アイコム株式会社 (6820) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 電気機器
サイバーセキュリティインバウンドインフラ老朽化防衛
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 130/248位
A
安定性
業種 6/249位
D
成長性
業種 191/247位
D
効率性
業種 196/249位
D
CF健全性
業種 197/249位
売上高
370億円
粗利率
43.8%
営業利益率
7.9%
純利益率
7.2%
ROE
3.6%
ROIC
2.8%
自己資本比率
89.2%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
226億円
NC/時価総額
53.3%
運転資本余剰*
172億円
運転資本余剰/時価総額*
40.5%
フリーCF
-9億円
FCFマージン
-2.4%
キャッシュ化率
1.01倍
PBR
0.58倍
EV/EBITDA
5.1倍
PER
15.9倍
想定株価
2952.5円
想定時価総額
424億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 370億円 162億円 10億円 29億円 39億円 38億円 27億円
2025年3月期 375億円 166億円 11億円 37億円 48億円 39億円 30億円
2024年3月期 371億円 160億円 12億円 34億円 46億円 44億円 35億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 820億円 509億円 54億円 35億円 731億円
2025年3月期 739億円 487億円 45億円 20億円 674億円
2024年3月期 732億円 501億円 60億円 14億円 657億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 226億円 142億円 63億円 - 116億円 - 172億円
2025年3月期 243億円 138億円 54億円 - 84億円 - 198億円
2024年3月期 260億円 144億円 50億円 - 82億円 - 200億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 27億円 -36億円 -12億円 -9億円
2025年3月期 25億円 -27億円 -14億円 -2億円
2024年3月期 22億円 -37億円 -11億円 -15億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 185.7円 5092.6円 75.0円 40.4% 1573.8円 15.9倍 2952.5円 424億円 14,850,000株 497,700株
2025年3月期 205.6円 4693.3円 83.0円 40.4% 1696.4円 13.4倍 2755.4円 395億円 14,850,000株 497,600株
2024年3月期 241.2円 4580.8円 97.0円 40.2% 1811.1円 14.1倍 3400.8円 488億円 14,850,000株 497,600株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 3.6% 3.3% 2.8% 43.8% 7.9% 10.5% 7.2% -2.4% 89.2% -
2025年3月期 4.4% 4.0% 3.9% 44.4% 9.9% 12.9% 7.9% -0.4% 91.2% -
2024年3月期 5.3% 4.7% 3.6% 43.2% 9.2% 12.3% 9.3% -4.0% 89.9% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -1.4% -21.7% -9.7% 2.6% 5.8% 0.7% -
2025年3月期 0.9% 9.0% -14.7% 9.8% 4.2% 52.1% 代表取締役社長 中岡洋詞
2024年3月期 8.6% 19.8% 34.5% 9.9% 4.6% 21.8% 代表取締役社長 中岡洋詞

業種比較(電気機器、248社中央値)

指標アイコム株式会社業種中央値
ROE3.6%7.0%
ROA3.3%4.3%
営業利益率7.9%6.8%
純利益率7.2%5.8%
自己資本比率89.2%61.0%
売上成長率-1.4%4.0%
PER15.9倍15.0倍
PBR0.58倍1.04倍
EV/EBITDA5.1倍6.6倍
NC/時価総額53.3%8.5%
運転資本余剰/時価総額40.5%-3.4%
同業他社: ソニーグループ株式会社(6758)株式会社日立製作所(6501)パナソニックホールディングス株式会社(6752)三菱電機株式会社(6503)キヤノン株式会社(7751)全249社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

電気機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
アイホン株式会社 (6718) 443億円 630億円
株式会社ミマキエンジニアリング (6638) 452億円 837億円
JALCOホールディングス株式会社 (6625) 395億円 170億円
寺崎電気産業株式会社 (6637) 460億円 629億円
日本シイエムケイ株式会社 (6958) 382億円 1002億円
スミダコーポレーション株式会社 (6817) 380億円 1472億円
株式会社京三製作所 (6742) 376億円 931億円
株式会社遠藤照明 (6932) 369億円 555億円
電気機器の企業一覧(全249社)→

AI分析(2026年3月期)

サイバーセキュリティインバウンド
RF(高周波)技術IP無線を活用したストックビジネス衛星通信を用いたPTTソリューションスマートフォン向けAI搭載インカムアプリ「ICOM CONNECT」中期経営計画2030(公共インフラ、防衛通信市場参入)

見通し: 今期は海外市場の需要回復の遅れや原材料調達難の影響で減収減益となったが、来期は国内市場の堅調さと為替差益により回復を見込む。中期計画では売上高430億円、営業利益43億円、営業利益率10%を目指す。

強み: 無線通信技術を核とした高い専門性と、創業以来60年以上堅持する国内生産による高品質・高信頼性製品。

懸念: 海外売上比率が高く、為替変動リスクが大きい。また、自然災害や地政学リスクによる生産・調達への影響も懸念される。

リスク: 南海トラフ巨大地震等の自然災害による生産拠点への被害リスク。原材料調達先での紛争・災害による調達停止リスク。海外売上比率6割超のため、為替変動が経営成績に与える影響。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E01850は、無線通信機器の製造・販売を中核事業とする企業グループです。創業以来「常に最高の技術集団であれ」を社是とし、「コミュニケーションで創る楽しい未来・愉快な技術」を経営理念に掲げています。主要な事業セグメントは、陸上業務用無線通信機器、アマチュア用無線通信機器、海上用無線通信機器、その他無線通信機器、ネットワーク機器といった情報通信機器の開発・製造・販売です。特に、RF(高周波)技術を中核技術と位置づけ、無線通信分野に経営資源を集中することで持続的な成長と競争力の強化を図っています。アマチュア無線で培ったアナログ技術を基盤に、海上用・航空用無線通信機器へと事業領域を拡大し、デジタル通信技術やIPネットワーク技術も応用しています。また、現在でも唯一、衛星通信を用いたPTT(Push-to-Talk)ソリューションを提供しており、IP無線を活用したストックビジネスも新たな収益の柱となっています。製品ジャンルを超えた技術資産の横断的な活用と、無線機のエンドユーザーとの継続的な対話による市場ニーズの的確な把握、そして60年以上にわたる国内生産(Made in Japan)による一貫した品質管理体制が、同社の強みとなっています。2026年3月期の売上高は369億5千9百万円でした。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結業績は、売上高が369億5千9百万円で前期比1.4%減となりました。営業利益は29億1千3百万円で同21.7%減、経常利益は38億1千2百万円で同2.3%減、親会社株主に帰属する当期純利益は26億6千5百万円で同9.7%減といずれも減収減益となりました。営業利益率はおよそ7.9%となりました。地域別に見ると、国内市場は業務用無線通信機器及び周辺機器の販売が堅調に推移し増収となったものの、海外市場、特に米州およびアジア・オセアニア地域で需要の本格回復に至らず減収となったことが全体の売上減少に響きました。品目別では、陸上業務用無線通信機器が前期比4.3%減、アマチュア用無線通信機器が同18.0%減と落ち込みましたが、海上用無線通信機器は同9.8%増、その他品目(付属品等)は同11.2%増と健闘しました。特に、日本セグメントは増収、欧州セグメントは増収・増益と好調を維持した一方、北米セグメントは在庫調整や米国の関税政策による物価上昇、政府機関閉鎖などの影響で減収となり、営業損失へと転落しました。

強みと競争優位性

E01850の競争優位性は、創業以来培ってきた高度な無線通信技術、特にRF(高周波)技術における専門性の高さにあります。アナログ技術からデジタル通信、IPネットワーク技術、さらには衛星通信まで、幅広い技術領域をカバーしており、これらの技術資産を製品ジャンルを超えて横断的に活用できる点が強みです。また、他社に先駆けて実用化したデジタル通信技術や、現在も唯一提供している衛星通信を用いたPTTソリューションは、独自のポジションを確立しています。さらに、60年以上にわたり堅持している「Made in Japan」に代表される国内生産体制は、開発から製造、品質管理まで一貫した高い品質と信頼性を実現し、ブランド価値の向上に寄与しています。無線機のエンドユーザーとの継続的な対話を通じて市場ニーズや業界課題を的確に把握し、それを迅速に製品開発へ反映させるビジネスモデルも、顧客からの信頼獲得とニッチ市場における競争力の源泉となっています。

リスク要因

同社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクとして、まず生産拠点に関するリスクが挙げられます。和歌山県に設置された生産拠点は、南海トラフ巨大地震をはじめとする自然災害の影響を受ける可能性があります。また、原材料の調達リスクも存在します。日本、中国、台湾、東南アジア諸国から調達する電子部品等の原材料について、紛争や自然災害等により調達が長期にわたり滞るリスクがあります。さらに、連結売上高の約6割を海外売上が占めることから、為替相場の変動リスクも無視できません。2026年3月期は対ユーロでは円安に推移しましたが、対米ドルでは円高でした。加えて、製品に将来的に欠陥が生じる可能性から、大規模な製品回収(リコール)や製造物賠償責任につながるリスク、そして第三者との知的財産権に関する問題発生のリスクも存在します。これらのリスクに対し、同社は防災対策、調達先の複数化、為替変動対策、厳格な品質管理、知的財産権の保護といった軽減策を講じていますが、リスクの完全な排除は困難です。

投資テーマとの関連

E01850は、その事業内容から複数の投資テーマとの関連性が考えられます。まず、業務用無線通信機器の高度化・IP化や、スマートフォン向けAI搭載インカムアプリ「ICOM CONNECT」のリリースなど、IoT(モノのインターネット)およびAI(人工知能)関連のテーマとの接点があります。特に、IP無線を活用したストックビジネスへの注力は、サブスクリプションモデルへの展開可能性を示唆します。また、中期経営計画2030において「防衛通信市場への参入」を柱の一つとしていることは、防衛産業関連のテーマとの関連性を高めます。同社の持つ高度な無線通信技術は、国家安全保障に関わる分野での活用が期待されます。さらに、世界経済の不安定化や地政学リスクの高まりといった背景から、通信インフラの重要性が増しており、同社の事業は、安定した通信網の構築・維持という観点からも、地政学リスクやサプライチェーン強靭化といったテーマとも間接的に関連しています。

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