オリンパス株式会社 (7733) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 精密機器
医療機器AIロボティクス
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 28/53位
C
安定性
業種 34/53位
D
成長性
業種 43/52位
C
効率性
業種 32/53位
C
CF健全性
業種 33/53位
売上高
1.0兆円
粗利率
64.7%
営業利益率
9.6%
純利益率
6.8%
ROE
8.4%
ROIC
6.5%
自己資本比率
52.8%
D/Eレシオ
0.29
有利子負債
2396億円
ネットキャッシュ
-515億円
NC/時価総額
-3.1%
運転資本余剰*
-2488億円
運転資本余剰/時価総額*
-15.2%
フリーCF
132億円
FCFマージン
1.3%
キャッシュ化率
1.48倍
PBR
2.02倍
EV/EBITDA
10.3倍
PER
24.3倍
想定株価
1488.2円
想定時価総額
1.6兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1.0兆円 6541億円 672億円 971億円 1643億円 940億円 682億円
2025年3月期 9973億円 6837億円 664億円 1625億円 2288億円 1591億円 1179億円
2024年3月期 9362億円 6251億円 659億円 436億円 1095億円 359億円 2426億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1.5兆円 7063億円 4369億円 2882億円 8120億円
2025年3月期 1.4兆円 6794億円 4254億円 2557億円 7517億円
2024年3月期 1.5兆円 8003億円 4317億円 3453億円 7572億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1880億円 2071億円 2368億円 2396億円 非該当 1942億円 -2488億円
2025年3月期 2525億円 1871億円 2042億円 2291億円 非該当 1802億円 -1728億円
2024年3月期 3409億円 1900億円 1976億円 2996億円 非該当 1803億円 -908億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 284億円 354億円
2025年3月期 23億円 434億円
2024年3月期 99億円 341億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 1006億円 -874億円 -876億円 132億円
2025年3月期 1905億円 -655億円 -2115億円 1250億円
2024年3月期 424億円 3600億円 -2760億円 4024億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 61.3円 737.5円 30.0円 48.9% -46.8円 24.3倍 1488.2円 1.6兆円 1,114,486,000株 13,383,100株
2025年3月期 103.0円 666.5円 20.0円 19.4% 20.8円 18.9倍 1947.5円 2.2兆円 1,139,116,000株 11,305,600株
2024年3月期 199.9円 649.6円 18.0円 9.0% 35.5円 11.1倍 2213.0円 2.6兆円 1,215,147,000株 49,514,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 8.4% 4.4% 6.5% 64.7% 9.6% 16.3% 6.8% 1.3% 52.8% 0.29
2025年3月期 15.7% 8.2% 11.6% 68.5% 16.3% 22.9% 11.8% 12.5% 52.5% 0.30
2024年3月期 32.0% 15.8% 2.9% 66.8% 4.7% 11.7% 25.9% 43.0% 49.4% 0.40

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 1.3% -40.2% -42.2% 4.7% 6.7% -19.6% -
2025年3月期 6.5% 272.6% -51.4% 4.7% 4.6% 1.8% 取締役 代表執行役会長兼ESGオフィサー竹内康雄
2024年3月期 6.2% -76.6% 69.1% 8.6% 3.4% -19.0% 取締役 代表執行役社長兼CEOシュテファン・カウフマン

業種比較(精密機器、52社中央値)

指標オリンパス株式会社業種中央値
ROE8.4%8.6%
ROA4.4%5.7%
営業利益率9.6%9.8%
純利益率6.8%8.1%
自己資本比率52.8%68.3%
売上成長率1.3%5.4%
PER24.3倍14.5倍
PBR2.02倍1.39倍
EV/EBITDA10.3倍7.8倍
NC/時価総額-3.1%6.8%
運転資本余剰/時価総額-15.2%1.0%
同業他社: テルモ株式会社(4543)HOYA株式会社(7741)株式会社ニコン(7731)ニプロ株式会社(8086)株式会社 島津製作所(7701)全53社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

精密機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社 島津製作所 (7701) 1.1兆円 5607億円
朝日インテック株式会社 (7747) 6162億円 1200億円
株式会社東京精密 (7729) 5398億円 1668億円
シチズン時計株式会社 (7762) 4074億円 3468億円
テクセンドフォトマスク株式会社 (429A) 2931億円 1296億円
リガク・ホールディングス株式会社 (268A) 2769億円 942億円
ニプロ株式会社 (8086) 2540億円 6605億円
セイコーグループ株式会社 (8050) 2254億円 3357億円
精密機器の企業一覧(全53社)→

異常検知フラグ

2019年3月期: extreme_payout_ratio

AI分析(2026年3月期)

医療機器AIロボティクス
OLYSENSEプラットフォームエンドルミナルロボティクス品質カルチャー強化AI・デジタル技術活用グローバルリスクマネジメント

見通し: 2025年3月期は売上高1.3%増、営業利益40.2%減と減益となった。今後はAI・ロボティクスを活用した内視鏡エコシステムへの投資を加速し、2029年3月期までに売上高5%成長、調整後営業利益率の改善を目指す。

強み: 内視鏡分野における長年の実績と、AI・ロボティクスを活用した次世代医療プラットフォームへの積極投資が強み。

懸念: 品質保証・法規制対応(FDA指摘事項)の是正に時間を要しており、出荷再開に影響が出ている。また、地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱も懸念。

リスク: 1.FDAからの警告書是正対応の遅延による事業継続への影響。2.地政学的リスク(中東紛争、貿易摩擦)によるサプライチェーンの混乱とコスト増。3.競争激化と技術革新への対応遅れによる市場シェア低下リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当期決算期である2026年3月期において、同社は「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」を経営理念に掲げ、革新的な製品・サービスの提供を通じて事業の持続的成長と企業価値向上を目指しています。主力事業は消化器内視鏡ソリューション事業とサージカルインターベンション事業の2つに再編されており、両事業を通じて、高品質な医療ソリューションを提供しています。特に、内視鏡医療市場は世界的な高齢化や慢性疾患の増加、医療アクセス拡大を背景に中長期的な成長が見込まれています。同社は、この成長機会を捉えるため、AI、ロボティクス、ワークフロー管理といった先端技術を活用した「エンドスイート」への投資を加速させています。具体的には、クラウドとAIを活用したOLYSENSEプラットフォームの開発・展開や、エンドルミナルロボティクス分野での合弁会社設立、技術提携などを推進し、臨床および業務効率の向上、患者アウトカムの改善を目指しています。これらの戦略は、「イノベーションによる成長」「シンプル化」「責任ある行動」という3つの戦略基盤のもと、実行されています。

直近決算ハイライト

2026年3月期における同社の連結売上高は1兆107億円となり、前期比1.3%増収と微増となりました。しかし、営業利益は前期比40.2%減の971億円、経常利益は同40.9%減の940億円、親会社所有者帰属当期純利益は同42.2%減の682億円と、大幅な減益となりました。売上原価率が前期比3.8ポイント悪化し35.3%となったこと、販売費及び一般管理費の対売上高比率が0.5ポイント悪化し50.2%となったこと、さらに持分法による投資損益やその他の収益・費用の悪化が利益を圧迫しました。特に、持分法投資損益においては、合弁会社設立に伴う費用計上が影響しました。また、その他の費用では、グローバル組織体制変革に伴う費用や、開発資産の減損損失の増加が響きました。為替の影響を除くと、連結売上高は前期並みですが、連結営業利益は前期比40.0%の減益となります。一方で、純資産は8,120億円と前期比8.0%増加しました。1株配当は30円で、前期比50.0%増配となっています。

強みと競争優位性

同社の競争優位性は、長年にわたり培ってきた内視鏡分野における高い技術力と、グローバルに広がる販売・サービスネットワークにあります。特に消化器内視鏡ソリューション事業においては、世界市場で確固たる地位を築いており、ブランド力と顧客からの信頼が強みとなっています。また、近年では、AI、ロボティクス、デジタルヘルスといった先端技術への積極的な投資を通じて、内視鏡治療の可能性を広げる「エンドスイート」の実現を目指しており、これが将来の競争優位性の源泉となり得ます。OLYSENSEプラットフォームやエンドルミナルロボティクス分野での取り組みは、同社のイノベーション能力と、医療の質・効率向上への貢献意欲を示しています。さらに、グローバルなリスクマネジメント体制を構築し、事業運営におけるリスクを俯瞰的に把握・管理していることも、不確実性の高い現代において、安定した事業継続と企業価値維持に寄与する強みと言えます。

リスク要因

当期決算期において、同社が直面する主要なリスク要因としては、まずグローバルな地政学的緊張の高まりが挙げられます。軍事紛争や貿易戦争はサプライチェーンを脅かし、コスト増加や制裁措置に伴うコンプライアンスリスクをもたらします。また、主要市場における保護主義的な政策の台頭や、国内サプライヤーへの優遇措置は、市場環境の大きな変化や収益性の低下につながる可能性があります。競争環境の激化、特に技術革新のスピードが速く価格競争が生じやすい分野での市場地位維持は重要な課題です。市場情報の不足や誤った判断は、戦略的意思決定を誤らせるリスクとなります。オペレーション面では、製造・品質・サプライチェーンにおける障害、重要原材料や半導体の需給逼迫、製造拠点の稼働停止などが事業継続に影響を与える可能性があります。さらに、FDAからの指摘事項に対する是正活動の進捗や、品質カルチャーの浸透・定着も、継続的な注視を要するリスクです。

投資テーマとの関連

同社は、AI、ロボティクス、デジタルヘルスといった先端技術への投資を加速させており、これらは現代の主要な投資テーマであるAIやDX(デジタルトランスフォーメーション)との関連が深いです。特に、AIを活用した診断支援やワークフロー最適化を目指すOLYSENSEプラットフォームは、AI技術の医療分野への応用という点で注目されます。また、ロボティクス技術を用いた内視鏡治療ソリューションの開発は、医療分野におけるロボット技術の活用というテーマに合致しています。世界的な高齢化の進展や健康意識の高まりは、ヘルスケア・メディカル関連の投資テーマと結びついており、同社が事業を展開するメドテック業界は、これらのマクロトレンドの恩恵を受ける可能性があります。さらに、サプライチェーンのレジリエンス強化や、国内生産への回帰といった動きは、地政学リスクやサプライチェーン安定化といったテーマとも関連しています。

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