し、PB比率の向上を目指しています。

リテールAI事業では、テクノロジーを活用し、流通業界における「ムダ・ムラ・ムリ」の削減を目指しています。IoTデバイスやデータ分析プラットフォームを開発・展開し、グループ内だけでなくグループ外の小売事業者へのサービス提供を加速させる戦略をとっています。会員データや購買データといった顧客データを活用したワン・トゥ・ワンマーケティングや実店舗のメディア化といった販促戦略を展開し、食品・消費財メーカーとの実証実験を通じて、効果が確認できたプロダクトやソリューションの事業化を進めています。これらの事業を通じて、世界の誰もが「豊かさ」を享受できる社会の実現と、テクノロジーと人の経験知で世界のリアルコマースを変革することを目指しています。

直近決算ハイライト

直近決算では、売上高は8,038億円と前期比12.0%の増加を達成し、堅調な成長を示しました。営業利益は211億円(前期比10.2%増)、経常利益は222億円(前期比12.2%増)といずれも増益を記録しており、収益性も順調に改善しています。しかしながら、当期純利益は118億円(前期比2.7%増)と、増収増益基調ではあるものの、利益成長率が売上高成長率をやや下回る結果となりました。これは、設備投資や研究開発投資といった先行投資の増加が影響している可能性があります。株主資本は1,252億円(前期比9.4%増)と増加しましたが、総資産の増加率(5.9%増)を上回っており、財務基盤の強化も進んでいます。現金及び預金は723億円と前期比で21.3%減少しており、これは積極的な設備投資やM&A等への支出があったことを示唆しています。営業キャッシュ・フローが44億円のマイナスとなった点は、運転資金の増加や設備投資の拡大による一時的なものと考えられますが、今後のキャッシュ創出能力には注意が必要です。一株当たり当期純利益(EPS)は96.23円で前期比12.3%の減少となっており、利益成長率の鈍化がEPSにも影響を与えています。配当は1株あたり16.00円と前期比6.7%の増配を発表しており、株主還元への意欲も示しています。

強みと競争優位性

当企業の強みは、流通小売事業とリテールAI事業のシナジー効果にあります。流通小売事業で培われたリアル店舗運営のノウハウ、顧客データ、サプライチェーンの知見をリテールAI事業の開発に活かし、現場のニーズに合致したプロダクトやソリューションを生み出しています。特に、生鮮食品や惣菜の強化といった「食」への注力は、地域ニーズに合わせた品揃えと相まって、強力な顧客基盤の構築に寄与しています。また、自社でプロセスセンターやセントラルキッチンを保有し、SPA(製造小売業)化を推進することで、品質管理とコスト競争力を両立させている点も優位性です。マルチフォーマット戦略によるドミナント展開は、エリア内での市場シェア拡大と顧客利便性の向上に繋がり、競合他社に対する優位性を確立しています。さらに、約1,217万人の会員データとID-POSデータを活用したワン・トゥ・ワンマーケティングや実店舗のメディア化は、データドリブンな経営戦略を推進し、メーカーや卸との連携を強化する基盤となっています。これらの強みを組み合わせることで、流通小売業界における『ムダ・ムラ・ムリ』の削減という社会的な課題解決に貢献しつつ、持続的な成長を目指すことができます。

リスク要因

当企業を取り巻くリスクは多岐にわたります。まず、流通小売事業においては、競合他社との激しい競争に加え、消費者の需要変動、天候、季節性といった外部環境の影響を受けやすいという特性があります。また、店舗拡大や改装に伴う人材確保の難しさや人件費の上昇、不動産価格や建築コストの上昇も事業展開の制約となる可能性があります。さらに、仕入価格や原油・原材料価格の高騰は、コスト上昇圧力となり、価格転嫁が難しい場合には収益性を圧迫するリスクがあります。リテールAI事業においては、先行投資の発生とそれに伴う継続的な損失計上がリスクとして挙げられます。新規プロダクト開発や事業展開が計画通りに進まない可能性、技術革新の速さによる陳腐化リスク、そして優秀なエンジニアの確保の難しさも潜在的な課題です。また、両事業に共通するリスクとして、個人情報漏洩や情報セキュリティインシデント、自然災害による事業中断、法規制の変更や遵守コストの増加、訴訟リスクなどが挙げられます。これらのリスクが顕在化した場合、事業継続性や財務状況、企業イメージに重大な影響を及ぼす可能性があります。

投資テーマとの関連

当企業は、流通小売業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)とAI活用という、現代の主要な投資テーマに深く関連しています。リテールAI事業は、まさにAI技術を活用して、流通業界が抱える非効率性や「ムダ・ムラ・ムリ」を解消することを目指しており、これはAIやデータ活用といったテーマと直結しています。IoTデバイスの導入やデータ分析プラットフォームの提供は、スマートファクトリーやインテリジェントサプライチェーンといった概念とも親和性が高いと言えます。また、流通小売事業における生鮮食品や惣菜の強化、PB商品開発、SPA化といった戦略は、消費者ニーズの多様化や、より付加価値の高い商品・サービスを求めるトレンドに対応するものです。地域に根差した店舗展開や、店舗をメディア化する試みは、OMO(Online Merges with Offline)戦略の一環と捉えることもでき、テクノロジーを活用した新たな顧客体験創出への期待が持てます。これらの事業活動は、単なる小売業に留まらず、テクノロジーとリアルコマースの融合という、未来の消費社会を形作る可能性を秘めていると言えるでしょう。

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