株式会社名村造船所 (7014) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 輸送用機器
EV再生可能エネルギーインフラ老朽化宇宙
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 2/89位
C
安定性
業種 37/89位
D
成長性
業種 72/89位
C
効率性
業種 37/89位
A
CF健全性
業種 4/89位
売上高
1590億円
粗利率
22.8%
営業利益率
17.7%
純利益率
13.6%
ROE
15.8%
ROIC
12.4%
自己資本比率
51.3%
D/Eレシオ
0.16
有利子負債
213億円
ネットキャッシュ
978億円
NC/時価総額
33.8%
運転資本余剰*
240億円
運転資本余剰/時価総額*
8.3%
フリーCF
294億円
FCFマージン
18.5%
キャッシュ化率
1.80倍
PBR
2.12倍
EV/EBITDA
6.0倍
PER
13.4倍
想定株価
4166.3円
想定時価総額
2894億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1590億円 362億円 38億円 281億円 319億円 295億円 216億円
2025年3月期 1592億円 363億円 34億円 295億円 329億円 295億円 262億円
2024年3月期 1350億円 229億円 36億円 165億円 201億円 200億円 200億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2661億円 1763億円 951億円 336億円 1366億円
2025年3月期 2090億円 1413億円 784億円 255億円 1044億円
2024年3月期 1748億円 1102億円 720億円 229億円 794億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1191億円 47億円 439億円 213億円 512億円 - 240億円
2025年3月期 901億円 52億円 401億円 182億円 326億円 - 117億円
2024年3月期 554億円 49億円 458億円 133億円 315億円 - -166億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 388億円 -94億円 -5億円 294億円
2025年3月期 377億円 -53億円 23億円 325億円
2024年3月期 274億円 -19億円 6億円 255億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 310.9円 1967.0円 50.0円 16.1% 1407.9円 13.4倍 4166.3円 2894億円 69,476,000株 9,800株
2025年3月期 378.4円 1505.3円 50.0円 13.2% 1036.4円 6.0倍 2270.1円 1575億円 69,386,000株 9,100株
2024年3月期 287.9円 1145.4円 20.0円 7.0% 607.1円 6.9倍 1986.2円 1377億円 69,345,000株 8,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 15.8% 8.1% 12.4% 22.8% 17.7% 20.1% 13.6% 18.5% 51.3% 0.16
2025年3月期 25.1% 12.6% 16.8% 22.8% 18.5% 20.7% 16.5% 20.4% 50.0% 0.17
2024年3月期 25.1% 11.4% 12.4% 17.0% 12.2% 14.9% 14.8% 18.9% 45.4% 0.17

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -0.1% -4.7% -17.7% 8.6% 10.1% 43.0% -
2025年3月期 17.9% 78.7% 31.5% 24.0% 7.3% - 代表取締役社長 名村建介
2024年3月期 8.8% 71.9% 78.3% 11.1% 1.6% - 代表取締役社長 名村建介

業種比較(輸送用機器、89社中央値)

指標株式会社名村造船所業種中央値
ROE15.8%5.7%
ROA8.1%3.1%
営業利益率17.7%5.1%
純利益率13.6%3.4%
自己資本比率51.3%51.0%
売上成長率-0.1%2.7%
PER13.4倍10.4倍
PBR2.12倍0.65倍
EV/EBITDA6.0倍4.4倍
NC/時価総額33.8%7.9%
運転資本余剰/時価総額8.3%-32.6%
同業他社: トヨタ自動車株式会社(7203)本田技研工業株式会社(7267)日産自動車株式会社(7201)株式会社デンソー(6902)スズキ株式会社(7269)全90社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

輸送用機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社東海理化電機製作所 (6995) 2515億円 6447億円
三菱ロジスネクスト株式会社 (7105) 2269億円 6656億円
テイ・エス テック株式会社 (7313) 2078億円 4423億円
株式会社エクセディ (7278) 2020億円 3039億円
カヤバ株式会社 (7242) 1801億円 4815億円
武蔵精密工業株式会社 (7220) 1719億円 3472億円
三菱自動車工業株式会社 (7211) 4116億円 2.9兆円
株式会社エフ・シー・シー (7296) 1563億円 2608億円
輸送用機器の企業一覧(全90社)→

異常検知フラグ

2022年3月期: 売上3年連続減少
2021年3月期: 売上3年連続減少
2020年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

ゼロエミッション船大型撒積運搬船スマートファクトリー化国内艦艇修繕資材調達・コスト削減

見通し: 今期は減収減益予想。新造船事業の単価上昇と大型船シフトで収益維持を図るが、修繕船事業の落ち込みが響く。来期以降は設備投資効果と環境船需要拡大で回復基調を見込む。

強み: 新造船事業のプロダクトミックス移行が順調。国内艦艇修繕や大型民間船対応力も強化。

懸念: 世界的なインフレや資材高騰、円高リスク。修繕船事業の受注変動が大きい。

リスク: ①海運市況低迷による新造船需要後退。②IMO規制強化への対応遅れによる技術的競争力低下。③急激な円高による業績・財政への影響。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

株式会社名村造船所グループは、新造船、船舶修繕、鉄構・機械、その他の4つのセグメントを主力事業として展開しています。中核をなす新造船事業では、函館どつく株式会社と共に、ハンディ型から大型まで多様な船舶を製造・販売しており、鋼材加工は子会社の伊万里鉄鋼センター、資材調達は名和産業、技術開発は名村エンジニアリングが担っています。船舶修繕事業では、佐世保重工業株式会社と函館どつく株式会社が、国内艦艇や民間船の修理を手掛けており、名村マリンがこれに付随する業務を行います。鉄構・機械事業では、橋梁などの鉄構物や船舶用エンジン部品の製造販売を行っています。その他の事業としては、情報システム開発、設備保全、船舶貸渡業、曳船業務などが含まれ、グループ全体で事業ポートフォリオの最適化を図っています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の業績は、売上高が1,590億円で前期比-0.1%と微減となりました。営業利益は281億円で前期比-4.7%、経常利益は295億円で前期比+0.1%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は216億円で、前期比-17.7%と大きく減少しました。これは、法人税等を前年同期比で48億円以上多く計上したことが主な要因です。セグメント別では、新造船事業が売上高1,256億円(前期比2.3%増)、営業利益286億円(前期比3.8%増)と堅調に推移し、増収増益を達成しました。資機材価格や人件費の上昇がありましたが、大型船へのプロダクトミックス移行が順調に進んだこと、円安基調が業績を後押ししました。一方、修繕船事業は売上高205億円(前期比10.9%減)、営業利益15億円(前期比56.9%減)と大幅な減収減益となりました。国内艦艇修繕工事量が前期に比べて大幅に減少したことが響きました。鉄構・機械事業は売上高62億円(前期比0.9%増)、営業利益3.4億円(前期比203.1%増)と増収増益を達成しました。

強みと競争優位性

同社グループは、長年にわたる船舶建造で培ってきた高度な技術力と、多様な顧客ニーズに対応できる建造能力を強みとしています。特に、ハンディ型から大型まで、様々な種類の船舶を建造できるプロダクトミックス体制への移行は、変化する市場環境への適応力を示しています。また、佐世保重工業と函館どつくといった地政学的に重要な拠点を有し、国内艦艇や巡視船の修繕において、安全保障政策と連携した事業展開を図っている点も特徴です。国際海事機関(IMO)の環境規制強化に対応するため、ゼロエミッション船の開発・建造に積極的に取り組んでおり、政府のGX経済移行債を活用した設備投資も進めています。これは、将来的な市場ニーズを捉えるための重要な競争優位性となり得ます。さらに、円安基調は輸出比率の高い新造船事業にとって追い風となり、為替予約も活用しながら収益の安定化を図っています。

リスク要因

名村造船所グループの事業運営における主要なリスクとして、まず世界経済の動向や地政学的リスクに左右される海運市況の変動が挙げられます。これにより新造船需要が後退し、受注確保が困難になる可能性があります。また、新造船事業では受注から引き渡しまで2~3年を要するため、その間の経済情勢変化による建造コストの増加や、予期せぬ仕様変更・工程遅延によるコスト増のリスクも存在します。国際的な環境規制強化への対応も、研究開発体制や生産体制の確立が遅れた場合、技術的優位性の低下につながる可能性があります。為替レートの急激な変動、特に円高は、ドル建て契約が多い新造船事業の収益に大きな影響を与える可能性があります。資材価格の急激な変動や供給不足、人材確保・育成の遅れ、情報セキュリティインシデント、あるいは大規模災害や事故発生なども、業績に影響を及ぼす潜在的リスクです。

投資テーマとの関連

同社は、世界的な脱炭素化の流れの中で、IMOのGHG削減戦略に沿ったゼロエミッション船の開発・建造を経営戦略の柱の一つとしています。政府のGX(グリーントランスフォーメーション)政策とも連携し、関連設備への投資を加速させており、これは「GX・脱炭素」という投資テーマと強く関連しています。また、「造船業再生ロードマップ」にも示されているように、日本の安全保障体制の強化や経済安全保障の観点から、国内での船舶建造体制の強靭化や修繕能力の向上が求められています。同社が持つ国内艦艇や巡視船の修繕実績、そして日米造船協力の議論などは、「防衛・安全保障」といったテーマとも関連が深いです。さらに、スマートファクトリー化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は、「DX・AI」といったテーマへの貢献も期待されます。

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