芦森工業株式会社 (3526) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 繊維製品
自動車部品インフラ老朽化DX
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 18/51位
D
安定性
業種 34/51位
C
成長性
業種 19/49位
B
効率性
業種 4/51位
B
CF健全性
業種 24/51位
売上高
726億円
粗利率
16.8%
営業利益率
6.4%
純利益率
3.8%
ROE
11.1%
ROIC
8.9%
自己資本比率
45.9%
D/Eレシオ
0.46
有利子負債
114億円
ネットキャッシュ
-51億円
NC/時価総額
-28.9%
運転資本余剰*
-163億円
運転資本余剰/時価総額*
-92.3%
フリーCF
31億円
FCFマージン
4.3%
キャッシュ化率
1.55倍
PBR
0.71倍
EV/EBITDA
3.6倍
PER
6.4倍
想定株価
2934.5円
想定時価総額
177億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年3月期 726億円 122億円 18億円 46億円 64億円 42億円 28億円
2024年3月期 684億円 110億円 17億円 38億円 55億円 42億円 32億円
2023年3月期 656億円 90億円 19億円 22億円 40億円 28億円 10億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年3月期 543億円 352億円 226億円 67億円 249億円
2024年3月期 539億円 347億円 239億円 74億円 225億円
2023年3月期 516億円 326億円 215億円 116億円 184億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年3月期 63億円 125億円 116億円 114億円 14億円 3億円 -163億円
2024年3月期 53億円 132億円 116億円 130億円 16億円 4億円 -187億円
2023年3月期 44億円 114億円 110億円 144億円 13億円 6億円 -171億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年3月期 43億円 -12億円 -23億円 31億円
2024年3月期 32億円 -7億円 -19億円 24億円
2023年3月期 63億円 -15億円 -27億円 48億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年3月期 458.5円 4138.7円 100.0円 21.8% -848.0円 6.4倍 2934.5円 177億円 6,056,939株 35,900株
2024年3月期 535.7円 3749.3円 100.0円 18.7% -1290.5円 5.1倍 2732.1円 164億円 6,056,939株 50,900株
2023年3月期 169.4円 3066.0円 50.0円 29.5% -1658.8円 8.6倍 1457.2円 88億円 6,056,939株 50,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年3月期 11.1% 5.1% 8.9% 16.8% 6.4% 8.8% 3.8% 4.3% 45.9% 0.46
2024年3月期 14.3% 6.0% 7.4% 16.0% 5.5% 8.0% 4.7% 3.6% 41.8% 0.58
2023年3月期 5.5% 2.0% 4.6% 13.7% 3.3% 6.2% 1.6% 7.3% 35.7% 0.78

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年3月期 6.2% 23.1% -14.3% 10.7% 4.5% 105.0% 取締役社長 財津裕真
2024年3月期 4.2% 74.4% 216.3% 10.1% 2.3% 118.7% 取締役社長 財津裕真
2023年3月期 22.6% 301.5% 99.4% 4.0% 3.0% 53.2% 取締役社長 鷲根成行

業種比較(繊維製品、50社中央値)

指標芦森工業株式会社業種中央値
ROE11.1%4.8%
ROA5.1%2.4%
営業利益率6.4%4.2%
純利益率3.8%4.2%
自己資本比率45.9%61.0%
売上成長率6.2%0.4%
PER6.4倍15.0倍
PBR0.71倍0.78倍
EV/EBITDA3.6倍9.1倍
NC/時価総額-28.9%8.1%
運転資本余剰/時価総額-92.3%-5.6%
同業他社: 東レ株式会社(3402)帝人株式会社(3401)株式会社オンワードホールディングス(8016)セーレン株式会社(3569)株式会社ワコールホールディングス(3591)全51社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

繊維製品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社 キング (8118) 183億円 78億円
株式会社ダイドーリミテッド (3205) 192億円 325億円
株式会社ルックホールディングス (8029) 195億円 521億円
イチカワ株式会社 (3513) 158億円 148億円
住江織物株式会社 (3501) 154億円 1048億円
日本フエルト株式会社 (3512) 150億円 94億円
シキボウ株式会社 (3109) 136億円 446億円
株式会社マツオカコーポレーション (3611) 222億円 743億円
繊維製品の企業一覧(全51社)→

AI分析(2025年3月期)

自動車部品インフラ老朽化
自動車安全部品機能製品品質管理コスト削減株主還元

見通し: 自動車市場の不透明性による減収減益を見込む。円安効果やコスト改善、豊田合成との協業深化により収益改善を図る。中長期では900億円の売上高、60億円の営業利益を目指す。

強み: 繊維で培ったコア技術を活かし、社会課題を解決する企業であり続ける。グローバル市場で小回りが利く強み。

懸念: 特定販売先への依存度、製品の欠陥リスク、原材料価格高騰、為替変動、米国の経済政策、地政学的リスク。

リスク: 特定販売先への依存(売上約50%)、製品の欠陥による大規模リコールや製造物責任賠償、原材料・部品の供給不足や価格高騰、為替レート変動、米国の経済政策、地政学的リスクによる資源価格上昇等。

AI詳細分析(2025年3月期)

事業概要

芦森工業株式会社は、1878年創業の歴史を持つ繊維技術を基盤とした企業グループです。主要事業は「自動車安全部品事業」と「機能製品事業」の二つに大別されます。自動車安全部品事業では、シートベルト、エアバッグ、トノカバー、電動リアサンシェードなどを製造・販売しており、国内のみならず、中国、タイ、インド、韓国、メキシコといった海外子会社でも生産・販売を行っています。この事業は、自動車の衝突安全規制強化の流れを背景に、今後も需要拡大が見込まれています。機能製品事業では、高機能資材織物、合繊ロープ、細巾織物、消防用ホース、消火栓用ホース、産業用ホース、防災用品、管路補修用ホース及び工事などを手掛けています。特に、インフラ老朽化対策や防災・減災、環境保全といった社会課題に対応する製品・サービス開発に注力しており、パルテム関連(管路更生事業)、防災関連、産業資材関連の各分野で事業を展開しています。その他、太陽光発電事業も行っています。2025年3月期には、自動車安全部品事業の売上高が52,855百万円、機能製品事業の売上高が19,723百万円となり、合計で72,604百万円の売上高を達成し、過去最高を記録しました。

直近決算ハイライト

2025年3月期決算において、芦森工業は売上高72,604百万円(前期比+4,214百万円)を達成し、過去最高を更新しました。営業利益も4,618百万円(前期比+864百万円)、経常利益も4,213百万円(前期比+11百万円)と、それぞれ過去最高益を記録しました。特に自動車安全部品事業は、円安効果や一部価格転嫁、豊田合成との協業による生産性向上などが寄与し、売上高52,855百万円(前期比+2,816百万円)、営業利益3,379百万円(前期比+1,062百万円)と大幅な増収増益となりました。一方、機能製品事業は、パルテム関連でのコストアップや機能製品事業(防災関連)での品質不良に伴う特別損失145百万円、自動車安全部品事業での製品保証損失990百万円などの特別損失を計上した影響により、親会社株主に帰属する当期純利益は2,758百万円(前期比-458百万円)と減益となりました。財務面では、総資産は54,271百万円で前期比微増、負債は29,315百万円と前期比減少、自己資本比率は45.9%(前期41.8%)と改善しました。キャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュフローは4,286百万円の獲得となり、過去最高益を達成したものの、特別損失の計上により純利益が減益となった点が注目されます。

強みと競争優位性

芦森工業の強みは、1878年創業以来培ってきた繊維技術を基盤としたコア技術力と、それを応用した多岐にわたる製品開発力にあります。自動車安全部品事業においては、長年の実績と豊田合成株式会社とのアライアンスによる製品拡販、そして「小回りが利く」という企業特性を活かした迅速な市場対応力が競争優位性となっています。次世代シートベルトや内装品のラインナップ拡充、エアバッグとシートベルトのセット拡販といった商品戦略や、TPS(トヨタ流ものづくり)の全拠点展開による生産性向上も、競争力維持・強化に貢献しています。機能製品事業では、インフラ老朽化、防災、環境保全といった社会課題解決に直結する製品・サービス開発力が強みです。特に、下水道分野における管路更生事業では、新工法開発や新工場建設による需要増加への対応、上水道分野への参入機会を捉える動きがあります。また、防災関連では高機能消防・排水ホースの販売拡充や大規模事業所向け送水ビジネスの提案力強化、産業資材関連では地盤改良製品や金属代替繊維製品の開発など、ニッチながらも社会インフラや安全保障に関わる分野で独自のポジションを築いています。

リスク要因

同社の事業リスクとして、まず特定販売先への依存が挙げられます。2025年3月期売上高の約50%を上位2社が占めており、これらの販売先による取引方針の変化は業績に大きな影響を与える可能性があります。次に、自動車安全部品事業で売上高の約73%を占める製品の特性上、極めて高い品質が求められるため、万が一、大規模なリコールや製造物責任賠償につながる製品の欠陥が発生した場合、評価の低下、売上減少、追加コスト発生といった重大な影響を受けるリスクがあります。また、原材料・部品の供給不足や価格高騰も、世界情勢や原油価格の変動により業績を圧迫する可能性があります。海外事業比率の増加に伴う為替レートの変動リスクも、為替予約取引で軽減を図るものの、完全な回避は困難です。さらに、第三者との知的財産権に関する紛争リスク、米国の経済政策や地政学的リスク(ウクライナ情勢、中東情勢など)による資源価格や物流費の高騰も、間接的ながら利益を圧迫する要因となり得ます。

投資テーマとの関連

芦森工業は、直接的にAIや半導体といった最先端技術分野とは結びつきが薄いものの、「安全」や「インフラ」、「環境」といった、現代社会における重要な投資テーマと間接的な関連性を持っています。自動車安全部品事業は、自動車の安全性向上というテーマに合致しており、特に衝突安全規制の強化は、同社の主要事業にとって追い風となる可能性があります。また、電気自動車(EV)の普及に伴う技術競争の激化という自動車業界全体のトレンドにも、シートベルトやエアバッグといった安全装備の重要性は揺るぎません。機能製品事業は、インフラ老朽化対策、防災・減災、環境保全といったテーマに直接的に貢献する製品・サービスを提供しています。特に、国土強靭化基本計画に沿った防災インフラ整備や、ライフライン強靭化、地域防災力強化といった国の政策とも連動しており、これらのテーマへの関心の高まりは、同社事業の成長機会につながる可能性があります。地盤改良製品や金属代替繊維製品の開発は、建設・土木業界の人手不足や環境負荷低減といった課題解決に貢献する可能性を秘めており、将来的な関連テーマへの発展も期待されます。

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