株式会社農業総合研究所 (3541) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: サービス業
SaaS
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
E
収益性
業種 520/610位
D
安定性
業種 397/614位
B
成長性
業種 214/599位
C
効率性
業種 296/614位
C
CF健全性
業種 326/613位
売上高
84億円
粗利率
46.2%
営業利益率
2.2%
純利益率
0.1%
ROE
1.2%
ROIC
10.8%
自己資本比率
34.8%
D/Eレシオ
0.33
有利子負債
3億円
ネットキャッシュ
5億円
NC/時価総額
-
運転資本余剰*
-8億円
運転資本余剰/時価総額*
-
フリーCF
2億円
FCFマージン
2.6%
キャッシュ化率
-
PBR
-
EV/EBITDA
-
PER
-
想定株価
-
想定時価総額
-

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年8月期 84億円 39億円 6570万円 2億円 2億円 2億円 1103万円
2024年8月期 72億円 34億円 6308万円 9363万円 2億円 1億円 1億円
2023年8月期 57億円 29億円 6081万円 3652万円 9733万円 4674万円 2487万円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年8月期 26億円 21億円 16億円 5341万円 9億円
2024年8月期 27億円 20億円 13億円 3億円 10億円
2023年8月期 24億円 20億円 12億円 3億円 9億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年8月期 8億円 4513万円 13億円 3億円 2億円 - -8億円
2024年8月期 8億円 2561万円 12億円 4億円 2億円 - -6億円
2023年8月期 11億円 1596万円 9億円 4億円 - - -1億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年8月期 3億円 -4400万円 -2億円 2億円
2024年8月期 2374万円 -3億円 -3189万円 -3億円
2023年8月期 1億円 -2856万円 -8583万円 9621万円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年8月期 0.5円 41.1円 - - 22.5円 - - - 22,025,900株 377,600株
2024年8月期 4.9円 46.9円 - - 19.1円 55.3倍 273.1円 60億円 22,025,900株 4,200株
2023年8月期 1.1円 42.0円 - - 31.1円 294.0倍 332.3円 73億円 22,025,900株 3,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年8月期 1.2% 0.4% 10.8% 46.2% 2.2% 3.0% 0.1% 2.6% 34.8% 0.33
2024年8月期 10.5% 4.1% 4.7% 46.7% 1.3% 2.2% 1.5% -3.6% 38.7% 0.35
2023年8月期 2.7% 1.0% 1.9% 51.4% 0.6% 1.7% 0.4% 1.7% 38.2% 0.42

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年8月期 15.7% 94.2% -89.9% 17.2% 19.2% - 代表取締役会長CEO 及川智正
2024年8月期 25.9% 156.4% 337.4% 15.1% 18.4% - 代表取締役会長CEO 及川智正
2023年8月期 10.4% -70.3% -80.4% 18.2% 19.9% -0.3% 代表取締役会長CEO 及川智正

業種比較(サービス業、613社中央値)

指標株式会社農業総合研究所業種中央値
ROE1.2%10.3%
ROA0.4%5.2%
営業利益率2.2%7.4%
純利益率0.1%5.0%
自己資本比率34.8%53.8%
売上成長率15.7%7.2%
PER-15.2倍
PBR-1.69倍
EV/EBITDA-7.0倍
NC/時価総額-13.9%
運転資本余剰/時価総額-2.6%
同業他社: 日本郵政株式会社(6178)株式会社リクルートホールディングス(6098)楽天グループ株式会社(4755)パーソルホールディングス株式会社(2181)株式会社電通グループ(4324)全614社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

サービス業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社鎌倉新書 (6184) 238億円 83億円
アイティメディア株式会社 (2148) 315億円 83億円
株式会社エヌ・シー・エヌ (7057) 28億円 84億円
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ (9168) 126億円 84億円
トレンダーズ株式会社 (6069) 55億円 83億円
株式会社協和コンサルタンツ (9647) 38億円 84億円
グロービング株式会社 (277A) 617億円 83億円
株式会社アール・エス・シー (4664) 27億円 82億円
サービス業の企業一覧(全614社)→

AI分析(2025年8月期)

SaaS
委託販売システムAI需要予測システム開発産直委託モデル流通総額成長率10%ブランディング卸

見通し: 流通総額10%成長目標を掲げ、農家の直売所事業と産直事業を両輪で拡大。AI需要予測システム開発と産直委託モデル展開に注力し、事業基盤強化と企業価値向上を目指す。

強み: 生産者とスーパーを直接繋ぐ「委託販売システム」による三方良しのビジネスモデル。在庫リスクを生産者に移転し、手数料収入による高利益率が強み。

懸念: 特定取引先(ライフコーポレーション)への依存度13.6%。登録生産者による表示偽装や、食品の安全性・放射能問題、システム障害リスクは依然として残る。

リスク: 特定取引先への依存度が高い。登録生産者による表示偽装や食品安全問題、システム障害リスクはブランドイメージ悪化や信用低下に繋がる可能性がある。また、天候不順や農産物相場変動、新規顧客獲得の遅延は業績に直接影響を及ぼす。

AI詳細分析(2025年8月期)

事業概要

同社は、「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」というビジョンの下、「ビジネスとして魅力ある農産業の確立」をミッションに掲げ、生産者と消費者を繋ぐプラットフォーム事業を展開しています。主要事業は「農家の直売所事業」と「産直事業」の二つです。農家の直売所事業では、登録生産者から集荷した農産物をスーパー等の産直コーナーで「委託販売システム」を通じて販売しています。このシステムは、生産者が販売価格や販売先を決定できる自由度を持ち、在庫リスクを生産者が負う代わりに、市場経由よりも高い販売代金を得られる可能性があります。スーパー側も在庫リスクなく販売手数料を得られ、当社は出荷手数料や販売手数料を収益源とします。また、供給安定化のために、当社が生産者から農産物を買い取る「買取委託販売」も行っています。産直事業では、生産者から直接農産物を買い取り、パッケージやPOP、レシピ等で付加価値を可視化(ブランディング卸)し、スーパー等の青果売場で販売します。近年は、このブランディング卸と委託販売システムを融合させた「産直委託モデル」を本格展開し、レベニューシェア方式による関係者全員のメリット享受と、事務処理の簡便化、大量かつ安定販売を目指しています。2025年8月期における流通総額は172.3億円、導入店舗数は2,246店、登録生産者数は10,419名となっています。

直近決算ハイライト

2025年8月期決算において、同社は売上高83.6億円(前期比15.7%増)、営業利益1.8億円(前期比94.2%増)、経常利益2.0億円(前期比97.2%増)と、増収増益を達成しました。特に、農家の直売所事業の売上高は56.6億円(前期比16.5%増)、セグメント利益は8.2億円(前期比17.9%増)と堅調に推移しました。産直事業も売上高27.0億円(前期比14.2%増)、セグメント利益3.0億円(前期比85.6%増)と大きく成長しました。しかしながら、当期純利益は1102.5万円(前期比89.9%減)と大幅な減少となりました。これは、前期に計上された関係会社株式評価損が当期は解消されたものの、前期の計上額が大きかったこと、および自己株式の取得(1.6億円)などが影響したと推測されます。流通総額は172.3億円(前期比9.6%増)と着実に拡大しており、スーパー等への導入店舗数も140店舗増加の2,246店舗となりました。青果相場高を追い風とした販売単価向上や、適量納品等の利益率向上施策が、増収増益に貢献したと考えられます。

強みと競争優位性

同社の最大の強みは、生産者とスーパー、そして最終消費者を繋ぐ独自の「委託販売システム」というプラットフォームの確立にあります。このシステムは、生産者にとっては在庫リスクを負う代わりに自身で販売価格や販売先を決定できる自由度を与え、スーパー側は在庫リスクなしに販売手数料を得られる「三方良し」のビジネスモデルを構築しています。これにより、生産者からの直接的な農産物集荷と、スーパーへの直接的な販売チャネルを確保し、中間マージンを抑制しつつ、生産者の所得向上と新鮮な農産物の供給を両立させています。また、第16期より適用された収益認識基準により、「買取委託販売」や「卸販売」で当社が決定した販売価格を売上高として計上するようになったことで、売上高の増加に寄与しています。さらに、近年注力している「産直委託モデル」は、委託販売システムとブランディング卸を融合させ、レベニューシェア方式や事務処理の簡便化、大量・安定販売を可能にするもので、農産物流通の新たなスタンダードを構築する可能性を秘めています。NTTアグリテクノロジーとの資本業務提携も、ITプラットフォームの高度化という点で強みとなり得ます。

リスク要因

同社の事業運営におけるリスクとして、まず特定取引先への依存度が挙げられます。株式会社ライフコーポレーションへの販売実績が全体の13.6%を占めており、同社の意向変更は業績に影響を及ぼす可能性があります。事業拡大には新規スーパーの獲得が不可欠ですが、その進捗が遅れると依存度が高い状態が継続するリスクがあります。次に、食品の安全性に関するリスクも重要です。生産者による表示偽装や虚偽情報提供、食の安全に関する社会通念上の見解の未確定性、法規制の導入などが、ブランドイメージの悪化や対外信用の低下を招く可能性があります。また、「委託販売システム」において、消費者との間でトラブルが発生した場合、当社が法的責任を問われたり、ブランドイメージが悪化したりするリスクも存在します。天候不順や農産物相場の変動も、収穫量や価格に影響を与え、利益率の悪化や生産者の離反に繋がる可能性があります。さらに、システム障害や個人情報漏洩リスク、経営陣への依存、人材確保・育成の遅れなども、事業継続上の潜在的リスクとして認識されています。

投資テーマとの関連

同社は、農業分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)と持続可能性を追求しており、いくつかの投資テーマと関連性があります。特に「AI需要予測システムの開発」は、AI(人工知能)を活用して需給バランスを最適化し、価格の安定化と生産量の適正化を目指すものであり、AI関連テーマへの親和性が高いと言えます。また、「産直委託モデル」や「ITプラットフォームの高度化」は、フードテックやスマート農業といった、食の未来を支える技術革新の文脈で捉えることができます。生産者の高齢化や耕作放棄地、地球温暖化といった農業が抱える課題解決に、ビジネスモデルを通じて貢献しようとする姿勢は、SDGs(持続可能な開発目標)やESG投資の観点からも評価され得るでしょう。海外展開も視野に入れており、日本産農産物の輸出拡大といったテーマにも繋がる可能性があります。ただし、現時点ではこれらのテーマとの直接的な収益貢献は限定的であり、今後の事業展開次第で、その関連性はさらに深まっていくと考えられます。

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