愛三工業株式会社 (7283) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 輸送用機器
自動車部品EV水素燃料電池工場自動化
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 34/89位
D
安定性
業種 60/89位
D
成長性
業種 69/89位
C
効率性
業種 22/89位
D
CF健全性
業種 75/89位
売上高
3308億円
粗利率
13.1%
営業利益率
5.5%
純利益率
4.0%
ROE
9.2%
ROIC
5.9%
自己資本比率
45.5%
D/Eレシオ
0.53
有利子負債
754億円
ネットキャッシュ
122億円
NC/時価総額
11.7%
運転資本余剰*
-46億円
運転資本余剰/時価総額*
-4.4%
フリーCF
-44億円
FCFマージン
-1.3%
キャッシュ化率
0.55倍
PBR
0.74倍
EV/EBITDA
2.9倍
PER
8.1倍
想定株価
1836.8円
想定時価総額
1047億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 3308億円 432億円 135億円 183億円 318億円 192億円 131億円
2025年3月期 3373億円 490億円 138億円 183億円 321億円 193億円 132億円
2024年3月期 3143億円 412億円 148億円 155億円 303億円 172億円 117億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 3115億円 1862億円 922億円 729億円 1419億円
2025年3月期 3010億円 1749億円 857億円 749億円 1358億円
2024年3月期 2725億円 1496億円 821億円 509億円 1347億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 876億円 425億円 404億円 754億円 27億円 8億円 -46億円
2025年3月期 841億円 392億円 376億円 562億円 64億円 9億円 -16億円
2024年3月期 665億円 336億円 393億円 418億円 92億円 10億円 -156億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 72億円 -116億円 41億円 -44億円
2025年3月期 282億円 -201億円 109億円 81億円
2024年3月期 386億円 -97億円 -114億円 290億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 227.6円 2487.4円 80.0円 35.1% 214.8円 8.1倍 1836.8円 1047億円 63,406,879株 6,379,100株
2025年3月期 211.9円 2173.0円 68.0円 32.1% 446.6円 9.9倍 2095.3円 1310億円 63,397,879株 893,900株
2024年3月期 187.6円 2158.6円 55.0円 29.3% 395.0円 9.1倍 1703.7円 1063億円 63,339,379株 917,500株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 9.2% 4.2% 5.9% 13.1% 5.5% 9.6% 4.0% -1.3% 45.5% 0.53
2025年3月期 9.7% 4.4% 6.7% 14.5% 5.4% 9.5% 3.9% 2.4% 45.1% 0.41
2024年3月期 8.7% 4.3% 6.1% 13.1% 4.9% 9.7% 3.7% 9.2% 49.4% 0.31

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -1.9% -0.3% -1.2% 11.2% 12.8% 10.3% -
2025年3月期 7.3% 18.3% 12.7% 20.3% 10.4% 23.2% 取締役社長 野村得之
2024年3月期 30.5% 13.7% 38.1% 20.1% 8.0% 46.2% 取締役社長 野村得之

業種比較(輸送用機器、89社中央値)

指標愛三工業株式会社業種中央値
ROE9.2%5.7%
ROA4.2%3.1%
営業利益率5.5%5.1%
純利益率4.0%3.4%
自己資本比率45.5%51.2%
売上成長率-1.9%2.7%
PER8.1倍10.6倍
PBR0.74倍0.65倍
EV/EBITDA2.9倍4.4倍
NC/時価総額11.7%7.9%
運転資本余剰/時価総額-4.4%-32.6%
同業他社: トヨタ自動車株式会社(7203)本田技研工業株式会社(7267)日産自動車株式会社(7201)株式会社デンソー(6902)スズキ株式会社(7269)全90社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

輸送用機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ハイレックスコーポレーション (7279) 1061億円 3041億円
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション (6016) 1023億円 297億円
株式会社モリタホールディングス (6455) 1096億円 1166億円
極東開発工業株式会社 (7226) 1106億円 1613億円
フタバ産業株式会社 (7241) 849億円 6779億円
日産車体株式会社 (7222) 1284億円 4038億円
太平洋工業株式会社 (7250) 792億円 2061億円
プレス工業株式会社 (7246) 787億円 2022億円
輸送用機器の企業一覧(全90社)→

AI分析(2026年3月期)

自動車部品EV水素燃料電池工場自動化
パワートレイン事業強化(重点4製品)電動化製品事業推進アンモニア・水素発電システム開発燃料ポンプモジュール事業の自社生産化トライスグループとのシナジー最大化

見通し: 2025年度から2027年度にかけて、売上高3,500億円、営業利益率7.7%、ROE12.0%を目標とする。既存事業の強化と新規領域の育成により、安定的成長と持続的収益性の確保を目指す。

強み: 燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ等、多岐にわたる自動車部品の製造・販売。トヨタ自動車への高い依存度はリスクだが、強固な顧客基盤とも言える。

懸念: 自動車業界の電動化への急速なシフトに対し、技術開発や製品ラインナップの適応が遅れるリスク。価格競争の激化も収益を圧迫する可能性がある。

リスク: 1. 自動車業界の電動化への対応遅延: 急速な技術変化に対応できず、将来の成長性と収益性が低下するリスク。2. 特定顧客(トヨタ自動車)への依存: 売上高の約5割を占め、同社の業績動向に大きく左右される。3. 原材料・部品価格の高騰と品不足: 調達コストの上昇や生産停止のリスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

愛三工業株式会社は、自動車部品の製造・販売を中核事業とする企業グループである。主力製品は燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタといったエンジン制御システムや排出ガス浄化システムに関連する部品群であり、これらをグローバルに供給している。自動車部品事業以外では、自動車運送取扱業務、土木建設業、コンピュータシステムおよびプログラムの開発・販売なども手掛けているが、売上構成の大部分は自動車部品事業が占めている。同社グループは、日本、アジア、米州、欧州に生産・販売拠点を持ち、トヨタ自動車株式会社をはじめとする国内外の自動車メーカーに製品を供給するサプライヤーとして事業を展開している。特にトヨタ自動車株式会社は主要な販売先であり、総販売実績の約半分を占めている。グローバルな自動車生産台数の動向や、為替レートの変動、原材料価格の動向などが事業に影響を与える事業構造となっている。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結業績は、売上高が3,308億円となり、前期比1.9%の減収となった。営業利益は183億円(前期比0.3%減)、経常利益は192億円(前期比0.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は131億円(前期比1.2%減)と、増収とはならなかったものの、利益面では微減に留まり、堅調な収益基盤を示した。地域別では、日本市場での販売数量増加により売上高が4.5%増加し、営業利益も収益改善により36.3%増加と大きく伸長した。アジア市場では販売数量減少と為替の影響で減収となったものの、営業利益は20.0%増加した。米州市場では売上高が微増したものの、諸経費増加により営業利益は38.5%減少した。欧州市場では売上高が1.9%増加したが、諸経費増加により営業利益は8.4%減少した。総資産は3,115億円(前期比3.5%増)と増加し、純資産は1,141億円(前期比0.6%減)となった。現金及び預金は876億円(前期比4.1%増)と増加し、財務の安定性を示唆している。営業活動によるキャッシュ・フローは72億円(前期比74.5%減)と大幅に減少したが、これは主に税金等調整前当期純利益および減価償却費の変動によるものである。

強みと競争優位性

同社の強みは、長年にわたり培ってきた自動車部品、特にパワートレイン関連部品における高い技術力と品質管理能力にある。燃料ポンプモジュールやスロットルボデーなどの重要部品において、世界トップメーカーを目指すという明確な目標を掲げ、製品開発と生産体制の強化に注力している。デンソーからの事業譲受による燃料ポンプモジュール事業の自社生産化や、トライスグループの買収による技術・開発力・ものづくり力の融合は、収益力向上とグループシナジー最大化に向けた戦略的な取り組みであり、競争優位性をさらに高める可能性がある。また、トヨタ自動車株式会社という強力な顧客基盤を有していることは、安定した事業基盤を確保する上で大きな強みとなっている。グローバルな生産・販売ネットワークも、多様な顧客ニーズに対応し、サプライチェーンの安定性を確保する上で有利に働いている。さらに、電動化製品事業の推進や、アンモニア・水素発電システムといった次世代エネルギー分野への取り組みは、将来の成長に向けた布石であり、変化の速い自動車業界において持続的な競争力を維持するための重要な要素となる。

リスク要因

同社を取り巻くリスクは多岐にわたる。まず、自動車生産台数に連動する自動車部品の需要は、世界経済の景気後退や地政学リスクの高まりによって影響を受けやすい。特に、主要顧客であるトヨタ自動車への依存度が高いことは、同社の販売動向が事業全体に与える影響を増幅させる可能性がある。為替レートの変動は、グローバルに事業展開する同社にとって、業績に直接的な影響を与える要因である。原材料や部品の価格高騰や品不足も、製造原価の上昇を通じて収益を圧迫するリスクとなる。自動車業界全体で進む電動化の波に対応できず、技術的な変化に遅れをとることは、将来の成長性と収益性を低下させる深刻なリスクとなり得る。また、自動車部品業界における厳しい価格競争への対応も、継続的な課題である。さらに、大規模なリコールや製造物責任賠償につながる製品の欠陥、サイバー攻撃による情報セキュリティ事故、自然災害による生産ラインやサプライチェーンの寸断なども、業績や企業評価に重大な影響を及ぼす可能性がある。

投資テーマとの関連

同社は、自動車部品メーカーとして、次世代モビリティへのシフトという大きな投資テーマに深く関わっている。特に、電動化製品事業の推進は、EV(電気自動車)やハイブリッド車(HV)といった、世界的なCO2排出削減の流れを背景とした需要拡大の恩恵を受ける可能性を秘めている。燃料電池自動車(FCV)向けの部品開発も進めており、水素社会の実現というテーマとも関連が深い。また、同社が現在開発を進めているアンモニア・水素発電システムは、クリーンエネルギーやカーボンニュートラルといった、より広範な社会課題解決に貢献する技術であり、将来的な事業の柱となる可能性を秘めている。これは、単なる自動車部品メーカーに留まらない、エネルギー分野への事業拡大を示唆しており、ESG投資の観点からも注目される要素となり得る。パワートレイン事業の強化においては、既存の内燃機関向け部品についても、多様な動力源が求められる流れの中で、引き続き重要な役割を担うと想定される。

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