エン株式会社 (4849) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: サービス業
人材派遣AIHR Tech
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 354/610位
B
安定性
業種 145/614位
E
成長性
業種 543/599位
B
効率性
業種 233/614位
E
CF健全性
業種 489/613位
売上高
591億円
粗利率
84.0%
営業利益率
6.7%
純利益率
4.4%
ROE
8.3%
ROIC
8.7%
自己資本比率
63.1%
D/Eレシオ
0.01
有利子負債
4億円
ネットキャッシュ
121億円
NC/時価総額
28.8%
運転資本余剰*
-21億円
運転資本余剰/時価総額*
-4.9%
フリーCF
-30億円
FCFマージン
-5.0%
キャッシュ化率
1.36倍
PBR
1.34倍
EV/EBITDA
4.2倍
PER
16.7倍
想定株価
1111.9円
想定時価総額
420億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 591億円 496億円 32億円 40億円 71億円 42億円 26億円
2025年3月期 657億円 524億円 28億円 59億円 87億円 59億円 76億円
2024年3月期 677億円 540億円 24億円 52億円 75億円 54億円 42億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 497億円 272億円 145億円 33億円 313億円
2025年3月期 569億円 371億円 165億円 28億円 370億円
2024年3月期 490億円 311億円 141億円 27億円 318億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 125億円 - 72億円 4億円 45億円 24億円 -21億円
2025年3月期 236億円 - 64億円 6億円 47億円 17億円 70億円
2024年3月期 192億円 - 60億円 8億円 36億円 18億円 50億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 36億円 -65億円 -80億円 -30億円
2025年3月期 81億円 -8億円 -30億円 72億円
2024年3月期 64億円 -41億円 -79億円 24億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 66.4円 830.2円 32.7円 49.2% 320.3円 16.7倍 1111.9円 420億円 49,716,000株 11,958,500株
2025年3月期 186.8円 905.6円 70.1円 37.5% 563.7円 8.8倍 1643.5円 672億円 49,716,000株 8,853,000株
2024年3月期 102.4円 777.7円 70.1円 68.5% 451.0円 26.4倍 2697.7円 1102億円 49,716,000株 8,883,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 8.3% 5.3% 8.7% 84.0% 6.7% 12.1% 4.4% -5.0% 63.1% 0.01
2025年3月期 20.6% 13.4% 11.0% 79.8% 9.0% 13.2% 11.6% 11.0% 65.0% 0.01
2024年3月期 13.2% 8.6% 11.1% 79.7% 7.6% 11.1% 6.2% 3.5% 64.8% 0.02

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -10.0% -32.8% -65.7% -4.4% 6.7% -2.3% -
2025年3月期 -2.9% 14.2% 81.8% 6.4% 2.9% -15.1% 代表取締役会長兼社長 越智通勝
2024年3月期 -0.1% 21.5% 55.7% 16.6% 6.8% -12.8% 代表取締役社長 鈴木孝二

業種比較(サービス業、613社中央値)

指標エン株式会社業種中央値
ROE8.3%10.3%
ROA5.3%5.1%
営業利益率6.7%7.4%
純利益率4.4%5.0%
自己資本比率63.1%53.6%
売上成長率-10.0%7.3%
PER16.7倍15.2倍
PBR1.34倍1.69倍
EV/EBITDA4.2倍7.0倍
NC/時価総額28.8%13.8%
運転資本余剰/時価総額-4.9%2.6%
同業他社: 日本郵政株式会社(6178)株式会社リクルートホールディングス(6098)楽天グループ株式会社(4755)パーソルホールディングス株式会社(2181)株式会社電通グループ(4324)全614社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

サービス業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション (6062) 423億円 467億円
ポラリス・ホールディングス株式会社 (3010) 414億円 485億円
セントラル警備保障株式会社 (9740) 430億円 787億円
株式会社バリューHR (6078) 430億円 101億円
株式会社アイドマ・ホールディングス (7373) 408億円 133億円
株式会社エラン (6099) 438億円 554億円
リソルホールディングス株式会社 (5261) 395億円 304億円
株式会社ステップ (9795) 395億円 158億円
サービス業の企業一覧(全614社)→

異常検知フラグ

2026年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

人材派遣AI
構造改革AI活用によるサービス高度化エン転職・エージェント事業強化海外市場(インド・ベトナム)展開人財プラットフォームサービス

見通し: 今期は構造改革と事業ポートフォリオ見直しにより売上・利益ともに減少。来期以降はAI活用によるサービス高度化と成長投資で回復・成長を目指す。海外市場(インド、ベトナム)の成長も期待。

強み: 「人材採用・入社後活躍」支援の専門性。AI技術活用によるサービス付加価値向上と生産性改善のポテンシャル。

懸念: 人材獲得競争の激化と人件費上昇。AI人材・デジタル人材の需給偏在による採用難。検索エンジンへの依存。

リスク: 深刻化する労働力不足と人材獲得競争激化による業績への影響。AI技術の進展への対応遅れによる競争力低下リスク。個人情報漏洩やシステム障害による信頼失墜リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当社グループは、「人材採用・入社後活躍」を支援する人材サービス事業を単一セグメントとして展開しています。国内市場では、少子高齢化による労働力人口の減少と産業構造の変化が進行し、企業間の人材獲得競争が激化しています。この状況下で、求職者・企業双方のサービス選択は多様化・高度化しており、人材マッチングの難易度は上昇しています。特に、業種・地域間の需給ギャップ拡大は、労働市場におけるミスマッチを顕在化させ、中小企業を中心に採用難や人件費上昇といった経営課題を深刻化させています。

主要サービスとしては、総合転職情報サイト「エン転職」、採用支援HR-Techサービス「engage」、若手ハイキャリア特化型求人サイト「AMBI」、ミドル世代向けハイクラス求人サイト「ミドルの転職」、人材派遣会社の集合サイト「エン派遣」、アルバイト求人情報サイト「エンバイト」、人材紹介サービス「エンエージェント」、新卒学生向けスカウトサービス「iroots」、オンライン完結型リファレンスチェックサービス「back check」などを提供しています。また、グローバル人材紹介・派遣事業を「en world」ブランドで、ベトナムでは「Vietnam Works」および「Navigos Search」、インドでは「New Era India」ブランドで事業を展開しています。

海外市場では、インドとベトナムにおいて中長期的な経済成長が見込まれており、人口規模の大きさや若年層の多さから、IT・テクノロジー分野を中心に人材需要が旺盛です。AI・デジタル領域における高度人材ニーズの拡大は、これらの地域における当社の成長ポテンシャルを高めています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結売上高は590億93百万円となり、前期比10.0%の減収となりました。これは、engage事業の譲渡や、エン転職事業における前期までの投資抑制の影響を受けたことが主な要因です。一方、グローバル人材紹介事業を展開するエンワールド・ジャパンやエンエージェント事業は、コンサルタントの増員や生産性改善により増収を達成しました。

利益面では、engage事業における広告宣伝費をはじめとする費用効率化を進めたものの、減収幅を補うには至らず、営業利益は39億62百万円(前期比32.7%減)、経常利益は41億91百万円(前期比29.5%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度に株式会社タイミーの株式売却による投資有価証券売却益(54億56百万円)を特別利益に計上した反動もあり、26億16百万円(前期比65.7%減)と大幅な減少となりました。

セグメント別に見ると、メディア事業はエン転職の利用企業数増加にもかかわらず全体では減収、エージェント事業は増収、採用サービスその他(ゼクウ、back check)は増収、教育・評価サービスは増収、海外事業はITエンジニア派遣の米国事業成長などを背景に増収となりました。

強みと競争優位性

当社の強みは、国内の労働市場における長年の経験と、多様な人材サービスを提供する幅広いポートフォリオにあります。総合転職サイト「エン転職」をはじめ、ハイキャリア層向け「ミドルの転職」、若手向け「AMBI」など、ターゲット層や職種に応じた複数のメディアを展開することで、幅広い求職者層と企業ニーズに対応できる点が競争優位性となっています。また、グローバル人材紹介事業や海外での事業展開も進めており、国際的な人材需要にも応えられる体制を構築しています。

近年のAI技術の進展は、採用・人材マッチング領域においてデータ活用の高度化や業務効率化を可能にしており、当社はAI技術の活用をサービス付加価値向上や生産性改善の重要なドライバーと位置づけています。求人・求職データの分析精度向上、スクリーニングの自動化、キャリア提案の高度化などを通じて、顧客体験の向上と競争力の強化を図っています。さらに、M&Aや業務資本提携も活用し、技術革新への迅速な対応や事業拡大を進める柔軟性も強みと言えます。

「人材採用・入社後活躍」という一貫した支援テーマのもと、採用から入社後の定着・活躍までをサポートするサービス群は、顧客企業にとって包括的なソリューションとなり得ます。これにより、単なる求人掲載に留まらない、付加価値の高いサービス提供を実現しています。

リスク要因

当社の事業運営におけるリスクとしては、まず景気変動や雇用情勢、感染症の流行といった外部環境の変化が挙げられます。これらの要因は、企業の採用意欲や求職者の活動に直接影響を与え、業績に波及する可能性があります。特に、大規模な感染症の流行は事業継続計画(BCP)の重要性を高めます。

個人情報保護も重要なリスクです。個人情報の外部漏洩や不適切な利用は、法的責任やブランドイメージの毀損に繋がる可能性があります。厳格な情報管理体制と従業員教育の徹底が不可欠です。

M&Aは事業拡大の機会である一方、将来予測に基づく不確実性を伴います。M&A後の期待通りの事業展開ができない場合、のれん等の減損処理が発生し、業績に影響を与える可能性があります。また、国内外での事業拡大に伴い、内部管理体制の充実や法令遵守の徹底が求められます。不正行為や法令違反は、業績だけでなく企業信頼にも関わる重大なリスクです。

インターネット関連事業特有のリスクとして、技術開発に伴うサービスの陳腐化が挙げられます。競争力維持のためには、新技術や新サービスへの迅速な対応が不可欠であり、競合他社の革新的なサービス展開に遅れをとると、市場シェアの低下を招く可能性があります。さらに、検索エンジンの仕様変更やアルゴリズムの変動は、集客効果に影響を与え、業績を左右する要因となり得ます。

投資テーマとの関連

当社は、人材採用・育成・活躍支援という、現代社会における構造的な労働力不足や人的資本経営の重要性の高まりといったテーマに深く関連しています。特に、AI技術の急速な進展は、採用・人材マッチング領域におけるデータ活用の高度化や業務効率化を推進する重要なドライバーであり、AI人材やデジタル人材の需要拡大は、当社の事業機会を広げる可能性があります。

少子高齢化による生産年齢人口の減少は、国内における人材獲得競争の激化を招いており、企業はより効果的な採用・人材育成・定着戦略を求めています。当社は、これらの課題に対するソリューションを提供することで、企業の生産性向上や持続的成長に貢献し、社会全体の課題解決に寄与する企業として、長期的な成長が期待されます。

また、海外市場、特にインドやベトナムにおけるIT・テクノロジー分野を中心とした人材需要の旺盛さは、グローバルな人材需給のミスマッチ解消に貢献するとともに、当社の国際的な事業展開における成長ポテンシャルを示唆しています。これらの動向は、人的資本、AI、グローバル化といった投資テーマと関連が深く、将来的な企業価値向上に繋がる可能性を秘めています。

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