東邦チタニウム株式会社 (5727) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 非鉄金属
自動車部品機能性化学金属資源
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 20/36位
D
安定性
業種 26/36位
C
成長性
業種 28/36位
D
効率性
業種 28/36位
B
CF健全性
業種 6/36位
売上高
890億円
粗利率
18.0%
営業利益率
6.6%
純利益率
4.2%
ROE
6.4%
ROIC
3.7%
自己資本比率
46.8%
D/Eレシオ
0.91
有利子負債
530億円
ネットキャッシュ
-484億円
NC/時価総額
-60.8%
運転資本余剰*
-391億円
運転資本余剰/時価総額*
-49.1%
フリーCF
77億円
FCFマージン
8.6%
キャッシュ化率
5.18倍
PBR
1.36倍
EV/EBITDA
9.5倍
PER
21.4倍
想定株価
1118.9円
想定時価総額
796億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年3月期 890億円 161億円 76億円 59億円 134億円 55億円 37億円
2024年3月期 784億円 153億円 74億円 56億円 130億円 63億円 50億円
2023年3月期 804億円 213億円 68億円 107億円 175億円 105億円 75億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年3月期 1248億円 697億円 437億円 227億円 584億円
2024年3月期 1260億円 757億円 476億円 219億円 566億円
2023年3月期 1114億円 630億円 342億円 240億円 534億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年3月期 46億円 468億円 146億円 530億円 - - -391億円
2024年3月期 19億円 526億円 186億円 561億円 - - -457億円
2023年3月期 34億円 422億円 153億円 446億円 - - -307億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年3月期 193億円 -116億円 -49億円 77億円
2024年3月期 -31億円 -80億円 96億円 -111億円
2023年3月期 53億円 -68億円 27億円 -15億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年3月期 52.4円 819.6円 18.0円 34.4% -680.6円 21.4倍 1118.9円 796億円 71,270,910株 98,800株
2024年3月期 69.6円 794.5円 24.0円 34.5% -762.2円 22.4倍 1561.8円 1112億円 71,270,910株 98,800株
2023年3月期 105.4円 746.7円 30.0円 28.4% -578.6円 20.9倍 2204.8円 1569億円 71,270,910株 98,500株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年3月期 6.4% 3.0% 3.7% 18.0% 6.6% 15.1% 4.2% 8.6% 46.8% 0.91
2024年3月期 8.8% 3.9% 3.5% 19.5% 7.2% 16.6% 6.3% -14.2% 44.9% 0.99
2023年3月期 14.1% 6.7% 7.6% 26.5% 13.3% 21.8% 9.3% -1.8% 47.9% 0.84

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年3月期 13.5% 4.5% -24.7% 17.0% 14.3% 4.0% 代表取締役社長 山尾康二
2024年3月期 -2.4% -47.4% -34.0% 29.4% 12.4% 21.5% 代表取締役社長 山尾康二
2023年3月期 44.7% 104.5% 103.1% 20.9% 16.6% 38.0% 代表取締役社長 山尾康二

業種比較(非鉄金属、35社中央値)

指標東邦チタニウム株式会社業種中央値
ROE6.4%6.7%
ROA3.0%3.7%
営業利益率6.6%5.7%
純利益率4.2%4.0%
自己資本比率46.8%54.1%
売上成長率13.5%9.0%
PER21.4倍13.2倍
PBR1.36倍1.14倍
EV/EBITDA9.5倍9.4倍
NC/時価総額-60.8%-17.8%
運転資本余剰/時価総額-49.1%-18.8%
同業他社: 住友電気工業株式会社(5802)三菱マテリアル株式会社(5711)住友金属鉱山株式会社(5713)古河電気工業株式会社(5801)株式会社フジクラ(5803)全36社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

非鉄金属で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
リョービ株式会社 (5851) 870億円 3091億円
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ (5726) 915億円 470億円
株式会社大紀アルミニウム工業所 (5702) 557億円 3311億円
平河ヒューテック株式会社 (5821) 552億円 384億円
株式会社CKサンエツ (5757) 368億円 1494億円
古河機械金属株式会社 (5715) 1380億円 2111億円
株式会社アーレスティ (5852) 196億円 1671億円
オーナンバ株式会社 (5816) 177億円 444億円
非鉄金属の企業一覧(全36社)→

AI分析(2025年3月期)

自動車部品機能性化学金属資源
航空機向けスポンジチタン需要MLCC向け超微粉ニッケル供給体制構築サウジアラビア合弁事業(ATTM社)原材料・電力価格高騰への対応新規事業(PEM型水電解装置用チタン多孔質体)

見通し: 金属チタン事業は航空機需要回復と供給制約による需要増で堅調。化学品事業はMLCC向け需要回復の兆し。触媒事業は中国経済停滞の影響が続くが中長期的拡大見込み。コスト高は継続も、価格転嫁と増産で収益改善目指す。

強み: 航空機向けスポンジチタンの有力サプライヤー。高純度チタンや超微粉ニッケルなど、特定用途向け高付加価値製品に強み。

懸念: 金属チタン事業の航空機向け依存度が高く、需要変動リスクが大きい。化学品事業のニッケル国際市況変動の影響を受けやすい。

リスク: 特定用途への依存度が高く、需要変動リスク(特に航空機)。原料・電力価格高騰がコストを圧迫し、価格転嫁が十分でない場合、収益を悪化させる可能性がある。為替変動(円高)も輸出比率の高さから業績に影響。

AI詳細分析(2025年3月期)

事業概要

東邦チタニウムは、金属チタン事業、触媒事業、化学品事業を主軸とする素材メーカーです。金属チタン事業では、航空機産業向けのスポンジチタンを主力に、チタンインゴットや高純度チタン、チタン加工品などを製造・販売しています。触媒事業では、プロピレン重合用触媒などを手掛け、化学品事業では、電子部品材料として超微粉ニッケルや高純度酸化チタンなどを提供しています。これらの事業は、それぞれ異なる産業分野の需要に応えることで、多角的な収益基盤を構築しています。金属チタン事業における売上高比率は約73.7%(2024年度実績88,974百万円のうち、金属チタン事業65,568百万円)と、事業の中核を担っています。同社は、親会社であるJX金属株式会社との連携を通じて、非鉄金属事業におけるシナジーを追求しつつ、独自の技術開発にも注力しています。

直近決算ハイライト

2024年度の連結決算では、売上高は前年度比13.5%増の889億74百万円となり、堅調な伸びを示しました。営業利益も同4.5%増の58億80百万円と増加しましたが、経常利益は同12.1%減の55億14百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同24.7%減の37億26百万円と、それぞれ減少に転じました。これは、主に化学品事業における営業損失14億94百万円の計上による影響が大きいです。金属チタン事業は、航空機向け需要の回復や円安、販売価格是正を背景に、売上高10.5%増、営業利益53.6%増と大きく伸長しました。触媒事業も、売上高45.8%増、営業利益21.4%増と好調でした。一方で、化学品事業は、ニッケル国際価格の下落や生産調整の影響で、売上高は8.6%増にとどまったものの、営業利益は大幅な損失に転落しました。自己資本利益率(ROE)は目標の10%以上に対し、実績は6.5%と未達となりました。

強みと競争優位性

東邦チタニウムの強みは、航空機産業向けスポンジチタンにおける高い品質と安定供給能力にあります。長年にわたり培ってきたチタン精錬技術と、ボーイング社などの大手顧客との強固な取引関係は、新規参入障壁の高さを示唆しています。また、ウクライナ紛争を契機とした地政学的リスクの高まりから、欧米顧客がロシアからの調達を見直したことで、同社を含む生産国への需要が急拡大しており、これが金属チタン事業の業績を後押ししています。触媒事業においても、ポリプロピレン製造に不可欠な触媒を提供しており、一定の市場シェアを確保しています。化学品事業で手掛ける超微粉ニッケルは、積層セラミックコンデンサ(MLCC)などの電子部品の需要回復とともに、供給体制の強化を進めており、今後の成長が期待されます。さらに、2030年を見据えたESG経営の推進や、中長期的な成長戦略として新規事業(PEM型水電解装置用チタン多孔質体WEBTi®など)への取り組みも、将来の競争力強化に繋がる可能性があります。

リスク要因

同社の事業は、特定用途向けの需要に大きく依存している点がリスクとして挙げられます。金属チタン事業の主力であるスポンジチタンは航空機産業、触媒事業の「THC」触媒はポリプロピレン、化学品事業の超微粉ニッケルや高純度酸化チタンは電子部品の需要動向に左右されます。これらの特定用途先業界の景気低迷や需要変動は、販売量や製品価格に直接的な影響を与え、業績を変動させる可能性があります。また、金属チタン製造における原料代や電力代の高騰は、コスト上昇圧力となり、製品価格への転嫁が十分に進まない場合には収益を圧迫します。輸出比率が高い(60.6%)ため、為替変動リスクも無視できません。さらに、親会社であるJX金属株式会社との関係性においては、親会社の議決権行使が少数株主の利益に反する可能性や、保有比率の変動が株価に影響を及ぼす可能性も指摘されています。自然災害や環境・安全に関する事故、品質問題、情報漏洩なども、事業継続性や信用に影響を与える潜在的リスクです。

投資テーマとの関連

東邦チタニウムは、航空機産業の回復というテーマとの関連性が高い企業です。近年、航空機需要は着実に回復しており、同社の主力製品であるスポンジチタンの需要も堅調に推移しています。また、地政学的リスクの高まりを背景としたチタンのサプライチェーン再編は、同社にとって追い風となる可能性があります。さらに、新規事業として開発を進めているPEM型水電解装置用チタン多孔質体(WEBTi®)は、グリーン水素製造技術としての将来性が期待されており、脱炭素社会への移行という長期的な投資テーマとも結びついています。化学品事業における超微粉ニッケルは、車載や産業機器向けの電子部品需要と関連しており、これも現代の主要な投資テーマの一部を構成しています。これらのテーマとの関連は、同社の将来的な成長ポテンシャルを示すものと考えられます。

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