前田工繊株式会社 (7821) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: その他製品
インフラ老朽化自動車部品
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 6/119位
A
安定性
業種 24/119位
B
成長性
業種 29/119位
B
効率性
業種 34/119位
B
CF健全性
業種 17/119位
売上高
641億円
粗利率
37.1%
営業利益率
18.8%
純利益率
14.8%
ROE
13.9%
ROIC
11.7%
自己資本比率
78.6%
D/Eレシオ
0.06
有利子負債
39億円
ネットキャッシュ
184億円
NC/時価総額
14.4%
運転資本余剰*
95億円
運転資本余剰/時価総額*
7.5%
フリーCF
56億円
FCFマージン
8.7%
キャッシュ化率
1.41倍
PBR
1.87倍
EV/EBITDA
7.1倍
PER
13.6倍
想定株価
1903.0円
想定時価総額
1276億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年6月期 641億円 238億円 35億円 120億円 155億円 123億円 95億円
2024年6月期 558億円 207億円 34億円 107億円 141億円 112億円 80億円
2023年6月期 502億円 181億円 32億円 85億円 117億円 87億円 53億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年6月期 870億円 549億円 127億円 58億円 684億円
2024年6月期 802億円 504億円 120億円 57億円 625億円
2023年6月期 748億円 424億円 250億円 64億円 434億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年6月期 223億円 161億円 102億円 39億円 9億円 3億円 95億円
2024年6月期 214億円 141億円 93億円 49億円 9億円 - 94億円
2023年6月期 146億円 137億円 94億円 206億円 42億円 - -104億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年6月期 134億円 -78億円 -47億円 56億円
2024年6月期 120億円 -4億円 -52億円 116億円
2023年6月期 81億円 -44億円 -23億円 38億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年6月期 139.9円 1019.6円 26.0円 18.6% 274.2円 13.6倍 1903.0円 1276億円 68,080,612株 1,015,700株
2024年6月期 127.3円 918.5円 42.0円 33.0% 243.0円 13.3倍 1693.0円 1151億円 68,080,612株 82,600株
2023年6月期 84.7円 715.3円 14.0円 16.5% -198.6円 18.9倍 1601.5円 486億円 32,260,200株 1,901,100株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年6月期 13.9% 10.9% 11.7% 37.1% 18.8% 24.1% 14.8% 8.7% 78.6% 0.06
2024年6月期 12.8% 9.9% 11.2% 37.1% 19.2% 25.3% 14.3% 20.8% 77.8% 0.08
2023年6月期 12.1% 7.0% 9.3% 36.0% 16.9% 23.3% 10.5% 7.5% 58.0% 0.47

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年6月期 14.8% 12.0% 18.9% 20.2% 10.3% 41.8% 代表取締役社長 前田尚宏
2024年6月期 11.2% 26.4% 51.7% 8.9% 8.1% 18.4% 代表取締役社長 前田尚宏
2023年6月期 36.0% 101.3% 51.0% 8.4% 7.7% 23.4% 代表取締役社長 前田尚宏

業種比較(その他製品、118社中央値)

指標前田工繊株式会社業種中央値
ROE13.9%6.8%
ROA10.9%3.7%
営業利益率18.8%5.4%
純利益率14.8%4.2%
自己資本比率78.6%59.2%
売上成長率14.8%2.7%
PER13.6倍12.9倍
PBR1.87倍0.85倍
EV/EBITDA7.1倍6.4倍
NC/時価総額14.4%8.2%
運転資本余剰/時価総額7.5%-8.4%
同業他社: 任天堂株式会社(7974)TOPPANホールディングス株式会社(7911)大日本印刷株式会社(7912)株式会社バンダイナムコホールディングス(7832)株式会社アシックス(7936)全119社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

その他製品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社イトーキ (7972) 1203億円 1537億円
三菱鉛筆株式会社 (7976) 1181億円 898億円
株式会社フジシールインターナショナル (7864) 1394億円 2178億円
ローランド株式会社 (7944) 948億円 1010億円
株式会社SHOEI (7839) 923億円 324億円
タカラスタンダード株式会社 (7981) 1730億円 2528億円
株式会社パイロットコーポレーション (7846) 1819億円 1264億円
株式会社MTG (7806) 1827億円 988億円
その他製品の企業一覧(全119社)→

AI分析(2025年6月期)

インフラ老朽化自動車部品
M&Aによる事業領域拡大海外事業の強化人材育成ソーシャルインフラ事業インダストリーインフラ事業(BBSブランド)

見通し: 中期経営計画「グローバルビジョン∞ PARTⅡ」に基づき、M&A、海外事業、人材育成を推進。2027年6月期に売上高700億円、営業利益120億円を目指す。2025年6月期は売上高641億円、営業利益120億円を達成見込み。

強み: ジオシンセティックス分野におけるパイオニア企業としての技術力と開発力。BBSブランドの自動車用鍛造ホイール事業。

懸念: 売上高の約6割を占める公共事業への依存。原材料価格の高騰とその価格転嫁の難しさ。

リスク: 公共事業予算の縮小による業績への影響。原材料価格高騰による利益圧迫。自然災害による生産拠点・物流網の寸断リスク。人材確保・維持の難しさ。

AI詳細分析(2025年6月期)

事業概要

前田工繊は、「人と人との良いつながり」を基本理念に、「独自の知恵と技術で持続可能な地球、そして安心・安全で豊かな社会を創るために貢献する」ことを経営理念として掲げる企業である。主要事業は「ソーシャルインフラ事業」と「インダストリーインフラ事業」の二つに大別される。ソーシャルインフラ事業では、ジオシンセティックス(土木工事などに使用される高分子材料製品)を中心とした土木資材、建築資材、農業資材、不織布の製造・販売を手掛けている。特に、防災・減災、老朽化対策といった社会インフラのニーズに応える製品開発に注力しており、同事業の売上高は36,395百万円となっている。インダストリーインフラ事業では、子会社であるBBSジャパン株式会社を通じて、世界最高レベルの鍛造技術を誇る自動車用軽合金鍛造ホイールの製造・販売を行うほか、各種繊維を原料とした産業資材の製造・加工・販売も手掛けている。このインダストリーインフラ事業の売上高は27,713百万円であり、二つの事業セグメントがバランス良く売上を構成している。

直近決算ハイライト

2025年6月期(2024年7月1日~2025年6月30日)の連結決算において、前田工繊は売上高64,108百万円(前年同期比14.8%増)と、堅調な成長を遂げた。利益面では、営業利益12,026百万円(同12.0%増)、経常利益12,259百万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9,489百万円(同18.9%増)といずれも増加し、収益性の向上を示している。売上高総利益率は18.8%(同0.4ポイント減)となり、わずかに低下したが、これは原材料価格の高騰やコスト増加の影響が一部見られるものの、増収効果により利益を押し上げた形だ。セグメント別では、ソーシャルインフラ事業は大型案件の進捗や海外子会社の業績寄与により売上高36,395百万円(同14.9%増)、営業利益7,355百万円(同8.9%増)と増加した。インダストリーインフラ事業も、自動車用鍛造ホイール事業や産業資材事業が堅調に推移し、売上高27,713百万円(同14.8%増)、営業利益6,010百万円(同17.8%増)と高い伸びを示した。

強みと競争優位性

前田工繊の強みは、創業以来培ってきた「繊維」と「土木」という異なる技術領域を融合させる「独自の知恵と技術」にある。これにより、他社にはない高付加価値製品を生み出し、ニッチ市場における競争優位性を確立している。特に、ジオシンセティックス分野ではパイオニア企業として長年の経験と実績を有しており、技術力と製品ラインアップの豊富さが顧客からの信頼を得ている。また、自動車用鍛造ホイール分野においては、世界最高レベルの鍛造技術を持つBBSブランドを傘下に収め、高性能・高品質な製品を提供している。M&Aを積極的に活用し、事業領域を拡大してきた実績も強みの一つであり、これにより多様な技術やノウハウを取り込み、イノベーションを創出する基盤を構築している。さらに、グローバルネットワークの拡充も進めており、海外売上比率の向上を目指すことで、事業リスクの分散と成長機会の拡大を図っている。

リスク要因

同社の事業リスクとして、売上高の約6割を占めるソーシャルインフラ事業において、公共事業の動向に業績が左右される点が挙げられる。政府の方針転換や予算縮小は業績に直接的な影響を与える可能性がある。また、主力製品の原材料である原油価格の高騰は、原材料価格の上昇を招き、販売価格への転嫁が困難な場合は収益を圧迫するリスクがある。知的財産権の侵害リスクや、製品欠陥による訴訟・クレーム発生のリスクも潜在的に存在する。製造拠点が北陸圏に集中しているため、自然災害による物流の滞りや操業停止のリスクも無視できない。さらに、自動車用鍛造ホイール事業は、自動車市場の景気動向やサプライチェーンの停滞、技術・デザイン面での競争激化の影響を受けやすい。これらのリスクに対し、同社は製品ラインアップの充実、海外産地の分散、複数社購買、技術開発、品質管理の徹底、M&A戦略の見直しなど、多岐にわたる対策を講じている。

投資テーマとの関連

前田工繊の事業は、直接的にAI、半導体、EVといった先端技術テーマに特化しているわけではないが、「インフラ老朽化対策」や「防災・減災」といった、持続可能な社会の実現に不可欠なテーマとの関連性が深い。ソーシャルインフラ事業で展開するジオシンセティックス製品は、地震や洪水といった自然災害への対策、インフラの長寿命化に貢献するため、これらのテーマと親和性が高い。また、自動車用鍛造ホイール事業においては、軽量化・高剛性化を追求する姿勢は、EV化の進展に伴う燃費向上や航続距離延長への貢献といった間接的な関連性も考えられる。さらに、同社が掲げる「ESG+H(Environment, Social, Governance, Human, Health)」への取り組みは、投資家が重視するESG投資の観点からも評価される可能性がある。M&Aや海外事業展開、人材育成といった成長戦略は、企業価値向上のための積極的な経営姿勢を示すものであり、長期的な視点での投資妙味がある。

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