第一カッター興業株式会社 (1716) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 建設業
インフラ老朽化水処理
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 87/166位
A
安定性
業種 3/166位
D
成長性
業種 150/164位
C
効率性
業種 81/166位
D
CF健全性
業種 132/166位
売上高
202億円
粗利率
28.8%
営業利益率
8.1%
純利益率
6.6%
ROE
6.9%
ROIC
5.9%
自己資本比率
86.4%
D/Eレシオ
0.02
有利子負債
3億円
ネットキャッシュ
79億円
NC/時価総額
53.9%
運転資本余剰*
60億円
運転資本余剰/時価総額*
41.1%
フリーCF
-7億円
FCFマージン
-3.6%
キャッシュ化率
1.28倍
PBR
0.76倍
EV/EBITDA
2.8倍
PER
10.8倍
想定株価
1271.3円
想定時価総額
146億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年6月期 202億円 58億円 8億円 16億円 24億円 18億円 13億円
2024年6月期 209億円 66億円 7億円 25億円 32億円 28億円 20億円
2023年6月期 222億円 71億円 6億円 26億円 33億円 29億円 19億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年6月期 222億円 144億円 22億円 7億円 192億円
2024年6月期 219億円 142億円 28億円 8億円 182億円
2023年6月期 216億円 143億円 32億円 11億円 166億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年6月期 82億円 1億円 13億円 3億円 13億円 8252万円 60億円
2024年6月期 95億円 1億円 10億円 3億円 10億円 2億円 67億円
2023年6月期 94億円 2億円 9440万円 5億円 6億円 2億円 62億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年6月期 17億円 -24億円 -5億円 -7億円
2024年6月期 22億円 -17億円 -5億円 5億円
2023年6月期 27億円 -6億円 -5億円 22億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年6月期 117.7円 1709.5円 40.0円 34.0% 685.5円 10.8倍 1271.3円 146億円 12,000,000株 508,200株
2024年6月期 174.4円 1607.0円 38.0円 21.8% 794.3円 9.2倍 1604.3円 184億円 12,000,000株 511,600株
2023年6月期 172.0円 1468.7円 35.0円 20.3% 779.8円 8.3倍 1427.3円 164億円 12,000,000株 516,300株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年6月期 6.9% 6.0% 5.9% 28.8% 8.1% 12.0% 6.6% -3.6% 86.4% 0.02
2024年6月期 10.9% 9.0% 9.3% 31.8% 11.7% 15.3% 9.4% 2.5% 83.1% 0.02
2023年6月期 11.7% 9.0% 10.8% 31.8% 11.9% 14.8% 8.8% 9.8% 77.1% 0.03

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年6月期 -3.3% -32.9% -32.7% -1.2% 3.0% -13.0% 代表取締役社長 安達昌史
2024年6月期 -5.6% -6.7% 1.4% 2.6% 7.1% -3.8% 代表取締役社長 安達昌史
2023年6月期 5.8% 5.1% 23.2% 8.3% 6.4% 4.6% 代表取締役社長 高橋正光

業種比較(建設業、165社中央値)

指標第一カッター興業株式会社業種中央値
ROE6.9%9.7%
ROA6.0%4.6%
営業利益率8.1%6.8%
純利益率6.6%5.0%
自己資本比率86.4%56.1%
売上成長率-3.3%5.0%
PER10.8倍12.0倍
PBR0.76倍1.13倍
EV/EBITDA2.8倍6.8倍
NC/時価総額53.9%11.9%
運転資本余剰/時価総額41.1%-21.3%
同業他社: 大和ハウス工業株式会社(1925)積水ハウス株式会社(1928)鹿島建設株式会社(1812)株式会社大林組(1802)住友林業株式会社(1911)全166社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

建設業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社協和日成 (1981) 145億円 394億円
藤田エンジニアリング株式会社 (1770) 149億円 298億円
株式会社ビーアールホールディングス (1726) 150億円 408億円
株式会社ナカボーテック (1787) 152億円 149億円
徳倉建設株式会社 (1892) 152億円 682億円
南海辰村建設株式会社 (1850) 136億円 458億円
株式会社Lib Work (1431) 159億円 160億円
TANAKEN株式会社 (1450) 132億円 148億円
建設業の企業一覧(全166社)→

AI分析(2025年6月期)

インフラ老朽化水処理
切断・穿孔工事事業ウォータージェット工法ビルメンテナンス事業インフラ老朽化対策人材育成・確保

見通し: 主力事業である切断・穿孔工事事業の売上減少が続くと見られるが、ビルメンテナンス事業の拡大や、輸送・産業インフラの老朽化対策への注力で、業績の安定化を目指す。研究開発強化による技術力向上と、人材育成・確保が成長の鍵となる。

強み: ダイヤモンド工法、ウォータージェット工法など、特殊環境下での施工技術に強み。公共事業に加え、プラントメンテナンス等、事業領域の多角化を進めている。

懸念: 公共事業への依存度が高く、公共事業削減や得意先の倒産リスクがある。また、特定仕入先(旭ダイヤモンド工業)への依存度も46.4%と高く、取引継続が困難になった場合の影響が懸念される。

リスク: 公共事業削減による業績悪化リスク。ウォータージェット工法等での建設業以外への依存度低減策は奏功保証なし。特定仕入先(旭ダイヤモンド工業)との取引継続不可による一時的混乱リスク。作業事故発生による信頼失墜リスク。

AI詳細分析(2025年6月期)

事業概要

第一カッター興業株式会社は、切断・穿孔工事事業とビルメンテナンス事業を主力とする専門工事業者です。切断・穿孔工事事業では、工業用ダイヤモンドを用いたダイヤモンド工法や、水圧を利用するウォータージェット工法を駆使し、橋梁、港湾、ダム、鉄道、建築物、道路、空港、生産設備など、多岐にわたるインフラの補修、解体、撤去、メンテナンス工事を手掛けています。特に、公共事業関連工事が事業の大部分を占める一方、化学工場や石油プラントなどのメンテナンス・洗浄といった建設工事以外の分野での受注拡大にも注力しています。ビルメンテナンス事業では、集合住宅やオフィスビルを対象に、給排水設備の保守点検、貯水槽清掃、雑排水管清掃などのサービスを提供し、ビルの円滑な運営に貢献しています。同社グループは、全国に営業基盤を持ち、専門性の高い技術力と多様な工法で、社会インフラの維持・更新に不可欠な役割を担っています。

直近決算ハイライト

2025年6月期(当連結会計年度)の業績は、売上高が20,228百万円となり、前年同期比3.3%減となりました。これは、主力である切断・穿孔工事事業において、高速道路リニューアル工事の受注が減少したこと、および連結子会社1社が連結範囲から除外されたことが主な要因です。利益面では、売上原価の増加と完成工事高の減少が響き、営業利益は1,647百万円(同32.9%減)、経常利益は1,791百万円(同36.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,327百万円(同32.7%減)と、大幅な減少となりました。セグメント別では、切断・穿孔工事事業の売上高は19,614百万円(同2.1%減)、セグメント利益は2,763百万円(同25.3%減)となりました。一方、ビルメンテナンス事業は、首都圏での新規案件開拓が奏功し、売上高は614百万円(同18.9%増)、セグメント利益は56百万円(同124.8%増)と、増収増益を達成しました。キャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローは1,699百万円の増加でしたが、投資活動によるキャッシュ・フローは2,437百万円の減少となりました。

強みと競争優位性

同社の強みは、長年にわたり培ってきた切断・穿孔工事における高度な専門技術と、ダイヤモンド工法およびウォータージェット工法という二つの主要工法を駆使できる技術力にあります。これにより、コンクリート構造物の解体・撤去、補修、メンテナンスといった多様なニーズに対応可能です。特に、ウォータージェット工法は、騒音や粉塵の発生を抑え、環境負荷を低減できるため、都市部やプラント内での作業において高い競争力を発揮します。また、全国に営業基盤を持つことで、地域に根差したきめ細やかなサービス提供と、災害時など緊急性の高い案件への対応力も有しています。得意先との良好な関係性も、継続的な受注に繋がる要因と考えられます。さらに、ビルメンテナンス事業における実績も、事業の安定化に寄 وくしています。これらの要素が組み合わさり、競合他社との差別化を図り、安定した事業基盤を構築しています。

リスク要因

同社が抱える主要なリスクの一つは、事業の大部分を占める建設業界、特に公共事業への依存度が高い点です。公共事業の削減や縮小は、直接的に業績へ影響を与える可能性があります。また、建設業界全体における資材価格や労務費の高騰は、収益性を圧迫する要因となり得ます。特定の仕入先(旭ダイヤモンド工業株式会社)への依存度が高いことも、供給途絶のリスクを内包していますが、現時点では良好な関係を維持しており、代替調達も可能とされています。さらに、建設現場における事故発生のリスクは常に存在し、万が一事故が発生した場合、顧客からの信頼失墜や損害賠償による業績への影響が懸念されます。人材不足が深刻化する建設業界において、優秀な技術者の確保と育成、そして協力業者の安定的な確保ができない場合、機会損失や施工品質の低下に繋がる可能性も指摘されています。

投資テーマとの関連

第一カッター興業は、直接的にはAI、半導体、EVといった最先端技術テーマとは関連が薄いものの、社会インフラの老朽化対策や更新という、より広範な「インフラ投資」や「持続可能性(サステナビリティ)」といったテーマとの関連が考えられます。特に、老朽化した高速道路、鉄道、橋梁、ダムなどのインフラは、今後も維持・更新需要が継続すると見込まれており、同社の切断・穿孔工事事業は、こうしたインフラの長寿命化や耐震化に不可欠な役割を担います。また、ウォータージェット工法は、環境負荷低減という点で、サステナビリティへの貢献が期待できます。都市再開発や再生可能エネルギー施設(発電所など)のメンテナンス・改修といった分野での需要も、将来的な成長ドライバーとなり得るでしょう。DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による技術・ノウハウの可視化や人材育成の効率化といった取り組みは、企業の競争力維持・向上に繋がり、長期的な視点での企業価値向上に寄与する可能性があります。

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