事業概要
当社グループは、香川県を中心に四国地方でスーパーマーケット事業を展開する小売業者です。経営理念である「健康とおいしさ」を追求し、地域のお客様に健康的で豊かな食を中心とした生活シーンを提案することで、豊かな食生活の実現に貢献することを使命としています。事業は、子会社であるフレッシュデポが食品製造を、レックスが物流センター運営を担い、グループ全体で製・配・販の連携を強化しています。また、イズミとの資本業務提携により、システム、仕入、物流の統合を進め、コスト削減とサービス品質向上を図っています。その他、レストラン事業も手掛けており、多角的な事業展開を進めています。
直近決算ハイライト
2026年2月期において、当社グループは売上高407億54百万円(前期比2.5%増)を達成し、堅調な業績推移を示しました。特に、お客様一人あたりのお買上金額の上昇が売上を牽引しました。しかしながら、原料高騰による売上原価の上昇は、売上総利益を94億23百万円(前期比1.0%増)にとどめました。販売費及び一般管理費においては、最低賃金の上昇等に伴う給料手当及び賞与の増加が1億52百万円あり、総額は113億20百万円(前期比1.4%増)となりました。これらの影響を受けつつも、各種施策の効果もあり、営業利益は3億39百万円(前期比155.7%増)、経常利益は3億23百万円(前期比122.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億31百万円(前期比851.7%増)と、大幅な増益を達成しました。
強みと競争優位性
当社グループの強みは、地域に根差した「マルヨシクオリティ」の追求と、それを支える「健康とおいしさ」という明確な経営理念にあります。生鮮食品の差別化、「味Gメン」による品質チェック、時間帯別売場管理といった施策を通じて、お客様のニーズに応える商品力・売場力・接客力を強化しています。また、イズミとの資本業務提携によるシステム、仕入、物流の統合は、仕入れ原価の低減や効率化によるコスト削減、物流体制の整備に繋がり、競争優位性を高めています。さらに、地域特性に合わせた店舗作りや、お客様の感情に訴える売場作り、デジタルサイネージの活用など、顧客満足度向上に向けた取り組みは、競合他社との差別化要因となっています。
リスク要因
小売業界特有の競争激化は、当社グループにとって主要なリスク要因です。オーバーストア状況下での出店競争に加え、異業態店舗との競争も激化しており、予想を超える競合状況は経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、食品を扱う企業として、食中毒等の衛生管理上の問題発生や、鳥インフルエンザ、BSEといった家畜・家禽類の伝染病による供給停止や価格高騰、消費者の不安感の広まりなども、顧客信用低下や経営成績への悪影響が懸念されます。さらに、大規模な自然災害や事故による店舗・物流センターの被害、情報システムの損壊、感染症拡大による個人消費の低迷や商品供給の遅延、顧客情報の流出リスクなども、事業継続や経営成績に重大な影響を与える可能性があります。
投資テーマとの関連
当社グループは、直接的なAI、半導体、EVといった最先端技術分野への関与は限定的です。しかし、食品の安全・安心への関心の高まりや、健康志向、簡便・即食ニーズの拡大といった、現代社会における消費者の変化に対応する事業展開は、これらのトレンドと間接的に関連しています。特に、「健康とおいしさ」をキーワードとした差別化商品開発や、品質・味にこだわった生鮮簡便商品、外食グレードの惣菜開発は、健康志向や簡便需要といった消費者のニーズを捉えるものです。また、イズミとの提携による物流・システム統合は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環と捉えることもでき、効率化やデータ活用といった側面から、将来的な技術導入の可能性を示唆しています。