ファナック株式会社 (6954) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 電気機器
ロボティクス工場自動化IoT
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 29/248位
A
安定性
業種 5/249位
C
成長性
業種 87/247位
C
効率性
業種 126/249位
A
CF健全性
業種 12/249位
売上高
8578億円
粗利率
38.3%
営業利益率
21.4%
純利益率
19.4%
ROE
8.9%
ROIC
6.9%
自己資本比率
89.2%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
6151億円
NC/時価総額
12.4%
運転資本余剰*
4356億円
運転資本余剰/時価総額*
8.8%
フリーCF
1945億円
FCFマージン
22.7%
キャッシュ化率
1.51倍
PBR
2.65倍
EV/EBITDA
18.7倍
PER
29.7倍
想定株価
5300.6円
想定時価総額
4.9兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 8578億円 3285億円 478億円 1838億円 2315億円 2275億円 1665億円
2025年3月期 7971億円 2949億円 464億円 1588億円 2053億円 1967億円 1476億円
2024年3月期 7953億円 2758億円 490億円 1419億円 1909億円 1818億円 1332億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2.1兆円 1.2兆円 1795億円 283億円 1.9兆円
2025年3月期 1.9兆円 1.1兆円 1576億円 396億円 1.7兆円
2024年3月期 1.9兆円 1.1兆円 1569億円 499億円 1.7兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 6151億円 2922億円 1489億円 - 2233億円 - 4356億円
2025年3月期 5021億円 3064億円 1359億円 - 1922億円 - 3445億円
2024年3月期 5269億円 3625億円 1369億円 - 1844億円 - 3700億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 2509億円 -564億円 -986億円 1945億円
2025年3月期 2553億円 -1341億円 -1366億円 1212億円
2024年3月期 1718億円 -136億円 -1225億円 1582億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 178.5円 1998.5円 107.1円 60.0% 659.1円 29.7倍 5300.6円 4.9兆円 982,383,493株 49,224,700株
2025年3月期 157.3円 1847.9円 94.4円 60.0% 538.0円 25.8倍 4058.6円 3.8兆円 995,418,885株 62,154,500株
2024年3月期 140.2円 1803.6円 84.1円 60.0% 557.2円 29.8倍 4178.9円 4.0兆円 1,003,073,989株 57,426,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 8.9% 8.0% 6.9% 38.3% 21.4% 27.0% 19.4% 22.7% 89.2% -
2025年3月期 8.6% 7.6% 6.5% 37.0% 19.9% 25.8% 18.5% 15.2% 89.0% -
2024年3月期 7.8% 6.9% 5.8% 34.7% 17.8% 24.0% 16.7% 19.9% 88.5% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 7.6% 15.7% 12.9% 0.2% 9.3% -1.3% -
2025年3月期 0.2% 11.9% 10.8% 2.8% 9.4% -4.7% 代表取締役社長 山口賢治
2024年3月期 -6.7% -25.8% -21.9% 13.0% 4.6% 8.1% 代表取締役社長 山口賢治

業種比較(電気機器、248社中央値)

指標ファナック株式会社業種中央値
ROE8.9%6.9%
ROA8.0%4.2%
営業利益率21.4%6.8%
純利益率19.4%5.8%
自己資本比率89.2%61.0%
売上成長率7.6%3.9%
PER29.7倍15.0倍
PBR2.65倍1.04倍
EV/EBITDA18.7倍6.5倍
NC/時価総額12.4%8.5%
運転資本余剰/時価総額8.8%-3.4%
同業他社: ソニーグループ株式会社(6758)株式会社日立製作所(6501)パナソニックホールディングス株式会社(6752)三菱電機株式会社(6503)キヤノン株式会社(7751)全249社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

電気機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本電気株式会社 (6701) 5.1兆円 3.6兆円
富士通株式会社 (6702) 5.5兆円 3.5兆円
キヤノン株式会社 (7751) 4.1兆円 4.6兆円
パナソニックホールディングス株式会社 (6752) 6.0兆円 8.0兆円
TDK株式会社 (6762) 3.7兆円 2.5兆円
株式会社村田製作所 (6981) 6.2兆円 1.8兆円
京セラ株式会社 (6971) 3.1兆円 2.1兆円
ニデック株式会社 (6594) 2.9兆円 2.6兆円
電気機器の企業一覧(全249社)→

AI分析(2026年3月期)

ロボティクス工場自動化
産業オートメーションCNCシステムロボットロボマシングローバルサービス体制

見通し: 今期は売上高7.6%増、経常利益15.6%増と堅調な業績を達成。地政学リスクや為替変動等の不透明要素は依然として存在するものの、産業オートメーションの需要拡大を背景に、今後もFA、ロボット、ロボマシンの分野で着実な成長を見込む。

強み: CNC技術を核としたFA、ロボット、ロボマシンの3事業を柱に、産業オートメーション分野で高い競争力とグローバルな事業基盤を持つ。保守サービス体制も強み。

懸念: 海外売上比率が高く、戦争や地政学リスクによるサプライチェーンや販売市場への影響リスク。また、本社地区への生産拠点集中による自然災害リスクも抱える。

リスク: 1.海外での戦争発生や地政学リスクによるサプライチェーン・販売市場への影響。2.本社地区への生産拠点集中による自然災害(地震、噴火等)の甚大な被害リスク。3.高度化するサイバー攻撃による生産停止、情報漏洩、顧客信用失墜リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

ファナックは、ファクトリーオートメーション(FA)分野における総合サプライヤーとして、CNC(コンピュータ数値制御)システム、ロボット、そしてロボマシン(ロボドリル、ロボショット、ロボカット)の開発、製造、販売、保守サービスをグローバルに展開しています。CNCシステムを基盤技術とし、これを応用した製品群で、製造業をはじめとする様々な産業の自動化を推進しています。事業は単一セグメントですが、主要な商品群としてFA部門、ロボット部門、ロボマシン部門、そしてサービス部門に分類されます。FA部門ではCNCシステムとサーボモーター、レーザ製品を提供し、ロボット部門では産業用ロボットシステム、ロボマシン部門では小型切削加工機、電動射出成形機、ワイヤ放電加工機といった生産設備を提供します。これらの製品は、世界中の製造現場の生産性向上、品質向上、そして熟練労働者不足への対応に貢献しています。売上構成比を見ると、ロボット部門が44.1%と最も大きく、次いでFA部門が24.3%、ロボマシン部門が15.1%、サービス部門が16.5%となっています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.6%増の8,578億円と堅調に伸長しました。営業利益は記載がありませんが、経常利益は同15.6%増の2,275億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.9%増の1,665億円と、増収効果と経費削減努力により増益を達成しました。売上高の増加は、特にロボット部門が中国におけるEV関連や一般産業向け需要の好調に牽引され、同14.9%増となったことが大きく貢献しています。FA部門も国内工作機械メーカーの外需や中国市場の需要に支えられ、同7.0%増となりました。一方、ロボマシン部門は、一部地域での需要減により同5.8%減と苦戦しましたが、サービス部門は同4.4%増と堅調でした。現金及び預金は同22.5%増加し、6,151億円と潤沢な手元資金を確保しており、財務基盤の安定性を示しています。営業キャッシュフローは2,509億円となりました。

強みと競争優位性

ファナックの最大の強みは、長年にわたり培ってきたCNC技術を核とした、FA、ロボット、ロボマシンといった製品群における高い技術力と品質、そしてそれらを統合する「one FANUC」体制によるソリューション提供能力です。特に、産業用ロボットにおいては、その信頼性と耐久性で世界的な評価を得ており、幅広い産業分野で採用されています。また、自社で研究開発から生産、販売、保守サービスまで一貫して手掛ける垂直統合型のビジネスモデルは、顧客ニーズへの迅速な対応と、高品質なサービス提供を可能にしています。さらに、本社地区に研究開発・生産拠点を集中させることで、各部門間の連携を密にし、技術革新と生産効率の向上を両立させています。グローバルに展開する販売・サービスネットワークも、顧客へのきめ細やかなサポート体制を構築する上で重要な競争優位性となっています。これらの要素が組み合わさることで、競合他社に対する差別化を図り、安定した収益基盤を築いています。

リスク要因

ファナックの事業運営における主要なリスクとして、まず国際情勢の不安定化が挙げられます。戦争の発生や地政学リスクの高まりは、海外市場における売上高が連結売上高の大きな割合を占める同社にとって、サプライチェーン、物流、販売市場に甚大な影響を及ぼす可能性があります。また、サイバーセキュリティリスクも深刻です。AIなどを利用した高度化・高速化するサイバー攻撃は、生産設備への影響や機密情報の流出、顧客からの信用失墜につながる恐れがあります。自然災害リスクも無視できません。研究開発・生産拠点が本社地区に集中しているため、大地震などの大規模災害発生時には甚大な被害を受ける可能性があります。これらのリスクに対し、生産拠点の分散化やITインフラの耐災害性強化などの対策を進めていますが、リスクの完全な回避は困難です。さらに、新興国企業の技術力向上や市場ニーズの多様化といった競争環境の変化に対応できない場合、競争力低下のリスクも抱えています。

投資テーマとの関連

ファナックは、産業の自動化を推進する企業として、AI、IoT、ロボティクスといった現代の主要な投資テーマと深く関連しています。特に、AI技術の積極的な製品への応用は、工場のスマート化や予知保全、生産性向上に不可欠であり、同社の将来的な成長ドライバーとなり得ます。また、世界的な人手不足や、より効率的で高度な生産体制の構築ニーズは、産業用ロボットや自動化設備の需要を中長期的に押し上げると予想され、ファナックにとって追い風となります。EV(電気自動車)関連産業の成長は、ロボット部門の販売拡大に寄与しており、今後のEVシフトの進展がさらなる成長機会をもたらす可能性があります。さらに、同社は「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」といった、稼働率向上を重視した商品開発や、「サービスファースト」を掲げたグローバルな保守サービス体制の強化も進めており、産業インフラとしての重要性が増す中で、その役割はますます大きくなると考えられます。

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