ファナック株式会社 (6954) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 電気機器
ロボティクス工場自動化IoT
財務プロファイル(全4181社中の相対位置)
A
収益性
業種 30/248位
A
安定性
業種 5/249位
C
成長性
業種 83/247位
C
効率性
業種 126/249位
A
CF健全性
業種 12/249位
売上高
8578億円
粗利率
38.3%
営業利益率
21.4%
純利益率
19.4%
ROE
8.9%
ROIC
6.9%
自己資本比率
89.2%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
6151億円
NC/時価総額
12.4%
運転資本余剰*
4356億円
運転資本余剰/時価総額*
8.8%
フリーCF
1945億円
FCFマージン
22.7%
キャッシュ化率
1.51倍
PBR
2.65倍
EV/EBITDA
18.7倍
PER
29.7倍
想定株価
5300.6円
想定時価総額
4.9兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 8578億円 3285億円 478億円 1838億円 2315億円 2275億円 1665億円
2025年3月期 7971億円 2949億円 464億円 1588億円 2053億円 1967億円 1476億円
2024年3月期 7953億円 2758億円 490億円 1419億円 1909億円 1818億円 1332億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2.1兆円 1.2兆円 1795億円 283億円 1.9兆円
2025年3月期 1.9兆円 1.1兆円 1576億円 396億円 1.7兆円
2024年3月期 1.9兆円 1.1兆円 1569億円 499億円 1.7兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 6151億円 2922億円 1489億円 - 2233億円 - 4356億円
2025年3月期 5021億円 3064億円 1359億円 - 1922億円 - 3445億円
2024年3月期 5269億円 3625億円 1369億円 - 1844億円 - 3700億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 2509億円 -564億円 -986億円 1945億円
2025年3月期 2553億円 -1341億円 -1366億円 1212億円
2024年3月期 1718億円 -136億円 -1225億円 1582億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 178.5円 1998.5円 107.1円 60.0% 659.1円 29.7倍 5300.6円 4.9兆円 982,383,493株 49,224,700株
2025年3月期 157.3円 1847.9円 94.4円 60.0% 538.0円 25.8倍 4058.6円 3.8兆円 995,418,885株 62,154,500株
2024年3月期 140.2円 1803.6円 84.1円 60.0% 557.2円 29.8倍 4178.9円 4.0兆円 1,003,073,989株 57,426,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 8.9% 8.0% 6.9% 38.3% 21.4% 27.0% 19.4% 22.7% 89.2% -
2025年3月期 8.6% 7.6% 6.5% 37.0% 19.9% 25.8% 18.5% 15.2% 89.0% -
2024年3月期 7.8% 6.9% 5.8% 34.7% 17.8% 24.0% 16.7% 19.9% 88.5% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 7.6% 15.7% 12.9% 0.2% 9.3% -1.3% -
2025年3月期 0.2% 11.9% 10.8% 2.8% 9.4% -4.7% 代表取締役社長 山口賢治
2024年3月期 -6.7% -25.8% -21.9% 13.0% 4.6% 8.1% 代表取締役社長 山口賢治

業種比較(電気機器、248社中央値)

指標ファナック株式会社業種中央値
ROE8.9%7.0%
ROA8.0%4.2%
営業利益率21.4%6.8%
純利益率19.4%5.9%
自己資本比率89.2%61.0%
売上成長率7.6%3.8%
PER29.7倍15.0倍
PBR2.65倍1.04倍
EV/EBITDA18.7倍6.6倍
NC/時価総額12.4%8.6%
運転資本余剰/時価総額8.8%-2.9%
同業他社: ソニーグループ株式会社(6758)株式会社日立製作所(6501)パナソニックホールディングス株式会社(6752)三菱電機株式会社(6503)キヤノン株式会社(7751)全249社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

電気機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本電気株式会社 (6701) 5.1兆円 3.6兆円
レーザーテック株式会社 (6920) 4.5兆円 2305億円
富士通株式会社 (6702) 5.5兆円 3.5兆円
キヤノン株式会社 (7751) 4.1兆円 4.6兆円
パナソニックホールディングス株式会社 (6752) 6.0兆円 8.0兆円
TDK株式会社 (6762) 3.7兆円 2.5兆円
株式会社村田製作所 (6981) 6.2兆円 1.8兆円
京セラ株式会社 (6971) 3.1兆円 2.1兆円
電気機器の企業一覧(全249社)→

AI分析(2026年3月期)

ロボティクス工場自動化
産業オートメーションCNCシステムロボットロボマシングローバルサービス体制

見通し: 今期は売上高7.6%増、経常利益15.6%増と堅調な業績を達成。地政学リスクや為替変動等の不透明要素は依然として存在するものの、産業オートメーションの需要拡大を背景に、今後もFA、ロボット、ロボマシンの分野で着実な成長を見込む。

強み: CNC技術を核としたFA、ロボット、ロボマシンの3事業を柱に、産業オートメーション分野で高い競争力とグローバルな事業基盤を持つ。保守サービス体制も強み。

懸念: 海外売上比率が高く、戦争や地政学リスクによるサプライチェーンや販売市場への影響リスク。また、本社地区への生産拠点集中による自然災害リスクも抱える。

リスク: 1.海外での戦争発生や地政学リスクによるサプライチェーン・販売市場への影響。2.本社地区への生産拠点集中による自然災害(地震、噴火等)の甚大な被害リスク。3.高度化するサイバー攻撃による生産停止、情報漏洩、顧客信用失墜リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

ファナックは、ファクトリーオートメーション(FA)分野における総合サプライヤーとして、CNCシステム(CNCおよびサーボモータ)、レーザ、ロボット、そしてロボドリル、ロボショット、ロボカットといったロボマシン事業を展開しています。これら全ての事業は、核となるCNCシステムの技術を基盤としており、自動化による生産システムの開発、製造、販売、保守サービスを主な事業内容としています。同社は単一セグメント事業を展開していますが、製品群はFA部門、ロボット部門、ロボマシン部門、そしてサービス部門に大別されます。FA部門ではCNCシステムとサーボモータ、レーザ機器を提供し、ロボット部門では産業用ロボットシステム、ロボマシン部門では小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤ放電加工機を提供しています。これらの製品は、自動車産業をはじめとする製造業の生産性向上や自動化に不可欠な存在です。グローバルに事業を展開し、各地域に販売・サービス拠点を設けることで、顧客のニーズに迅速に対応できる体制を構築しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結業績は、売上高が8,578億円(前期比7.6%増)、営業利益が1,838億円(前期比15.7%増)、経常利益が2,275億円(前期比15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,665億円(前期比12.9%増)となりました。総資産は2兆907億円(前期比7.9%増)、純資産は1兆8,829億円(前期比4.5%増)と、いずれも増加傾向を示しています。特に、現金及び預金は6,151億円(前期比22.5%増)と大幅に増加し、財務基盤の安定性を示唆しています。営業活動によるキャッシュ・フローは2,509億円(前期比-1.7%減)でしたが、これは主に棚卸資産の増減額が減少したことによるものです。セグメント別では、ロボット部門が売上高3,786億円(前期比14.9%増)と大幅な伸びを示し、事業全体の成長を牽引しました。FA部門も売上高2,084億円(前期比7.0%増)と堅調に推移しましたが、ロボマシン部門は売上高1,296億円(前期比5.8%減)と減収となりました。サービス部門は売上高1,411億円(前期比4.4%増)で、安定した成長を遂げています。

強みと競争優位性

ファナックの最大の強みは、長年にわたり培ってきたCNC技術を核とした、FA、ロボット、ロボマシンという広範な製品群における高い技術力と信頼性です。特に、厳密な品質管理と、壊れない、壊れる前に知らせる、壊れてもすぐ直せるという「サービスファースト」の思想に基づいた製品開発・提供体制は、顧客からの厚い信頼を得ています。また、研究開発部門、工場、サービス拠点を戦略的に配置し、グローバルに連携する「one FANUC」体制は、迅速な顧客対応とトータルソリューションの提供を可能にしています。さらに、IoTやAIといった最新技術を積極的にFA分野に適用し、産業のオートメーションを推進することで、顧客の生産性向上と付加価値創出に貢献しています。生産財サプライヤーとしての供給責任を果たすため、生産拠点や部品調達先の複数化といったサプライチェーンの強靭化にも注力しており、これが競争優位性の源泉となっています。

リスク要因

ファナックの事業は、グローバルな生産財メーカーとして、世界経済の動向や地政学的リスクの影響を大きく受けやすいという特徴があります。特に、海外売上高の比率が高いため、地域紛争や戦争の発生は、社員の安全確保に加え、製品の販売市場、サプライチェーン、物流に甚大な影響を及ぼす可能性があります。また、サイバー攻撃の高度化は、生産設備への被害や機密情報の流出、顧客からの信用失墜につながるリスクを孕んでいます。自然災害についても、研究開発・生産拠点が本社地区に集中していることから、大規模地震や富士山の噴火といった事象が発生した場合、甚大な被害が生じる可能性があります。これらに対し、生産拠点の複数化やITインフラの耐災害性強化などの対策を進めていますが、リスクの完全な排除は困難です。さらに、新興国企業の台頭や市場ニーズの多様化、新技術の台頭により、競争力の低下リスクも存在します。

投資テーマとの関連

ファナックは、産業の自動化と効率化を推進する中核企業として、特に「インダストリー4.0」や「スマートファクトリー」といった製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える基盤技術を提供しています。AI技術を積極的に製品に組み込み、予知保全や生産効率の最適化に貢献しており、AI関連テーマとの関連性も深まっています。また、EV(電気自動車)産業の拡大に伴うロボット需要の増加も、同社のロボット部門の成長を後押ししており、EV関連テーマとも結びついています。ただし、同社の事業は景気変動の影響を受けやすい生産財を扱っているため、景気後退期には需要が減退するリスクもあります。一方で、長期的な産業のオートメーションへの要求拡大というトレンドは、同社の持続的な成長を支えると考えられ、中長期的な視点での投資テーマとの関連性が高いと言えます。

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