株式会社アサカ理研 (5724) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 非鉄金属
リサイクルレアメタルEV
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 23/36位
E
安定性
業種 32/36位
B
成長性
業種 23/36位
D
効率性
業種 33/36位
E
CF健全性
業種 30/36位
売上高
87億円
粗利率
31.3%
営業利益率
5.7%
純利益率
3.5%
ROE
6.1%
ROIC
3.3%
自己資本比率
35.4%
D/Eレシオ
1.13
有利子負債
55億円
ネットキャッシュ
-15億円
NC/時価総額
-22.9%
運転資本余剰*
10億円
運転資本余剰/時価総額*
15.1%
フリーCF
-4億円
FCFマージン
-4.5%
キャッシュ化率
1.37倍
PBR
1.31倍
EV/EBITDA
9.4倍
PER
21.3倍
想定株価
1270.7円
想定時価総額
64億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年9月期 87億円 27億円 3億円 5億円 8億円 4億円 3億円
2024年9月期 80億円 23億円 3億円 3億円 6億円 3億円 4億円
2023年9月期 83億円 23億円 3億円 4億円 7億円 4億円 3億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年9月期 138億円 79億円 31億円 58億円 49億円
2024年9月期 85億円 37億円 19億円 20億円 46億円
2023年9月期 83億円 38億円 23億円 18億円 42億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年9月期 41億円 30億円 5億円 55億円 2億円 - 10億円
2024年9月期 9億円 17億円 4億円 18億円 2億円 - -10億円
2023年9月期 11億円 13億円 4億円 25億円 1億円 - -12億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年9月期 4億円 -8億円 36億円 -4億円
2024年9月期 8億円 -3億円 -8億円 5億円
2023年9月期 7億円 -11億円 2億円 -4億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年9月期 59.8円 972.0円 12.0円 20.1% -291.2円 21.3倍 1270.7円 64億円 5,144,600株 117,700株
2024年9月期 74.2円 919.2円 8.0円 10.8% -185.8円 12.2倍 907.0円 45億円 5,144,600株 129,400株
2023年9月期 61.3円 841.0円 8.0円 13.1% -278.8円 20.3倍 1246.2円 62億円 5,144,600株 137,300株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年9月期 6.1% 2.2% 3.3% 31.3% 5.7% 9.6% 3.5% -4.5% 35.4% 1.13
2024年9月期 8.1% 4.3% 3.2% 29.2% 3.7% 7.5% 4.7% 6.8% 54.0% 0.40
2023年9月期 7.3% 3.7% 4.1% 27.2% 4.8% 8.1% 3.7% -5.0% 50.4% 0.60

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年9月期 9.0% 67.9% -19.2% 0.4% 3.2% -15.5% 代表取締役社長 山田浩太
2024年9月期 -3.8% -25.7% 20.9% -0.4% -3.9% -11.2% 代表取締役社長 山田浩太
2023年9月期 -3.6% -51.6% -50.6% 3.8% -1.1% 66.6% 代表取締役社長 山田浩太

業種比較(非鉄金属、35社中央値)

指標株式会社アサカ理研業種中央値
ROE6.1%6.7%
ROA2.2%3.7%
営業利益率5.7%5.9%
純利益率3.5%4.2%
自己資本比率35.4%54.1%
売上成長率9.0%9.2%
PER21.3倍13.2倍
PBR1.31倍1.14倍
EV/EBITDA9.4倍9.5倍
NC/時価総額-22.9%-17.8%
運転資本余剰/時価総額15.1%-22.8%
同業他社: 住友電気工業株式会社(5802)三菱マテリアル株式会社(5711)住友金属鉱山株式会社(5713)古河電気工業株式会社(5801)株式会社フジクラ(5803)全36社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

非鉄金属で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本精鉱株式会社 (5729) 58億円 409億円
日本伸銅株式会社 (5753) 53億円 301億円
株式会社エルアイイーエイチ (5856) 49億円 103億円
エヌアイシ・オートテック株式会社 (5742) 42億円 63億円
株式会社STG (5858) 35億円 68億円
株式会社三ッ星 (5820) 31億円 117億円
JMACS株式会社 (5817) 99億円 60億円
カナレ電気株式会社 (5819) 128億円 131億円
非鉄金属の企業一覧(全36社)→

AI分析(2025年9月期)

リサイクルレアメタルEV
貴金属回収・精製環境事業(廃液再生・銅回収)リチウムイオン電池(LiB)再生事業金属相場変動電子部品・デバイス業界動向

見通し: 貴金属相場高騰と車載用LiB再生事業の本格化により、今後も増収増益を見込む。2028年4月からのLiB再生事業量産稼働で収益基盤の多角化と企業価値向上を目指す。

強み: 都市鉱山からの貴金属回収・精製技術、廃液再生・銅回収技術。LiB再生事業への早期投資。

懸念: 主力の貴金属・銅相場変動リスク、電子部品・デバイス業界の景気変動の影響。有利子負債依存度が高い。

リスク: 金属相場・為替変動リスク:貴金属・銅の市況変動が業績に直結。先渡取引等でリスク低減を図る。事業環境変動リスク:主要顧客である電子部品・デバイス業界の景気動向に左右される。新規事業(LiB再生)の収益化遅延リスク:先行投資回収に時間を要する可能性。財務リスク:有利子負債依存度が高く、金利変動や財務制限条項抵触リスク。

AI詳細分析(2025年9月期)

事業概要

アサカ理研は、地球資源の有効活用と環境保全を経営の核とし、リサイクル技術を基盤とした事業を展開する企業です。主力事業は、電子部品製造工程から発生する貴金属を含むスクラップから金、銀、白金、パラジウムなどを回収・精製する「貴金属事業」と、プリント基板メーカーから排出されるエッチング廃液を再生し、副産物として銅を回収・販売する「環境事業」の二つです。貴金属事業では、独自の「ハイエクト装置」を用いた溶媒抽出法で高純度に精製し、金地金、銀地金などの地金や、炭酸リチウム、スパッタリング装置等に使用される真空成膜用装置の治具再生・貴金属回収サービスを提供しています。環境事業では、塩化第二鉄廃液の再生・銅粉回収に加え、再生工程で生じる塩化第二鉄液を水処理剤としても販売するなど、多角的な資源循環を実現しています。その他、システム事業では品質管理ソリューションを提供し、連結子会社のアサカ弘運が運搬業務を担うことで、グループ全体で資源循環型社会の実現に貢献しています。

直近決算ハイライト

2025年9月期通期決算では、売上高は前期比9.0%増の86億8,598万9千円となりました。これは、貴金属事業において金の相場が前期を上回ったことが主な要因です。営業利益は同67.9%増の4億9,294万4千円、経常利益は同60.6%増の4億2,874万2千円といずれも大幅な増益を達成しました。貴金属事業は金の相場上昇と回収量の増加により、売上高が同11.3%増、セグメント利益が同111.9%増と好調でした。一方、環境事業は銅の生産数量減少により減収減益、システム事業も前期の大型案件反動により減収減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に補助金収入による特別利益が計上された反動もあり、同19.2%減の3億240万円となりました。財政状態としては、LiB再生事業への設備投資増額等により、総資産が前期末比約52億円増加し138億637万円となった一方、借入金等が増加したため、自己資本比率は35.4%まで低下しました。

強みと競争優位性

アサカ理研の強みは、長年培ってきた貴金属回収・精製における独自の高度な技術力と、それらを支える「ハイエクト装置」などの独自開発設備にあります。特に、電子部品スクラップから高純度の貴金属を効率的に分離・回収する技術は、都市鉱山からの資源回収という社会的なニーズに合致しており、参入障壁となっています。また、貴金属事業における顧客ニーズに合わせた多様なビジネススキームの提案力や、環境事業における廃液再生と銅回収を両立させるプロセスは、他社にはない競争優位性です。さらに、リチウムイオン電池(LiB)再生事業という新規分野への積極的な投資は、将来の成長ドライバーとして期待されており、車載用LiBリサイクル市場での先行者利益の獲得を目指しています。既存事業での収益基盤を維持しつつ、新規事業を育成することで、事業ポートフォリオの多角化と収益源の安定化を図っています。

リスク要因

アサカ理研の事業運営における主要なリスク要因として、まず、主力事業が依存する電子部品・デバイス業界やプリント基板業界の景気変動、需給変動が挙げられます。これらの業界の動向により、貴金属や銅の回収量が大きく影響を受ける可能性があります。また、貴金属および銅の国際相場変動も収益に直接的な影響を与えます。貴金属事業における仕入の特定取引先への依存度が高いこともリスクであり、競争激化による利益率低下や顧客の乗り換えリスクを内包しています。財務面では、有利子負債依存度が高い(総資産の40.72%)状況下での金利変動リスク、および一部借入金に付されている財務制限条項への抵触リスクが挙げられます。さらに、生産拠点が福島県郡山市に集中しているため、自然災害や事故による事業継続リスク、および化学薬品を取り扱う上での法令規制遵守や事故発生リスクも存在します。新規事業であるLiB再生事業への先行投資回収リスクや、優秀な人材の確保・定着も中長期的な課題です。

投資テーマとの関連

アサカ理研は、循環型経済への移行や資源の有効活用といった、サステナビリティを重視する投資テーマと強く関連しています。特に、電子部品やLiBからの貴金属・レアメタル回収は、資源の枯渇懸念や地政学リスクの高まりを背景に、ますます重要性を増す「都市鉱山」ビジネスに該当します。LiB再生事業は、EV(電気自動車)普及に伴うバッテリーリサイクル市場の拡大という、EV関連テーマとも密接に結びついています。また、使用済み廃液を再生し、水処理剤としても活用する事業は、環境負荷低減や水資源保護といったテーマにも貢献します。貴金属事業における金の高値推移は、安全資産としての需要や、生成AI関連投資といったテーマとの間接的な関連性も示唆されます。これらのテーマへの関心の高まりは、同社の事業成長と企業価値向上にとって追い風となり得ます。

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