日本ペイントホールディングス株式会社 (4612) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 30/215位
D
安定性
業種 185/215位
B
成長性
業種 28/214位
D
効率性
業種 160/215位
E
CF健全性
業種 203/215位
売上高
1.8兆円
粗利率
42.3%
営業利益率
14.5%
純利益率
10.1%
ROE
10.0%
ROIC
5.6%
自己資本比率
44.9%
D/Eレシオ
0.79
有利子負債
1.4兆円
ネットキャッシュ
-9976億円
NC/時価総額
-40.8%
運転資本余剰*
-1683億円
運転資本余剰/時価総額*
-6.9%
フリーCF
-1345億円
FCFマージン
-7.6%
キャッシュ化率
1.04倍
PBR
1.36倍
EV/EBITDA
10.5倍
PER
13.7倍
想定株価
1050.2円
想定時価総額
2.4兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 1.8兆円 7502億円 701億円 2571億円 3272億円 2506億円 1798億円
2024年12月期 1.6兆円 6574億円 637億円 1876億円 2513億円 1815億円 1273億円
2023年12月期 1.4兆円 5761億円 523億円 1687億円 2210億円 1615億円 1185億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 4.0兆円 1.3兆円 5927億円 1.6兆円 1.8兆円
2024年12月期 3.1兆円 1.1兆円 5821億円 8791億円 1.6兆円
2023年12月期 2.7兆円 8896億円 4377億円 9075億円 1.5兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 4243億円 2251億円 4090億円 1.4兆円 非該当 1.5兆円 -1683億円
2024年12月期 2883億円 2025億円 3770億円 7600億円 非該当 9707億円 -2938億円
2023年12月期 2896億円 1756億円 3179億円 7398億円 非該当 8978億円 -1481億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2025年12月期 1795億円 294億円
2024年12月期 1536億円 516億円
2023年12月期 841億円 352億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 1875億円 -3220億円 2547億円 -1345億円
2024年12月期 1674億円 -1481億円 -374億円 193億円
2023年12月期 1898億円 -1160億円 -387億円 738億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 76.7円 774.9円 16.0円 20.9% -428.6円 13.7倍 1050.2円 2.4兆円 2,370,512,000株 43,077,200株
2024年12月期 54.2円 677.4円 15.0円 27.7% -200.9円 18.9倍 1024.8円 2.4兆円 2,370,512,000株 22,288,500株
2023年12月期 50.5円 578.4円 14.0円 27.8% -191.7円 22.6倍 1140.2円 2.7兆円 2,370,512,000株 22,407,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 10.0% 4.5% 5.6% 42.3% 14.5% 18.4% 10.1% -7.6% 44.9% 0.79
2024年12月期 8.0% 4.2% 5.6% 40.1% 11.5% 15.3% 7.8% 1.2% 51.8% 0.48
2023年12月期 8.0% 4.4% 5.3% 39.9% 11.7% 15.3% 8.2% 5.1% 54.5% 0.50

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 8.3% 37.0% 41.2% 10.7% 17.8% 32.0% 取締役 代表執行役共同社長若月雄一郎取締役代表執行役共同社長ウィー・シューキム
2024年12月期 13.6% 11.2% 7.5% 18.0% 18.8% 28.9% 取締役 代表執行役共同社長若月雄一郎取締役代表執行役共同社長ウィー・シューキム
2023年12月期 10.2% 50.8% 49.2% 22.7% 18.1% 24.7% 取締役 代表執行役共同社長若月雄一郎取締役代表執行役共同社長ウィー・シューキム

業種比較(化学、214社中央値)

指標日本ペイントホールディングス株式会社業種中央値
ROE10.0%6.4%
ROA4.5%3.9%
営業利益率14.5%7.3%
純利益率10.1%5.2%
自己資本比率44.9%64.4%
売上成長率8.3%2.1%
PER13.7倍13.1倍
PBR1.36倍0.85倍
EV/EBITDA10.5倍6.2倍
NC/時価総額-40.8%4.9%
運転資本余剰/時価総額-6.9%-9.8%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本酸素ホールディングス株式会社 (4091) 2.4兆円 1.4兆円
日東電工株式会社 (6988) 2.1兆円 1.0兆円
旭化成株式会社 (3407) 2.0兆円 3.1兆円
花王株式会社 (4452) 2.8兆円 1.7兆円
ユニ・チャーム株式会社 (8113) 1.6兆円 9453億円
富士フイルムホールディングス株式会社 (4901) 3.6兆円 3.4兆円
三菱ケミカルグループ株式会社 (4188) 1.2兆円 3.7兆円
株式会社レゾナック・ホールディングス (4004) 1.2兆円 1.3兆円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2025年12月期)

アセット・アセンブラーM&A戦略持続的EPS積み上げグローバル事業展開AOC買収

見通し: 2025年度は、AOCの業績寄与により売上収益が前期比8.3%増、のれん減損損失計上も増収効果等で営業利益は同38.1%増と大幅な回復を見込む。M&AによるEPSの持続的積み上げを基本戦略とし、PER向上による株主価値最大化を目指す。

強み: 「アセット・アセンブラー」モデルによるM&A戦略と、グローバルに分散された事業基盤、地産地消型のビジネスモデルが強み。

懸念: 原材料価格の高騰や、地政学リスク、為替変動、海外規制強化など、グローバル事業展開に伴う複合的なリスク。

リスク: 1.原材料価格高騰:石化原料への依存度が高く、原油・ナフサ価格変動の影響を受けやすい。製品価格への転嫁遅延は収益性を悪化させる。2.M&Aリスク:買収後の事業統合の遅延、期待シナジーの未達、のれん減損等により財務状態が悪化する可能性がある。3.市場環境変動:世界経済の減速、地政学リスク、中国経済の変動が塗料需要や原材料市況に悪影響を及ぼす。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

同社グループは、グローバルに事業を展開する塗料・コーティングメーカーです。そのビジネスモデルは「アセット・アセンブラー」を掲げ、オーガニック(既存事業の成長)とインオーガニック(M&Aによる買収)の両輪で持続的なEPS(一株当たり利益)の積み上げを目指しています。事業領域は、建築用塗料、自動車用塗料、工業用塗料、その他周辺事業と多岐にわたります。売上収益の約90%を海外事業が占めており、日本、アジア(特に中国)、豪州、米州、欧州など、世界中に事業拠点を展開しています。地域別では、NIPSEA(アジア)が最大の売上規模を誇り、次いでDuluxGroup(太平洋、欧州)、AOC(2025年3月より連結)、日本、米州の順となっています。各地域・事業の特性を活かした「自律・分散型経営」を志向し、持株会社が中央集権的に統制するのではなく、各パートナー会社のマネジメントが自律的に成長していく体制を構築しています。M&Aを積極的に活用し、持続的な成長と株主価値の最大化(MSV)を追求している点が特徴です。

直近決算ハイライト

2025年3月期通期連結業績は、売上収益が1兆7,742億31百万円(前期比8.3%増)と増収を達成しました。これは、2025年3月に買収完了したAOC, LLCをはじめとする企業群からの業績寄与が主な要因です。連結営業利益は2,571億4百万円(前期比38.1%増)と大幅な増益となりました。欧州の市況悪化に伴うCromologyグループののれん減損損失を計上したものの、増収効果、原材料費率および販管費率の低下、東京事業所における固定資産譲渡益の計上などが利益を押し上げました。連結税引前利益は2,505億65百万円(前期比39.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,798億円(前期比42.8%増)となりました。セグメント別では、AOCの連結開始により売上収益が増加しました。日本セグメントは1.1%増収、NIPSEAは2.9%減収、DuluxGroupは1.7%増収、米州は3.1%減収となりました。親会社所有者帰属持分比率は44.9%となり、前期の51.8%から低下しましたが、これは主に借入金増加による負債増が要因です。

強みと競争優位性

同社グループの最大の強みは、「アセット・アセンブラー」モデルに基づいた積極的なM&A戦略と、それによって構築されるグローバルな事業基盤です。特に、塗料市場における「地産地消」の特性を理解し、各地域の市場特性に精通したパートナー会社のマネジメントに権限を委譲する「自律・分散型経営」は、ローカル市場での競争優位性を確立する上で有効です。これにより、強力なブランド力、充実した流通網、現地に精通したオペレーションを各地域で確立し、市場シェアNo.1を獲得しやすい構造となっています。また、日本企業としての信頼感や、低金利の優位性を活かしたM&Aは、他社にはない競争優位性となり得ます。さらに、グローバルな技術者の総合力と社外ネットワークを通じたコラボレーションによる革新的な製品開発能力も、技術革新のスピードが速い現代において重要な競争優位性となっています。長年にわたり培ってきたコーティング技術は、社会課題解決に向けた商品開発にも活かされており、持続的な成長を支える基盤となっています。

リスク要因

同社グループはグローバルに事業を展開しており、そのリスクも多岐にわたります。まず、世界各国の経済情勢や金融市場の動向、地政学上の問題、インフレ懸念、自然災害などによる事業環境の変動リスクが挙げられます。特に、主要事業地域であるアジア、とりわけ中国経済や政治動向の影響を受けやすい点は注意が必要です。また、原材料価格の高騰リスクも深刻であり、石化原料への依存度が高いことから原油・ナフサ価格の変動に大きく影響されます。これらの価格上昇分を製品価格に転嫁できない場合、収益性が損なわれる可能性があります。海外事業比率が約90%と高いため、為替や物価水準の変動、現地の政治・経済状況の変化、法規制の遵守に関するリスクも無視できません。さらに、M&Aによるリスクも存在し、買収した事業が計画通りに運営できなかったり、期待したシナジーが得られなかったりする場合には、財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。技術革新のスピードや競合他社の新技術開発により、既存製品の需要が縮小するリスクも内包しています。

投資テーマとの関連

同社グループは、塗料・コーティング事業を通じて、社会インフラの維持・発展、住宅・建築分野、自動車産業など、幅広い分野に製品を提供しており、これらの産業の成長と密接に関連しています。特に、世界的な人口増加や都市化の進展は、建築用塗料の需要を堅調に押し上げると予想され、安定した成長が見込まれる塗料市場は、長期的な視点での投資テーマとなり得ます。また、同社は環境配慮型製品の開発・販売にも注力しており、サステナビリティへの取り組みを強化していることから、ESG投資の観点からも注目される可能性があります。M&Aを積極的に活用し、事業規模を拡大していく姿勢は、グロース投資の対象としても評価されるでしょう。ただし、原材料価格の変動リスクや、技術革新による代替材料へのシフトリスクなど、事業を取り巻く環境変化への対応力が、今後の持続的な成長と投資テーマとの関連性を左右する重要な要素となります。

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