サッポロビール株式会社 (2501) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 食料品
飲料外食DXAIM&A株主還元
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 55/130位
E
安定性
業種 121/130位
B
成長性
業種 19/129位
D
効率性
業種 105/130位
B
CF健全性
業種 16/130位
売上高
5069億円
粗利率
33.0%
営業利益率
4.8%
純利益率
3.9%
ROE
8.9%
ROIC
4.1%
自己資本比率
33.5%
D/Eレシオ
0.91
有利子負債
1985億円
ネットキャッシュ
-1762億円
NC/時価総額
-26.8%
運転資本余剰*
-1954億円
運転資本余剰/時価総額*
-29.7%
フリーCF
416億円
FCFマージン
8.2%
キャッシュ化率
2.29倍
PBR
3.00倍
EV/EBITDA
20.1倍
PER
33.7倍
想定株価
1685.7円
想定時価総額
6576億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 5069億円 1670億円 169億円 244億円 414億円 227億円 195億円
2024年12月期 5308億円 1649億円 226億円 104億円 330億円 116億円 77億円
2023年12月期 5186億円 1568億円 210億円 118億円 328億円 121億円 87億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 6537億円 3405億円 2178億円 2158億円 2189億円
2024年12月期 6650億円 1939億円 2070億円 2608億円 1960億円
2023年12月期 6636億円 1764億円 1912億円 2891億円 1823億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 224億円 457億円 945億円 1985億円 非該当 225億円 -1954億円
2024年12月期 241億円 581億円 995億円 2366億円 非該当 224億円 -1829億円
2023年12月期 172億円 476億円 980億円 2456億円 非該当 351億円 -1740億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2025年12月期 31億円 521億円
2024年12月期 62億円 675億円
2023年12月期 44億円 794億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 446億円 -30億円 -423億円 416億円
2024年12月期 361億円 -58億円 -254億円 303億円
2023年12月期 454億円 -164億円 -271億円 290億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 50.0円 561.4円 90.0円 179.9% -451.6円 33.7倍 1685.7円 6576億円 393,970,000株 3,840,500株
2024年12月期 19.8円 503.1円 10.4円 52.5% -544.6円 84.0倍 1663.2円 6488億円 393,970,000株 3,862,500株
2023年12月期 22.4円 468.1円 9.4円 42.0% -585.5円 55.5倍 1243.1円 4850億円 393,970,000株 3,847,000株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 8.9% 3.0% 4.1% 33.0% 4.8% 8.2% 3.9% 8.2% 33.5% 0.91
2024年12月期 3.9% 1.2% 1.7% 31.1% 2.0% 6.2% 1.5% 5.7% 29.5% 1.21
2023年12月期 4.8% 1.3% 1.9% 30.2% 2.3% 6.3% 1.7% 5.6% 27.5% 1.35

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 -4.5% 134.6% 152.8% 1.9% 3.1% 34.2% 代表取締役社長 時松浩
2024年12月期 2.3% -11.9% -11.6% 6.7% 1.5% -22.1% 代表取締役社長 時松浩
2023年12月期 8.4% 17.0% 60.1% 6.1% -0.1% - 代表取締役社長 尾賀真城

業種比較(食料品、129社中央値)

指標サッポロビール株式会社業種中央値
ROE8.9%7.0%
ROA3.0%3.9%
営業利益率4.8%4.3%
純利益率3.9%3.4%
自己資本比率33.5%59.2%
売上成長率-4.5%3.7%
PER33.7倍17.4倍
PBR3.00倍1.13倍
EV/EBITDA20.1倍8.1倍
NC/時価総額-26.8%-1.5%
運転資本余剰/時価総額-29.7%-15.1%
同業他社: 日本たばこ産業株式会社(2914)アサヒグループホールディングス株式会社(2502)キリンホールディングス株式会社(2503)サントリービバレッジ&フード株式会社(2587)味の素株式会社(2802)全130社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

食料品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
日本ハム株式会社 (2282) 6626億円 1.5兆円
山崎製パン株式会社 (2212) 6503億円 1.3兆円
キユーピー株式会社 (2809) 6141億円 5134億円
株式会社日清製粉グループ本社 (2002) 5879億円 8650億円
株式会社ヤクルト本社 (2267) 7708億円 4864億円
株式会社ニチレイ (2871) 4948億円 7161億円
日清食品ホールディングス株式会社 (2897) 8641億円 7881億円
森永乳業株式会社 (2264) 3871億円 5715億円
食料品の企業一覧(全130社)→

異常検知フラグ

2020年12月期: 売上3年連続減少

AI分析(2025年12月期)

飲料外食
不動産事業のオフバランス化黒ラベル・ヱビスへの集中投資RTD・ノンアルコール・レモンカテゴリー強化海外酒類事業の構造改革DX推進(生成AI導入、データ基盤拡充)

見通し: 2025年度は、酒類事業の好調と価格改定、不動産事業のオフバランス化による成長投資への振り向けにより、事業利益は48.6%増と大幅な回復が見込まれる。中長期的には、海外売上高・EBITDAの年平均10%成長を目指す。

強み: 「黒ラベル」「ヱビス」といった強力なビールブランド基盤と、RTD・ノンアルコール・レモンカテゴリーでの成長戦略。不動産事業のオフバランス化による資金調達力。

懸念: 国内酒類市場の縮小・健康志向への対応。海外事業、特に米国クラフトビール市場の軟調さが継続するリスク。食品飲料事業の構造改革による減収。

リスク: ①事業の成長戦略・市場環境変化:ビール需要の想定以上の減少、レモン市場での競争激化、外食市場縮小。②原材料等の調達・市況悪化:原料価格高騰や為替変動による調達コスト増。③情報セキュリティ:サイバー攻撃による情報漏洩、システム停止リスク。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

サッポログループは、「潤いを創造し 豊かさに貢献する」を経営理念に掲げ、酒類、食品飲料、不動産、ヘルスケアなどの事業を展開する複合企業グループです。創業150周年を迎え、2023年から2026年までの中期経営計画においては、事業ポートフォリオの見直しと各事業のポジショニングに沿ったグループマネジメントによる企業価値向上を推進しています。特に、酒類事業では、主力ブランド「黒ラベル」と「ヱビス」への集中投資、RTDカテゴリーの強化、ノンアルコール・微アルコール商品の開発に注力しています。食品飲料事業では、レモンカテゴリーの成長や、シンガポール・マレーシアでの低・無糖茶カテゴリーの強化を進めています。不動産事業については、外部資本導入によるオフバランス化を進め、その資金を酒類事業を中心とした成長投資に振り向ける戦略です。グループ全体として、「Bonds with Community」「Healthier Choice」「Efficient Foundation」「Strategic Alliance」「Inorganic Growth」の5つの戦略骨子に基づき、国内ビールシェア25%達成、2030年国内酒類事業利益率10%以上、海外売上高年平均成長率10%などを目指しています。DX推進にも注力しており、データ基盤や生成AIツールの導入、DX人材育成を進め、顧客接点の拡大、ビジネス拡大、働き方変革を実現しようとしています。

直近決算ハイライト

2025年12月期(2025年1月1日~12月31日)の連結決算において、サッポログループは、不動産事業の一部を非継続事業に分類した影響を受けつつも、継続事業ベースでの業績回復を見せています。売上収益は5,069億円で、前期比1.1%減となりました。これは、食品飲料事業の構造改革による減収が主な要因ですが、国内市場におけるビールの好調な販売と4月の価格改定がこれを一部相殺しました。一方、事業利益は250億円と、前期比48.6%の大幅増益を達成しました。これは、酒類事業の増収効果に加え、食品飲料事業のコスト構造改革や、前期に計上したIT投資の反動減などが寄与した結果です。営業利益も244億円と、前期比332.9%増と大きく伸長しましたが、これは前期に計上された「STONE BREWING CO., LLC」の株式取得に伴うのれんの減損損失の反動によるものです。親会社の所有者に帰属する当期利益は195億円で、前期比152.8%増となりました。これは、継続事業の営業利益の増加が主な要因ですが、為替相場の変動による為替差益の減少が利益を抑制する要因ともなりました。基本的1株当たり利益は50.02円となり、親会社所有者帰属持分比率は33.5%に改善しました。

強みと競争優位性

サッポログループの強みは、長年にわたり培ってきた強力なブランド力と、国内酒類市場における確固たる地位にあります。「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビスビール」といった主力ブランドは、消費者からの高い認知度と信頼を得ており、競争が激しいビール市場においても安定した需要を確保しています。また、RTDカテゴリーにおいても「濃いめ」ブランドを中心に基幹ブランドへの投資を強化しており、多様化する消費者のニーズに応えています。食品飲料事業においても、「キレートレモン」などのブランドが堅調に推移しており、健康志向の高まりに対応した商品開発力も有しています。さらに、国内主要都市に展開する不動産事業は、安定した収益源となるほか、M&A等による成長投資の原資としても活用できる可能性があります。グループ全体でのエンタープライズリスクマネジメント(ERM)体制の構築は、リスクの早期発見と対応を可能にし、経営の安定化に寄与しています。

リスク要因

サッポログループが直面するリスク要因として、まず市場環境の変化が挙げられます。国内酒類市場におけるビール需要の長期的な縮小傾向や、健康志向の高まりによるアルコール消費への影響は、事業の根幹を揺るがす可能性があります。また、食品飲料事業においては、レモン市場での競合激化や、原料価格の高騰が収益性を圧迫するリスクがあります。海外事業においては、北米市場におけるクラフトビールの市況低迷や、シンガポール・マレーシアでの価格競争激化、地政学リスクなどが業績に影響を与える可能性があります。原材料の調達リスクも無視できません。気候変動や自然災害、地政学リスクによる原料・資材の価格変動や供給不安は、製造コストの増加や生産計画への影響をもたらす可能性があります。さらに、DXの遅れやAI・データ活用における競争優位性の低下、情報セキュリティインシデントの発生も、企業競争力や信頼性に影響を与えるリスクとして認識されています。

投資テーマとの関連

サッポログループは、現代の主要な投資テーマと複数の接点を持っています。まず、「Healthier Choice(より健康的な選択肢の提供)」は、ノンアルコール・微アルコール商品の開発強化や、健康機能価値を訴求する飲料開発といった同社の戦略と直接的に合致しており、健康志向の高まりという大きなトレンドに乗った成長が期待されます。また、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」は、同社が顧客接点の拡大、ビジネス拡大、働き方変革を推進する上で中核となるテーマであり、データ基盤の構築や生成AIツールの導入といった具体的な取り組みを進めています。さらに、「サステナビリティ」も重要なテーマであり、環境負荷低減(温室効果ガス排出削減、循環型社会への貢献)や人権尊重といった取り組みは、ESG投資の観点から注目されます。不動産事業のオフバランス化と酒類事業への成長投資という戦略は、資本効率の向上を目指す「企業価値向上」のテーマとも関連が深いです。

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