味の素株式会社 (2802) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 食料品
バイオテクノロジー電子材料健康食品機能性化学
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 8/130位
D
安定性
業種 105/130位
B
成長性
業種 15/129位
B
効率性
業種 44/130位
A
CF健全性
業種 10/130位
売上高
1.6兆円
粗利率
37.7%
営業利益率
12.6%
純利益率
8.5%
ROE
17.5%
ROIC
11.7%
自己資本比率
42.5%
D/Eレシオ
0.55
有利子負債
4214億円
ネットキャッシュ
-3147億円
NC/時価総額
-7.5%
運転資本余剰*
-3424億円
運転資本余剰/時価総額*
-8.1%
フリーCF
1551億円
FCFマージン
9.8%
キャッシュ化率
1.78倍
PBR
5.48倍
EV/EBITDA
15.7倍
PER
31.8倍
想定株価
4399.9円
想定時価総額
4.2兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1.6兆円 5971億円 889億円 1994億円 2883億円 1961億円 1347億円
2025年3月期 1.5兆円 5508億円 865億円 1140億円 2004億円 1083億円 703億円
2024年3月期 1.4兆円 5114億円 783億円 1467億円 2250億円 1420億円 871億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1.8兆円 7042億円 4491億円 5190億円 7708億円
2025年3月期 1.7兆円 7013億円 3846億円 5233億円 7468億円
2024年3月期 1.8兆円 7096億円 5015億円 3890億円 8147億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 1067億円 3186億円 非該当 4214億円 非該当 1241億円 -3424億円
2025年3月期 1648億円 2870億円 非該当 4554億円 非該当 1179億円 -2198億円
2024年3月期 1715億円 2871億円 非該当 4425億円 非該当 1460億円 -3299億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 467億円 -
2025年3月期 180億円 -
2024年3月期 227億円 -

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 2394億円 -842億円 -2256億円 1551億円
2025年3月期 2099億円 -774億円 -1377億円 1325億円
2024年3月期 1681億円 -1324億円 -68億円 356億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 138.4円 804.2円 48.0円 34.7% -328.0円 31.8倍 4399.9円 4.2兆円 977,735,616株 18,498,800株
2025年3月期 69.8円 751.0円 60.0円 86.0% -292.0円 42.4倍 2958.3円 2.9兆円 1,005,637,616株 10,426,600株
2024年3月期 83.7円 794.7円 37.0円 44.2% -264.1円 33.8倍 2829.7円 2.9兆円 1,042,861,708株 16,908,600株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 17.5% 7.4% 11.7% 37.7% 12.6% 18.2% 8.5% 9.8% 42.5% 0.55
2025年3月期 9.4% 4.1% 6.6% 36.0% 7.4% 13.1% 4.6% 8.7% 43.4% 0.61
2024年3月期 10.7% 4.9% 8.2% 35.5% 10.2% 15.6% 6.0% 2.5% 45.9% 0.54

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 3.5% 75.0% 91.6% 5.2% 8.1% 10.2% -
2025年3月期 6.3% -22.3% -19.3% 10.0% 6.8% -2.9% 代表執行役社長 中村茂雄
2024年3月期 5.9% -1.5% -7.4% 10.3% 5.0% 13.2% 代表執行役社長 藤江太郎

業種比較(食料品、129社中央値)

指標味の素株式会社業種中央値
ROE17.5%7.0%
ROA7.4%3.9%
営業利益率12.6%4.3%
純利益率8.5%3.4%
自己資本比率42.5%59.2%
売上成長率3.5%3.7%
PER31.8倍17.4倍
PBR5.48倍1.13倍
EV/EBITDA15.7倍8.1倍
NC/時価総額-7.5%-1.5%
運転資本余剰/時価総額-8.1%-15.3%
同業他社: 日本たばこ産業株式会社(2914)アサヒグループホールディングス株式会社(2502)キリンホールディングス株式会社(2503)サントリービバレッジ&フード株式会社(2587)日本ハム株式会社(2282)全130社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

食料品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
アサヒグループホールディングス株式会社 (2502) 2.5兆円 2.9兆円
キリンホールディングス株式会社 (2503) 1.9兆円 2.4兆円
サントリービバレッジ&フード株式会社 (2587) 1.5兆円 1.7兆円
キッコーマン株式会社 (2801) 1.3兆円 7455億円
東洋水産株式会社 (2875) 1.1兆円 5366億円
明治ホールディングス株式会社 (2269) 1.0兆円 1.2兆円
日清食品ホールディングス株式会社 (2897) 8641億円 7881億円
株式会社ヤクルト本社 (2267) 7708億円 4864億円
食料品の企業一覧(全130社)→

異常検知フラグ

2021年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

バイオテクノロジー電子材料
アミノサイエンス®ASV経営中期ASV経営 2030ロードマップヘルスケア領域(電子材料、バイオ医薬品CDMO)サステナビリティ経営

見通し: 2025年度は売上高15,837億円、営業利益1,994億円と過去最高を更新。ヘルスケア領域、特に電子材料やバイオ医薬品CDMOが成長を牽引。調味料・食品事業も堅調に増収増益を維持し、安定成長と高収益体質を継続する見通し。

強み: アミノサイエンス®を核とした多様な事業展開力。食品からヘルスケア、電子材料まで、幅広い分野で競争優位性を確立。サステナビリティ経営も推進。

懸念: 北米冷凍食品事業の減益。原材料コスト増加や戦略的費用投入による一部事業の利益圧迫。海外売上比率が低下傾向。

リスク: 気候変動による原材料調達リスク。地政学リスクによるサプライチェーン寸断リスク。サイバー攻撃によるシステム停止・情報漏洩リスク。これらは事業継続に重大な影響を与える可能性がある。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

味の素グループは、「アミノサイエンス®」を核とした事業展開を通じて、人・社会・地球のWell-beingに貢献することを目指す企業です。その事業は多岐にわたり、主に「調味料・食品」「冷凍食品」「ヘルスケア等」の3つのセグメントで構成されています。調味料・食品セグメントでは、国内外で家庭用・業務用調味料や栄養・加工食品、ソリューション&イングリディエンツを提供し、食生活の基盤を支えています。冷凍食品セグメントは、国内外で多様な冷凍食品を展開し、食の簡便化・多様化ニーズに応えています。ヘルスケア等セグメントは、医薬・食品用アミノ酸、バイオファーマサービス(CDMO)、そして電子材料や半導体パッケージ材料などのファンクショナルマテリアルズを手掛け、先端技術分野や医療分野への貢献を深めています。これらの事業を通じて、同社はアミノ酸の生理機能や栄養機能に関する深い知見を活かし、健康、医療、先端材料といった高付加価値領域へと事業を拡大しています。2026年3月期においては、売上高1兆5,837億円、営業利益1,994億円を記録し、各セグメントで着実な成長を遂げました。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算は、売上高が前期比3.5%増の15,837億円と堅調に成長しました。特に、営業利益は前期比75.0%増の1,994億円と大幅な増加を達成し、利益率の改善が顕著です。経常利益も同81.0%増の1,961億円、当期純利益は同91.6%増の1,347億円と、全ての利益指標で大幅な伸びを示しました。これは、ヘルスケア等セグメントにおける電子材料やバイオファーマサービス(CDMO)の好調、および調味料・食品セグメントでの増収効果が牽引した結果です。セグメント別に見ると、調味料・食品は売上高、事業利益ともに増加し、冷凍食品は微増にとどまったものの、ヘルスケア等は売上高・事業利益ともに大幅な伸びを記録しました。また、営業キャッシュ・フローも前期比14.0%増の2,394億円と過去最高を更新しており、キャッシュ創出能力の高さを示しています。一方で、現金及び預金は前期比35.2%減の1,067億円となりましたが、これは投資活動や株主還元とのバランスによるものと考えられます。

強みと競争優位性

味の素グループの最大の強みは、長年にわたり培ってきたアミノ酸に関する高度な科学的知見と技術力、「アミノサイエンス®」という独自のコアコンピタンスにあります。これにより、食品分野における味覚や栄養改善だけでなく、ヘルスケア分野における医薬品原料やCDMOサービス、さらには電子材料といった先端材料分野においても、高付加価値な製品・サービスを提供することを可能にしています。また、グローバルに展開する強固な販売網とブランド力は、多様な市場での競争優位性を確立しています。さらに、同社はサステナビリティを経営の中核に据え、環境負荷低減や人々の健康増進に貢献する取り組みを積極的に推進しており、これがESG投資家からの評価を高め、長期的な企業価値向上に繋がっています。これらの要素が複合的に作用し、競合他社との差別化を図り、持続的な成長基盤を構築しています。

リスク要因

味の素グループが直面するリスクとしては、まず原材料価格の変動が挙げられます。特に、気候変動による食糧不足や異常気象は、農畜産物の調達価格や物流費の上昇を招き、収益を圧迫する可能性があります。また、世界的な人口増加に伴うたんぱく質クライシスも、食肉調達価格の上昇リスクとなります。次に、地政学リスクも無視できません。国際情勢の不安定化はサプライチェーンの寸断や調達コストの上昇を招き、事業継続に影響を与える可能性があります。さらに、半導体市場における安全保障政策の動向や競合技術の進化は、同社の電子材料事業に影響を与える可能性があります。加えて、サイバー攻撃による情報漏洩やシステム停止のリスク、そして労働市場の変化に伴う人財確保の難しさなども、経営上の潜在的なリスクとして認識されています。これらのリスクに対して、同社はマテリアリティに基づいたリスク管理と機会創出を進めていますが、その影響は注視が必要です。

投資テーマとの関連

味の素グループは、複数の重要な投資テーマと深く関連しています。まず、AIやデジタル化の進展は、同社の研究開発や事業運営におけるAI活用を加速させ、生産性向上や意思決定の高度化に貢献する機会となります。特に、ヘルスケア等セグメントにおけるファンクショナルマテリアルズ、すなわち先端半導体パッケージ材料などは、半導体需要の拡大と技術革新に直接的に結びついており、その成長性は非常に高いと考えられます。また、「食を通じたウェルビーイングの実現」や「先端医療・予防への貢献」といったテーマは、同社が強みとするアミノサイエンス®を基盤とした事業領域であり、健康寿命の延伸や個別化医療の進展といったメガトレンドに乗る形で、事業拡大の機会を捉えています。さらに、持続可能な地球環境の実現や多様な価値観・人権の尊重といったESG関連テーマへの積極的な取り組みは、企業の社会的責任を果たすと同時に、新たなビジネスチャンスの創出にも繋がっています。

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