トラスコ中山株式会社 (9830) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 卸売業
物流SaaSDXAI
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 71/327位
C
安定性
業種 162/329位
C
成長性
業種 135/326位
B
効率性
業種 179/329位
D
CF健全性
業種 305/329位
売上高
3200億円
粗利率
20.8%
営業利益率
7.1%
純利益率
5.0%
ROE
8.5%
ROIC
6.0%
自己資本比率
60.4%
D/Eレシオ
0.43
有利子負債
800億円
ネットキャッシュ
-326億円
NC/時価総額
-20.5%
運転資本余剰*
-168億円
運転資本余剰/時価総額*
-10.5%
フリーCF
-134億円
FCFマージン
-4.2%
キャッシュ化率
0.52倍
PBR
0.85倍
EV/EBITDA
6.7倍
PER
10.0倍
想定株価
2408.4円
想定時価総額
1588億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 3200億円 667億円 56億円 228億円 284億円 225億円 159億円
2024年12月期 2950億円 617億円 61億円 200億円 261億円 201億円 161億円
2023年12月期 2682億円 575億円 62億円 185億円 247億円 187億円 123億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 3084億円 1616億円 642億円 579億円 1863億円
2024年12月期 2703億円 1380億円 484億円 479億円 1740億円
2023年12月期 2449億円 1320億円 497億円 344億円 1607億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 474億円 682億円 401億円 800億円 30億円 - -168億円
2024年12月期 411億円 554億円 375億円 565億円 26億円 - -73億円
2023年12月期 431億円 508億円 343億円 500億円 25億円 - -67億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 82億円 -216億円 196億円 -134億円
2024年12月期 130億円 -183億円 32億円 -52億円
2023年12月期 148億円 -131億円 19億円 17億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 240.8円 2824.6円 60.0円 24.9% -494.3円 10.0倍 2408.4円 1588億円 66,008,744株 68,300株
2024年12月期 244.1円 2638.7円 54.0円 22.1% -233.0円 9.6倍 2343.3円 1545億円 66,008,744株 67,900株
2023年12月期 186.1円 2437.3円 46.5円 25.0% -104.9円 13.1倍 2437.3円 1607億円 66,008,744株 67,400株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 8.5% 5.1% 6.0% 20.8% 7.1% 8.9% 5.0% -4.2% 60.4% 0.43
2024年12月期 9.3% 5.9% 6.1% 20.9% 6.8% 8.8% 5.5% -1.8% 64.4% 0.32
2023年12月期 7.6% 5.0% 6.2% 21.4% 6.9% 9.2% 4.6% 0.6% 65.6% 0.31

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 8.5% 14.2% -1.3% 9.1% 8.4% 15.9% 代表取締役社長 中山哲也
2024年12月期 10.0% 7.9% 31.2% 8.8% 6.0% 15.7% 代表取締役社長 中山哲也
2023年12月期 8.8% 26.3% 15.4% 7.9% 4.6% 18.9% 代表取締役社長 中山哲也

業種比較(卸売業、328社中央値)

指標トラスコ中山株式会社業種中央値
ROE8.5%7.8%
ROA5.1%3.6%
営業利益率7.1%3.2%
純利益率5.0%2.5%
自己資本比率60.4%49.7%
売上成長率8.5%4.8%
PER10.0倍11.6倍
PBR0.85倍0.90倍
EV/EBITDA6.7倍6.5倍
NC/時価総額-20.5%13.1%
運転資本余剰/時価総額-10.5%-40.4%
同業他社: 三菱商事株式会社(8058)伊藤忠商事株式会社(8001)三井物産株式会社(8031)豊田通商株式会社(8015)丸紅株式会社(8002)全329社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

卸売業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
アズワン株式会社 (7476) 1576億円 1107億円
松田産業株式会社 (7456) 1611億円 6878億円
株式会社IDOM (7599) 1537億円 5628億円
株式会社TOKAIホールディングス (3167) 1507億円 2448億円
株式会社BuySell Technologies (7685) 1497億円 1006億円
東テク株式会社 (9960) 1497億円 1700億円
三愛オブリ株式会社 (8097) 1491億円 6116億円
株式会社第一興商 (7458) 1744億円 1630億円
卸売業の企業一覧(全329社)→

AI分析(2025年12月期)

物流SaaS
在庫アイテム数100万点目標AI見積「即答名人」活用ユーザー様直送強化MROストッカー展開「プラットフォーム」戦略

見通し: 今期は増収減益見込みだが、来期は売上増・減益予想。物流センター稼働や販管費増が響く。長期では在庫アイテム数拡大やユーザー直送強化でモノづくりプラットフォーマーを目指す。

強み: 約62万アイテムの豊富な在庫と28か所の物流網による即納体制。AI見積「即答名人」などデジタル機能強化も強み。

懸念: 製造業の構造変化やEV普及による商材見直しの可能性。競合他社による物流サービス強化への対応が課題。

リスク: 1. 競合激化による優位性低下リスク。2. 製造業の構造変化による既存商材・サプライチェーン見直しの可能性。3. デジタル・情報セキュリティ事故による信用失墜・機会損失リスク。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

トラスコ中山は、製造業や建設・建築現場など、幅広いモノづくり現場で必要とされる「PRO TOOL」(工具、作業用品、消耗品、機器類など)の専門商社です。約8.8万アイテムに及ぶプライベート・ブランド商品「TRUSCO」を自社開発商品として取り扱い、約62万アイテムの豊富な在庫を全国28箇所の物流センターと29箇所の在庫保有支店に配置しています。これにより、少量多品種のニーズに応える即納体制を強みとしています。ビジネスモデルは、仕入先3,729社と得意先36,324口座(法人数5,680社)という広範なネットワークを活かした卸売業です。主力媒体である総合カタログ「トラスコ オレンジブック」およびオンラインサイト「トラスコ オレンジブック.Com」を通じて、市場のニーズに応じた商品を提供しています。同社は「持つ経営」を軸に、豊富な在庫と即納体制を強化することで市場での優位性を確立しています。

直近決算ハイライト

直近決算(令和7年12月期連結)では、売上高は3,200億43百万円(前年同期比8.5%増)と堅調な伸びを示しました。これは、ファクトリールートが7.2%増、eビジネスルートが12.9%増、ホームセンタールートが5.9%増、海外ルートが12.0%増と、主要セグメントすべてで増加したことによります。特にeビジネスルートの伸びが顕著です。売上総利益率は20.9%で前年同期と同水準を維持しました。一方、販売費及び一般管理費は、給与・賞与・福利厚生費の増加や運賃・荷造費の増加などにより、439億14百万円(前年同期比5.3%増)となりました。これらの結果、営業利益は228億16百万円(前年同期比14.2%増)、経常利益は225億41百万円(前年同期比12.4%増)と大幅に増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は158億81百万円(前年同期比1.3%減)となりましたが、これは前年度に大阪本社の移転に伴う特別利益27億78百万円が計上された反動によるものです。

強みと競争優位性

トラスコ中山の最大の強みは、約62万アイテムもの豊富な在庫を全国に分散配置し、即納体制を構築している点にあります。これは、モノづくり現場の「必要な時に、必要なモノを、必要なだけ」調達したいというニーズに直接応えるものであり、競合他社に対する強力な差別化要因となっています。また、「持つ経営」を基本方針とし、在庫を成長のエネルギーと捉えることで、他社が真似しにくい参入障壁を築いています。「在庫出荷率」を重視する指標設定や、AI見積システム「即答名人」の導入、ユーザー様直送サービス「ユークル」の展開など、デジタル技術と物流システムを駆使した付加価値の高いサービス提供能力も競争優位性につながっています。さらに、約3.7万社に及ぶ広範な顧客基盤と、3,729社という多様な仕入先ネットワークは、品揃えの充実と安定供給を支えています。

リスク要因

景気変動は、同社がサービスを提供する製造業を中心とした経済動向に直接影響を受けるため、大きなリスク要因となります。市場環境の変化、特に予期せぬ産業構造の変化や取引先様の経営状況悪化は、売上や債権管理に影響を及ぼす可能性があります。また、競合他社が迅速に物流サービスや資本を投下した場合、同社の市場優位性が低下するリスクも存在します。プライベート・ブランド商品における品質管理の徹底は重要ですが、大規模なリコールや欠陥が発生した場合、信用失墜につながる可能性があります。さらに、高度なデジタル技術を活用する事業運営において、サイバー攻撃やシステム障害が発生し、復旧に時間を要すると機会損失や情報漏洩のリスクが高まります。棚卸資産の評価減や固定資産の減損処理も、業績に影響を与える可能性があります。

投資テーマとの関連

トラスコ中山は、モノづくり現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を支援する企業として、いくつかの投資テーマと関連があります。特に、AIを活用した見積自動化システム「即答名人」や、システム受注率95%を目指すデジタル戦略は、AI・ソフトウェア開発といったテーマに連動します。また、eビジネスルートの成長は、Eコマースの拡大というテーマに合致しています。さらに、同社は「日本のモノづくりを支えるプラットフォーマー」を目指しており、サプライチェーン全体の効率化や、ユーザー直送を業界標準にするという目標は、サプライチェーン・マネジメントや物流効率化といったテーマにも関連します。海外事業の拡大も、グローバル化という観点からは注目に値します。しかし、半導体やEVといった特定の製造業の動向に直接的に依存するわけではなく、モノづくり全般を支える間接資材の供給者であるため、より広範な産業基盤の動向に影響を受けると言えます。

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