株式会社フコク (5185) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: ゴム製品
自動車部品EV半導体製造装置
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 16/19位
C
安定性
業種 12/19位
D
成長性
業種 18/19位
C
効率性
業種 12/19位
C
CF健全性
業種 14/19位
売上高
900億円
粗利率
19.0%
営業利益率
4.2%
純利益率
1.3%
ROE
2.8%
ROIC
4.7%
自己資本比率
50.0%
D/Eレシオ
0.40
有利子負債
164億円
ネットキャッシュ
-25億円
NC/時価総額
-9.9%
運転資本余剰*
-109億円
運転資本余剰/時価総額*
-42.7%
フリーCF
27億円
FCFマージン
2.9%
キャッシュ化率
7.03倍
PBR
0.62倍
EV/EBITDA
3.1倍
PER
24.2倍
想定株価
1785.0円
想定時価総額
254億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 900億円 171億円 52億円 38億円 90億円 39億円 11億円
2025年3月期 897億円 170億円 50億円 47億円 98億円 46億円 29億円
2024年3月期 888億円 151億円 47億円 36億円 83億円 41億円 31億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 817億円 480億円 248億円 131億円 409億円
2025年3月期 794億円 456億円 242億円 92億円 433億円
2024年3月期 760億円 457億円 269億円 71億円 395億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 139億円 121億円 153億円 164億円 14億円 - -109億円
2025年3月期 120億円 116億円 150億円 126億円 13億円 - -123億円
2024年3月期 114億円 114億円 154億円 115億円 10億円 - -155億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 80億円 -54億円 -8億円 27億円
2025年3月期 66億円 -58億円 -6億円 8億円
2024年3月期 88億円 -45億円 -28億円 44億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 73.7円 2873.6円 85.0円 115.4% -176.2円 24.2倍 1785.0円 254億円 15,909,130株 1,686,700株
2025年3月期 181.9円 2684.6円 75.0円 41.2% -35.4円 9.2倍 1667.8円 269億円 17,609,130株 1,489,700株
2024年3月期 189.3円 2453.4円 60.0円 31.7% -7.7円 9.9倍 1874.6円 302億円 17,609,130株 1,493,400株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 2.8% 1.4% 4.7% 19.0% 4.2% 10.0% 1.3% 2.9% 50.0% 0.40
2025年3月期 6.8% 3.7% 5.9% 19.0% 5.3% 10.9% 3.3% 0.9% 54.5% 0.29
2024年3月期 7.7% 4.0% 5.0% 17.0% 4.1% 9.3% 3.4% 4.9% 52.0% 0.29

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 0.4% -19.4% -61.0% 3.0% 7.3% 23.7% -
2025年3月期 0.9% 29.5% -3.9% 7.8% 3.7% 39.2% 代表取締役社長 大城郁男
2024年3月期 7.9% 81.4% 42.9% 12.0% 2.6% 73.9% 代表取締役社長 大城郁男

業種比較(ゴム製品、18社中央値)

指標株式会社フコク業種中央値
ROE2.8%7.7%
ROA1.4%5.5%
営業利益率4.2%7.1%
純利益率1.3%6.1%
自己資本比率50.0%60.1%
売上成長率0.4%1.9%
PER24.2倍12.0倍
PBR0.62倍0.89倍
EV/EBITDA3.1倍6.5倍
NC/時価総額-9.9%-2.5%
運転資本余剰/時価総額-42.7%-14.4%
同業他社: 株式会社ブリヂストン(5108)横浜ゴム株式会社(5101)住友ゴム工業株式会社(5110)住友理工株式会社(5191)TOYO TIRE株式会社(5105)全19社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

ゴム製品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
相模ゴム工業株式会社 (5194) 69億円 59億円
櫻護謨株式会社 (5189) 59億円 145億円
株式会社朝日ラバー (5162) 39億円 79億円
藤倉コンポジット株式会社 (5121) 469億円 402億円
不二ラテックス株式会社 (5199) 26億円 68億円
株式会社ニチリン (5184) 486億円 737億円
バンドー化学株式会社 (5195) 827億円 1193億円
オカモト株式会社 (5122) 1015億円 1080億円
ゴム製品の企業一覧(全19社)→

AI分析(2026年3月期)

自動車部品EV
新中期経営計画2026ワイパーブレードラバー世界シェア拡大インド・インドネシアでの事業拡大CASE市場への拡大(バッテリー関連製品)ライフサイエンス事業(バイオ製品、細菌検査)

見通し: 当期は不正会計処理の反動や減損損失計上により大幅な減益となったが、来期以降は「稼ぐ力の更なる向上」「市場戦略強化」等により収益性・資本効率の改善を見込む。2027年3月期は持続的成長と企業価値向上を目指す。

強み: ワイパーブレードラバーで世界シェア50%超を誇る。中国でのR&D強化やインドでの拡販など、成長地域でのシェア拡大を推進している点が強み。

懸念: 売上高の8割以上を占める自動車関連部品事業において、EV化やグローバル生産体制の見直しは需要動向に大きな影響を与える可能性がある。EV需要の足元の調整局面も懸念材料。

リスク: 連結子会社元従業員による不正経理処理(2024年11月発覚)が、内部統制の不備と信用失墜リスクとして顕在化。減損損失計上は事業採算性の悪化を示唆。自動車業界のEVシフトへの対応遅れは事業継続に影響する。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

株式会社フコクおよび連結子会社17社、持分法適用関連会社1社で構成されるフコクグループは、主に機能品事業、防振事業、ライフサイエンス事業、金属加工事業、ホース事業を展開しています。機能品事業では、シール部品やワイパーブレードラバーなどを製造販売しており、特にワイパーブレードラバーにおいては世界シェア58%と高い競争力を有しています。防振事業では、ダンパーやマウントといった自動車関連部品を中心に展開しています。ライフサイエンス事業では、バイオ関連製品、細菌検査用試薬チップなどを製造販売し、新製品開発にも注力しています。金属加工事業では建設機械用金属部品を、ホース事業ではゴム製品を製造販売しています。自動車産業の電動化や自動運転といった技術革新が進む中、既存ビジネスモデルを超えた価値創造を目指し、新中期経営計画に基づいた事業戦略を推進しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結売上高は前期比0.4%増の900億円となりました。機能品事業、ライフサイエンス事業、ホース事業の堅調な推移が売上を支えました。しかし、営業利益は前期比19.4%減の38億円と大幅に減少しました。これは、売上高がほぼ横ばいの中、原材料費や労務費の上昇分を吸収しきれなかったこと、さらに子会社における不正行為に係る一過性の売上原価の戻し(4億23百万円)の反動があったことが主な要因です。経常利益も前期比15.4%減の38億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、防振事業セグメントにおける固定資産の減損損失9億18百万円の計上などにより、前期比61.0%減の11億円と大きく落ち込みました。一方で、営業キャッシュ・フローは前期比21.3%増の80億円と増加しており、現金及び預金も同16.4%増の139億円と増加しています。株主還元としては、1株配当を前期比13.3%増の85円としています。

強みと競争優位性

フコクグループの最大の強みは、ワイパーブレードラバーにおける圧倒的な世界シェア58%を誇る機能品事業にあります。中国での研究開発強化や日本での実験施設拡充を通じて、顧客要求に応えるソリューションビジネスを展開し、中国ローカルメーカーへの拡販や欧州系メーカーへの展開に成功しています。また、インドなどの成長地域への拡販も積極的に進めており、現地メーカーとの取引拡大や、自動車以外の分野(建機・農機、鉄道、バッテリー製品)への事業開拓も進めています。ライフサイエンス事業では、独自の技術力を活かしたソリューション提案に注力し、細胞別培地や用途別バッグの開発、新製品「活性化NK細胞大量培養キット」の発売、薬剤耐性菌検査チップの拡販など、成長分野への取り組みを強化しています。これらの事業展開を通じて、顧客からの信頼と高い技術力を基盤とした競争優位性を築いています。

リスク要因

フコクグループが抱えるリスクとして、まず内部統制の不備やコンプライアンス違反の可能性が挙げられます。過去には連結子会社元従業員による不正な経理処理による資金着服行為が発生しており、再発防止策を講じていますが、依然として潜在的なリスクとして存在します。また、自然災害、戦争、社会インフラ麻痺といった地政学リスクや、サイバー攻撃による情報セキュリティ侵害のリスクも事業活動に影響を与える可能性があります。自動車産業のEV化や自動運転といった変化への対応も重要な課題であり、需要変動のリスクを抱えています。その他、原材料・部品の外部業者への依存、為替変動、知的財産権の侵害、環境規制への対応なども、業績に影響を与えうる要因として認識されています。これらのリスクに対し、事業継続計画(BCP)の策定や情報セキュリティ教育、取引先の適正化など、様々な対策を講じていますが、リスクの完全な排除は困難です。

投資テーマとの関連

フコクグループは、自動車産業の変革期において、CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)市場への拡大を目指しています。特にEV化への対応として、「バッテリーホールドシート」や「放熱ギャップフィラー」といった製品ラインアップを拡充しており、EV関連部品サプライヤーとしての側面を持っています。また、AIの普及に伴うデータセンター等の熱問題への貢献も視野に入れており、先進技術分野への事業展開の可能性を示唆しています。ライフサイエンス事業においては、バイオ製品や細菌検査分野での新製品開発・拡販に注力しており、ヘルスケア・バイオテクノロジーといったテーマとの関連性も持ち始めています。環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)といったESG経営にも積極的に取り組んでおり、サステナビリティへの関心の高まりも追い風となる可能性があります。M&Aも活用した新規事業の立ち上げも視野に入れており、今後の事業ポートフォリオの変化が注目されます。

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