トレンドマイクロ株式会社 (4704) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
AIサイバーセキュリティSaaS
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 64/649位
E
安定性
業種 599/657位
C
成長性
業種 391/637位
C
効率性
業種 374/657位
A
CF健全性
業種 36/656位
売上高
2760億円
粗利率
76.9%
営業利益率
20.9%
純利益率
12.5%
ROE
27.1%
ROIC
31.7%
自己資本比率
30.2%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
2305億円
NC/時価総額
27.1%
運転資本余剰*
-480億円
運転資本余剰/時価総額*
-5.7%
フリーCF
654億円
FCFマージン
23.7%
キャッシュ化率
1.87倍
PBR
6.66倍
EV/EBITDA
7.4倍
PER
24.8倍
想定株価
6502.8円
想定時価総額
8498億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 2760億円 2123億円 264億円 578億円 842億円 540億円 345億円
2024年12月期 2726億円 2077億円 272億円 481億円 753億円 528億円 344億円
2023年12月期 2487億円 1850億円 266億円 326億円 592億円 362億円 107億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 4222億円 3327億円 2785億円 126億円 1275億円
2024年12月期 4003億円 3078億円 2673億円 136億円 1170億円
2023年12月期 4926億円 3889億円 2651億円 131億円 2120億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 2305億円 100億円 763億円 - 47億円 16億円 -480億円
2024年12月期 1874億円 85億円 748億円 - 45億円 23億円 -799億円
2023年12月期 2613億円 67億円 693億円 - 169億円 37億円 -38億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 646億円 8億円 -275億円 654億円
2024年12月期 468億円 50億円 -1309億円 518億円
2023年12月期 572億円 310億円 -434億円 882億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 262.4円 975.8円 185.0円 70.5% 1763.5円 24.8倍 6502.8円 8498億円 140,901,604株 10,221,300株
2024年12月期 259.1円 890.9円 184.0円 71.0% 1427.2円 33.1倍 8566.8円 1.1兆円 140,901,604株 9,604,800株
2023年12月期 78.5円 1562.7円 738.0円 940.7% 1925.9円 96.2倍 7547.7円 1.0兆円 140,879,104株 5,218,600株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 27.1% 8.2% 31.7% 76.9% 20.9% 30.5% 12.5% 23.7% 30.2% -
2024年12月期 29.4% 8.6% 28.8% 76.2% 17.6% 27.6% 12.6% 19.0% 29.2% -
2023年12月期 5.1% 2.2% 10.8% 74.4% 13.1% 23.8% 4.3% 35.5% 43.0% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 1.2% 20.1% 0.5% 7.2% 9.7% 22.6% 代表取締役社長 エバ・チェン
2024年12月期 9.6% 47.5% 220.2% 12.7% 10.5% 3.3% 代表取締役社長 エバ・チェン
2023年12月期 11.1% 4.0% -64.0% 12.6% 9.2% -6.2% 代表取締役社長 エバ・チェン

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標トレンドマイクロ株式会社業種中央値
ROE27.1%11.1%
ROA8.2%6.6%
営業利益率20.9%8.6%
純利益率12.5%6.5%
自己資本比率30.2%62.0%
売上成長率1.2%9.2%
PER24.8倍17.2倍
PBR6.66倍2.29倍
EV/EBITDA7.4倍7.8倍
NC/時価総額27.1%20.4%
運転資本余剰/時価総額-5.7%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
スカパーJSAT株式会社 (9412) 8206億円 1276億円
日本テレビホールディングス株式会社 (9404) 8024億円 4844億円
株式会社TBSホールディングス (9401) 8993億円 4249億円
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス (9684) 9036億円 2977億円
TIS株式会社 (3626) 7435億円 5965億円
日鉄ソリューションズ株式会社 (2327) 6691億円 3813億円
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (3769) 6352億円 825億円
株式会社フジ・メディア・ホールディングス (4676) 5808億円 5519億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

異常検知フラグ

2023年12月期: extreme_payout_ratio

AI分析(2025年12月期)

AIサイバーセキュリティ
AI活用セキュリティ統合セキュリティプラットフォームVision OneARR(年間経常収益)サイバーセキュリティ業界

見通し: 2025年度はAI関連セキュリティの伸長により日本・欧州・アジア太平洋地域で増収。営業利益は20.1%増と大幅増益。2028年12月期に営業利益率25-27%目標。

強み: AI技術を活用した統合セキュリティプラットフォーム「Vision One」が強み。SaaS/オンプレミス対応のハイブリッド構成も提供。

懸念: 単一事業領域(サイバーセキュリティ)への依存。激化する競争環境下での製品陳腐化リスク。

リスク: 1. 単一事業領域への依存による競争激化と市場シェア低下リスク。2. 技術革新への対応遅れによる製品陳腐化。3. ハードウェア製造委託に伴う供給・在庫リスク。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

同社は、サイバーセキュリティ分野に特化した事業を展開しており、その収益の大部分をウイルス対策製品および関連サービスから得ています。デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現をビジョンに掲げ、増大し続けるサイバー脅威に対し、企業および個人向けの包括的なセキュリティソリューションを提供しています。主要な製品・サービスには、AIを活用した統合セキュリティプラットフォーム「Vision One」があり、これにより脅威の予測、侵入後の対策、および未知の脅威への対応まで、プロアクティブなリスク軽減を目指しています。SaaS型およびオンプレミス型のハイブリッド構成に対応し、多様化する顧客の利用環境や要件に応じた価値提供を推進しています。近年では、AI技術の進化や地政学的リスクの高まりを背景に、サイバー攻撃がより複雑化・広範囲化している状況に対応するため、個人向けソリューションの拡充や法人向け統合セキュリティ基盤の強化に注力しています。

直近決算ハイライト

2025年度の連結売上高は2,759億84百万円となり、前年同期比1.2%増と微増収となりました。地域別では、日本地域が878億40百万円(同2.4%増)、欧州地域が614億39百万円(同4.9%増)、アジア・パシフィック地域が715億16百万円(同2.9%増)といずれも増収を記録しました。特に、AI活用次世代SOC関連セキュリティが日本、欧州、アジア・パシフィック地域で大きく伸長し、法人向けビジネスを牽引しました。一方、アメリカズ地域は551億87百万円(同6.2%減)と減収でした。これは、米国の通商政策等に起因するセキュリティ投資抑制や政府機関の一時閉鎖の影響を受けたためです。費用面では、人件費や外注費を中心に抑制が進み、売上原価および販売費及び一般管理費の合計費用は2,182億7百万円(同2.8%減)と減少しました。その結果、営業利益は577億77百万円(同20.1%増)と大幅な増益を達成しました。親会社株主に帰属する当期純利益は345億23百万円(同0.5%増)と微増益に留まりましたが、これは持分変動利益の消失や退職給付費用の計上などが影響したためです。

強みと競争優位性

同社の強みは、サイバーセキュリティ分野に特化し、高度な技術力と専門知識を蓄積してきた点にあります。特にAI技術を活用したセキュリティ製品・サービスの開発・提供においては先行しており、統合セキュリティプラットフォーム「Vision One」は、AIによる脅威予測、侵入後の対策、そして広範囲にわたるサイバー攻撃への迅速かつ適切な対処を可能にしています。これにより、従来の防御中心の対策から、プロアクティブなリスク軽減へとシフトし、顧客のセキュリティ運用効率を大幅に向上させます。また、SaaS型とオンプレミス型のハイブリッド構成に対応することで、多様化する顧客のIT環境や要件に柔軟に対応できる点も強みです。急速に進化するサイバー脅威に対応するため、個人向けソリューションの拡充にも力を入れており、デジタルライフ全体の脅威に対応できる包括的なサービス提供を目指しています。これにより、法人・個人双方の顧客基盤を維持・拡大していくことが期待されます。

リスク要因

同社は単一の事業領域、すなわちサイバーセキュリティ事業に経営資源を集中しているため、この分野での競争激化や技術革新への対応遅れは、売上高やマーケットシェアの低下に直結するリスクとなります。サイバーセキュリティ業界は技術革新のスピードが速く、新たな脅威が次々と出現するため、製品やサービスの陳腐化リスクも常に存在します。また、ハードウェア製品の製造委託に伴うサプライチェーンリスクや、サイバー攻撃、情報漏洩、製品のバグ等による信頼失墜リスクも、事業運営上の重大な懸念事項です。中間販売業者への依存や、優秀な人材の確保・流出、AI活用に伴う電力消費量増加や人材獲得競争の激化なども、事業継続におけるリスク要因として挙げられます。さらに、為替変動や金融市場の変動、主要経営陣への依存、法規制の変更、顧客の購入キャンセルや製品の欠陥による訴訟リスク、知的財産権侵害のリスクなども、業績に影響を与える可能性があります。

投資テーマとの関連

同社は、AI(人工知能)技術をセキュリティ製品・サービスの中核に据え、その活用を積極的に推進している点で、AI関連の投資テーマと深く関連しています。AIを活用した脅威予測や検知・対応能力の向上は、サイバーセキュリティ分野における競争優位性の源泉となっています。また、デジタル化の進展に伴い、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進む中で、企業や個人が直面するセキュリティリスクは増大しており、同社の事業は、こうした社会的な要請に応えるものとして、サイバーセキュリティというテーマにおいて、その重要性を増しています。AI技術の進化は、攻撃者にとっても新たな手段を提供しますが、同時に防御側である同社にとっても、より高度なセキュリティソリューション開発の機会をもたらします。したがって、AI技術の進歩とサイバーセキュリティ需要の高まりは、同社の事業成長にとって追い風となると考えられます。

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