エスペック株式会社 (6859) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 電気機器
半導体AI自動車部品宇宙インフラ老朽化EV
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 73/248位
A
安定性
業種 48/249位
C
成長性
業種 150/247位
B
効率性
業種 45/249位
B
CF健全性
業種 83/249位
売上高
700億円
粗利率
34.7%
営業利益率
10.1%
純利益率
8.4%
ROE
9.6%
ROIC
8.0%
自己資本比率
74.1%
D/Eレシオ
0.01
有利子負債
6億円
ネットキャッシュ
141億円
NC/時価総額
21.8%
運転資本余剰*
-23億円
運転資本余剰/時価総額*
-3.6%
フリーCF
48億円
FCFマージン
6.8%
キャッシュ化率
0.86倍
PBR
1.05倍
EV/EBITDA
5.6倍
PER
11.0倍
想定株価
2974.3円
想定時価総額
647億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 700億円 243億円 20億円 71億円 90億円 75億円 59億円
2025年3月期 673億円 240億円 17億円 75億円 92億円 78億円 60億円
2024年3月期 621億円 220億円 15億円 66億円 81億円 69億円 50億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 829億円 564億円 170億円 45億円 614億円
2025年3月期 758億円 506億円 154億円 37億円 567億円
2024年3月期 782億円 547億円 224億円 31億円 527億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 147億円 122億円 189億円 6億円 49億円 11億円 -23億円
2025年3月期 128億円 122億円 180億円 1億円 40億円 14億円 -27億円
2024年3月期 168億円 134億円 165億円 52億円 41億円 16億円 -57億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 51億円 -3億円 -39億円 48億円
2025年3月期 44億円 -12億円 -72億円 33億円
2024年3月期 27億円 -38億円 28億円 -10億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 270.4円 2873.4円 115.0円 42.5% 647.3円 11.0倍 2974.3円 647億円 23,781,394株 2,023,600株
2025年3月期 275.0円 2596.8円 95.0円 34.5% 572.6円 8.7倍 2392.2円 528億円 23,781,394株 1,708,800株
2024年3月期 227.6円 2414.6円 75.0円 33.0% 523.9円 13.4倍 3050.0円 673億円 23,781,394株 1,708,600株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 9.6% 7.1% 8.0% 34.7% 10.1% 12.9% 8.4% 6.8% 74.1% 0.01
2025年3月期 10.6% 7.9% 9.3% 35.6% 11.2% 13.8% 8.9% 4.9% 74.8% 0.00
2024年3月期 9.4% 6.3% 8.0% 35.4% 10.6% 13.1% 8.0% -1.7% 67.4% 0.10

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 4.1% -5.9% -2.1% 9.8% 12.6% 17.5% -
2025年3月期 8.3% 14.3% 20.8% 17.2% 9.7% 56.4% 代表取締役 執行役員社長荒田知
2024年3月期 17.5% 50.8% 49.2% 17.1% 4.2% 36.8% 代表取締役 執行役員社長荒田知

業種比較(電気機器、248社中央値)

指標エスペック株式会社業種中央値
ROE9.6%6.9%
ROA7.1%4.2%
営業利益率10.1%6.8%
純利益率8.4%5.8%
自己資本比率74.1%61.0%
売上成長率4.1%3.9%
PER11.0倍15.0倍
PBR1.05倍1.04倍
EV/EBITDA5.6倍6.6倍
NC/時価総額21.8%8.5%
運転資本余剰/時価総額-3.6%-3.2%
同業他社: ソニーグループ株式会社(6758)株式会社日立製作所(6501)パナソニックホールディングス株式会社(6752)三菱電機株式会社(6503)キヤノン株式会社(7751)全249社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

電気機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
OBARA GROUP株式会社 (6877) 653億円 617億円
フォスター電機株式会社 (6794) 657億円 1349億円
愛知電機株式会社 (6623) 664億円 1294億円
TOA株式会社 (6809) 608億円 554億円
株式会社ヨコオ (6800) 696億円 901億円
デンヨー株式会社 (6517) 719億円 722億円
株式会社テラプローブ (6627) 573億円 417億円
新コスモス電機株式会社 (6824) 558億円 501億円
電気機器の企業一覧(全249社)→

AI分析(2026年3月期)

半導体AI自動車部品宇宙インフラ老朽化
AI半導体向け試験装置衛星通信分野サーマルソリューションサービス福知山工場リノベーション受託試験事業の収益改善

見通し: 2025年度はEV減速等の影響で利益面が計画を下回ったものの、AI半導体や衛星通信分野の需要は堅調。2026年度は売上増を見込むが、利益は横ばいを想定。収益構造転換と構造的課題解決が焦点。

強み: 環境試験器分野で世界トップランナー。AI半導体、自動運転、衛星通信といった成長分野に注力。グローバル販売網とカスタム対応力が強み。

懸念: 中国市場での競争激化による収益悪化、EV減速が受託試験事業に与える影響。原材料価格高騰やサプライヤー依存のリスク。

リスク: 1. 自動車関連(特にEV)の需要変動が装置事業、受託試験事業の収益を圧迫するリスク。2. 中国市場での激化する競争により、装置事業の収益性が低下するリスク。3. 地政学リスクや為替変動が海外売上高比率の高い同社業績に影響を与える可能性。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E02307は、環境試験器、エナジーデバイス装置、半導体関連装置といった「装置事業」、アフターサービス・エンジニアリング、受託試験・レンタルといった「サービス事業」、そして環境保全、植物育成装置などを手掛ける「その他事業」の3つのセグメントを展開しています。主力である環境試験器は、自動車、通信、電子部品といった幅広い分野で、温度、湿度、その他の環境要因が製品に与える影響を試験するために不可欠な製品です。エナジーデバイス装置は、二次電池や燃料電池の性能評価に用いられ、持続可能な社会の実現に貢献します。半導体関連装置は、バーンイン装置や計測システムなどを提供し、半導体産業の品質向上を支えています。サービス事業では、装置のメンテナンスや設置工事に加え、顧客の試験ニーズに応える受託試験サービスや装置のレンタルを提供することで、装置事業とのシナジーを創出しています。その他事業では、環境保全活動や植物工場事業を通じて、社会課題の解決に貢献する多角的な事業ポートフォリオを構築しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算では、売上高は前年比4.1%増の700億円と過去最高を更新しました。これは、AI半導体分野や衛星通信分野での需要が堅調に推移したことが主な要因です。しかしながら、営業利益は前年比5.9%減の71億円、経常利益は同4.1%減の75億円、当期純利益は同2.1%減の59億円と、利益面では減収減益となりました。利益率の悪化は、中国市場における競争激化や、EV減速に伴う受託試験事業の収益悪化、さらには受注高の増加に伴う販売費及び一般管理費の増加などが響いた形です。装置事業の営業利益はほぼ横ばいでしたが、サービス事業では大幅な減少が見られました。一方で、その他事業は増収増益と好調でした。自己資本比率は74.0%と依然として高い水準を維持しており、財務健全性は保たれています。期末配当は、前期比21.1%増の1株115円と、株主還元への積極的な姿勢が見られます。

強みと競争優位性

E02307の強みは、長年にわたり培ってきた環境試験器分野における高い技術力と、国内外に広がる強固な顧客基盤にあります。特に、自動車、通信、電子部品といった主要産業の発展を支える製品群は、参入障壁の高さを示唆しています。また、AI半導体、自動運転、衛星通信といった成長分野をターゲット市場として設定し、これらの分野の試験ニーズに的確に応える製品開発力とカスタム対応力は、競争優位性の源泉となっています。グローバル展開も進めており、日本、米国、中国を重視したエリア戦略により、国際的な競争力を高めています。さらに、装置事業だけでなく、アフターサービスや受託試験といったサービス事業を強化することで、顧客との長期的な関係構築と安定的な収益源の確保を図っている点も評価できます。中期経営計画では、モノづくりの高効率化やIT・デジタル技術の活用によるサービス提供強化、そしてサーマルソリューションサービスや食品機械事業といった新規事業の拡大にも注力しており、将来の成長に向けた布石も打っています。

リスク要因

同社の業績は、主要顧客である電子部品・電子機器、自動車関連メーカーの設備投資動向や業界景気に大きく左右されるリスクがあります。国内市場が成熟しているため、海外市場の業績が成長の鍵となりますが、欧米の競合メーカーや、低価格を武器とする中国・台湾メーカーとの競争激化は、利益率低下の要因となり得ます。また、海外売上高比率が高いことから、大規模な自然災害、感染症の流行、戦争、政情不安といった地政学リスクや、サプライヤーへの依存、原材料価格の高騰も、事業運営に支障をきたす可能性があります。輸出管理関連法令の遵守も重要な課題であり、違反した場合は業績に影響を及ぼす恐れがあります。さらに、環境規制の強化は、製品開発コストの増加や販売への影響をもたらす可能性も否定できません。人材の確保・育成や、グループガバナンス、コンプライアンスの維持も、持続的な成長のためには不可欠な要素です。

投資テーマとの関連

E02307は、AI半導体、自動運転、衛星通信といった先端技術分野をターゲット市場としており、これらの分野における試験需要の拡大は、同社にとって追い風となります。特に、AI半導体分野では、AIサーバー向け恒温恒湿室や高度加速寿命試験装置などの新製品投入を進めており、関連する投資テーマとの連動性が高いと言えます。また、環境試験器の主力製品は、製品の信頼性や耐久性を保証するために不可欠であり、IoT、5G、電気自動車(EV)といった技術革新が進む中で、その重要性は増しています。EV市場の減速は一時的に受託試験事業に影響を与えたものの、中長期的には自動車の電動化・自動運転化は進展すると見られており、関連する試験需要は依然として存在します。環境問題への意識の高まりから、省エネルギー規制や冷媒ガス規制といった環境規制への対応が求められる中で、同社が注力する省エネ製品や低GWP冷媒製品の開発は、サステナビリティという投資テーマとも合致しています。

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