株式会社三越伊勢丹ホールディングス (3099) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 小売業
インバウンドEC
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 11/360位
C
安定性
業種 104/359位
C
成長性
業種 167/355位
C
効率性
業種 308/360位
A
CF健全性
業種 9/360位
売上高
5456億円
粗利率
61.7%
営業利益率
14.7%
純利益率
14.0%
ROE
12.3%
ROIC
8.2%
自己資本比率
50.8%
D/Eレシオ
0.11
有利子負債
682億円
ネットキャッシュ
91億円
NC/時価総額
0.9%
運転資本余剰*
-2938億円
運転資本余剰/時価総額*
-29.4%
フリーCF
1123億円
FCFマージン
20.6%
キャッシュ化率
1.19倍
PBR
1.62倍
EV/EBITDA
9.5倍
PER
13.3倍
想定株価
2845.7円
想定時価総額
1.0兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 5456億円 3367億円 244億円 800億円 1045億円 866億円 761億円
2025年3月期 5555億円 3377億円 242億円 763億円 1005億円 881億円 528億円
2024年3月期 5364億円 3189億円 243億円 544億円 787億円 599億円 556億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1.2兆円 2988億円 3711億円 2267億円 6189億円
2025年3月期 1.2兆円 2549億円 3793億円 2235億円 6015億円
2024年3月期 1.2兆円 2868億円 3932億円 2311億円 5939億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 773億円 14億円 1640億円 682億円 1108億円 - -2938億円
2025年3月期 418億円 13億円 1553億円 863億円 1490億円 - -3375億円
2024年3月期 724億円 15億円 1545億円 1208億円 1330億円 95億円 -3208億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 907億円 216億円 -769億円 1123億円
2025年3月期 896億円 -260億円 -949億円 636億円
2024年3月期 569億円 -270億円 -685億円 299億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 214.0円 1764.7円 70.0円 32.7% 25.9円 13.3倍 2845.7円 1.0兆円 367,446,000株 15,894,300株
2025年3月期 142.4円 1646.2円 54.0円 37.9% -121.8円 15.0倍 2136.3円 7806億円 380,262,000株 14,852,700株
2024年3月期 145.8円 1582.4円 34.0円 23.3% -128.8円 17.1倍 2493.0円 9357億円 397,265,000株 21,927,400株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 12.3% 6.3% 8.2% 61.7% 14.7% 19.1% 14.0% 20.6% 50.8% 0.11
2025年3月期 8.8% 4.4% 7.8% 60.8% 13.7% 18.1% 9.5% 11.5% 49.9% 0.14
2024年3月期 9.4% 4.5% 5.3% 59.5% 10.1% 14.7% 10.4% 5.6% 48.5% 0.20

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -1.8% 4.9% 44.1% 3.8% -7.7% 39.3% -
2025年3月期 3.6% 40.4% -5.0% 9.9% -13.1% 134.2% 代表執行役社長 CEO細谷敏幸
2024年3月期 10.1% 83.6% 71.7% -13.1% -14.8% - 代表執行役社長 CEO細谷敏幸

業種比較(小売業、359社中央値)

指標株式会社三越伊勢丹ホールディングス業種中央値
ROE12.3%7.9%
ROA6.3%3.6%
営業利益率14.7%3.6%
純利益率14.0%2.4%
自己資本比率50.8%45.6%
売上成長率-1.8%4.5%
PER13.3倍17.5倍
PBR1.62倍1.58倍
EV/EBITDA9.5倍7.9倍
NC/時価総額0.9%-3.9%
運転資本余剰/時価総額-29.4%-16.0%
同業他社: イオン株式会社(8267)株式会社セブン&アイ・ホールディングス(3382)株式会社ファーストリテイリング(9983)株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)株式会社ヤマダホールディングス(9831)全360社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

小売業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社マツキヨココカラ&カンパニー (3088) 1.0兆円 1.1兆円
株式会社ZOZO (3092) 9762億円 2284億円
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (3563) 8763億円 4296億円
日本マクドナルドホールディングス株式会社 (2702) 8511億円 4166億円
株式会社ツルハホールディングス (3391) 1.2兆円 1.5兆円
株式会社すかいらーくホールディングス (3197) 7654億円 4578億円
株式会社MonotaRO (3064) 1.2兆円 3339億円
株式会社しまむら (8227) 7344億円 7000億円
小売業の企業一覧(全360社)→

異常検知フラグ

2022年3月期: 売上3年連続減少
2021年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

インバウンド
個客業への変革顧客KPI(識別顧客売上高)店舗リモデル(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)海外顧客向けアプリグループ連邦活動

見通し: 中期経営計画「まち化準備フェーズ」が本格化し、「個客業」への変革を推進。2027年度営業利益850億円、2030年度1,000~1,100億円を目指す。識別顧客売上高も拡大し、持続的成長と企業価値向上を見込む。

強み: 「個客業」への変革を軸とした顧客基盤の強化と、百貨店事業で培ったブランド力。グループ各社との連携によるシナジー創出力。

懸念: 「個客業」への変革遅延リスク。インフレや人件費高騰による収益圧迫。海外事業における地政学リスク。

リスク: ビジネスモデル変革の遅延リスク(特に「個客業」への移行)。デジタル化対応の遅れによる競争力低下。海外事業における地政学リスクや為替変動リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E03521は、「お客さまの暮らしを豊かにする、“特別な”百貨店を中核とした小売グループ」を目指し、創業以来「お客さま第一」の精神で事業を展開しています。中核事業である百貨店事業に加え、クレジットカード・金融、不動産、国内関連事業など多岐にわたる事業を展開し、グループ全体でシナジーを創出しています。現在の経営戦略は「まち化準備フェーズ」にあり、従来のマスマーケティング型の「館業」から、顧客一人ひとりのニーズに応える「個客業」への変革を推進しています。具体的には、カードやアプリを活用した顧客識別化を強化し、グループ内の各事業が連携する「連邦活動」を通じて、多様な顧客価値を提案することで、顧客生涯価値(LTV)の最大化とウォレットシェアの拡大を目指しています。2026年3月期においては、これらの戦略を着実に実行し、持続的な企業価値向上を図っています。

直近決算ハイライト

2026年3月期において、E03521は売上高5,456億円(前期比-1.8%)となりました。営業利益は800億円(前期比+4.9%)と増益を達成し、3期連続で過去最高を更新しました。経常利益は866億円(前期比-1.7%)となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は761億円(前期比+44.1%)と大幅な増益を記録し、こちらも過去最高を大幅に更新しました。これは、従来の「館業」から「個客業」へのビジネスモデル転換が着実に進展し、百貨店事業における識別顧客売上高の堅調な推移や、グループの多様なコンテンツを活用した“連邦”活動による新たな収益機会の創出が寄与した結果と考えられます。また、経費構造改革による販売管理費の抑制も、営業利益の改善に貢献しました。株主資本は5,731億円(前期比+3.6%)となり、総資産は12,180億円(前期比+1.0%)と、堅調な財務基盤を維持しています。現金及び預金は773億円(前期比+84.9%)と大幅に増加し、営業キャッシュフローも907億円(前期比+1.2%)と安定しています。EPSは213.96円(前期比+50.2%)と大きく伸長し、株主還元としては1株配当70.00円(前期比+29.6%)と増配を実施しています。

強みと競争優位性

E03521の強みは、長年にわたり培ってきた百貨店事業におけるブランド力と、顧客基盤の厚さにあります。特に伊勢丹新宿本店や日本橋三越本店といった旗艦店は、国内外から高い集客力を誇り、独自性の高い商品や体験を提供することで、競合他社との差別化を図っています。また、「個客業」への変革を推進する中で、カードやアプリを通じた顧客識別化を強化し、顧客一人ひとりの嗜好に合わせた商品・サービス提案を行うことで、顧客とのエンゲージメントを深化させています。これにより、単なるモノの販売に留まらず、顧客のライフスタイル全体に寄り添うソリューションを提供することが可能となり、長期的な顧客関係の構築に繋がっています。さらに、百貨店事業で培ったノウハウを活かし、不動産、金融、関連事業といった多様な事業領域へと展開することで、グループ全体でのシナジー効果を生み出し、収益基盤の多角化と安定化を図っている点も競争優位性と言えます。

リスク要因

E03521が直面するリスクとして、まず国内の人口減少・少子高齢化に伴う小売市場全体の縮小が挙げられます。これに加え、デジタル化の加速や消費者ニーズの多様化に対応するためのビジネスモデル変革の遅延は、競争力の低下を招く可能性があります。特に、中核事業である百貨店事業の収益性維持・向上は重要な課題です。また、海外情勢の不確実性、地政学リスクの拡大、為替変動などは、海外事業やインバウンド需要に影響を与え、業績変動要因となり得ます。さらに、気候変動問題への対応遅れや、サプライチェーンにおける人権・環境問題への対応不足は、企業のレピュテーションリスクを高める可能性があります。AIシステムやSNSの不適切な利用、サイバーセキュリティに関わるリスクも、事業継続性や情報管理体制において注意が必要です。これらのリスクに対し、同社はリスクマネジメント体制の強化や、サステナビリティ経営の推進、DXへの投資などを進めていますが、その実効性が問われます。

投資テーマとの関連

E03521は、直接的にAIや半導体、EVといった先端技術分野の主力企業ではありません。しかし、「デジタル社会への対応」や「ビジネスモデル変革」といったテーマにおいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進している点が注目されます。顧客データを活用した「個客業」への転換や、オンラインと実店舗を連携させた顧客体験の向上は、テクノロジー活用の一環と捉えられます。また、サステナビリティ経営の推進や、脱炭素社会の実現に向けた目標設定は、ESG投資の観点からも関連性が高いと言えます。特に、気候変動への対応や人権デュー・ディリジェンスの実施といった取り組みは、企業の持続可能性を高める上で重要視されています。将来的な「まち化」戦略における不動産事業との連携や、金融事業とのシナジー創出なども、新たな事業機会として投資テーマと結びつく可能性があります。

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