株式会社IHI (7013) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 機械
防衛原子力宇宙インフラ老朽化再生可能エネルギー水素
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 25/230位
E
安定性
業種 214/230位
C
成長性
業種 79/230位
C
効率性
業種 74/230位
B
CF健全性
業種 89/230位
売上高
1.6兆円
粗利率
23.1%
営業利益率
10.1%
純利益率
9.8%
ROE
24.7%
ROIC
10.2%
自己資本比率
26.9%
D/Eレシオ
0.75
有利子負債
4899億円
ネットキャッシュ
-3348億円
NC/時価総額
-10.0%
運転資本余剰*
-1.0兆円
運転資本余剰/時価総額*
-30.6%
フリーCF
1029億円
FCFマージン
6.3%
キャッシュ化率
0.75倍
PBR
5.12倍
EV/EBITDA
20.3倍
PER
20.7倍
想定株価
3137.8円
想定時価総額
3.3兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1.6兆円 3795億円 155億円 1655億円 1810億円 1855億円 1610億円
2025年3月期 1.6兆円 3745億円 130億円 1435億円 1565億円 1385億円 1127億円
2024年3月期 1.3兆円 1449億円 708億円 -701億円 6億円 -723億円 -682億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2.4兆円 1.5兆円 1.2兆円 5707億円 6522億円
2025年3月期 2.2兆円 1.3兆円 1.1兆円 6138億円 4817億円
2024年3月期 2.1兆円 1.2兆円 1.1兆円 6445億円 3760億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1551億円 5042億円 5760億円 4899億円 非該当 49億円 -1.0兆円
2025年3月期 1368億円 4441億円 5067億円 5147億円 非該当 63億円 -9811億円
2024年3月期 1388億円 4223億円 4527億円 5744億円 非該当 63億円 -9123億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 41億円 378億円
2025年3月期 40億円 515億円
2024年3月期 38億円 508億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 1214億円 -184億円 -979億円 1029億円
2025年3月期 1776億円 -588億円 -1162億円 1188億円
2024年3月期 621億円 -517億円 -26億円 104億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 151.9円 615.2円 20.0円 13.2% -314.7円 20.7倍 3137.8円 3.3兆円 1,082,759,000株 18,833,800株
2025年3月期 106.4円 454.7円 17.1円 16.1% -355.4円 13.9倍 1474.8円 1.6兆円 1,082,753,000株 19,385,800株
2024年3月期 -64.4円 354.9円 14.3円 - -409.6円 - - - 1,082,753,000株 19,439,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 24.7% 6.6% 10.2% 23.1% 10.1% 11.0% 9.8% 6.3% 26.9% 0.75
2025年3月期 23.4% 5.0% 10.1% 23.0% 8.8% 9.6% 6.9% 7.3% 21.5% 1.07
2024年3月期 -18.1% -3.3% -5.2% 10.9% -5.3% 0.1% -5.2% 0.8% 17.9% 1.53

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 1.0% 15.3% 42.8% 6.7% 8.1% 26.4% -
2025年3月期 23.0% 104.6% 65.3% 11.5% 3.3% 20.8% 代表取締役社長 井手博
2024年3月期 -2.2% -185.5% -253.1% 5.9% -2.3% - 代表取締役社長 井手博

業種比較(機械、229社中央値)

指標株式会社IHI業種中央値
ROE24.7%7.1%
ROA6.6%4.3%
営業利益率10.1%8.2%
純利益率9.8%6.5%
自己資本比率26.9%65.2%
売上成長率1.0%3.1%
PER20.7倍13.2倍
PBR5.12倍0.91倍
EV/EBITDA20.3倍6.1倍
NC/時価総額-10.0%13.1%
運転資本余剰/時価総額-30.6%-1.9%
同業他社: ダイキン工業株式会社(6367)三菱重工業株式会社(7011)株式会社小松製作所(6301)株式会社 クボタ(6326)株式会社ジェイテクト(6473)全230社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

機械で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
SMC株式会社 (6273) 3.8兆円 8425億円
株式会社 クボタ (6326) 2.5兆円 3.0兆円
株式会社ダイフク (6383) 1.8兆円 6607億円
株式会社荏原製作所 (6361) 1.7兆円 9583億円
株式会社マキタ (6586) 1.3兆円 7776億円
株式会社小松製作所 (6301) 5.4兆円 4.1兆円
ダイキン工業株式会社 (6367) 5.5兆円 5.0兆円
日立建機株式会社 (6305) 1.1兆円 1.4兆円
機械の企業一覧(全230社)→

異常検知フラグ

2021年3月期: 売上3年連続減少
2018年3月期: dividend_corrected:47.1->4.27

AI分析(2026年3月期)

防衛原子力宇宙インフラ老朽化
エアロスペース・エネルギー・インフラ事業ドメインへの集中民間エンジン・防衛・原子力分野の成長加速アンモニア・宇宙分野の育成ライフサイクルビジネス拡大による安定収益基盤コンプライアンス・組織風土改革

見通し: 2025年度は過去の構造改革を経て、エアロスペース・エネルギー・インフラの3事業ドメインに注力し、飛躍的な成長ステージへ移行。特にエアロスペースとクリーンエネルギー分野へのリソースシフトにより、安定的なキャッシュ創出と持続的成長を目指す。

強み: 圧倒的な技術力と参入障壁の高い市場創出能力。航空・宇宙・防衛、エネルギー、インフラ分野における長年の経験とグローバルな事業展開力。

懸念: 子会社における不適切事案の再発。コンプライアミンス意識の再徹底や組織風土改革が道半ばであり、ステークホルダーからの信頼回復が急務。

リスク: 子会社による不適切事案の再発は、コンプライアンス軽視の組織風土を示唆し、社会的信用の失墜や事業機会の損失に繋がる。また、グローバル事業展開におけるカントリーリスクや経済安全保障上のリスクも増大しており、サプライチェーンの断絶や事業停止のリスクを孕む。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

IHI(石川島播磨重工業)は、1953年に東京石川島造船所と石川島重工業が合併して誕生した、日本の大手総合重工業メーカーです。その事業領域は極めて多岐にわたり、航空・宇宙・防衛、エネルギー、社会基盤、産業システム・汎用機械、そしてこれらを支える基盤技術に分類されます。特に、民間向け航空エンジン、防衛関連、原子力分野は成長事業として位置づけられ、将来の収益の柱となることが期待されています。また、アンモニア関連技術や宇宙関連事業といった育成分野にも注力し、カーボンフリー社会の実現や宇宙利用の拡大に貢献することを目指しています。ライフサイクルビジネスの拡大を通じて、自動化・省人化、CO₂削減といった顧客価値を創造し、安定的な収益基盤の確保を図る戦略です。2026年3月期においては、売上高1兆6,434億円、営業利益1,655億円を達成しており、事業ポートフォリオの改革を進めながら、持続的な成長を目指す企業です。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算では、売上高は前期比1.0%増の1兆6,434億円と微増にとどまりましたが、営業利益は同15.3%増の1,655億円、経常利益は同33.9%増の1,855億円、当期純利益は同42.8%増の1,610億円と、利益面で顕著な増加を記録しました。これは、民間向け航空エンジンの整備費用の増加や研究開発費の増加、一部海外事業の採算悪化といったマイナス要因があったものの、原子力の採算性向上、車両過給機の構造改革費用の前期比での減少、そして運搬機械事業や投資不動産の譲渡益計上が大きく寄与した結果です。特に、報告セグメント別では、資源・エネルギー・環境事業の売上収益は△8.4%と減少しましたが、営業損益は△63.1%の改善を見せました。産業システム・汎用機械事業は売上収益△7.1%に対し営業損益は185.0%増と大幅に改善しました。航空・宇宙・防衛事業は売上収益17.3%増と大きく伸びましたが、営業損益は△8.4%と減少しました。これらのセグメント別動向は、事業ポートフォリオ改革や個別の事業状況が複雑に影響し合っていることを示唆しています。

強みと競争優位性

IHIの強みは、長年にわたり培ってきた高度な技術力と、それに裏打ちされた多岐にわたる事業分野にあります。特に、航空・宇宙・防衛分野における高度な技術開発力は、参入障壁の高さと相まって、他社との差別化要因となっています。民間向け航空エンジン事業では、世界的な航空機需要の増加を背景に、アフターマーケット事業の拡大や整備能力の増強を進めており、グローバルな競争環境下で一定の地位を確立しています。また、エネルギー分野では、カーボンニュートラルへの潮流の中で、原子力発電やアンモニア燃料といった将来的な成長が見込まれる領域への投資を積極的に行っています。社会インフラ分野においても、インフラ老朽化対策や気候変動対応といった社会的なニーズに応える製品・サービスを提供しており、国内における強固な顧客基盤を有しています。これらの事業で蓄積された知見や技術は、新たな事業領域への展開や、他事業とのシナジー創出に繋がる可能性を秘めています。

リスク要因

IHIが直面するリスクは多岐にわたります。まず、グローバルな事業展開に伴うカントリーリスクが挙げられます。中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ情勢、米中対立といった地政学リスクは、サプライチェーンの断絶、物流コストの高騰、為替変動など、事業活動に直接的な影響を与える可能性があります。また、近年、子会社における不適切事案が複数発覚しており、コンプライアンス体制の強化、組織風土の改革が急務となっています。これらの事案は、社会的信用の低下や、競争参加資格停止といった直接的な事業への影響をもたらす可能性があります。さらに、航空エンジンに関する追加検査プログラムや、大型プロジェクトにおける想定外のコスト増、仕様変更、納期遅延なども、業績に影響を与えるリスク要因です。為替変動リスクや金利変動リスクも、国際的な取引が多い同社にとって無視できない要素です。これらのリスクに対して、同社はリスク管理体制の強化や保険加入、ヘッジ取引などの対策を講じていますが、予期せぬ事態の発生には常に注意が必要です。

投資テーマとの関連

IHIは、複数の重要な投資テーマと関連が深いです。まず、防衛関連事業は、地政学リスクの高まりを背景に、各国の防衛力強化政策から恩恵を受ける可能性があり、現代の安全保障環境において注目されるテーマです。次に、クリーンエネルギー分野への注力は、カーボンニュートラル社会の実現という長期的なメガトレンドに合致しており、特にアンモニア関連技術や原子力分野への投資は、脱炭素化への貢献が期待されます。また、民間向け航空エンジン事業は、航空需要の回復と成長に伴い、インフラ・インバウンド関連という投資テーマとも関連があります。AIやデータセンターの拡大による電力需要増は、エネルギー分野、特に原子力分野への追い風となる可能性があります。宇宙関連事業も、衛星データ利用の拡大や宇宙開発の進展といったテーマとの関連性が高まっています。これらのテーマへの積極的な取り組みは、将来的な成長ドライバーとして期待されます。

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