飯野海運株式会社 (9119) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 海運業
LNG
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 3/11位
D
安定性
業種 8/11位
D
成長性
業種 8/11位
D
効率性
業種 6/11位
E
CF健全性
業種 9/11位
売上高
1273億円
粗利率
18.7%
営業利益率
10.6%
純利益率
12.1%
ROE
9.7%
ROIC
3.1%
自己資本比率
45.6%
D/Eレシオ
0.90
有利子負債
1431億円
ネットキャッシュ
-1291億円
NC/時価総額
-69.6%
運転資本余剰*
-347億円
運転資本余剰/時価総額*
-18.8%
フリーCF
-123億円
FCFマージン
-9.6%
キャッシュ化率
1.94倍
PBR
1.17倍
EV/EBITDA
11.7倍
PER
12.0倍
想定株価
1751.5円
想定時価総額
1853億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1273億円 238億円 135億円 134億円 270億円 169億円 154億円
2025年3月期 1419億円 285億円 141億円 171億円 312億円 174億円 184億円
2024年3月期 1380億円 293億円 134億円 191億円 324億円 218億円 197億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 3467億円 413億円 488億円 1396億円 1582億円
2025年3月期 3064億円 411億円 673億円 934億円 1455億円
2024年3月期 2932億円 468億円 557億円 1054億円 1321億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 141億円 2億円 104億円 1431億円 344億円 - -347億円
2025年3月期 116億円 1億円 124億円 1227億円 257億円 - -557億円
2024年3月期 199億円 1億円 129億円 1237億円 260億円 - -359億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 299億円 -421億円 143億円 -123億円
2025年3月期 307億円 -308億円 -83億円 -5700万円
2024年3月期 294億円 -220億円 -39億円 74億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 145.5円 1495.5円 59.0円 40.6% -1219.8円 12.0倍 1751.5円 1853億円 108,900,000株 3,097,200株
2025年3月期 173.6円 1375.2円 58.0円 33.4% -1049.7円 5.7倍 996.5円 1054億円 108,900,000株 3,096,900株
2024年3月期 186.6円 1248.3円 56.0円 30.0% -981.5円 6.6倍 1226.0円 1297億円 108,900,000株 3,096,300株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 9.7% 4.4% 3.1% 18.7% 10.6% 21.2% 12.1% -9.6% 45.6% 0.90
2025年3月期 12.6% 6.0% 4.5% 20.1% 12.0% 22.0% 13.0% -0.0% 47.5% 0.84
2024年3月期 14.9% 6.7% 5.2% 21.2% 13.8% 23.5% 14.3% 5.4% 45.0% 0.94

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -10.3% -21.4% -16.2% -3.4% 7.4% -12.2% -
2025年3月期 2.8% -10.3% -7.0% 10.9% 9.7% 31.5% 代表取締役社長 社長執行役員大谷祐介
2024年3月期 -2.4% -3.9% -12.9% 15.8% 10.2% 40.8% 代表取締役社長 社長執行役員大谷祐介

業種比較(海運業、10社中央値)

指標飯野海運株式会社業種中央値
ROE9.7%7.4%
ROA4.4%3.8%
営業利益率10.6%6.7%
純利益率12.1%7.9%
自己資本比率45.6%47.9%
売上成長率-10.3%-2.5%
PER12.0倍11.0倍
PBR1.17倍0.84倍
EV/EBITDA11.7倍8.0倍
NC/時価総額-69.6%-39.3%
運転資本余剰/時価総額-18.8%-11.4%
同業他社: 日本郵船株式会社(9101)株式会社 商船三井(9104)川崎汽船株式会社(9107)NSユナイテッド海運株式会社(9110)明海グループ株式会社(9115)全11社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

海運業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
NSユナイテッド海運株式会社 (9110) 1711億円 2298億円
明海グループ株式会社 (9115) 484億円 613億円
乾汽船株式会社 (9308) 367億円 336億円
栗林商船株式会社 (9171) 223億円 538億円
共栄タンカー株式会社 (9130) 159億円 155億円
東海汽船株式会社 (9173) 71億円 143億円
玉井商船株式会社 (9127) 45億円 51億円
川崎汽船株式会社 (9107) 1.7兆円 1.0兆円
海運業の企業一覧(全11社)→

AI分析(2026年3月期)

ケミカルタンカー市況ホルムズ海峡情勢不動産賃貸市況新中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」設備投資

見通し: 2025年度は、ケミカルタンカー市況の軟化やホルムズ海峡封鎖の影響で減収減益となる見通し。しかし、内航・近海海運業や不動産業は堅調に推移し、全体としては安定性を維持。新中期経営計画で投資と資本効率の両立を目指し、企業価値向上を図る。

強み: 中核事業である外航・内航海運業と不動産業の安定的な収益基盤。堅調な不動産市況と長期契約による収益安定化が強み。

懸念: ケミカルタンカー市況の軟化や、ホルムズ海峡封鎖による配船制限が外航海運業の収益を圧迫。燃料油価格や為替の変動リスクも依然として存在する。

リスク: 船舶・建物での重大事故や環境汚染、海運・不動産市況の変動、他社との競合激化、燃料油価格・為替・金利の変動、各国規制の変更、地政学リスク、自然災害、取引先の倒産、投資計画の遅延、情報・会計システム障害、気候変動、人権・コンプライアンス違反などが経営成績に影響を及ぼす可能性がある。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

飯野海運株式会社は、外航海運業、内航・近海海運業、不動産業を核とした総合海運企業グループです。外航海運業では、原油、石油化学製品、LNG、LPG、石炭、肥料、木材チップといった基礎原料の世界的な輸送を手掛けており、AZALEA TRANSPORT S.A.などが船舶の貸渡や管理を担っています。内航・近海海運業では、国内・近海を中心にLNG、LPG、石油化学ガスなどの輸送をイイノガストランスポート㈱などが担当しています。不動産業では、東京都心部とロンドン中心部でオフィスビルを所有・運営・管理しており、イイノ・ビルテック㈱が管理業務を、㈱イイノ・メディアプロがフォトスタジオ運営を含む不動産関連事業を展開しています。この3つの事業を柱に、グループ全体の人的・物的資源を有効活用しながら事業を推進しています。2026年3月期においては、これらの事業活動を通じて、グローバルな物流網の維持と不動産資産の有効活用を図っています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の業績は、売上高が前期比10.3%減の1273億円、営業利益が同21.4%減の134億円となりました。世界経済の不透明感や地政学リスクの高まりが海運市況に影響を与え、特に主力とするケミカルタンカー市況の軟化が響きました。また、ホルムズ海峡の情勢悪化による配船制限も一部事業に影響しました。経常利益は同2.8%減の169億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.2%減の154億円と、減収影響が利益面にも表れました。セグメント別では、外航海運業の売上高は1025億円(前期比12.8%減)、営業利益は88億円(同33.4%減)と大きく落ち込みましたが、不動産業は売上高142億円(前期比8.2%増)、営業利益44億円(同25.7%増)と堅調に推移し、収益を牽引しました。現金及び預金は前期比21.2%増の140億円と増加しましたが、これは主に借入によるものです。営業キャッシュフローは299億円で、前期比2.8%減となりました。

強みと競争優位性

飯野海運グループの強みは、海運業と不動産業という異なる事業ポートフォリオを組み合わせることで、市況変動リスクの分散と収益基盤の安定化を図っている点にあります。特に、東京都心部やロンドンといった一等地のオフィスビルを保有・運営する不動産業は、安定した賃貸収入をもたらし、海運業の景気変動を緩和する役割を果たしています。また、外航海運業では、大型原油タンカー、ケミカルタンカー、LPG船、ドライバルク船など多様な船隊を保有し、基礎原料輸送の幅広いニーズに対応できる体制を構築しています。中長期契約を主体とした事業展開により、一時的な市況変動の影響を軽減し、安定的な営業収益の確保に努めていることも競争優位性と言えます。さらに、2025年9月と2026年1月に大型エタン船が船隊に加わるなど、将来の需要に対応するための設備投資も継続的に実施しており、成長分野への対応力も高めています。

リスク要因

飯野海運グループの事業活動には、海運市況および不動産市況の変動リスクが大きく影響します。特に、世界経済の動向、地政学的な緊張、中東情勢などは、海上輸送需要や運賃に直接的な影響を与えます。また、船舶や建物における重大事故・事件、環境汚染リスクも、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。燃料油価格や為替レート、金利の変動も、コストや収益に影響を与える要因です。さらに、国内外の競合企業とのサービス・価格競争の激化、国際的な規制(環境規制など)の強化への対応コスト増加、そして気候変動に伴うリスク(脱炭素化への対応、資産価値への影響など)も、長期的な経営課題として存在します。これらのリスク要因に対して、同社は中長期契約の活用、安全対策の徹底、燃料油価格変動調整条項の合意、為替予約や金利スワップなどのヘッジ取引、BCP(事業継続計画)の策定など、多岐にわたるリスク軽減策を講じていますが、リスクが顕在化した場合、業績や財務状況に影響を与える可能性があります。

投資テーマとの関連

飯野海運グループは、海運業を通じてエネルギー資源や基礎原料の輸送を担っており、世界のエネルギー需給やサプライチェーンの動向と密接に関連しています。特に、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みは、中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」の主要戦略の一つに掲げられており、環境対応による競争力強化を目指しています。これには、次世代燃料の使用や船舶建造費の増加といったコスト増加リスクも伴いますが、同時に新たな輸送需要の創出や保有資産の環境性能向上による差別化という機会も存在します。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同するなど、環境問題への対応を経営戦略に組み込んでおり、ESG投資の観点からの関心も集める可能性があります。また、地政学リスクの高まりや国際情勢の変化は、海運需要や物流ルートに影響を与えるため、これらの動向を注視することが投資判断において重要となります。

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