株式会社大冷 (2883) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 食料品
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 91/130位
A
安定性
業種 11/130位
D
成長性
業種 113/129位
B
効率性
業種 14/130位
C
CF健全性
業種 74/130位
売上高
251億円
粗利率
15.2%
営業利益率
2.6%
純利益率
1.9%
ROE
5.5%
ROIC
5.2%
自己資本比率
78.0%
D/Eレシオ
0.00
有利子負債
1109万円
ネットキャッシュ
36億円
NC/時価総額
30.8%
運転資本余剰*
15億円
運転資本余剰/時価総額*
12.5%
フリーCF
3億円
FCFマージン
1.1%
キャッシュ化率
0.64倍
PBR
1.31倍
EV/EBITDA
11.1倍
PER
24.1倍
想定株価
1978.4円
想定時価総額
116億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 251億円 38億円 6531万円 7億円 7億円 7億円 5億円
2025年3月期 257億円 40億円 4634万円 8億円 9億円 8億円 -6億円
2024年3月期 274億円 43億円 3917万円 11億円 11億円 11億円 8億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 113億円 103億円 21億円 4億円 88億円
2025年3月期 115億円 105億円 23億円 4億円 88億円
2024年3月期 140億円 128億円 39億円 4億円 97億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 36億円 28億円 39億円 1109万円 2925万円 - 15億円
2025年3月期 38億円 26億円 40億円 2049万円 2669万円 - 14億円
2024年3月期 39億円 28億円 48億円 3億円 2822万円 - -3985万円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 3億円 -3117万円 -5億円 3億円
2025年3月期 7億円 -2億円 -7億円 6億円
2024年3月期 16億円 -7257万円 -4億円 16億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 82.1円 1501.5円 60.0円 73.1% 608.8円 24.1倍 1978.4円 116億円 6,008,300株 149,500株
2025年3月期 -97.2円 1488.1円 60.0円 - 631.4円 - - - 6,008,300株 98,600株
2024年3月期 129.8円 1645.6円 60.0円 46.2% 599.4円 14.9倍 1933.6円 114億円 6,008,300株 98,600株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 5.5% 4.3% 5.2% 15.2% 2.6% 2.9% 1.9% 1.1% 78.0% 0.00
2025年3月期 -6.5% -5.0% 6.7% 15.7% 3.3% 3.5% -2.2% 2.2% 76.4% 0.00
2024年3月期 7.9% 5.5% 7.4% 15.6% 3.9% 4.0% 2.8% 5.7% 69.3% 0.03

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -2.6% -21.5% -16.0% -2.8% 2.2% -24.3% -
2025年3月期 -6.1% -21.1% -174.9% 3.9% -0.9% -7.0% 代表取締役社長執行役員 冨田 史好
2024年3月期 0.7% -30.1% -25.1% 6.8% 0.1% 3.8% 代表取締役社長 冨田史好

業種比較(食料品、129社中央値)

指標株式会社大冷業種中央値
ROE5.5%7.0%
ROA4.3%3.9%
営業利益率2.6%4.4%
純利益率1.9%3.4%
自己資本比率78.0%57.8%
売上成長率-2.6%3.7%
PER24.1倍17.4倍
PBR1.31倍1.13倍
EV/EBITDA11.1倍8.1倍
NC/時価総額30.8%-2.3%
運転資本余剰/時価総額12.5%-15.3%
同業他社: 日本たばこ産業株式会社(2914)アサヒグループホールディングス株式会社(2502)キリンホールディングス株式会社(2503)サントリービバレッジ&フード株式会社(2587)味の素株式会社(2802)全130社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

食料品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社フルッタフルッタ (2586) 119億円 31億円
佐藤食品工業株式会社 (2814) 119億円 68億円
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス (2927) 122億円 327億円
株式会社コモ (2224) 125億円 73億円
株式会社あじかん (2907) 105億円 514億円
株式会社ウェルディッシュ (2901) 135億円 13億円
和弘食品株式会社 (2813) 97億円 173億円
株式会社ダイショー (2816) 135億円 275億円
食料品の企業一覧(全130社)→

異常検知フラグ

2021年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

骨なし魚事業再構築新商品「MOTTO」シリーズタイ生産鶏肉製品生産拠点分散(タイ・ベトナム拡充)業務用冷凍食品卸売

見通し: 2027年3月期は新商品「MOTTO」シリーズの販売と骨なし魚事業の再構築、タイ産鶏肉製品の拡販、牡蠣・エビ商品売上拡大により増収を見込む。価格競争力のある商品開発と海外生産拠点の分散によるリスク低減が成長の鍵。

強み: 独自技術による「楽らくクック」「楽らく匠味」シリーズは、凍ったまま調理可能で冷めても柔らかい点が強み。徹底した品質管理と特許取得による差別化。

懸念: 特定仕入先(三翔、セイショウフーズ)への依存度が高い。また、約40%を中国生産拠点に依存しており、生産拠点の分散が急務。為替変動リスクも高。

リスク: ①食品安全性の問題:不測のクレーム発生による想定外の費用負担。②原材料・為替変動:市況変動や円安による仕入価格高騰と販売価格への転嫁遅延。③生産拠点リスク:中国依存度が高く、災害等で供給に支障をきたす可能性。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当社は、「安全と安心を優先に顧客に満足と感動を提供する」という経営理念を掲げ、国内の医療食、弁当仕出し、外食産業などを主なターゲットとした業務用冷凍食品の企画・販売を手掛けるファブレス企業です。原材料の調達から製品の製造までを国内外(日本、中国、ベトナム、タイ)の協力工場に委託し、自社ブランド商品および特定の顧客ニーズに応えるプライベートブランド(PB)商品を全国のユーザーや問屋へ販売しています。特に、独自の加工技術を活かした「骨なし魚」事業では、エックス線による残骨検査や海外常駐員による品質管理体制を構築し、32種類もの豊富な魚種を取り扱っています。また、畜肉商品においては「楽らく匠味シリーズ」として、特殊加工による臭みの軽減と柔らかさ、冷めても持続する食感が特徴の商品を展開しています。物流面では、外部委託による1ケースからの翌日配送が可能なデリバリーシステムを構築し、顧客利便性の向上を図っています。事業は単一セグメントの「業務用冷凍食品卸売」であり、骨なし魚事業、ミート事業、その他の事業(惣菜、冷凍野菜、魚フライ、練り製品、水産品など)で構成されています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の業績は、売上高が251億円と前期比2.6%の減少となりました。これは、低価格志向に対応した安価な商品の拡販に努めたものの、骨なし魚事業やその他事業において、中間期までのマイナスを完全にカバーできなかったことが影響しています。営業利益は7億円で前期比21.5%減、経常利益は7億円で前期比17.9%減となり、粗利率の低下や売上減少に伴う粗利益の減少が響きました。一方、当期純利益は5億円と、前期の純損失から大幅に回復し、前期比184.0%増となりました。これは、前期の特殊要因による損失計上からの反動や、税務上の繰延税金資産の計上などが影響していると考えられます。純資産は88億円で前期比0.3%増、総資産は113億円で前期比1.7%減となり、財務基盤は概ね安定しています。営業キャッシュ・フローは3億円と、前期比56.4%減少しましたが、これは主に仕入債務の減少などが影響しています。一株当たり当期純利益(EPS)は82.09円と、当期純利益の回復を反映して大幅に増加しました。

強みと競争優位性

当社の競争優位性は、まず独自の冷凍食品加工技術にあります。「骨なし魚」事業においては、長年の研究開発により取得した4つの製造特許が基盤となり、エックス線検査による徹底した品質管理と、日本人が常駐する海外工場での生産体制により、安全・安心で高品質な商品を提供しています。これにより、競合他社との差別化を図り、独自の市場を築いています。また、「楽らく匠味シリーズ」に代表されるミート事業における加工技術は、臭みを抑え、冷めても柔らかさが持続する独特の食感を実現しており、これも顧客からの評価が高い点です。さらに、ファブレス形態をとることで、商品開発力に特化し、市場のニーズを迅速に捉えた新商品開発やPB商品の企画・開発を得意としています。営業担当者と開発担当者が密接に連携し、エンドユーザーの要望を的確に商品に反映させる体制は、顧客満足度向上に貢献しています。物流面での翌日配送可能なデリバリーシステムも、顧客利便性を高める強みと言えます。

リスク要因

当社が抱えるリスク要因として、まず商品の安全性に関する問題が挙げられます。国内外の協力工場における衛生・品質管理の徹底に努めていますが、万が一、大量の商品クレームや食品安全性の問題が発生した場合、商品の回収や賠償により、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外からの仕入れ比率が約55%と高いため、為替レートの急激な変動は仕入価格の高騰を招き、業績に影響を与えるリスクがあります。さらに、生産拠点の約40%が中国に依存しているため、地政学リスクやサプライチェーンの寸断リスクも無視できません。このリスク分散のため、タイやベトナムへの生産拠点新設・拡充を進めていますが、依然としてリスクは存在します。その他、得意先の経営破綻、食の安全性に関する風評被害、情報システム障害、知的財産権侵害、そして原材料の市況変動や、物流センターの災害リスクなども、経営成績に影響を与える可能性のある要因として認識されています。

投資テーマとの関連

当社の事業は、直接的にAI、半導体、EVといった先端技術テーマとの関連性は薄いですが、食品業界における「食の安全・安心」や「簡便調理」へのニーズの高まりといった、現代社会における生活密着型の投資テーマとの関連性が見られます。特に、高齢化社会の進展に伴う「シルバー市場」への需要取り込みや、健康志向の高まりに対応した高付加価値商品の開発は、今後の成長ドライバーとなり得ます。また、サプライチェーンの強靭化や生産拠点の分散化といった取り組みは、地政学リスクの高まりやグローバルな供給網の不安定化といった、マクロ経済的な投資テーマとも関連しています。同社が掲げる、低価格志向に対応しつつも、独自技術による差別化を図り、価格競争からの回避を目指す戦略は、消費者の購買行動の変化に対応しようとする企業姿勢として評価できます。新商品「MOTTO」シリーズや、牡蠣、エビ商品の売上拡大への注力は、市場ニーズへの的確な対応を示すものとして注目されます。

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