エムスリー株式会社 (2413) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: サービス業
ヘルスケアITSaaSAI
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 98/610位
B
安定性
業種 190/614位
B
成長性
業種 131/599位
C
効率性
業種 384/614位
A
CF健全性
業種 56/613位
売上高
3514億円
粗利率
50.0%
営業利益率
20.9%
純利益率
14.0%
ROE
12.0%
ROIC
11.7%
自己資本比率
64.0%
D/Eレシオ
0.08
有利子負債
331億円
ネットキャッシュ
1230億円
NC/時価総額
11.5%
運転資本余剰*
562億円
運転資本余剰/時価総額*
5.3%
フリーCF
544億円
FCFマージン
15.5%
キャッシュ化率
1.43倍
PBR
2.62倍
EV/EBITDA
10.8倍
PER
22.1倍
想定株価
1602.9円
想定時価総額
1.1兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 3514億円 1758億円 145億円 735億円 880億円 763億円 491億円
2025年3月期 2849億円 1544億円 106億円 630億円 735億円 648億円 405億円
2024年3月期 2389億円 1405億円 74億円 644億円 717億円 688億円 453億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 6374億円 2730億円 1000億円 907億円 4082億円
2025年3月期 5817億円 2434億円 821億円 868億円 3784億円
2024年3月期 4908億円 2407億円 672億円 569億円 3519億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1562億円 - 746億円 331億円 非該当 1241億円 562億円
2025年3月期 1349億円 - 650億円 244億円 非該当 1116億円 528億円
2024年3月期 1497億円 - 519億円 185億円 非該当 955億円 825億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 309億円 51億円
2025年3月期 318億円 34億円
2024年3月期 302億円 26億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 703億円 -159億円 -355億円 544億円
2025年3月期 517億円 -391億円 -272億円 126億円
2024年3月期 583億円 -395億円 94億円 189億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 72.5円 609.0円 22.0円 30.3% 184.3円 22.1倍 1602.9円 1.1兆円 679,120,000株 11,695,100株
2025年3月期 59.6円 555.1円 21.0円 35.2% 162.8円 28.5倍 1699.2円 1.2兆円 679,077,000株 45,200株
2024年3月期 66.7円 516.5円 21.0円 31.5% 193.1円 32.1倍 2140.4円 1.5兆円 679,063,000株 45,100株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 12.0% 7.7% 11.7% 50.0% 20.9% 25.1% 14.0% 15.5% 64.0% 0.08
2025年3月期 10.7% 7.0% 10.9% 54.2% 22.1% 25.8% 14.2% 4.4% 65.0% 0.06
2024年3月期 12.9% 9.2% 12.2% 58.8% 27.0% 30.0% 18.9% 7.9% 71.7% 0.05

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 23.3% 16.8% 21.3% 15.0% 15.7% 0.7% -
2025年3月期 19.3% -2.2% -10.6% 11.0% 16.8% -12.8% 代表取締役社長 谷村格
2024年3月期 3.5% -10.6% -7.7% 12.2% 16.1% 3.6% 代表取締役社長 谷村格

業種比較(サービス業、613社中央値)

指標エムスリー株式会社業種中央値
ROE12.0%10.3%
ROA7.7%5.1%
営業利益率20.9%7.4%
純利益率14.0%4.9%
自己資本比率64.0%53.6%
売上成長率23.3%7.2%
PER22.1倍15.2倍
PBR2.62倍1.69倍
EV/EBITDA10.8倍7.0倍
NC/時価総額11.5%13.9%
運転資本余剰/時価総額5.3%2.5%
同業他社: 日本郵政株式会社(6178)株式会社リクルートホールディングス(6098)楽天グループ株式会社(4755)パーソルホールディングス株式会社(2181)株式会社電通グループ(4324)全614社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

サービス業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社サイバーエージェント (4751) 9001億円 8740億円
藤田観光株式会社 (9722) 8017億円 820億円
株式会社ユー・エス・エス (4732) 7689億円 1139億円
株式会社ベイカレント (6532) 6848億円 1483億円
ALSOK株式会社 (2331) 6092億円 5970億円
インフロニア・ホールディングス株式会社 (5076) 5638億円 1.1兆円
パーソルホールディングス株式会社 (2181) 5204億円 1.6兆円
株式会社カカクコム (2371) 4099億円 941億円
サービス業の企業一覧(全614社)→

AI分析(2026年3月期)

ヘルスケアITSaaSAI
m3.comプラットフォームAI活用による医療DX支援製薬企業向けマーケティング支援グローバル展開(欧米・アジア)M&Aによる事業拡大(イーウェル、ノアコンツェル)

見通し: 今期は売上高3,514億円、営業利益735億円と、前年比で大幅な増収増益を見込む。特にペイシェントソリューション事業の急成長と、イーウェル社、ノアコンツェル社の買収効果が牽引。AI活用や海外展開も引き続き推進し、持続的な成長を目指す。

強み: 国内医師会員35万人超を擁する「m3.com」プラットフォームを基盤とした強力なネットワークと、AI・データ活用による製薬・医療機関向けサービス。グローバルな医師パネルも強み。

懸念: 個人情報・機密情報の漏洩リスク、システム障害リスク、医療・ヘルスケア市場の動向、製薬会社の再編による契約見直しの可能性。規制変更リスクも潜在。

リスク: 個人情報・機密情報の漏洩は、事業停止や信用失墜に繋がりかねない重大リスク。システム障害・サイバー攻撃も業績に直接影響。また、海外での法規制変更は事業展開に予期せぬ影響を与える可能性がある。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

エムスリーは、テクノロジーとメディアの力を駆使して医療の世界を変革することを目指す企業です。その中核事業は、医療従事者専門サイト「m3.com」の運営であり、35万人以上の医師会員を含む医療従事者会員に、専門医療情報、ニュース、文献検索、コミュニティサイトなどを無料で提供しています。このプラットフォームを基盤に、製薬会社向けのマーケティング支援サービス「MR君」ファミリー、会員医療従事者を対象とした調査サービス、AIを活用した薬剤課題解決支援などを展開するメディカルプラットフォーム事業が主力です。その他、臨床開発支援を行うエビデンスソリューション事業、医師・薬剤師向け人材紹介のキャリアソリューション事業、医療機関運営サポートを行うサイトソリューション事業、入院患者・介護施設利用者向けサポートのペイシェントソリューション事業などを展開しています。さらに、国内外で700万人以上の医師登録数を活かしたグローバル調査サービスや、米国・欧州を中心に製薬企業向けサービス、医師向けキャリアサービスなども展開し、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。2026年3月期の売上高は3,514億円、営業利益は735億円を達成しました。

直近決算ハイライト

2026年3月期において、エムスリーは売上高3,514億円、営業利益735億円と、前年同期比でそれぞれ23.3%、16.8%の増収増益を達成しました。これは、製薬マーケティング支援や医療現場のDX化支援といったメディカルプラットフォーム事業の堅調な推移に加え、株式会社イーウェルや株式会社ノアコンツェルの買収による貢献が大きかったことが要因です。特にペイシェントソリューションセグメントでは、株式会社エランの連結子会社化が寄与し、売上高が159.5%増と大幅に伸長しました。エビデンスソリューション事業も、相対的に収益性の高い案件の寄与により利益率が改善しました。一方で、海外セグメントでは、米国政策転換によるワクチン関連プロジェクトのマイナス影響があったものの、欧州・その他地域の成長や買収効果により増収を維持しました。利益面では、全体として増益基調にあるものの、一部セグメントでの先行投資や減損損失の追加計上などが利益成長の抑制要因となりました。当期純利益は491億円、同21.3%増となりました。

強みと競争優位性

エムスリーの最大の強みは、医師会員35万人以上を含む700万人以上の医療従事者会員基盤をデジタルで繋ぐ「m3.com」プラットフォームです。この強固な会員基盤は、製薬会社へのマーケティング支援や医療従事者向け調査サービスにおいて、他社が容易に模倣できない参入障壁を形成しています。また、エムスリーは、AIを含む最新テクノロジーの活用に積極的であり、医療現場の課題解決や医療コスト削減に貢献するソリューション開発を推進しています。製薬企業との長年にわたる取引実績や、多様なデータアセットの保有も競争優位性につながっています。さらに、グローバルに展開する医師パネルや、M&Aによる事業拡大戦略も、継続的な成長を支える基盤となっています。これらの要素が組み合わさることで、医療業界におけるユニークなポジションを確立し、持続的な競争優位性を維持しています。

リスク要因

エムスリーの事業運営におけるリスクとしては、まずインターネット関連規制の導入や変更による影響が挙げられます。また、主力事業が医療・ヘルスケア市場に依存しているため、市場の停滞や縮小、あるいは顧客である製薬会社の再編などが業績に影響を与える可能性があります。個人情報や顧客の機密情報の漏洩リスクも依然として存在し、情報セキュリティ体制の維持・強化が不可欠です。さらに、知的財産権侵害のリスクや、システム障害、サイバー攻撃なども事業継続性の観点から注意が必要です。医薬品、医療機器、人材サービス、訪問看護・介護など、多岐にわたる事業領域で適用される各種法規制の改廃や、それらに対応できない場合のリスクも存在します。加えて、海外事業においては、各国の法規制や政治経済情勢の変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。

投資テーマとの関連

エムスリーは、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった現代の主要な投資テーマと深く関連しています。同社はAI技術を積極的に活用し、医療現場の効率化、診断支援、薬剤開発支援など、多岐にわたるソリューションを提供しています。特に、製薬企業向けのマーケティング支援や、医療機関向けのAI搭載電子カルテ・診療支援システムは、DX推進の文脈で注目されます。また、医療・ヘルスケア分野は、高齢化社会の進展や予防医療への関心の高まりから、持続的な成長が期待されるテーマです。エムスリーのプラットフォームは、これらのトレンドに対応し、医療コストの削減や健康寿命の延伸といった社会課題の解決に貢献する可能性を秘めており、長期的な視点での投資妙味があると考えられます。グローバルな医師ネットワークやデータ活用能力は、将来的なヘルスケアエコシステムの進化においても重要な役割を果たすでしょう。

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