バリューコマース株式会社 (2491) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: サービス業
SaaSAI
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 426/610位
A
安定性
業種 91/614位
E
成長性
業種 560/599位
B
効率性
業種 263/614位
C
CF健全性
業種 344/613位
売上高
242億円
粗利率
30.4%
営業利益率
8.2%
純利益率
2.0%
ROE
4.0%
ROIC
11.3%
自己資本比率
75.5%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
110億円
NC/時価総額
76.6%
運転資本余剰*
72億円
運転資本余剰/時価総額*
50.0%
フリーCF
5億円
FCFマージン
2.0%
キャッシュ化率
3.95倍
PBR
1.18倍
EV/EBITDA
1.5倍
PER
29.5倍
想定株価
664.3円
想定時価総額
144億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 242億円 73億円 3億円 20億円 23億円 15億円 5億円
2024年12月期 304億円 100億円 4億円 42億円 45億円 41億円 29億円
2023年12月期 294億円 101億円 4億円 52億円 57億円 52億円 34億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 161億円 150億円 38億円 1億円 122億円
2024年12月期 196億円 176億円 67億円 5900万円 129億円
2023年12月期 284億円 267億円 58億円 8500万円 225億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 110億円 - 22億円 - 8億円 - 72億円
2024年12月期 118億円 - 42億円 - 7億円 7700万円 51億円
2023年12月期 215億円 - 38億円 - 6億円 5200万円 157億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 19億円 -14億円 -12億円 5億円
2024年12月期 35億円 -7億円 -125億円 28億円
2023年12月期 35億円 -4億円 -17億円 31億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 22.5円 562.0円 49.0円 217.6% 508.7円 29.5倍 664.3円 144億円 34,471,000株 12,794,600株
2024年12月期 113.2円 593.7円 57.0円 50.3% 543.6円 10.4倍 1177.7円 255億円 34,471,000株 12,810,200株
2023年12月期 105.2円 694.7円 53.0円 50.4% 665.9円 14.0倍 1472.2円 476億円 34,471,000株 2,133,200株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 4.0% 3.0% 11.3% 30.4% 8.2% 9.6% 2.0% 2.0% 75.5% -
2024年12月期 22.2% 14.6% 22.6% 32.8% 13.7% 14.9% 9.4% 9.0% 65.6% -
2023年12月期 15.1% 12.0% 16.3% 34.5% 17.8% 19.2% 11.6% 10.5% 79.2% -

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 -20.5% -52.6% -82.9% -12.2% -3.7% -38.0% 代表取締役社長 最高経営責任者香川仁
2024年12月期 3.5% -20.4% -16.0% -3.2% 3.4% -19.3% 代表取締役社長 最高経営責任者香川仁
2023年12月期 -17.7% -36.6% -41.4% 0.3% 7.2% -5.6% 代表取締役社長 最高経営責任者香川仁

業種比較(サービス業、613社中央値)

指標バリューコマース株式会社業種中央値
ROE4.0%10.3%
ROA3.0%5.2%
営業利益率8.2%7.4%
純利益率2.0%5.0%
自己資本比率75.5%53.6%
売上成長率-20.5%7.3%
PER29.5倍15.2倍
PBR1.18倍1.69倍
EV/EBITDA1.5倍7.0倍
NC/時価総額76.6%13.8%
運転資本余剰/時価総額50.0%2.5%
同業他社: 日本郵政株式会社(6178)株式会社リクルートホールディングス(6098)楽天グループ株式会社(4755)パーソルホールディングス株式会社(2181)株式会社電通グループ(4324)全614社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

サービス業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
コーユーレンティア株式会社 (7081) 144億円 347億円
フルハシEPO株式会社 (9221) 144億円 100億円
株式会社NEXYZ.Group (4346) 145億円 284億円
株式会社NexTone (7094) 146億円 208億円
株式会社エータイ (369A) 142億円 29億円
株式会社ロイヤルホテル (9713) 140億円 293億円
株式会社ポピンズ (7358) 138億円 344億円
株式会社Gunosy (6047) 150億円 61億円
サービス業の企業一覧(全614社)→

異常検知フラグ

2023年12月期: 現金過多 (現金/総資産>70%)
2022年12月期: 現金過多 (現金/総資産>70%)

AI分析(2025年12月期)

SaaSAI
成果報酬型広告「アフィリエイト」トラベルテック事業AI活用ソーシャルコマースリテールメディア

見通し: ECソリューションズ事業のサービス終了に伴い減収見込みだが、マーケティングソリューションズ事業の伸長とトラベルテック事業への投資でカバー。2025年12月期は大幅な減益となったが、収益構造の再構築を進め、中長期的成長を目指す。

強み: 独自のトラッキング技術とAI活用によるマーケティングソリューション。トラベルテック事業でのDX支援と集客力強化が強み。

懸念: 外資系プラットフォーマーへの依存構造。生成AI普及による検索体験の変化が広告市場に与える影響。

リスク: Cookie規制によるトラッキング制限と広告効果計測の困難化。サイバー攻撃やシステム障害による情報漏洩・サービス停止リスク。主要取引先の事業方針変更による取引縮小リスク。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

バリューコマース株式会社は、eコマース市場の拡大を背景に、効果的なマーケティングソリューションを提供することで、コマース事業者のパフォーマンス向上に貢献する企業です。主要事業は「マーケティングソリューションズ事業」で、成果報酬型広告「アフィリエイト」を主軸としています。この事業では、メディア運営者のブログやポイントサイトなどに広告主の商品・サービスを掲載し、成果(商品購入など)に応じて報酬を支払う仕組みを提供しています。独自のトラッキングシステム「バリューコマースアフィリエイトプログラム」を通じて、広告主とメディア運営者のネットワークを構築・管理し、成果報酬の支払いまでをサポートしています。広告主に対しては、ASPサービス、コンサルティング、オプション広告といった多様な形態でサービスを提供しており、広告主は費用対効果の高いマーケティング活動が可能となります。かつてはECソリューションズ事業も展開していましたが、現在は撤退し、トラベルテック事業に注力しています。トラベルテック事業では、宿泊施設向けの集客支援およびデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するソリューションを提供しており、宿泊予約システム「DYNA IBE」やホテル管理システム「DYNA PMS」などが主力です。これらの事業を通じて、情報技術を活用し、正しい情報を効率的につなぐことで、消費者の意思決定支援とコマース事業者のマーケティング効果最大化を目指しています。

直近決算ハイライト

直近連結会計年度におけるバリューコマース株式会社の業績は、売上高が241億69百万円となり、前期比で20.5%減となりました。この減収の主な要因は、オンラインモール向けクリック課金型広告「StoreMatch」およびCRMツール「STORE's R∞」の提供終了によるECソリューションズ事業の大幅な減収です。一方、マーケティングソリューションズ事業は、ショッピングカテゴリの伸長により前期比2.6%増の130億25百万円の増収を達成しました。しかし、前期に受注した高利益率案件の反動などにより、セグメント利益は前期比19.0%減となりました。ECソリューションズ事業の売上減を主因として、営業利益は前期比52.6%減の19億71百万円、経常利益は前期比64.1%減の14億81百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、サービス移行業務収益があったものの、固定資産の減損損失12億74百万円や法人税等調整額1億69百万円の計上により、前期比82.9%減の4億87百万円と大幅な減少となりました。トラベルテック事業は、宿泊施設の投資意欲回復により前期比4.5%増の13億25百万円の増収となりましたが、新規事業領域への戦略投資により、セグメント損失は2億15百万円と前期から拡大しました。

強みと競争優位性

バリューコマースの競争優位性は、まず長年にわたり培ってきた「アフィリエイト」事業における独自のトラッキング技術と、それに基づく信頼性の高いデータ基盤にあります。このトラッキング技術は、Cookie規制が強化される中でも、広告効果の計測における困難さを軽減し、広告主に対して費用対効果の高いマーケティングソリューションを提供できる強みとなっています。また、インフルエンサーマッチングプラットフォーム「BUZMA」の取り込みや、「SNSメディア向けCPC専用プログラム」、「リワードDSP」といった新たなソリューション開発・提供を通じて、変化する広告市場のニーズに迅速に対応し、差別化を図っています。さらに、トラベルテック事業においては、宿泊予約システム「DYNA IBE」やホテル管理システム「DYNA PMS」といった主力サービスを、AIを活用したDXソリューションとして高度化・統合し、宿泊業界の省人化・効率化ニーズに応えています。マーケティングソリューションズ事業とのシナジーを活かした集客支援も、トラベルテック事業の競争力を高める要因となっています。これらの事業を通じて、自社で保有・活用可能な購買データや会員基盤をAIで活用し、最適なタイミング・文脈で広告を届ける能力が、同社の持続的な競争優位性の源泉となると考えられます。

リスク要因

同社が認識している主要なリスク要因は多岐にわたります。まず、収益基盤の変化に伴い、従来の利益構造を維持できない可能性が挙げられます。これに対応するため、コスト構造の最適化や新規事業の検討を進めています。また、Cookieを利用したトラッキングが制限されることによる広告効果の計測困難も、ビジネスモデルの根幹に関わるリスクです。これに対しては、トラッキング規制の動向調査や独自トラッキング技術の開発、回避策の検討を行っています。サイバーセキュリティリスクも重大であり、システム障害、マルウェア感染、情報漏洩、ランサムウェア攻撃などによる事業継続への影響が懸念されます。これに対し、システム管理体制の構築、定期的なバックアップ、脆弱性対策、不正アクセスの監視・防御策を講じています。さらに、大規模災害時の事業継続の困難さ、個人情報の漏洩リスク、データガバナンスの不徹底による信用毀損、AI技術活用におけるガバナンス不足による不適切な出力や知的財産権侵害のリスクなども存在します。これらのリスクに対しては、BCP策定、複数クラウドサービスの利用、ISMS認証に基づくセキュリティレベル維持、AI倫理基本方針の策定といった対策を進めています。特定サービスへの依存リスクとして、主要取引先の事業方針変更による取引縮小の可能性も指摘されており、取引先の多様化や新規顧客開拓、事業上必要不可欠となるサービスの企画・開発が課題となっています。

投資テーマとの関連

バリューコマースは、AI技術の活用という点で、現代の主要な投資テーマである「AI・データ活用」と関連が深いです。同社は、トラベルテック事業においてAIを活用したDXソリューションを整備・高度化し、宿泊施設における生産性向上と顧客体験向上を両立させることを目指しています。また、マーケティングソリューションズ事業においては、AIを用いて最適なタイミング・文脈で広告を届けることが競争優位の源泉になると認識しており、AIによる要約型検索や「ゼロクリック化」といった検索体験の変化に対応するため、データ活用とプロダクト高度化による差別化戦略を推進しています。さらに、AIガバナンスの整備とその下でのAI活用による業務効率化、生産性向上、競争力強化を経営戦略の一つとして位置づけています。直接的に半導体やEV、防衛といったテーマに属するわけではありませんが、データ分析能力やAI技術の活用能力は、これらのテーマとも間接的に連携する可能性を秘めています。特に、データドリブンなマーケティングやオペレーションの効率化は、あらゆる産業において重要性を増しており、同社の強みはこれらの広範なテーマへの応用が期待されます。

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