株式会社ニチリン (5184) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: ゴム製品
自動車部品EV
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 6/19位
B
安定性
業種 4/19位
D
成長性
業種 13/19位
C
効率性
業種 6/19位
B
CF健全性
業種 11/19位
売上高
737億円
粗利率
24.6%
営業利益率
12.3%
純利益率
7.5%
ROE
9.1%
ROIC
10.2%
自己資本比率
68.5%
D/Eレシオ
0.03
有利子負債
19億円
ネットキャッシュ
170億円
NC/時価総額
34.9%
運転資本余剰*
53億円
運転資本余剰/時価総額*
11.0%
フリーCF
46億円
FCFマージン
6.3%
キャッシュ化率
1.51倍
PBR
0.80倍
EV/EBITDA
2.6倍
PER
8.8倍
想定株価
3680.8円
想定時価総額
486億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 737億円 181億円 31億円 91億円 122億円 92億円 55億円
2024年12月期 714億円 177億円 30億円 92億円 122億円 104億円 62億円
2023年12月期 706億円 172億円 27億円 96億円 123億円 105億円 59億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 881億円 541億円 135億円 65億円 604億円
2024年12月期 830億円 512億円 135億円 56億円 568億円
2023年12月期 779億円 491億円 141億円 55億円 515億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 189億円 143億円 112億円 19億円 36億円 14億円 53億円
2024年12月期 180億円 143億円 103億円 12億円 39億円 - 45億円
2023年12月期 198億円 126億円 107億円 12億円 41億円 - 57億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 84億円 -37億円 -38億円 46億円
2024年12月期 87億円 -62億円 -58億円 25億円
2023年12月期 99億円 -34億円 -55億円 66億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 418.3円 4574.6円 176.0円 42.1% 1284.9円 8.8倍 3680.8円 486億円 14,371,000株 1,177,200株
2024年12月期 461.8円 4310.5円 176.0円 38.1% 1272.7円 7.5倍 3463.7円 456億円 14,371,000株 1,200,700株
2023年12月期 433.8円 3822.6円 150.0円 34.6% 1386.1円 7.5倍 3253.8円 438億円 14,371,000株 910,300株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 9.1% 6.3% 10.2% 24.6% 12.3% 16.6% 7.5% 6.3% 68.5% 0.03
2024年12月期 10.9% 7.4% 11.1% 24.8% 12.9% 17.1% 8.6% 3.4% 68.4% 0.02
2023年12月期 11.5% 7.6% 12.8% 24.3% 13.6% 17.4% 8.4% 9.3% 66.0% 0.02

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 3.2% -1.4% -10.7% 4.7% 7.4% 5.7% 代表取締役社長 曽我浩之
2024年12月期 1.0% -4.5% 4.3% 7.0% 3.2% 10.3% 代表取締役社長 曽我浩之
2023年12月期 10.1% 25.3% 29.2% 11.1% 2.5% 30.7% 代表取締役社長 曽我浩之

業種比較(ゴム製品、18社中央値)

指標株式会社ニチリン業種中央値
ROE9.1%7.2%
ROA6.3%4.4%
営業利益率12.3%6.7%
純利益率7.5%4.7%
自己資本比率68.5%55.6%
売上成長率3.2%1.5%
PER8.8倍12.6倍
PBR0.80倍0.89倍
EV/EBITDA2.6倍6.5倍
NC/時価総額34.9%-9.9%
運転資本余剰/時価総額11.0%-26.2%
同業他社: 株式会社ブリヂストン(5108)横浜ゴム株式会社(5101)住友ゴム工業株式会社(5110)住友理工株式会社(5191)TOYO TIRE株式会社(5105)全19社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

ゴム製品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
藤倉コンポジット株式会社 (5121) 469億円 402億円
株式会社フコク (5185) 254億円 900億円
バンドー化学株式会社 (5195) 827億円 1193億円
相模ゴム工業株式会社 (5194) 69億円 59億円
櫻護謨株式会社 (5189) 59億円 145億円
株式会社朝日ラバー (5162) 39億円 79億円
不二ラテックス株式会社 (5199) 26億円 68億円
オカモト株式会社 (5122) 1015億円 1080億円
ゴム製品の企業一覧(全19社)→

AI分析(2025年12月期)

自動車部品
フローエンジニアリングEV用部品グローバル事業強化DX戦略非自動車分野(住設・インフラ)

見通し: 2025年度は、自動車業界の生産回復やEV関連部品の拡販、非自動車分野の拡大により、売上高780億円、営業利益93億円を目指す。中長期的にはフローエンジニアリング技術を軸に、成長ドメイン創出とグローバル深耕で収益構造強化を図る。

強み: 自動車用ホース類を主力とするゴム製品メーカー。フローエンジニアリング技術をコアとし、グローバルに生産・販売拠点を展開。EV部品や住設分野など多角化も推進。

懸念: 売上高の90%以上を自動車産業に依存しており、同業界の動向や顧客の調達方針変更、技術革新による影響を受けやすい。また、原材料価格や為替の変動リスクも抱える。

リスク: 自動車産業への高い依存度(90%以上)が事業業績を左右する。海外事業展開における政治・経済リスク、原材料価格や為替の変動、競争激化、製品リコール発生時の損失リスクが事業継続に影響しうる。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

ニチリンは、自動車用ホース類を主軸としたゴム製品の製造・販売を手掛ける企業グループです。その事業は、日本国内のみならず、北米、中国、アジア、欧州といったグローバルな地域に展開しており、多岐にわたる市場で自動車産業を支えています。主要な事業セグメントは、自動車用ホース類の製造・販売であり、各地域に設立された連結子会社がその役割を担っています。例えば、日本では株式会社ニチリンが中心となり、北米ではNICHIRIN TENNESSEE INC.などが活動しています。また、非鉄金属素材(モリブデン・バナジウム等)の製造・販売を太陽鉱工株式会社が手掛けている点も特徴的です。同社のビジネスモデルは、自動車メーカーからの受注に基づいた「ジャスト・イン・タイム」の納入方式を基本としていますが、内示に基づいた見込み生産も行っています。売上構成比の詳細は開示されていませんが、有価証券報告書によれば、事業の90%以上が自動車産業に依存しています。

直近決算ハイライト

2025年12月期におけるニチリンの連結業績は、売上高が73,668百万円となり、前期比3.2%増と堅調に推移しました。これは、自動車生産台数の回復や、欧州におけるメーカー向け販売の増加、アジア市場での内需堅調などが寄与した結果です。しかしながら、営業利益は9,060百万円で前期比1.4%減、経常利益は9,230百万円で前期比11.1%減と、利益面では微減もしくは減少となりました。これは、北米地域における一部顧客の販売低迷や半導体不足に伴う生産停止の影響、ならびに米国の関税措置によるコスト増加などが影響したと考えられます。親会社株主に帰属する当期純利益も5,514百万円で、前期比10.6%減となっています。セグメント別では、国内向け販売は価格転嫁の進展もあり堅調でしたが、輸出は中国市場の需要鈍化等で前期比減少しました。北米は新規トラック事業が売上に寄与したものの、利益は減少し、欧州はBMWへの二輪車向け製品納入開始などで増収増益となりました。

強みと競争優位性

ニチリンの強みは、長年にわたり培ってきた自動車用ホース類に関する高度な技術力と、グローバルに展開された生産・販売ネットワークにあります。特に、自動車産業という特定の業界に深く根差した事業展開は、顧客との強固な信頼関係を構築し、安定した受注基盤を支えています。また、企業理念に掲げられた「フローエンジニアリング」を核とした、人・モノ・情報・価値といったあらゆる流れを最適に設計・管理する能力は、製品開発や生産プロセスにおける効率化、さらには顧客製品の性能向上に貢献しています。地域ごとのニーズに合わせた製品開発や、グローバル全体での生産体制の最適化を両立させる柔軟性も、競争優位性の源泉と言えます。さらに、高分子設計技術と、社会と共創する開発姿勢を組み合わせることで、変化の激しい自動車業界においても、柔軟で強靭な事業基盤を構築し、持続的な成長を目指しています。

リスク要因

ニチリンの事業運営における主要なリスクとして、まず自動車産業への高い依存度が挙げられます。自動車業界の動向、顧客企業の業績、調達方針の変更、さらには自動車技術の革新は、同社の業績に直接的な影響を及ぼす可能性があります。また、グローバルに展開する事業は、各国の予期しない法律・規制の変更、不利な政治・経済的要因、戦争や疫病といった社会混乱のリスクに晒されています。原材料価格の変動も無視できません。合成ゴムや金属などの国際相場は原油価格などに影響されやすく、調達コストの上昇は収益性を圧迫する要因となり得ます。さらに、一部部品・原材料における特定仕入先への依存、競争の激化、為替相場の変動、そして製品の欠陥によるリコール発生のリスクも存在します。これらのリスクに対し、同社は新製品開発、新規事業開拓、コスト削減、価格転嫁交渉、為替予約、品質管理体制の強化などの対策を講じていますが、リスクを完全に排除することは困難です。

投資テーマとの関連

ニチリンは、自動車産業、特に次世代モビリティへの対応という観点から、いくつかの投資テーマとの関連性を有しています。中長期経営計画では、EV用部品の販売拡大を成長ドメインの創出として位置づけており、自動車の電動化へのシフトは、同社の事業機会となり得ます。軽量化や熱マネジメント対応によるCO₂削減に貢献する製品開発は、サステナビリティへの関心の高まりとも合致しています。また、DX戦略ではデジタルとAIの活用を推進し、最適なモノ造りと新たな価値創出を目指しており、これはAIやデジタルトランスフォーメーションといったテーマとも関連します。しかし、同社の主要事業は依然として伝統的な自動車部品であるため、AIや半導体、防衛といったテーマに直接的に強く関連しているとは言えません。EVシフトへの対応は進めているものの、その影響度や事業への貢献度については、今後の動向を注視する必要があります。

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