クミアイ化学工業株式会社 (4996) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
食料安全保障バイオテクノロジー機能性化学
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 166/215位
C
安定性
業種 140/215位
D
成長性
業種 162/214位
D
効率性
業種 178/215位
A
CF健全性
業種 18/215位
売上高
1705億円
粗利率
20.2%
営業利益率
6.2%
純利益率
2.6%
ROE
3.0%
ROIC
3.8%
自己資本比率
58.2%
D/Eレシオ
0.35
有利子負債
511億円
ネットキャッシュ
-293億円
NC/時価総額
-35.7%
運転資本余剰*
-522億円
運転資本余剰/時価総額*
-63.7%
フリーCF
249億円
FCFマージン
14.6%
キャッシュ化率
7.72倍
PBR
0.57倍
EV/EBITDA
6.8倍
PER
18.7倍
想定株価
680.3円
想定時価総額
819億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年10月期 1705億円 344億円 57億円 106億円 163億円 134億円 44億円
2024年10月期 1610億円 354億円 53億円 114億円 166億円 183億円 136億円
2023年10月期 1610億円 367億円 44億円 141億円 185億円 241億円 180億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年10月期 2482億円 1542億円 740億円 231億円 1445億円
2024年10月期 2755億円 1784億円 960億円 265億円 1459億円
2023年10月期 2269億円 1420億円 717億円 154億円 1337億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年10月期 218億円 889億円 390億円 511億円 386億円 14億円 -522億円
2024年10月期 271億円 1002億円 457億円 743億円 387億円 21億円 -689億円
2023年10月期 266億円 734億円 358億円 458億円 305億円 28億円 -451億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年10月期 338億円 -89億円 -279億円 249億円
2024年10月期 -167億円 -88億円 236億円 -255億円
2023年10月期 48億円 -101億円 69億円 -53億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年10月期 36.4円 1199.8円 24.0円 66.0% -243.0円 18.7倍 680.3円 819億円 133,184,612株 12,761,500株
2024年10月期 112.9円 1212.2円 34.0円 30.1% -391.9円 7.2倍 813.0円 979億円 133,184,612株 12,810,300株
2023年10月期 149.9円 1105.5円 45.0円 30.0% -159.5円 7.3倍 1094.1円 1317億円 133,184,612株 12,859,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年10月期 3.0% 1.8% 3.8% 20.2% 6.2% 9.5% 2.6% 14.6% 58.2% 0.35
2024年10月期 9.3% 4.9% 3.6% 22.0% 7.0% 10.3% 8.4% -15.8% 53.0% 0.51
2023年10月期 13.5% 7.9% 5.5% 22.8% 8.8% 11.5% 11.2% -3.3% 58.9% 0.34

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年10月期 5.8% -6.9% -67.8% 5.5% 9.7% -5.9% 取締役社長 横山優
2024年10月期 0.0% -19.4% -24.6% 10.9% 9.3% 10.3% 取締役社長 横山優
2023年10月期 10.8% 11.2% 10.4% 14.5% 10.7% 19.4% 取締役社長 高木誠

業種比較(化学、214社中央値)

指標クミアイ化学工業株式会社業種中央値
ROE3.0%6.5%
ROA1.8%4.0%
営業利益率6.2%7.3%
純利益率2.6%5.2%
自己資本比率58.2%64.4%
売上成長率5.8%2.1%
PER18.7倍13.1倍
PBR0.57倍0.85倍
EV/EBITDA6.8倍6.2倍
NC/時価総額-35.7%4.9%
運転資本余剰/時価総額-63.7%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
大阪有機化学工業株式会社 (4187) 805億円 363億円
株式会社バルカー (7995) 802億円 586億円
東洋合成工業株式会社 (4970) 794億円 420億円
リケンテクノス株式会社 (4220) 790億円 1314億円
日本農薬株式会社 (4997) 788億円 1118億円
第一工業製薬株式会社 (4461) 785億円 829億円
株式会社ソフト99コーポレーション (4464) 784億円 312億円
コニシ株式会社 (4956) 858億円 1366億円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2025年10月期)

食料安全保障バイオテクノロジー機能性化学
農薬・農業関連事業海外事業拡大新製品開発(化学農薬・微生物農薬)化成品事業(電子材料分野展開)サステナビリティ経営(GHG排出量削減、生物多様性保全)

見通し: 中計「KUMI STORY 2026」達成に向け、売上高1850億円、営業利益160億円、ROE11.0%超を目指す。世界人口増を背景に農薬・農業関連事業は拡大見込みだが、市況の不透明感と競争激化が課題。新製品開発と海外展開で成長を加速。

強み: 自社開発農薬を核とした研究開発力。環境負荷低減に配慮した製品開発は「みどりの食料システム戦略」とも合致。

懸念: 海外売上比率が高く、為替変動リスクが大きい。また、農薬登録制度の厳格化や、ジェネリック品との価格競争が収益を圧迫する可能性。

リスク: 農薬需要は天候や病害虫、作物価格に左右される。海外事業は各国規制や地政学リスク、為替変動の影響を受ける。新薬開発は長期・多額の投資を要し、成功しないリスクがある。

AI詳細分析(2025年10月期)

事業概要

クミアイ化学工業は、農薬および農業関連事業を中核とする企業であり、「いのちと自然」を守り育てることをテーマに、世界規模での農作物の生産性向上に貢献することを目指しています。主要事業は農薬の研究開発、製造、販売であり、自社開発品を中心にグローバルに展開しています。国内では水稲用除草剤や殺菌剤、園芸剤などを展開し、スマート農業や環境負荷低減に貢献する微生物農薬やバイオスティミュラントの開発も進めています。海外事業では、主力製品である畑作除草剤「アクシーブ」を中心に、新規混合剤開発や販売促進を通じて、継続的な販売拡大・維持を図っています。ジェネリック品対策として、特許権侵害への対応や製造コスト削減による価格競争力強化にも注力しています。化成品事業では、クロロキシレン系化学品やビスマレイミド・アミン硬化剤などを展開し、半導体材料などの電子材料分野への展開も推進しています。その他事業として建設業、物流事業、印刷事業などを手掛けており、多角的な事業ポートフォリオを有しています。

直近決算ハイライト

2025年10月期(通期)の業績は、売上高が前連結会計年度比5.8%増の170,462百万円と増加しました。しかし、営業利益は同6.9%減の10,567百万円、経常利益は同27.0%減の13,363百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同67.8%減の4,381百万円と、利益面では大幅な減少となりました。セグメント別では、農薬および農業関連事業の売上高は同5.9%増の135,697百万円でしたが、営業利益は同12.9%減の10,581百万円と減益となりました。化成品事業は売上高が同0.5%増の25,100百万円、営業利益が同97.9%増の1,528百万円と大幅な増益を達成しました。その他の事業も売上高が同21.6%増の9,664百万円、営業利益が同2.0%増の865百万円と堅調でした。財政状態としては、総資産が248,205百万円と前年比で減少し、負債も減少した結果、自己資本比率は58.2%となりました。キャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に増加した一方、投資活動および財務活動によるキャッシュ・フローは減少し、現金及び現金同等物は期末で21,845百万円となりました。

強みと競争優位性

クミアイ化学工業の強みは、長年にわたり培ってきた農薬分野における研究開発力にあります。特に、自社開発の主力製品である畑作除草剤「アクシーブ」は、他社除草剤では防除が難しい抵抗性雑草に有効という性能面での優位性を持ち、グローバル市場での販売拡大の原動力となっています。また、農薬登録制度下での厳しい審査をクリアし、製品化に至るまでのプロセスにおいて、物質特許期間満了後のジェネリック品参入を見据えた付加価値向上やコスト低減努力も競争優位性を維持する上で重要です。さらに、化成品事業においては、クロロキシレン系化学品やビスマレイミド類などの自社保有技術を活用し、半導体材料分野への展開を進めている点は、新たな成長機会を捉えようとする姿勢の表れです。環境負荷低減に貢献する微生物農薬やバイオスティミュラント、そして「みどりの食料システム戦略」に合致した新製品開発への取り組みも、持続可能な農業への貢献という社会的な要請に応える形で、将来的な競争優位性を築く可能性を秘めています。

リスク要因

同社の主要なリスクは、農薬事業を取り巻く外部環境の変化です。天候不順、病害虫の薬剤耐性発達、農作物価格の低迷、競合他社製品の登場、そして農薬登録制度の強化や再評価による製品供給停止リスクなどが挙げられます。特に海外売上高比率が高いことから、為替変動リスクも経営成績に影響を与える可能性があります。また、原材料の調達先が限定されている場合、地政学リスクやサプライチェーンの分断による供給制約、コスト増加のリスクも存在します。新製品開発には多額の研究開発費と長期間を要するため、開発の成否や法規制の改正、市場環境の変化が業績に影響を及ぼす可能性も否定できません。化成品事業においても、市場の需給バランスや末端製品の需要動向、仕様変更への対応遅れが販売数量に影響するリスクがあります。建設業や物流事業では、資材価格の高騰、労働災害、法令改正への対応コスト、人手不足といった課題も抱えています。

投資テーマとの関連

クミアイ化学工業は、食料安全保障や持続可能な農業といった投資テーマと深く関連しています。世界人口の増加に伴う食料需要の増大は、同社の中核事業である農薬・農業関連事業の拡大を後押しする要因となります。特に、環境負荷低減や持続可能性への意識の高まりは、「みどりの食料システム戦略」に合致した同社の製品開発(微生物農薬、バイオスティミュラントなど)にとって追い風となる可能性があります。また、化成品事業における半導体材料分野への展開は、半導体・AIといった成長テーマとの関連性を示唆します。地球温暖化や環境問題への対応として、温室効果ガス排出量削減目標の設定やTCFD提言への賛同など、サステナビリティ経営への取り組みは、ESG投資の観点からも注目される可能性があります。ただし、農薬事業の性質上、規制強化や環境問題への懸念が投資リスクとなる側面も併せ持っています。

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