株式会社フィックスターズ (3687) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
AISaaSクラウド半導体自動運転
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 32/649位
A
安定性
業種 47/657位
B
成長性
業種 162/637位
B
効率性
業種 151/657位
A
CF健全性
業種 119/656位
売上高
96億円
粗利率
52.0%
営業利益率
26.8%
純利益率
20.2%
ROE
23.6%
ROIC
21.8%
自己資本比率
83.5%
D/Eレシオ
0.01
有利子負債
4718万円
ネットキャッシュ
51億円
NC/時価総額
8.7%
運転資本余剰*
39億円
運転資本余剰/時価総額*
6.5%
フリーCF
13億円
FCFマージン
14.0%
キャッシュ化率
1.02倍
PBR
7.17倍
EV/EBITDA
19.7倍
PER
30.4倍
想定株価
1833.7円
想定時価総額
591億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年9月期 96億円 50億円 2億円 26億円 27億円 26億円 19億円
2024年9月期 80億円 42億円 1億円 23億円 25億円 23億円 15億円
2023年9月期 70億円 36億円 1億円 21億円 22億円 21億円 14億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年9月期 99億円 87億円 13億円 2175万円 82億円
2024年9月期 87億円 78億円 18億円 3241万円 67億円
2023年9月期 82億円 73億円 19億円 5億円 56億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年9月期 52億円 350万円 28億円 4718万円 1億円 - 39億円
2024年9月期 49億円 3035万円 23億円 5億円 8359万円 - 31億円
2023年9月期 46億円 537万円 24億円 13億円 1億円 - 28億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年9月期 20億円 -6億円 -10億円 13億円
2024年9月期 17億円 -2億円 -12億円 15億円
2023年9月期 7億円 -2799万円 -11億円 7億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年9月期 60.3円 255.7円 18.0円 29.8% 159.1円 30.4倍 1833.7円 591億円 33,635,000株 1,382,100株
2024年9月期 46.4円 208.8円 19.0円 41.0% 133.8円 34.4倍 1597.2円 515億円 33,635,000株 1,419,300株
2023年9月期 45.0円 175.3円 13.0円 28.9% 103.5円 26.0倍 1171.2円 377億円 33,635,000株 1,457,400株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年9月期 23.6% 19.7% 21.8% 52.0% 26.8% 28.5% 20.2% 14.0% 83.5% 0.01
2024年9月期 22.2% 17.1% 22.2% 52.3% 28.8% 30.6% 18.7% 18.6% 77.1% 0.08
2023年9月期 25.7% 17.7% 21.1% 50.8% 29.6% 31.6% 20.6% 9.8% 68.9% 0.23

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年9月期 20.3% 11.9% 30.2% 15.1% 10.8% 16.7% 代表取締役社長 三木聡
2024年9月期 13.6% 10.4% 3.2% 13.3% 2.8% 33.4% 代表取締役社長 三木聡
2023年9月期 11.5% 28.5% 33.7% 6.9% 5.9% 20.8% 代表取締役社長 三木聡

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標株式会社フィックスターズ業種中央値
ROE23.6%11.1%
ROA19.7%6.6%
営業利益率26.8%8.6%
純利益率20.2%6.5%
自己資本比率83.5%62.0%
売上成長率20.3%9.1%
PER30.4倍17.2倍
PBR7.17倍2.29倍
EV/EBITDA19.7倍7.8倍
NC/時価総額8.7%20.5%
運転資本余剰/時価総額6.5%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ボードルア (4413) 587億円 174億円
株式会社SRAホールディングス (3817) 583億円 533億円
ベース株式会社 (4481) 582億円 218億円
株式会社スマレジ (4431) 605億円 111億円
株式会社クレスコ (4674) 577億円 647億円
株式会社アバントグループ (3836) 571億円 282億円
株式会社イーエムシステムズ(商号 株式会社EMシステムズ) (4820) 550億円 237億円
JFEシステムズ株式会社 (4832) 636億円 574億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

AI分析(2025年9月期)

AISaaSクラウド半導体自動運転
AI開発・活用支援ソフトウェア高速化技術量子コンピューティングクラウドAI画像診断支援システムパフォーマンスエンジニアリングプラットフォーム

見通し: AI技術の急速な進展とハードウェアのパラダイムシフトを追い風に、ソフトウェア高速化技術を核としたSolution事業は安定成長を見込む。SaaS事業への積極投資により、将来的な収益拡大を目指す。2025年9月期は売上高96.2億円、営業利益25.8億円を達成。

強み: 創業以来培ってきた、革新的ハードウェアの性能を最大限に引き出す低レイヤソフトウェア技術と、高度化するアルゴリズムを実装する力。

懸念: IT技術の革新スピードが速く、常に最先端技術への迅速かつ十分な対応が求められる点。また、特定顧客(キオクシア㈱)への依存度が高い点もリスク。

リスク: 1. IT技術の革新スピードへの追随遅延リスク:最先端技術への対応が遅れた場合、事業・業績に影響。2. 特定販売先への依存リスク:キオクシア㈱向け売上減少で業績に影響。3. 人材確保・育成リスク:優秀なエンジニアの確保・維持が事業拡大の制約となる可能性。

AI詳細分析(2025年9月期)

事業概要

フィックスターズは、コンピュータの性能を最大限に引き出すソフトウェア開発・高速化サービスを中核事業として展開しています。特に、AI技術の急速な進展を背景に、顧客のAI開発および活用を強力に支援することに注力しており、「Speed up your AI」を新たなスローガンとして掲げています。同社の事業は、大きく「Solution事業」と「SaaS事業」の二つに分かれます。Solution事業では、半導体、モビリティ、産業機器、ライフサイエンス、金融といった大量データ高速処理が求められる産業分野に対し、ソフトウェア開発・高速化サービスおよび関連ハードウェアを提供しています。コンサルティングから最終製品への組み込み支援まで、一貫したトータルソリューションを提供し、顧客のアルゴリズム実装、性能改善、ソフトウェア最適化などを支援します。SaaS事業では、Solution事業で培った知見を社会により広く活用することを目指し、量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」、乳がんAI画像診断支援プログラム「METIS Eye」、AI開発・運用におけるパフォーマンスエンジニアリングプラットフォーム「Fixstars AIBooster」などのサービスを提供しています。これらの事業を通じて、ハードウェアの性能を最大限に引き出す高度なソフトウェア技術で、先進的な取り組みを行う研究機関や企業を支援しています。

直近決算ハイライト

2025年9月期(当連結会計年度)において、フィックスターズは売上高9,617,686千円(前年同期比20.3%増)と、大幅な増収を達成しました。これは、主力であるSolution事業における高速化サービスへの旺盛な引き合いが継続したことが主な要因です。営業利益は2,578,202千円(前年同期比11.9%増)と堅調に増加しましたが、営業利益率は26.8%となり、前期から2.0ポイント減少しました。これは、新規事業への投資や事業規模の拡大に伴う販売費及び一般管理費の増加(同29.6%増)が影響したためです。親会社株主に帰属する当期純利益は1,945,356千円(前年同期比30.2%増)と、こちらも大きく伸長しました。これは、連結子会社であった株式会社Siderの清算結了による一時的な税負担軽減も寄与しています。SaaS事業は売上高が446,343千円(同41.7%増)と大きく伸びましたが、将来の収益獲得に向けた積極的な投資・開発により、セグメント損失は424,065千円と拡大しました。

強みと競争優位性

フィックスターズの最大の強みは、創業以来培ってきた、ハードウェアの性能を最大限に引き出す低レイヤソフトウェア技術と、高度化するアルゴリズムを実装・改良する能力にあります。特に、クロック周波数向上からマルチコア化、そしてGPUやFPGAといったアクセラレータ、さらには次世代コンピュータへとパラダイムシフトするコンピュータ技術の変遷に対応し、常に最先端のハードウェア性能をソフトウェアで引き出す技術力を蓄積してきた点が、他社との差別化要因となっています。この技術力は、AI技術の発展や「Winner takes all」というビッグトレンドが進行するソフトウェア産業において、強力な競争優位性となります。また、Solution事業におけるコンサルティングから実装、ハードウェア選定までを一貫して提供できるトータルソリューション能力や、SaaS事業における「Fixstars Amplify」のような、高度な専門性が要求される分野をサービスとして提供するビジネスモデルも、同社の強みと言えます。社員の9割以上がエンジニアであるという人材構成も、高度な技術開発を支える基盤となっています。

リスク要因

フィックスターズの事業運営には、いくつかのリスク要因が考えられます。まず、ソフトウェア開発市場の動向として、同社が予測するほど市場が成長しない可能性が挙げられます。また、IT技術の革新スピードは非常に速く、常に世界最先端レベルの技術力維持が求められる中で、将来的に最新IT技術への迅速かつ十分な対応ができなくなるリスクがあります。特定の販売先への依存も懸念され、当連結会計年度において売上高の17.1%を占めるキオクシア株式会社向けのプロジェクトが変更・中止された場合、業績に大きな影響を与える可能性があります。さらに、事業の大部分がエンジニア等の人的資源に依存しているため、優秀な人材の確保・育成が滞ったり、エンジニア等の退職者が一時的に多数発生したりするリスクも存在します。不採算プロジェクトの発生や、第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性も、業績に影響を及ぼす潜在的なリスクとして挙げられます。

投資テーマとの関連

フィックスターズは、AI技術の進化と普及という、現代における最も注目される投資テーマに深く関わっています。同社は、自社の強みであるソフトウェア高速化技術をAI領域に積極的に活用し、顧客のAI開発・活用を支援しています。「Speed up your AI」というスローガンは、このテーマへの注力を明確に示しています。具体的には、AI開発・運用におけるパフォーマンスエンジニアリングプラットフォーム「Fixstars AIBooster」の提供や、AIを用いた画像診断支援システム「METIS Eye」の研究開発などが挙げられます。また、AIチップ向け開発環境基盤の研究開発や、自動運転、次世代モビリティといった、AI技術の応用が期待される分野へのソリューション提供も行っています。これらの活動を通じて、フィックスターズはAIエコシステムの発展に貢献し、関連する投資テーマとの親和性を高めていると言えます。さらに、量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」は、将来的なコンピューティング技術の進化という側面でも、投資家の関心を集める可能性があります。

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