株式会社スズケン (9987) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 卸売業
ヘルスケアITAI生成AI物流
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 196/327位
D
安定性
業種 283/329位
C
成長性
業種 187/326位
B
効率性
業種 96/329位
C
CF健全性
業種 163/329位
売上高
2.5兆円
粗利率
7.7%
営業利益率
1.5%
純利益率
1.5%
ROE
9.2%
ROIC
6.1%
自己資本比率
36.0%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
1316億円
NC/時価総額
32.7%
運転資本余剰*
-5814億円
運転資本余剰/時価総額*
-144.6%
フリーCF
464億円
FCFマージン
1.9%
キャッシュ化率
0.88倍
PBR
0.97倍
EV/EBITDA
5.6倍
PER
10.9倍
想定株価
5946.4円
想定時価総額
4022億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 2.5兆円 1925億円 123億円 364億円 487億円 397億円 381億円
2025年3月期 2.4兆円 1922億円 121億円 371億円 492億円 388億円 345億円
2024年3月期 2.4兆円 1852億円 86億円 349億円 434億円 384億円 290億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1.2兆円 8762億円 7131億円 267億円 4159億円
2025年3月期 1.1兆円 8441億円 6791億円 273億円 4073億円
2024年3月期 1.2兆円 9483億円 7844億円 278億円 4163億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1316億円 1526億円 5542億円 - 792億円 35億円 -5814億円
2025年3月期 1186億円 1532億円 5241億円 - 844億円 1400万円 -5605億円
2024年3月期 1987億円 1424億円 5397億円 - 1007億円 2500万円 -5857億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 336億円 128億円 -333億円 464億円
2025年3月期 -651億円 204億円 -355億円 -447億円
2024年3月期 872億円 104億円 -317億円 976億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 545.5円 6148.6円 100.0円 18.3% 1945.7円 10.9倍 5946.4円 4022億円 72,167,000株 4,529,300株
2025年3月期 454.6円 5651.6円 100.0円 22.0% 1645.2円 10.9倍 4954.9円 3571億円 72,167,000株 100,000株
2024年3月期 357.9円 5362.0円 80.0円 22.4% 2559.8円 13.0倍 4652.4円 3612億円 77,740,000株 100,100株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 9.2% 3.3% 6.1% 7.7% 1.5% 2.0% 1.5% 1.9% 36.0% -
2025年3月期 8.5% 3.1% 6.4% 8.0% 1.6% 2.1% 1.4% -1.9% 36.6% -
2024年3月期 7.0% 2.4% 5.9% 7.8% 1.5% 1.8% 1.2% 4.1% 33.9% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 3.6% -2.0% 10.5% 2.4% 3.2% 3.7% -
2025年3月期 0.6% 6.5% 18.9% 2.4% 1.6% 39.2% 代表取締役社長 浅野茂
2024年3月期 3.1% 7.0% 42.6% 3.9% 2.3% 56.2% 代表取締役社長 浅野茂

業種比較(卸売業、328社中央値)

指標株式会社スズケン業種中央値
ROE9.2%7.8%
ROA3.3%3.6%
営業利益率1.5%3.2%
純利益率1.5%2.5%
自己資本比率36.0%49.8%
売上成長率3.6%4.8%
PER10.9倍11.6倍
PBR0.97倍0.90倍
EV/EBITDA5.6倍6.5倍
NC/時価総額32.7%13.0%
運転資本余剰/時価総額-144.6%-39.9%
同業他社: 三菱商事株式会社(8058)伊藤忠商事株式会社(8001)三井物産株式会社(8031)豊田通商株式会社(8015)丸紅株式会社(8002)全329社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

卸売業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
マクニカホールディングス株式会社 (3132) 4138億円 1.2兆円
兼松株式会社 (8020) 3713億円 1.1兆円
アルフレッサホールディングス株式会社 (2784) 4603億円 3.1兆円
岩谷産業株式会社 (8088) 4613億円 9085億円
東邦ホールディングス株式会社 (8129) 3080億円 1.6兆円
因幡電機産業株式会社 (9934) 2925億円 4170億円
株式会社PALTAC (8283) 2924億円 1.2兆円
ダイワボウホールディングス株式会社 (3107) 2683億円 1.4兆円
卸売業の企業一覧(全329社)→

AI分析(2026年3月期)

ヘルスケアITAI生成AI
次世代卸への進化健康創造事業体コラボポータルmedimo (生成AI活用)首都圏物流センター/中部圏物流センター

見通し: 今期は売上微増、営業利益微減の見通し。中期経営計画(2029年3月期目標:売上高2.7兆円、ROE7.0%以上)達成に向け、次世代卸への進化、事業ポートフォリオ再設計、経営基盤強化を推進。特にAI活用による医療文書作成SaaS「medimo」の展開が成長ドライバーとなる見込み。

強み: 「健康創造事業体」を掲げ、医療・介護分野で広範なネットワークと「コラボポータル」等のデジタルプラットフォームを保有。DX推進による効率化と新規事業創出が強み。

懸念: 医薬品卸売業界特有の価格未決定取引や薬価改定、メーカーによる取引卸絞込みが収益を圧迫。また、システムトラブルや個人情報漏洩リスクも抱える。

リスク: 1. 医薬品卸売業界特有の商習慣(価格未決定取引、割戻金圧縮等)や薬価改定、メーカーによる取引卸絞込みは、収益性の低下リスク。2. サイバー攻撃によるシステムトラブルや個人情報漏洩は、事業継続と信用の失墜リスク。3. 自然災害による物流網への被害は、医薬品の安定供給に影響し、業績悪化リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E02780は、「健康創造」を事業領域とし、医療・健康に関わる幅広い分野で事業を展開する企業グループです。主力事業は医薬品卸売事業であり、全国に広がるネットワークを通じて医療機関や保険薬局へ医薬品を供給しています。この事業では、医薬品の安定供給はもちろんのこと、製薬メーカーのニーズに応じた流通プラットフォームの構築や、MS(医薬品卸売業の営業担当者)による付加価値の高いサービス提供に注力しています。中期経営計画では、従来の卸売事業の枠を超えた「次世代卸」への進化を目指しており、機能によるフィービジネスへの挑戦や、デジタルヘルス分野への展開を加速させています。具体的には、医療・介護従事者向けポータルサイト「コラボポータル」や、医療介護連携プラットフォーム「メディカルケアステーション(MCS)」の統合、ヘルステックスタートアップである「medimo」の完全子会社化などを通じて、新たな価値創造と事業ポートフォリオの再設計を進めています。これらの取り組みは、社会課題の解決と社会コストの低減に貢献し、企業価値の向上と持続的な成長を目指す「健康創造事業体」の実現に向けたものです。

直近決算ハイライト

2026年3月期において、E02780は売上高24,866億円、前期比3.6%増を達成しました。これは、医療用医薬品市場の伸長やスペシャリティ医薬品の新薬投入が寄与した結果です。しかし、営業利益は364億円、前期比2.0%減となりました。この減益の主な要因としては、医薬品等の仕入価格上昇や、物流委託費をはじめとする各種コストの上昇が挙げられます。一方で、経常利益は397億円、前期比2.4%増と増加に転じました。これは、前期に投資損失を計上していた持分法による投資利益がプラスに転じたことが寄与しました。さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は381億円、前期比10.6%増と大きく伸長しました。この大幅な増益は、政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益155億81百万円の特別利益計上が主な要因です。セグメント別では、医薬品卸売事業の売上高は2兆4,010億円(前期比3.8%増)と堅調でしたが、営業利益は仕入価格上昇を十分に転嫁できず1.4%減となりました。ヘルスケア製品開発事業は減収減益、地域医療介護支援事業は減収ながら増益となりました。

強みと競争優位性

E02780の強みは、長年にわたり築き上げてきた全国規模の医薬品流通ネットワークと、それによって形成される強固な顧客基盤にあります。医療機関、保険薬局、医薬品メーカーといった多様なステークホルダーとの信頼関係は、同社の「伝統資産」として位置づけられています。特に、希少疾病薬や再生医療等製品といったスペシャリティ医薬品の流通においては、トレーサビリティシステム「キュービックス」の全国的な導入を進めるなど、高度な品質管理体制と供給能力を構築しており、これが製薬企業の新規参入や新製品上市における重要なパートナーとしての地位を確立しています。また、最新のロボット技術を導入した「首都圏物流センター」や、計画中の「中部圏物流センター」といった先進的な物流拠点の整備は、効率化、コスト削減、BCP対応強化に寄与し、物流インフラにおける競争優位性を高めています。さらに、デジタルヘルス分野への積極的な投資、例えば「コラボポータル」や「medimo」といったサービス展開は、既存のリアルのインフラとデジタル技術を融合させ、新たな収益源の創出と付加価値の高いサービス提供を可能にしています。

リスク要因

E02780の事業運営には、医薬品卸売業界特有のリスクが複数存在します。まず、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)をはじめとする各種法規制の遵守が不可欠であり、営業拠点の開設や事業活動には都道府県知事の許可等が必要となります。これらが制約となるリスクがあります。また、薬価基準の毎年改定による医薬品価格の引き下げは、卸売事業の収益に直接的な影響を与えます。医療保険制度改革の動向も、事業環境を左右する要因となり得ます。さらに、医薬品卸売事業における「価格未決定取引」や、医薬品メーカーからの割戻金・販売報奨金の動向、製薬メーカーによる取引卸の絞り込みなども、収益性に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクに対し、同社は卸機能の適正評価依頼や高利益品目への注力、デジタルプラットフォーム活用によるメーカーへの提案、流通品質向上、製品価値統制力強化などを対応策として実施しています。加えて、自然災害、システムトラブル、個人情報漏洩といった事業運営上のリスクも、事業継続計画(BCP)の策定や情報セキュリティ対策の強化を通じて管理しています。

投資テーマとの関連

E02780は、ヘルスケア分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進という投資テーマと深く関連しています。同社は、医療・介護従事者向けのポータルサイト「コラボポータル」の展開や、医療文書作成SaaS「medimo」を提供するヘルステックスタートアップ「medimo」の完全子会社化を進めており、生成AIなどの先端技術を活用した医療現場の生産性向上に貢献する取り組みを加速させています。これは、深刻化する医療従事者不足という構造的課題に対するソリューション提供であり、医療提供体制の持続可能性向上に寄与するものです。また、医薬品のトレーサビリティシステム「キュービックス」の導入拡大は、医薬品のサプライチェーンにおける透明性向上と安全性確保に貢献し、これも製薬・医療分野における重要なテーマです。さらに、物流拠点の自動化・省人化や、デジタル技術を活用した新たな流通チャネル構築は、ロジスティクス効率化という側面からも、サプライチェーン最適化やDXといった投資テーマに合致しています。これらの取り組みを通じて、E02780はヘルスケア分野におけるイノベーションと持続可能性の実現に貢献する企業として、投資家の注目を集める可能性があります。

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