株式会社ゼンリン (9474) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
スマートシティ自動運転MaaSDXAIデータセンター
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 461/649位
B
安定性
業種 237/657位
D
成長性
業種 468/637位
C
効率性
業種 410/657位
D
CF健全性
業種 412/656位
売上高
643億円
粗利率
41.5%
営業利益率
5.5%
純利益率
4.3%
ROE
5.6%
ROIC
4.8%
自己資本比率
67.9%
D/Eレシオ
0.05
有利子負債
24億円
ネットキャッシュ
91億円
NC/時価総額
17.2%
運転資本余剰*
-99億円
運転資本余剰/時価総額*
-18.6%
フリーCF
5億円
FCFマージン
0.8%
キャッシュ化率
2.60倍
PBR
1.09倍
EV/EBITDA
4.9倍
PER
19.3倍
想定株価
990.1円
想定時価総額
531億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 643億円 267億円 54億円 35億円 90億円 39億円 27億円
2025年3月期 644億円 271億円 55億円 39億円 95億円 39億円 26億円
2024年3月期 613億円 248億円 54億円 20億円 73億円 21億円 21億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 720億円 269億円 214億円 17億円 489億円
2025年3月期 740億円 291億円 215億円 27億円 498億円
2024年3月期 754億円 294億円 224億円 37億円 492億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 115億円 13億円 122億円 24億円 110億円 10億円 -99億円
2025年3月期 139億円 12億円 124億円 28億円 124億円 4億円 -76億円
2024年3月期 132億円 12億円 124億円 52億円 129億円 1億円 -92億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 71億円 -66億円 -29億円 5億円
2025年3月期 96億円 -52億円 -38億円 45億円
2024年3月期 63億円 -42億円 -31億円 22億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 51.3円 915.9円 42.0円 81.9% 170.3円 19.3倍 990.1円 531億円 57,301,000株 3,624,000株
2025年3月期 48.8円 933.6円 35.0円 71.7% 206.8円 21.7倍 1059.6円 569億円 57,301,000株 3,623,600株
2024年3月期 38.9円 922.2円 28.5円 73.2% 149.0円 21.8倍 848.9円 456億円 57,301,000株 3,623,200株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 5.6% 3.8% 4.8% 41.5% 5.5% 13.9% 4.3% 0.8% 67.9% 0.05
2025年3月期 5.2% 3.5% 5.2% 42.1% 6.1% 14.7% 4.0% 7.0% 67.4% 0.06
2024年3月期 4.2% 2.8% 2.5% 40.4% 3.2% 12.0% 3.4% 3.5% 65.3% 0.11

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -0.1% -10.7% 5.1% 2.9% 2.4% 24.9% -
2025年3月期 4.9% 98.0% 25.4% 2.9% 1.5% 13.7% 代表取締役社長 竹川道郎
2024年3月期 4.1% 10.1% -25.0% 2.3% -0.8% 11.3% 代表取締役社長 髙山善司

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標株式会社ゼンリン業種中央値
ROE5.6%11.2%
ROA3.8%6.6%
営業利益率5.5%8.6%
純利益率4.3%6.5%
自己資本比率67.9%62.0%
売上成長率-0.1%9.2%
PER19.3倍17.2倍
PBR1.09倍2.29倍
EV/EBITDA4.9倍7.8倍
NC/時価総額17.2%20.5%
運転資本余剰/時価総額-18.6%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ミロク情報サービス (9928) 519億円 489億円
株式会社イーエムシステムズ(商号 株式会社EMシステムズ) (4820) 550億円 237億円
HENNGE株式会社 (4475) 513億円 109億円
GMOフィナンシャルゲート株式会社 (4051) 510億円 179億円
エイベックス株式会社 (7860) 505億円 1466億円
株式会社セルシス (3663) 494億円 95億円
株式会社アバントグループ (3836) 571億円 282億円
日本システム技術株式会社 (4323) 490億円 325億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

AI分析(2026年3月期)

スマートシティ自動運転MaaS
ZENRIN GROWTH PLAN 2030ZENRIN Information Platform (ZIP)高度時空間データベースデジタルツイン共創社会における社会的価値創造

見通し: 中長期経営計画「ZENRIN GROWTH PLAN 2030」を2025年4月に開始。2030年3月期に売上高780億円、営業利益80億円を目指す。カーナビゲーションデータ販売減の影響を受けるも、ストック型サービス拡大やソリューション営業強化で収益回復を図る。

強み: 長年培った高精度な地図データベースと、それを基盤とした位置情報サービス提供における圧倒的なシェアとノウハウ。IT技術の進化に対応する情報プラットフォーム「ZIP」への投資。

懸念: 急速な技術進化への対応遅れや、AI技術悪用によるノウハウ流出リスク。位置情報サービス関連事業への高い依存度と、それに伴う多額の整備・設備投資コストの固定化。

リスク: 技術進化への対応遅れやAI悪用による競争力低下、特定顧客への依存による販売数量変動リスク、そして自社開発技術や他社特許侵害リスクが事業継続に影響しうる。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

ゼンリンは、地図情報サービスを主軸とする事業を展開しています。創業以来、紙媒体の地図帳から始まり、いち早く地図情報のデータベース化に着手し、汎用性の高い地図データベースを構築してきました。これにより、カーナビゲーション用データやPC、スマートフォン向け地図データ配信分野でトップシェアを獲得し、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。近年の市場ニーズは、三次元化を含めた現実世界の再現や、現実世界からデータを収集・解析して新たなサービスを創出するデジタルツイン技術へとシフトしています。これに対応するため、同社は情報プラットフォーム「ZENRIN Information Platform(ZIP)」への継続投資を通じて、生産性向上とコスト削減を図り、AI活用によるデータベース整備の効率化や情報最適化を進め、デジタルツイン実現に向けたプラットフォーム進化に取り組んでいます。事業は単一セグメントですが、住宅地図帳、応用地図、各種地図データベース、スマートフォン・インターネットサービス向け地図データ、カーナビゲーション用データ、3D地図データなど多岐にわたる製品・サービスを提供しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期におけるゼンリンの業績は、売上高が643億円と前期比で0.1%の微減にとどまりました。これは、公共ソリューション関連での住宅地図データ提供や上期までの受託案件増加があったものの、モビリティソリューション関連で前年同期に計上した一過性売上の反動減やカーナビゲーション用データの販売減少が影響したためです。営業利益は35億円で、前期比10.7%の減少となりました。これは、人件費の増加や売上構成の変化に伴う売上原価の増加などが要因として挙げられます。経常利益は39億円で、前期比1.8%の減少でしたが、営業利益の減少幅と比較すると改善しており、これは持分法による投資損益や為替影響によるものです。一方、当期純利益は27億円で、前期比5.1%の増加を達成しました。これは、投資有価証券の時価評価によるその他有価証券評価差額金の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上が寄与した結果です。純資産は443億円と前期比2.3%増加し、総資産は720億円と前期比2.6%減少しました。現金及び預金は115億円で前期比17.0%減少しましたが、営業活動によるキャッシュ・フローは71億円を確保しており、前期比では26.2%減少しています。

強みと競争優位性

ゼンリンの最大の強みは、長年にわたり蓄積してきた高品質かつ広範な地図データベースとその技術力にあります。紙媒体からデジタルへと時代が移り変わる中で、いち早くデータベース化に着手し、業界標準となるような地図情報基盤を構築したことは、他社が容易に追随できない参入障壁となっています。特に、カーナビゲーション用データやスマートフォン向け地図データ配信分野でのトップシェアは、その競争優位性を明確に示しています。また、最新技術への対応として、情報プラットフォーム「ZIP」への継続投資やAI技術の活用によるデータベース整備の効率化・高度化は、デジタルツイン時代における競争力を維持・強化するための重要な取り組みです。社会インフラとしての地図情報の重要性が増す中で、同社が培ってきた信頼性と技術基盤は、今後も強固な競争優位性として機能すると考えられます。さらに、企業や自治体との共創活動を推進し、顧客ニーズに合わせたサービス開発を進めることで、市場変化への適応力と新たな価値創造能力を高めている点も、同社の競争優位性の一部と言えます。

リスク要因

ゼンリンが直面する主要なリスク要因の一つとして、進化する技術への対応が挙げられます。特にAI技術の急速な発展や市場ニーズの変化に迅速かつ適切に対応できない場合、競争優位性が低下する可能性があります。AI技術の悪用によるノウハウ流出や、誤った情報の地図データベースへの反映リスクも考慮すべき点です。また、同社の売上の大部分が位置情報サービス関連事業に依存しているため、この事業への依存度が高いことは、市場環境の変化や競争激化による影響を受けやすいというリスクを内包しています。特定の自動車メーカーや通信事業者、インターネット事業者といった主要取引先への依存度が高いことも、取引先の経営方針変更や業績動向によって販売数量の減少や価格引き下げ要求が生じるリスク要因となります。さらに、自動運転やMaaSといった新たな分野では、テック企業による破壊的イノベーションの可能性があり、競合他社との競争激化が懸念されます。これらのリスクは、同社の事業展開、財政状態、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

投資テーマとの関連

ゼンリンは、デジタルツイン、自動運転、MaaSといった成長著しい投資テーマと深く関連しています。デジタルツインの実現には、高精度かつリアルタイムな地理空間情報が不可欠であり、同社が保有する地図データベースとそのプラットフォームは、まさにその基盤となります。自動運転技術においては、車両が周囲の環境を正確に認識し、安全に走行するために、高精度3D地図データが極めて重要であり、同社はこの分野での技術開発を進めています。MaaS(Mobility as a Service)においても、効率的な移動サービスを提供するためには、最新の地図情報やリアルタイムな交通状況データが不可欠であり、同社のサービスはこうしたニーズに応えるものです。また、AI技術の活用による地図データベースの整備効率化や高度化は、AI関連テーマとも連動しています。これらのテーマは、社会インフラとしての地図情報の重要性を一層高め、同社にとって新たなビジネスチャンスをもたらすと考えられます。中長期経営計画「ZENRIN GROWTH PLAN 2030」でも、これらの成長分野への注力が示されており、今後の事業展開が注目されます。

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