王子ホールディングス株式会社 (3861) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: パルプ・紙
再生可能エネルギーバイオテクノロジープラスチック代替ヘルスケアITリサイクルサーキュラーエコノミー
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 18/25位
D
安定性
業種 20/25位
D
成長性
業種 16/25位
D
効率性
業種 17/25位
B
CF健全性
業種 3/25位
売上高
1.9兆円
粗利率
17.4%
営業利益率
1.9%
純利益率
3.0%
ROE
5.0%
ROIC
1.2%
自己資本比率
41.0%
D/Eレシオ
0.87
有利子負債
9559億円
ネットキャッシュ
-8817億円
NC/時価総額
-118.5%
運転資本余剰*
-6765億円
運転資本余剰/時価総額*
-90.9%
フリーCF
1009億円
FCFマージン
5.4%
キャッシュ化率
2.04倍
PBR
0.67倍
EV/EBITDA
12.8倍
PER
13.9倍
想定株価
847.5円
想定時価総額
7439億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1.9兆円 3235億円 928億円 346億円 1274億円 405億円 556億円
2025年3月期 1.8兆円 3494億円 892億円 677億円 1569億円 686億円 462億円
2024年3月期 1.7兆円 3241億円 795億円 726億円 1521億円 860億円 508億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2.7兆円 8037億円 7507億円 7994億円 1.1兆円
2025年3月期 2.6兆円 8065億円 7388億円 7634億円 1.1兆円
2024年3月期 2.4兆円 7733億円 6682億円 6788億円 1.1兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 742億円 3058億円 3065億円 9559億円 1917億円 971億円 -6765億円
2025年3月期 655億円 3156億円 3053億円 9034億円 1978億円 583億円 -6733億円
2024年3月期 625億円 2854億円 2961億円 7367億円 2179億円 181億円 -6057億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 1134億円 -125億円 -936億円 1009億円
2025年3月期 944億円 -1549億円 610億円 -605億円
2024年3月期 2029億円 -1180億円 -849億円 849億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 61.1円 1257.4円 36.0円 58.9% -1004.4円 13.9倍 847.5円 7439億円 1,014,381,817株 136,577,900株
2025年3月期 47.3円 1178.0円 24.0円 50.7% -894.5円 13.3倍 627.3円 5875億円 1,014,381,817株 77,710,100株
2024年3月期 51.3円 1083.1円 16.0円 31.2% -683.8円 12.4倍 637.8円 6288億円 1,014,381,817株 28,398,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 5.0% 2.1% 1.2% 17.4% 1.9% 6.8% 3.0% 5.4% 41.0% 0.87
2025年3月期 4.2% 1.8% 2.4% 18.9% 3.7% 8.5% 2.5% -3.3% 41.8% 0.82
2024年3月期 4.8% 2.1% 2.8% 19.1% 4.3% 9.0% 3.0% 5.0% 43.7% 0.69

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 0.7% -48.9% 20.4% 2.9% 6.5% -25.9% -
2025年3月期 9.0% -6.8% -9.1% 8.0% 4.2% -17.4% 代表取締役 社長執行役員磯野裕之
2024年3月期 -0.6% -14.4% -10.0% 7.7% 1.8% -5.0% 代表取締役社長 磯野裕之

業種比較(パルプ・紙、24社中央値)

指標王子ホールディングス株式会社業種中央値
ROE5.0%5.0%
ROA2.1%2.8%
営業利益率1.9%3.7%
純利益率3.0%3.4%
自己資本比率41.0%55.6%
売上成長率0.7%1.0%
PER13.9倍10.7倍
PBR0.67倍0.54倍
EV/EBITDA12.8倍5.7倍
NC/時価総額-118.5%-27.2%
運転資本余剰/時価総額-90.9%-44.7%
同業他社: 日本製紙株式会社(3863)レンゴー株式会社(3941)大王製紙株式会社(3880)北越コーポレーション株式会社(3865)株式会社トーモク(3946)全25社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

パルプ・紙で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
レンゴー株式会社 (3941) 3125億円 1.0兆円
大王製紙株式会社 (3880) 1586億円 6668億円
北越コーポレーション株式会社 (3865) 1458億円 2877億円
ザ・パック株式会社 (3950) 721億円 1031億円
特種東海製紙株式会社 (3708) 563億円 954億円
株式会社トーモク (3946) 554億円 2241億円
三菱製紙株式会社 (3864) 368億円 1575億円
ニッポン高度紙工業株式会社 (3891) 362億円 186億円
パルプ・紙の企業一覧(全25社)→

AI分析(2026年3月期)

再生可能エネルギーバイオテクノロジープラスチック代替ヘルスケアITリサイクル
木質バイオマスビジネスサステナブルパッケージポートフォリオ転換資本効率向上研究開発投資(半導体レジスト、CNF、医薬品)

見通し: 今期は売上横ばいに対し、営業利益は大幅減益予想。中期経営計画では2027年度に営業利益1,200億円、純利益800億円、ROE8%を目指す。新事業育成と構造改革による収益力改善が鍵。

強み: 「森林」を核とした事業基盤、再生可能資源の循環利用、グローバルな事業展開、長年の歴史に裏打ちされた技術力。

懸念: 構造的な需要変容による市場縮小リスク、国際市況変動、国内人口減少による需要減、為替・金利変動リスク。

リスク: 気候変動、パンデミック等の長期課題への対応。DX推進による構造的需要変容への適応。自然災害、事故、法規制変更等による事業中断リスク。為替・金利変動、地政学リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

王子ホールディングスは、1873年の創業以来、「森林」を核とした事業を展開し、グローバル企業へと成長しました。その事業は多岐にわたり、生活産業資材・産業資材、生活消費財、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアといった主要セグメントで構成されています。生活産業資材・産業資材分野では、段ボール原紙や包装用紙、サステナブルパッケージングなどを手掛け、国内外の市場で事業を展開しています。生活消費財分野では、王子ネピアブランドを中心にティッシュペーパーやトイレットロール、衛生用品などを提供しています。機能材分野では、特殊紙、感熱紙、粘着製品、フィルムなどの開発・製造を行っています。資源環境ビジネスでは、持続可能な森林経営を基盤に、植林・木材加工、パルプ、再生可能エネルギー事業を展開し、森林資源の有効活用を図っています。印刷情報メディア分野では、新聞用紙や印刷・情報用紙などを供給しています。これらの事業を通じて、同社は「革新的価値の創造」「未来と世界への貢献」「環境・社会との共生」を経営理念に掲げ、持続可能な社会の発展を目指しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結決算は、売上高が18,617億円となり、前期比0.7%の微増となりました。しかし、営業利益は346億円と前期比で48.9%の大幅な減少を記録しました。経常利益も405億円と前期比40.9%の減少となりました。一方で、当期純利益は556億円と、前期比20.4%の増加という結果になりました。この純利益の増加は、事業環境の変化による構造的な需要変容リスクへの対応として進められているポートフォリオ転換、特に低収益性事業の構造改革や、一部事業の撤退・売却などが影響している可能性があります。また、営業キャッシュ・フローは1,134億円と前期比20.1%増加しており、資金創出力は堅調であることがうかがえます。純資産は7,974億円で前期比2.3%の減少、総資産は26,869億円で前期比2.0%の増加となりました。現金及び預金は742億円で同13.3%増加し、財務基盤の安定化に努めている様子が伺えます。一株当たり配当金は36.00円と、前期比50.0%の大幅増配となっています。

強みと競争優位性

王子ホールディングスの最大の強みは、創業以来培ってきた「森林」を核とした資源循環型のビジネスモデルと、それに裏打ちされた広大な社有林および再生可能な資源の活用能力です。この強固な基盤は、持続可能な社会への貢献という現代的な要請に応える上で、強力な競争優位性となっています。具体的には、木質バイオマスビジネスやサステナブルパッケージといった将来有望な分野において、木質由来の新素材開発や、医薬・ヘルスケア領域への参入、そして環境配慮型製品の展開を加速させている点が挙げられます。特に、半導体レジストにおけるPFAS不使用かつ次世代EUV露光装置対応の性能実現や、医薬品事業における希少疾患治療薬の承認取得などは、独自技術と研究開発力の高さを証明しています。また、グローバルに展開する事業ネットワークと、各地域での市場ニーズに対応した製品開発力も、競争優位性を支える要素となっています。さらに、強力なブランド力を持つ王子ネピアの生活消費財事業も、安定した収益基盤として機能しています。

リスク要因

同社が抱えるリスク要因は多岐にわたります。まず、気候変動やパンデミックといった長期的な課題が事業運営に影響を及ぼす可能性があります。また、DXの進展による人々の生活様式や企業活動の変化は、市場縮小や構造的な需要変容を招き、収益力の低下や設備更新の遅延につながるリスクがあります。国内市場においては、人口減少や景気変動が製品需要に影響を与える可能性があります。原材料価格の変動、特にチップや重油などの原燃料調達価格、およびパルプ販売価格の国際市況連動は、収益を圧迫する要因となり得ます。さらに、国内事業においては生産拠点の維持、海外事業においては政治・社会情勢の不安や法規制の変更といった地政学リスクが存在します。災害による事業中断リスク、法規制遵守の必要性、訴訟や製造物責任に関するリスク、為替や金利の変動リスク、そしてサイバー攻撃による情報漏洩リスクなども、経営成績に影響を与える可能性があります。

投資テーマとの関連

王子ホールディングスは、複数の重要な投資テーマと深く関連しています。第一に、サステナビリティとESG投資の観点から、同社の「森林」を核とした資源循環型ビジネスモデルは、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に貢献する企業として注目されます。特に、木質バイオマス由来の新素材開発、バイオ炭によるCO2削減、そして再生可能エネルギー事業への取り組みは、環境問題解決への貢献度が高く評価される可能性があります。第二に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展と、それに伴う新たな素材や技術への需要増というテーマです。半導体レジスト(木質由来バイオマスレジスト)や、電動車用コンデンサ向けフィルム、変圧器用プレスボードなどの機能材分野における高付加価値製品の開発・供給は、このテーマとの関連が深いです。第三に、ヘルスケア・医薬分野への展開も、人々の健康増進や長寿化といったテーマとの連動性が期待されます。医薬品事業への本格参入や、化粧品・食品分野への応用は、今後の成長ドライバーとなる可能性があります。

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