株式会社荏原製作所 (6361) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 機械
半導体再生可能エネルギー水素脱炭素DXESG
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 41/230位
D
安定性
業種 185/230位
B
成長性
業種 66/230位
B
効率性
業種 29/230位
E
CF健全性
業種 205/230位
売上高
9583億円
粗利率
32.6%
営業利益率
11.9%
純利益率
8.0%
ROE
15.1%
ROIC
10.9%
自己資本比率
47.0%
D/Eレシオ
0.44
有利子負債
2247億円
ネットキャッシュ
-813億円
NC/時価総額
-4.8%
運転資本余剰*
-3049億円
運転資本余剰/時価総額*
-18.1%
フリーCF
-505億円
FCFマージン
-5.3%
キャッシュ化率
0.53倍
PBR
3.31倍
EV/EBITDA
13.7倍
PER
22.2倍
想定株価
3692.1円
想定時価総額
1.7兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 9583億円 3119億円 151億円 1138億円 1289億円 1110億円 766億円
2024年12月期 8667億円 2870億円 130億円 980億円 1109億円 999億円 714億円
2023年12月期 7593億円 2427億円 104億円 860億円 964億円 847億円 603億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 1.1兆円 7174億円 4483億円 1122億円 5089億円
2024年12月期 1.0兆円 7053億円 4053億円 1144億円 4733億円
2023年12月期 9139億円 6483億円 3620億円 1304億円 4099億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 1435億円 1977億円 2092億円 2247億円 非該当 103億円 -3049億円
2024年12月期 1710億円 2060億円 1703億円 1504億円 非該当 101億円 -2343億円
2023年12月期 1481億円 2006億円 1634億円 1452億円 非該当 155億円 -2139億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2025年12月期 36億円 51億円
2024年12月期 38億円 60億円
2023年12月期 44億円 60億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 408億円 -912億円 168億円 -505億円
2024年12月期 1009億円 -486億円 -319億円 524億円
2023年12月期 700億円 -356億円 -47億円 344億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 166.3円 1114.5円 59.0円 35.5% -177.9円 22.2倍 3692.1円 1.7兆円 462,199,000株 5,612,800株
2024年12月期 154.6円 1024.6円 55.0円 35.6% 44.6円 15.9倍 2458.5円 1.1兆円 462,055,000株 140,400株
2023年12月期 130.7円 887.9円 45.8円 35.0% 6.1円 12.8倍 1673.3円 7724億円 461,745,000株 132,500株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 15.1% 7.1% 10.9% 32.6% 11.9% 13.5% 8.0% -5.3% 47.0% 0.44
2024年12月期 15.1% 7.1% 11.0% 33.1% 11.3% 12.8% 8.2% 6.0% 47.1% 0.32
2023年12月期 14.7% 6.6% 10.8% 32.0% 11.3% 12.7% 7.9% 4.5% 44.9% 0.35

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 10.6% 16.2% 7.3% 12.1% 12.8% 17.3% 代表執行役社長 CEO兼COO細田修吾
2024年12月期 14.1% 13.9% 18.4% 12.8% 10.7% 16.9% 代表執行役社長 CEO兼COO細田修吾
2023年12月期 11.5% 21.9% 19.4% 13.2% 8.3% 31.4% 代表執行役社長兼CEO兼COO 浅見 正男

業種比較(機械、229社中央値)

指標株式会社荏原製作所業種中央値
ROE15.1%7.1%
ROA7.1%4.3%
営業利益率11.9%8.2%
純利益率8.0%6.5%
自己資本比率47.0%65.2%
売上成長率10.6%3.0%
PER22.2倍13.2倍
PBR3.31倍0.91倍
EV/EBITDA13.7倍6.1倍
NC/時価総額-4.8%13.1%
運転資本余剰/時価総額-18.1%-1.9%
同業他社: ダイキン工業株式会社(6367)三菱重工業株式会社(7011)株式会社小松製作所(6301)株式会社 クボタ(6326)株式会社ジェイテクト(6473)全230社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

機械で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ダイフク (6383) 1.8兆円 6607億円
株式会社マキタ (6586) 1.3兆円 7776億円
日立建機株式会社 (6305) 1.1兆円 1.4兆円
株式会社 クボタ (6326) 2.5兆円 3.0兆円
栗田工業株式会社 (6370) 8016億円 4029億円
ホシザキ株式会社 (6465) 7381億円 4859億円
株式会社アマダ (6113) 6728億円 4374億円
オルガノ株式会社 (6368) 6254億円 1777億円
機械の企業一覧(全230社)→

AI分析(2025年12月期)

半導体再生可能エネルギー水素
E-Vision2035ソリューションプロバイダー水素エネルギー精密・電子事業脱炭素

見通し: 2035年長期ビジョン「E-Vision2035」を策定。売上高2兆円超、営業利益率20%超、ROIC・ROE各20%超、時価総額6兆円規模を目指す。精密・電子、エネルギー、建築・産業のグローバルビジネスセグメントに注力し、インフラ・環境は安定基盤とする。水関連、水素、航空宇宙、医療・バイオ、フードテック等新事業も育成。

強み: 水・環境インフラ、ポンプ、コンプレッサ・タービン等、社会・産業基盤に不可欠な製品群。長期ビジョン達成に向けた明確な事業ポートフォリオ戦略。

懸念: 半導体市場の変動性、国際情勢の不安定化、気候変動による事業影響。特に、精密・電子、エネルギーセグメントにおける市場変動リスク。

リスク: 1. 人材リスク:専門人材の採用・育成・定着の困難化。2. サプライチェーンリスク:地政学リスクや保護主義による分断・不安定化。3. 法令遵守リスク:下請法違反勧告を受け、コンプライアンス体制強化が急務。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

荏原製作所は、流体機械をコア技術とする総合エンジニアリング企業として、産業インフラから精密機器まで、幅広い分野で社会基盤を支える製品・サービスを提供しています。主要事業セグメントは、建築・産業機械、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子の5つに分かれています。建築・産業機械部門では、ポンプや冷凍機、送風機などを、エネルギー部門では石油・ガス、電力、新エネルギー分野向けのポンプやコンプレッッサ、タービンなどを提供します。インフラ部門では、水インフラ関連のポンプやトンネル用送風機、環境部門では都市ごみ焼却プラントなどを手掛けています。特に注力しているのが精密・電子部門で、半導体製造装置(真空ポンプ、CMP装置、めっき装置、排ガス処理装置)を提供し、最新技術の発展を支えています。ビジネスモデルとしては、機器の販売だけでなく、保守・メンテナンス、プラントの運転・保守といったサービス・ソリューション(S&S)事業の強化に注力しており、安定的な収益基盤の確立を目指しています。長期ビジョン「E-Vision2035」では、グローバルエクセレントカンパニーとして持続可能な社会の実現に不可欠な企業となることを目指し、事業ポートフォリオの最適化と、社会・環境価値および経済価値の最大化を追求しています。

直近決算ハイライト

直近の決算では、E-Plan2025の目標達成に向け、全般的に良好な進捗が見られます。売上収益のCAGRは12.1%と目標の7%以上を大きく上回り、収益性においても営業利益率11.9%、ROIC11.9%と、いずれも目標値を達成・上回る実績となりました。ROEも15.6%と、15%以上の目標をクリアしています。特に、精密・電子部門の売上収益CAGRは15.5%と目覚ましい成長を遂げ、営業利益率も16.9%と高い水準を維持しています。エネルギー部門も営業利益率11.9%と堅調です。一方で、建築・産業部門の営業利益率は6.3%と目標の7%を下回りました。非財務面では、Scope1,2のGHG排出量が2018年度比で46.3%削減と、目標の32%削減を達成し、環境(E)への取り組みも進んでいます。社会(S)面では、グローバルエンゲージメントサーベイが81と目標の83にはわずかに届きませんでしたが、男性育児休業取得率100%など、働きやすい環境づくりへの貢献も見られます。ガバナンス(G)面では、コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤーを受賞する一方で、事業拡大に伴うグループガバナンス体制の再構築や、下請法違反事案の再発防止に向けた内部統制強化が課題として挙げられています。

強みと競争優位性

荏原製作所の強みは、長年にわたり培ってきた流体機械に関する高度なコア技術と、それらを応用した幅広い製品群にあります。特に、ポンプ、コンプレッシャ、タービン、真空ポンプなどの分野で高い技術力を有しており、これが精密・電子、エネルギー、インフラといった成長分野での競争優位性の源泉となっています。例えば、半導体製造に不可欠な真空ポンプやCMP装置、めっき装置などは、高度な技術力と品質が要求される分野であり、同社の製品はその信頼性から高い評価を得ています。また、5つの事業セグメントにわたる多様なポートフォリオは、特定の市場の変動リスクを分散させる効果があります。さらに、近年は機器販売に留まらず、保守・メンテナンス、プラント運転などのサービス・ソリューション(S&S)事業を強化しており、顧客との長期的な関係構築と安定収益の確保に繋げています。長期ビジョン「E-Vision2035」では、これらの強みを活かし、持続可能な社会の実現に貢献する「グローバルエクセレントカンパニー」を目指す戦略が示されており、事業ポートフォリオの最適化や、AI技術の活用、M&Aや外部パートナーとの連携強化なども進めることで、さらなる競争優位性の確立を目指しています。

リスク要因

同社が認識しているリスク要因は多岐にわたります。まず、人材リスクとして、事業ごとの専門化・多様化による採用戦略の難しさや、管理職の負担増によるマネジメントスキルの低下、離職増加などが挙げられています。また、国際情勢・地政学上のリスクでは、政治情勢や国際関係の変化、地域紛争の増加が事業や海外拠点の安全に影響を与える可能性があります。サプライチェーンリスクも深刻で、保護主義の高まりや地域紛争による分断・不安定化、サプライヤーの高齢化による事業承継リスクが指摘されています。気候変動・自然災害リスクでは、脱炭素化への対応遅れによる競争力低下や、気象災害による事業場・サプライチェーンへの直接的な損害が懸念されます。さらに、技術革新・研究開発の失敗リスク、サイバーセキュリティリスク、M&Aリスク、品質リスク、そしてコンプライアンスリスクも重要視されています。特に、2025年2月には下請法違反で公正取引委員会から勧告を受けており、法令遵守の徹底が喫緊の課題となっています。これらのリスクは、業績の変動、事業機会の損失、さらには企業イメージの低下に繋がる可能性があります。

投資テーマとの関連

荏原製作所は、複数の重要な投資テーマと深く関連しています。まず、AI・半導体分野においては、精密・電子部門が半導体製造装置(真空ポンプ、CMP装置、めっき装置、排ガス処理装置)を提供しており、生成AIの普及に伴う半導体需要の拡大や、先端パッケージング技術の進化といったテーマに直接的に貢献しています。同社は、これらの装置を通じて、半導体産業の発展とAI社会の進展を支える重要な役割を担っています。次に、環境・サステナビリティ分野では、長期ビジョン「E-Vision2035」において、脱炭素社会の実現や気候変動対策への貢献をマテリアリティとして掲げており、エネルギー部門での新エネルギー関連事業の育成や、環境部門での循環経済への移行推進などを進めています。また、インフラ部門では、水インフラ関連製品やサービスを通じて、持続可能な社会基盤の構築に貢献しています。さらに、エネルギー分野においては、LNG需要の継続や、水素・アンモニア・CCUSといった新エネルギー市場の形成に、コンプレッサやタービンなどの製品・技術で対応しており、エネルギー転換のテーマとも関連が深いです。これらのテーマとの関連性の強さは、同社の将来的な成長ポテンシャルを示す重要な要素と言えます。

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