花王株式会社 (4452) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
ヘルスケアIT化粧品機能性化学ESG脱炭素環境技術DXM&A
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 46/215位
C
安定性
業種 135/215位
C
成長性
業種 93/214位
B
効率性
業種 32/215位
B
CF健全性
業種 57/215位
売上高
1.7兆円
粗利率
39.6%
営業利益率
9.7%
純利益率
7.1%
ROE
11.3%
ROIC
8.8%
自己資本比率
56.8%
D/Eレシオ
0.23
有利子負債
2431億円
ネットキャッシュ
801億円
NC/時価総額
2.8%
運転資本余剰*
-1949億円
運転資本余剰/時価総額*
-6.9%
フリーCF
1299億円
FCFマージン
7.7%
キャッシュ化率
1.66倍
PBR
2.67倍
EV/EBITDA
11.1倍
PER
24.1倍
想定株価
6273.2円
想定時価総額
2.8兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 1.7兆円 6682億円 858億円 1641億円 2499億円 1698億円 1201億円
2024年12月期 1.6兆円 6384億円 884億円 1466億円 2351億円 1510億円 1078億円
2023年12月期 1.5兆円 5604億円 896億円 600億円 1496億円 638億円 439億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 1.9兆円 9059億円 5182億円 2622億円 1.1兆円
2024年12月期 1.9兆円 9140億円 5096億円 2588億円 1.1兆円
2023年12月期 1.8兆円 8171億円 4599億円 2978億円 9837億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 3233億円 2924億円 2453億円 2431億円 非該当 2311億円 -1949億円
2024年12月期 3577億円 2746億円 2381億円 2453億円 非該当 2284億円 -1519億円
2023年12月期 2917億円 2638億円 2259億円 2611億円 非該当 2189億円 -1683億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2025年12月期 109億円 296億円
2024年12月期 105億円 281億円
2023年12月期 66億円 269億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 1997億円 -698億円 -1751億円 1299億円
2024年12月期 2016億円 -459億円 -1046億円 1557億円
2023年12月期 2025億円 -1093億円 -800億円 932億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 260.3円 2352.5円 154.0円 59.2% 176.7円 24.1倍 6273.2円 2.8兆円 453,600,000株 8,600株
2024年12月期 231.9円 2296.7円 152.0円 65.5% 241.3円 27.5倍 6378.4円 3.0兆円 465,900,000株 89,200株
2023年12月期 94.4円 2116.0円 150.0円 158.9% 65.7円 61.5倍 5803.8円 2.7兆円 465,900,000株 86,200株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 11.3% 6.4% 8.8% 39.6% 9.7% 14.8% 7.1% 7.7% 56.8% 0.23
2024年12月期 10.1% 5.8% 7.8% 39.2% 9.0% 14.4% 6.6% 9.6% 57.1% 0.23
2023年12月期 4.5% 2.5% 3.4% 36.6% 3.9% 9.8% 2.9% 6.1% 55.6% 0.27

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 3.7% 11.9% 11.4% 2.9% 4.1% 14.2% 代表取締役 社長執行役員長谷部佳宏
2024年12月期 6.3% 144.3% 145.6% 4.7% 1.6% 0.7% 代表取締役 社長執行役員長谷部佳宏
2023年12月期 -1.2% -45.5% -49.0% 3.5% 0.3% -30.1% 代表取締役 社長執行役員長谷部佳宏

業種比較(化学、214社中央値)

指標花王株式会社業種中央値
ROE11.3%6.4%
ROA6.4%3.9%
営業利益率9.7%7.3%
純利益率7.1%5.2%
自己資本比率56.8%64.4%
売上成長率3.7%2.1%
PER24.1倍13.1倍
PBR2.67倍0.85倍
EV/EBITDA11.1倍6.2倍
NC/時価総額2.8%4.9%
運転資本余剰/時価総額-6.9%-9.8%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本ペイントホールディングス株式会社 (4612) 2.4兆円 1.8兆円
日本酸素ホールディングス株式会社 (4091) 2.4兆円 1.4兆円
富士フイルムホールディングス株式会社 (4901) 3.6兆円 3.4兆円
日東電工株式会社 (6988) 2.1兆円 1.0兆円
旭化成株式会社 (3407) 2.0兆円 3.1兆円
ユニ・チャーム株式会社 (8113) 1.6兆円 9453億円
三菱ケミカルグループ株式会社 (4188) 1.2兆円 3.7兆円
株式会社レゾナック・ホールディングス (4004) 1.2兆円 1.3兆円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2025年12月期)

ヘルスケアIT化粧品機能性化学
グローバル・シャープトップ戦略構造改革と成長戦略デジタル技術・AI活用サステナビリティ経営ポートフォリオマネジメント

見通し: 2025年度は、前期に実施した構造改革の成果を基盤に成長戦略を本格展開。化粧品・スキンケア事業を中心に投資を拡大し、売上・収益性双方の改善を目指す。ケミカル事業も高付加価値製品で安定成長を維持し、全体として増収増益基調を継続する見込み。

強み: 「グローバル・シャープトップ」戦略に基づき、精密界面制御技術等を活用した高付加価値製品で競争優位性を確立。技術力と「よきモノづくり」で差別化。

懸念: グローバル市場での競争激化、特にデジタル接点変化への対応遅れによるブランド競争力低下リスク。また、新興・地場メーカーの台頭も注視が必要。

リスク: 地政学リスクの高まりによるサプライチェーン寸断や事業環境悪化、サイバー攻撃による事業停止・情報漏洩、自然災害による設備・供給網への被害、原材料価格の急変動による利益圧迫が懸念される。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

花王は、130年以上の歴史を持つ日本の大手消費財メーカーであり、「豊かな共生世界の実現」をパーパスに掲げ、生活者・顧客の視点に立った「よきモノづくり」を通じて、世界中の人々のこころ豊かな未来と、人と地球が共に生きる持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。事業は、大きく「グローバルコンシューマーケア事業」と「ケミカル事業」の二つのセグメントに分かれています。グローバルコンシューマーケア事業は、さらに「ファブリック&ホームケア製品」「サニタリー製品」「ハイジーンリビングケア事業」「ヘルスビューティケア事業」「化粧品事業」「ビジネスコネクティッド事業」で構成され、洗剤や柔軟剤、衛生用品、スキンケア、化粧品、業務用衛生製品などを幅広く展開しています。ケミカル事業では、紙・パルプ関連や電子材料、界面活性剤などを手掛けており、BtoBビジネスも行っています。特に、スキンケア、化粧品、ファブリック&ホームケア、ケミカル事業を成長ドライバーと位置づけ、注力ブランドへの経営資源集中の戦略をとっています。

直近決算ハイライト

2025年12月期決算では、売上高は前期比3.7%増の1兆6,886億円となりました。これは、数量等の増加が0.5%、価格改定によるものが3.2%寄与した結果です。為替変動の影響はほぼなく、実質ベースでも3.7%の増収となりました。営業利益は同11.9%増の1,641億円と大幅に増加し、営業利益率は9.7%(前期9.0%)と改善しました。これは、収益性改善に向けた取り組みの成果と言えます。税引前利益は同12.5%増の1,698億円、当期利益は同11.4%増の1,206億円と、増収増益を達成しました。親会社所有者帰属当期利益は1,201億円(前期比12.2%増)となり、基本的1株当たり当期利益は260.30円(前期231.94円)と増加しました。経営指標であるROICは9.7%(前期9.7%)で横ばいでしたが、EVAは79億円増加し411億円となりました。セグメント別では、ファブリック&ホームケア製品、ハイジーンリビングケア事業、ヘルスビューティケア事業、化粧品事業で増収となり、特に化粧品事業は7.2%(実質6.9%)の増収を達成しました。ケミカル事業も7.2%(実質6.9%)の増収となっています。

強みと競争優位性

花王の強みは、長年にわたり培ってきた「よきモノづくり」の精神に裏打ちされた高いブランド力と、生活者・顧客への深い理解にあります。特に、スキンケア、化粧品、ファブリック&ホームケアといった領域では、消費者のニーズを捉えた製品開発力と、それを支える強力なブランドポートフォリオを有しています。また、精密界面制御技術をはじめとする独自の技術基盤は、環境負荷低減と高付加価値化の両立を可能にし、グローバル市場での競争優位性の源泉となっています。さらに、科学的マーケティングやデジタル技術、AIの活用による研究開発から事業運営までの意思決定の質とスピード向上も、競争優位性を高める要素です。グローバルでの事業展開を進める中で、各地域市場の特性に応じた柔軟な戦略展開や、サプライヤーとの協働による持続可能な調達体制の構築も、事業基盤の安定化に寄与しています。これらの強みを活かし、「グローバル・シャープトップ」戦略を通じて、特定分野で世界No.1の貢献を目指すことで、さらなる競争優位性の確立を図っています。

リスク要因

花王が直面するリスクとして、まず、グローバルな事業展開に伴う地政学リスクや、気候変動に起因する自然災害、パンデミック等の影響が挙げられます。これらの要因は、サプライチェーンの寸断、操業停止、製品供給への支障、さらには人的被害や信用低下に繋がる可能性があります。また、サイバー攻撃の多様化・巧妙化による情報資産の漏洩やシステム停止のリスクも「デジタルトラスト」というコーポレートリスクとして認識されています。原材料価格の急激な変動や、パーム油などの持続可能性に配慮した調達の課題も、業績に影響を与える可能性があります。市場・競争環境の変化も重要なリスクであり、特にデジタル化の進展による顧客接点の変化や、グローバル大手・新興メーカーとの競争激化への対応が求められます。製品の品質問題発生は、ブランド全体の信用低下に繋がるリスクがあり、コンプライアンス違反も同様に、信用、財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

投資テーマとの関連

花王は、その事業活動を通じて複数の重要な投資テーマと関連しています。まず、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みは、現代の投資家にとって非常に重要な要素です。同社は「豊かな共生世界の実現」をパーパスに掲げ、環境に配慮した「よきモノづくり」や、循環型ビジネスモデルへの転換、持続可能な調達などを推進しており、サステナビリティ投資の観点から注目されます。また、デジタル技術やAIの活用による研究開発、マーケティング、事業運営の高度化は、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連テーマとも合致します。さらに、ヘルスケア・ビューティーケア分野における高付加価値製品の展開や、科学的アプローチに基づく製品開発は、ライフサイエンスやウェルネスといったテーマとも関連が深いです。ケミカル事業における素材開発や、産業用衛生製品などは、BtoB分野における技術革新や、衛生意識の高まりといったテーマとも結びついています。これらのテーマへの取り組みは、同社の持続的な成長と企業価値向上に貢献するものと期待されます。

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