株式会社PILLAR (6490) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 機械
半導体EV半導体製造装置
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 18/230位
B
安定性
業種 85/230位
C
成長性
業種 117/230位
C
効率性
業種 72/230位
A
CF健全性
業種 28/230位
売上高
595億円
粗利率
41.0%
営業利益率
20.4%
純利益率
15.0%
ROE
11.3%
ROIC
9.3%
自己資本比率
75.2%
D/Eレシオ
0.15
有利子負債
115億円
ネットキャッシュ
140億円
NC/時価総額
8.8%
運転資本余剰*
128億円
運転資本余剰/時価総額*
8.0%
フリーCF
92億円
FCFマージン
15.5%
キャッシュ化率
1.69倍
PBR
2.01倍
EV/EBITDA
9.4倍
PER
18.0倍
想定株価
6999.1円
想定時価総額
1600億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 595億円 244億円 34億円 121億円 155億円 129億円 89億円
2025年3月期 580億円 224億円 33億円 113億円 147億円 115億円 83億円
2024年3月期 586億円 242億円 27億円 142億円 169億円 151億円 108億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1056億円 544億円 127億円 135億円 794億円
2025年3月期 981億円 510億円 106億円 136億円 739億円
2024年3月期 988億円 493億円 141億円 148億円 699億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 255億円 108億円 116億円 115億円 76億円 33億円 128億円
2025年3月期 219億円 107億円 117億円 118億円 63億円 37億円 113億円
2024年3月期 179億円 82億円 126億円 121億円 90億円 42億円 38億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 151億円 -59億円 -53億円 92億円
2025年3月期 142億円 -68億円 -40億円 74億円
2024年3月期 56億円 -162億円 53億円 -106億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 388.2円 3473.9円 130.0円 33.5% 612.7円 18.0倍 6999.1円 1600億円 25,042,000株 2,181,000株
2025年3月期 355.8円 3165.5円 125.0円 35.1% 431.1円 9.3倍 3323.4円 775億円 25,042,000株 1,710,200株
2024年3月期 462.6円 3001.0円 159.0円 34.4% 246.8円 13.8倍 6378.8円 1487億円 25,042,000株 1,733,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 11.3% 8.5% 9.3% 41.0% 20.4% 26.1% 15.0% 15.5% 75.2% 0.15
2025年3月期 11.2% 8.5% 9.3% 38.7% 19.6% 25.3% 14.3% 12.7% 75.3% 0.16
2024年3月期 15.4% 10.9% 12.1% 41.3% 24.2% 28.8% 18.4% -18.0% 70.8% 0.17

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 2.6% 6.8% 7.7% 6.9% 14.5% -4.4% -
2025年3月期 -1.1% -20.2% -23.0% 12.6% 14.7% -0.2% 代表取締役社長 岩波嘉信
2024年3月期 20.3% 2.6% 3.4% 24.7% 13.6% 43.1% 代表取締役社長 岩波嘉信

業種比較(機械、229社中央値)

指標株式会社PILLAR業種中央値
ROE11.3%7.1%
ROA8.5%4.3%
営業利益率20.4%8.2%
純利益率15.0%6.5%
自己資本比率75.2%65.2%
売上成長率2.6%3.1%
PER18.0倍13.2倍
PBR2.01倍0.91倍
EV/EBITDA9.4倍6.1倍
NC/時価総額8.8%13.1%
運転資本余剰/時価総額8.0%-2.1%
同業他社: ダイキン工業株式会社(6367)三菱重工業株式会社(7011)株式会社小松製作所(6301)株式会社 クボタ(6326)株式会社ジェイテクト(6473)全230社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

機械で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
TOWA株式会社 (6315) 1666億円 544億円
株式会社キッツ (6498) 1519億円 1767億円
カナデビア株式会社 (7004) 1696億円 6452億円
株式会社ツガミ (6101) 1489億円 1291億円
ユニオンツール株式会社 (6278) 1486億円 402億円
ガリレイ株式会社 (6420) 1403億円 1386億円
株式会社平和 (6412) 1843億円 2581億円
株式会社タダノ (6395) 1352億円 3495億円
機械の企業一覧(全230社)→

AI分析(2026年3月期)

半導体EV
半導体製造装置向け部品クリーンエネルギー市場向けシール製品中国市場での事業拡大新中期経営計画「One2030」福知山第2工場・ジョ州工場活用

見通し: 2026年度には売上高1,000億円、営業利益250億円を目指す新中期経営計画「One2030」を策定。生成AI向け半導体需要拡大を追い風に、積極的な設備投資と海外展開で成長軌道に乗せる。

強み: 「流体の漏れを止める技術」を基盤とした材料・流体制御技術。電子機器・産業機器双方での高い技術力と幅広い産業分野への応用力。

懸念: 半導体・液晶業界の急速な技術革新と市場変動リスク。為替変動や原材料価格高騰が業績に与える影響。海外生産・販売体制における地政学的リスク。

リスク: 品質不具合による業績影響、市場変動による需要縮小、海外生産・販売体制の不安定要因、原材料調達難と価格高騰、サイバー攻撃による情報漏洩リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

PILLARグループは、株式会社PILLARを中核とし、22社の連結子会社と1社の関連会社から構成される企業グループです。主要事業は、独自の「流体の漏れを止める技術」を基盤とした流体制御関連機器製品の製造・販売であり、特にピラフロン製品(ふっ素樹脂製品)、メカニカルシール製品、グランドパッキン・ガスケット製品を主力としています。これらの製品は、半導体・液晶製造装置、電力、石油、自動車、化学、船舶、土木建築、食品、医薬品といった幅広い産業分野において、性能を発揮する不可欠な機能部品として採用されています。

事業は大きく「電子機器関連事業」と「産業機器関連事業」の二つに分かれています。電子機器関連事業では、ピラフロン製品が主要な位置を占め、半導体・液晶製造装置内の高純度薬液循環や基板製造ラインで使用される継手、チューブ、ポンプ、バルブなどを提供しています。一方、産業機器関連事業では、ポンプや撹拌機などに用いられるメカニカルシール製品、バルブやポンプの配管接続部などに使われるグランドパッキン・ガスケット製品が中心です。さらに、オフィスビルの賃貸業、保険代理業、売電事業なども「その他部門」として手掛けています。

2026年3月期においては、海外売上高が206億38百万円(海外売上高比率34.7%)となりました。グループ全体として、創業以来培ってきた流体制御技術と材料開発力を活かし、環境(CLEAN)、安全(SAFETY)、最先端技術の創出(FRONTIER)に貢献することを目指しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比2.6%増の595億79百万円となり、増収を達成しました。営業利益は同6.8%増の121億7百万円、経常利益は同12.8%増の129億46百万円と、利益面でも堅調な伸びを示しました。親会社株主に帰属する当期純利益も同7.7%増の89億41百万円となり、増収効果と利益率の改善が寄与した形です。

セグメント別に見ると、電子機器関連事業は、生成AI関連を中心とした先端半導体向け投資の好調さや中国市場での需要拡大がピラフロン製品の販売増につながり、売上高は前期比0.8%増の393億58百万円、営業利益は同2.9%増の90億64百万円となりました。一方、産業機器関連事業は、石油プラント向け製品の販売増加、エネルギー市場(原子力、水素、アンモニア等)の需要拡大、子会社である株式会社タンケンシールセーコウの堅調な業績などが寄与し、過去最高の売上高と営業利益を記録しました。同事業の売上高は前期比6.2%増の200億85百万円、営業利益は同20.8%増の30億21百万円と、大幅な伸長を見せています。

ROEは11.7%となり、目標としていた10.0%を上回る水準を達成しました。総資産は1,056億29百万円(前期比7.7%増)、純資産は794億18百万円(前期比6.2%増)と、ともに増加傾向にあります。現金及び預金は255億31百万円(前期比16.7%増)と大幅に増加し、財務基盤の強化がうかがえます。

強みと競争優位性

PILLARグループの最大の強みは、創業以来培ってきた「流体の漏れを止める技術」を核とした、高度な流体制御技術と材料開発力にあります。特に、ふっ素樹脂(ピラフロン製品)や特殊シール材に関する深い知見とノウハウは、他社との差別化要因となっています。これらの技術力は、半導体・液晶製造装置といった最先端分野から、石油、化学、エネルギー、自動車、医療まで、要求水準の高い多様な産業分野で採用されている実績に裏打ちされています。

また、グローバルに展開する生産・販売体制も競争優位性の一つです。中国市場への積極的な投資や、北米・欧州への販売網強化は、世界的な需要変動への対応力と、地域ごとの市場ニーズに合わせた製品供給を可能にしています。2026年3月期における海外売上高比率34.7%という数字も、グローバル展開の広がりを示しています。

さらに、研究開発への積極的な投資も強みと言えます。2023年11月に稼働した三田工場イノベーションセンターに技術者を集結させ、産学官連携やIT・DX技術の活用を進めることで、新技術・新製品開発の質・量・スピードの向上を図っています。これにより、変化の速い市場環境においても、常に革新的な製品を提供し続ける体制を構築しています。

リスク要因

PILLARグループは、事業活動において複数のリスク要因に直面しています。まず、製品の品質に関するリスクです。主力製品は各種設備・機器に組み込まれる機能部品であるため、予期せぬ不具合が発生した場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。品質マネジメントシステム(ISO9001)を確立し、品質向上に努めていますが、精密化・高度化する顧客要求への対応は継続的な課題です。

次に、市場の変動リスクです。半導体・液晶業界は技術革新が激しく、市場規模が拡大傾向にある一方で、予期せぬ急速な市場縮小のリスクを抱えています。特に、主力製品が多く使用される半導体製造装置市場の動向は、業績に大きな影響を与えます。また、カーボンニュートラルを見据えた水素市場などの新規市場の拡大も期待される一方、市場の予測が難しい側面もあります。

さらに、グローバルな事業展開に伴う海外リスクも存在します。進出国における政治・経済体制の変化、自然災害、感染症の流行、そして急激な為替変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。原材料の調達リスクや価格変動リスクも、生産活動の継続性や採算性に影響を与える要因です。加えて、サイバー攻撃による情報漏洩リスクや、法令違反による社会的信用の失墜リスクなども、事業継続における重要な管理課題です。

投資テーマとの関連

PILLARグループは、複数の重要な投資テーマとの関連性が高いと考えられます。特に「半導体」分野においては、主力製品であるピラフロン製品が半導体製造装置に広く使用されており、生成AIの普及に伴う半導体需要の拡大は、同社にとって追い風となる可能性が高いです。2023年9月に稼働した福知山第2工場や、中国・ジョ州工場での半導体関連製品の製造開始は、この需要を取り込むための戦略的な取り組みと言えます。

また、「クリーンエネルギー」分野も、今後の成長ドライバーとして注目されます。産業機器関連事業において、水素、アンモニア、SAFといったクリーンエネルギー市場向けに高性能シール製品を開発・提供する戦略は、地球環境問題への貢献と事業成長の両立を目指すものです。これは、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の観点からも評価される可能性があります。

さらに、同社はDX(デジタル・トランスフォーメーション)やイノベーション創出にも注力しており、研究開発分野での産学官連携やIT・DX技術の活用は、将来的な技術革新や新事業創出への期待を高めます。これらの取り組みは、長期的な視点での成長戦略として、投資テーマとの関連性を深めています。2030年度売上高1,000億円、営業利益250億円という中期目標達成に向けた各事業戦略は、これらの投資テーマと密接に連携しています。

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