株式会社カナミックネットワーク (3939) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
介護AIビッグデータ
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 25/649位
B
安定性
業種 277/657位
B
成長性
業種 250/637位
B
効率性
業種 211/657位
A
CF健全性
業種 186/656位
売上高
55億円
粗利率
64.3%
営業利益率
29.2%
純利益率
20.2%
ROE
23.9%
ROIC
21.2%
自己資本比率
71.1%
D/Eレシオ
0.14
有利子負債
7億円
ネットキャッシュ
27億円
NC/時価総額
11.9%
運転資本余剰*
20億円
運転資本余剰/時価総額*
8.8%
フリーCF
5億円
FCFマージン
10.0%
キャッシュ化率
1.16倍
PBR
4.83倍
EV/EBITDA
10.2倍
PER
20.2倍
想定株価
473.1円
想定時価総額
225億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年9月期 55億円 35億円 3億円 16億円 19億円 16億円 11億円
2024年9月期 50億円 31億円 3億円 14億円 17億円 14億円 9億円
2023年9月期 37億円 26億円 3億円 11億円 14億円 11億円 8億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年9月期 65億円 38億円 14億円 5億円 46億円
2024年9月期 62億円 39億円 16億円 8億円 38億円
2023年9月期 57億円 32億円 14億円 11億円 32億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年9月期 33億円 1210万円 2億円 7億円 - 8億円 20億円
2024年9月期 34億円 670万円 2億円 9億円 - 5億円 19億円
2023年9月期 29億円 942万円 2億円 13億円 - 5億円 15億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年9月期 13億円 -7億円 -7億円 5億円
2024年9月期 15億円 -3億円 -6億円 12億円
2023年9月期 14億円 -8億円 -23億円 6億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年9月期 23.4円 98.0円 7.5円 32.0% 56.3円 20.2倍 473.1円 225億円 48,132,000株 674,700株
2024年9月期 19.4円 80.8円 6.5円 33.5% 52.6円 27.6倍 534.9円 254億円 48,132,000株 674,700株
2023年9月期 16.1円 66.9円 5.5円 34.2% 33.6円 32.4倍 521.0円 247億円 48,132,000株 659,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年9月期 23.9% 17.0% 21.2% 64.3% 29.2% 35.3% 20.2% 10.0% 71.1% 0.14
2024年9月期 24.0% 14.9% 21.1% 61.4% 28.7% 34.8% 18.4% 23.4% 62.1% 0.24
2023年9月期 24.0% 13.5% 17.2% 69.3% 29.3% 36.4% 20.4% 15.7% 56.2% 0.40

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年9月期 9.8% 11.6% 20.8% 30.0% 23.9% 18.6% 代表取締役社長 山本拓真
2024年9月期 33.7% 31.3% 20.6% 34.0% 24.3% 19.6% 代表取締役社長 山本拓真
2023年9月期 49.7% 13.9% 11.3% 25.8% 20.0% 18.8% 代表取締役社長 山本拓真

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標株式会社カナミックネットワーク業種中央値
ROE23.9%11.1%
ROA17.0%6.6%
営業利益率29.2%8.6%
純利益率20.2%6.5%
自己資本比率71.1%62.0%
売上成長率9.8%9.1%
PER20.2倍17.2倍
PBR4.83倍2.29倍
EV/EBITDA10.2倍7.8倍
NC/時価総額11.9%20.5%
運転資本余剰/時価総額8.8%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社セレス (3696) 225億円 297億円
株式会社オプティム (3694) 226億円 117億円
株式会社ファインデックス (3649) 223億円 61億円
株式会社エイチームホールディングス (3662) 227億円 239億円
株式会社フォーカスシステムズ (4662) 230億円 357億円
NCS&A株式会社 (9709) 230億円 225億円
オープンワーク株式会社 (5139) 219億円 47億円
株式会社テラスカイ (3915) 231億円 281億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

異常検知フラグ

2021年9月期: 現金過多 (現金/総資産>70%)
2020年9月期: 現金過多 (現金/総資産>70%)

AI分析(2025年9月期)

介護AIビッグデータ
カナミッククラウドサービス地域包括ケアシステムAI・ビッグデータ解析健康寿命延伸サービス海外展開(シンガポール)

見通し: 高齢化社会を背景とした医療・介護分野の市場拡大が継続。2024年度介護保険制度改正への対応や、AI・ビッグデータ活用によるサービス強化、海外展開(シンガポール子会社取得)が成長ドライバー。売上高9.9%増、営業利益11.6%増と堅調に推移。

強み: 医療・介護・自治体連携を支えるカナミッククラウドサービス。地域包括ケアシステム実現に貢献し、業界内での優位性を構築。

懸念: 介護保険制度改正への対応遅れは、システム開発の遅延や価格戦略の失敗に繋がるリスク。競合激化も懸念。

リスク: 介護保険制度改正や他社との競争激化による業績への影響。技術革新への対応遅れや個人情報・システム障害による信用失墜。特定人物への依存リスクも。

AI詳細分析(2025年9月期)

事業概要

カナミックネットワーク株式会社は、医療・介護分野に特化したクラウドサービスを提供する企業です。主力事業である「カナミッククラウドサービス」は、2000年の介護保険制度施行と同時に提供を開始し、自治体、医療機関、看護、介護事業所間の多職種・多法人連携を可能にする介護請求・業務管理システムとして、地域包括ケアシステムの実現に貢献しています。同社はこのシステムを基盤に、医療・介護業界全体のプラットフォーム化を目指しています。

売上構成は、ストックビジネスが中心の「医療・介護クラウドプラットフォーム事業」が最も大きく、その中でも「カナミッククラウドサービス」が売上の大半を占めています。その他、「プラットフォームサービス」(ホームページ構築、インターネット広告、人材マッチング等)、「健康寿命延伸事業」(フィットネスジム運営・フランチャイズ展開)、「ソリューション開発事業」(Webサービス開発、バックエンドシステム導入コンサルティング)などを展開し、収益源の多様化を図っています。特に、健康寿命延伸事業ではフィットネスジムの新規出店を進め、ソリューション開発事業ではシンガポールのITコンサルティング企業を買収するなど、事業領域の拡大に積極的に取り組んでいます。

直近決算ハイライト

直近決算では、売上高55億7百万円(前期比9.9%増)、営業利益16億6百万円(前期比11.6%増)と、増収増益を達成しました。これは、主力である「カナミッククラウドサービス」の既存顧客基盤を維持しつつ新規顧客獲得を継続したこと、プラットフォームサービスにおけるホームページ構築や広告サービスが好調であったこと、健康寿命延伸事業における既存店舗の利用増加と新規出店による店舗数増加、そしてソリューション開発事業においてはWebサービス開発や、子会社となったTHE WORLD MANAGEMENT PTE LTDのバックエンドシステム導入コンサルティング・メンテナンスサービスが堅調に推移したことが主な要因です。

セグメント別では、医療・介護クラウドプラットフォーム事業が売上高35億8千2百万円(前期比6.5%増)、セグメント利益14億9千9百万円(前期比9.5%増)となりました。健康寿命延伸事業は売上高11億8千7百万円(前期比5.0%増)と堅調な伸びを見せ、セグメント利益は1億5千7百万円(前期比137.4%増)と大幅な増加となりました。ソリューション開発事業は、売上高7億3千3百万円(前期比42.6%増)と大きく伸長しました。親会社株主に帰属する当期純利益は11億1千1百万円(前期比20.8%増)と、利益面でも大きく成長しています。

強みと競争優位性

同社の最大の強みは、2000年から提供を開始し、介護保険制度施行と共に発展してきた「カナミッククラウドサービス」が持つ、医療・介護業界における長年の実績と信頼性です。これにより、国が推進する「地域包括ケアシステム」の実現に貢献するプラットフォームとしての地位を確立しており、参入障壁の高さは、業界特有の専門知識と経験が求められる点にあります。また、多職種連携を可能にするシステムは、医療・介護従事者の業務効率化とサービス品質向上に寄与し、ユーザーの利便性を高めています。

さらに、同社は単なるシステム提供にとどまらず、健康寿命延伸事業やフィンテック関連事業、ビッグデータ解析事業など、多角的な事業展開を進めています。特に、AI技術を活用した「本格AI搭載クラウド介護ソフト(介護AISaaS)」の提供開始は、介護業務全般を支援する次世代モデルとして、急速に進む高齢化と介護ニーズの課題解決に貢献する可能性を秘めています。シンガポールITコンサルティング企業の買収による海外展開の本格化も、グローバルな視点での競争力強化に繋がるでしょう。これらの取り組みは、同社の事業継続性と将来的な成長性において、強力な競争優位性となっています。

リスク要因

同社が直面する主要なリスク要因として、まず介護保険制度の改正が挙げられます。介護保険法や介護報酬の改正は、システム開発の適時対応が求められる一方、市場の停滞や寡占化、廃業増加といった市場動向の変化にも影響を受けます。他社に先んじる開発や価格戦略が業績に直結する一方、遅れをとった場合は業績への影響が避けられません。また、インターネット関連技術の急速な変化に対応できず、技術革新への対応が遅れると、競争力が低下する可能性があります。

個人情報の流出やシステム障害のリスクも存在します。特に、多数の個人情報を扱うため、不正アクセス等による情報流出は、社会的信用の失墜に繋がりかねません。システム障害についても、自然災害やサイバー攻撃、操作ミス等により発生する可能性があり、事業継続に深刻な影響を与える恐れがあります。さらに、主力事業である「カナミッククラウドサービス」への依存度が高いこともリスク要因です。このサービスが顧客ニーズと乖離したり、競合優位性を失ったりした場合、事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

投資テーマとの関連

カナミックネットワークは、高齢化社会の進展というメガトレンドを背景に、医療・介護分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業として、投資テーマとの関連性が高いと言えます。特に、国が推進する「地域包括ケアシステム」の実現に不可欠なICTプラットフォームを提供している点は、政策的な追い風を受けやすいと考えられます。

また、同社が注力するビッグデータ解析事業やAI技術の活用は、AI・データ活用という投資テーマとも親和性が高いです。蓄積された医療・介護ビッグデータをAIで解析し、効率的な介護環境の整備に貢献する取り組みは、今後の成長ドライバーとなる可能性があります。さらに、健康寿命延伸事業やフィットネスジムの展開は、ヘルスケア・ウェルネスというテーマにも合致しています。海外展開への本格的な着手は、グローバルITサービスという側面からも注目されます。これらの投資テーマとの関連性の深さが、同社の将来的な成長ポテンシャルを示唆しています。

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