株式会社ラクス (3923) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
SaaSAIクラウド
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 4/649位
B
安定性
業種 218/657位
A
成長性
業種 58/637位
A
効率性
業種 12/657位
A
CF健全性
業種 73/656位
売上高
603億円
粗利率
75.3%
営業利益率
28.8%
純利益率
22.1%
ROE
50.3%
ROIC
45.9%
自己資本比率
72.3%
D/Eレシオ
-
有利子負債
-
ネットキャッシュ
139億円
NC/時価総額
5.3%
運転資本余剰*
35億円
運転資本余剰/時価総額*
1.3%
フリーCF
106億円
FCFマージン
17.5%
キャッシュ化率
1.01倍
PBR
9.95倍
EV/EBITDA
13.6倍
PER
20.1倍
想定株価
743.0円
想定時価総額
2631億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 603億円 454億円 10億円 173億円 183億円 174億円 133億円
2025年3月期 489億円 363億円 8億円 102億円 110億円 102億円 80億円
2024年3月期 384億円 276億円 6億円 56億円 61億円 56億円 42億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 366億円 234億円 104億円 2億円 264億円
2025年3月期 317億円 193億円 95億円 2億円 220億円
2024年3月期 212億円 131億円 74億円 5億円 134億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 139億円 - 87億円 - 49億円 11億円 35億円
2025年3月期 114億円 - 72億円 2億円 39億円 14億円 19億円
2024年3月期 70億円 - 57億円 10億円 4億円 17億円 -4億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 134億円 -28億円 -80億円 106億円
2025年3月期 90億円 -35億円 -12億円 55億円
2024年3月期 53億円 -49億円 6億円 4億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 36.9円 73.5円 7.0円 19.0% 39.2円 20.1倍 743.0円 2631億円 354,391,000株 281,600株
2025年3月期 22.1円 60.7円 2.3円 10.2% 30.8円 45.3倍 1000.0円 3624億円 362,432,000株 84,400株
2024年3月期 11.6円 36.8円 1.2円 10.2% 16.7円 88.8倍 1025.1円 3715億円 362,432,000株 3,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 50.3% 36.3% 45.9% 75.3% 28.8% 30.4% 22.1% 17.5% 72.3% -
2025年3月期 36.4% 25.3% 32.1% 74.3% 20.8% 22.5% 16.4% 11.3% 69.4% 0.01
2024年3月期 31.3% 19.7% 27.2% 71.9% 14.5% 16.0% 10.9% 1.1% 62.9% 0.07

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 23.3% 70.2% 66.1% 30.1% 31.4% 118.8% -
2025年3月期 27.3% 83.3% 91.2% 33.3% 33.3% 86.2% 代表取締役社長 中村崇則
2024年3月期 40.2% 235.7% 228.5% 35.6% 34.4% 12.6% 代表取締役社長 中村崇則

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標株式会社ラクス業種中央値
ROE50.3%11.1%
ROA36.3%6.6%
営業利益率28.8%8.6%
純利益率22.1%6.5%
自己資本比率72.3%62.0%
売上成長率23.3%9.1%
PER20.1倍17.2倍
PBR9.95倍2.29倍
EV/EBITDA13.6倍7.8倍
NC/時価総額5.3%20.5%
運転資本余剰/時価総額1.3%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
Sansan株式会社 (4443) 2544億円 432億円
株式会社マネーフォワード (3994) 2309億円 503億円
フリー株式会社 (4478) 2275億円 333億円
株式会社ジャストシステム (4686) 2249億円 515億円
株式会社 TKC (9746) 2184億円 835億円
株式会社JMDC (4483) 2120億円 505億円
沖縄セルラー電話株式会社 (9436) 3170億円 863億円
株式会社NSD (9759) 2080億円 1178億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

AI分析(2026年3月期)

SaaSAIクラウド
楽楽クラウド生成AI活用DX推進IT投資サービスラインナップ拡充

見通し: 今期は売上高23.3%増、営業利益70.2%増と大幅な成長を遂げた。来期もDX需要の継続と生成AIの活用による新規市場開拓で、さらなる成長を目指す。具体的な数値目標は示されていないが、堅調なIT投資とサービスラインナップ拡充が成長ドライバーとなる。

強み: 主力クラウドサービス「楽楽精算」等の高い市場シェアと先行者メリット。ITサービスによる企業の成長支援という明確なミッション。

懸念: 主力サービスへの依存度が高い点。生成AI等の急速な技術革新への対応遅れによる競争力低下リスク。

リスク: 生成AI含む技術革新への対応遅れ:競争力低下やシステム投資増のリスク。特定の製品への依存:主力サービス売上減による業績への大影響。システムトラブル・情報漏洩:サービス停止や信用失墜、賠償請求のリスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当社は、ITサービスを通じて企業の成長を継続的に支援することをミッションとする企業です。主力事業として、法人向けに業務効率化に貢献するクラウドサービスを提供しており、特に経費精算システム「楽楽精算」と帳票発行システム「楽楽明細」が業績を牽引しています。これらのサービスは、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応、業務効率化、人手不足対策といった企業のニーズに合致しており、堅調なIT投資を背景に事業を展開しています。インターネット業界におけるクラウドサービス分野での先行者メリットと高い市場シェアを活かし、顧客ニーズに合わせたサービス開発を進めることで競争優位性を築いています。企業活動のデジタル化や働き方改革が進む中で、IT投資の需要は底堅く推移しており、当社のビジネスモデルはこの流れを捉えています。

直近決算ハイライト

2026年3月期において、当社は売上高603億円、同前期比+23.3%と大幅な増収を達成しました。営業利益は173億円、同+70.2%と、売上増加を上回るペースで利益も拡大しました。経常利益は174億円、同+70.7%、当期純利益は133億円、同+66.1%と、いずれも高い成長率を示しています。これは、主力クラウドサービスの好調な業績に加え、効率的な事業運営による利益率の向上が奏功した結果と考えられます。純資産は264億円、同+26.2%、総資産は366億円、同+15.6%と、資産規模も着実に増加しています。営業キャッシュ・フローも134億円、同+48.7%と堅調であり、事業活動から十分な資金を生み出せています。一方で、EPSは36.91円、同-16.5%と前期比では低下しましたが、これは発行済株式数の変動等による影響と推測されます。1株配当は7.00円、同+55.6%と増配を実施しており、株主還元にも積極的な姿勢が見られます。

強みと競争優位性

当社の強みは、経費精算システム「楽楽精算」や帳票発行システム「楽楽明細」といった、法人向けクラウドサービスにおける高い市場シェアと先行者メリットにあります。これらの主力サービスは、企業の業務効率化や法制度対応といった具体的な課題解決に直結しており、顧客基盤の厚みにつながっています。また、インターネット業界という変化の激しい環境下で、常に新しい技術要素をエンジニアに習得させる体制や、生成AIのような最新技術への積極的な検討・導入は、技術革新への対応力という点で競争優位性となります。さらに、「ユニークネス」と称する独自の思考法や、「ラクスリーダーシッププリンシプル(RLP)」という行動指針に基づいた組織文化の醸成は、従業員のエンゲージメントを高め、持続的な成長を支える人的資本の基盤となっています。これらの要素が複合的に作用し、参入障壁の低いとされるクラウド市場においても、独自のポジションを確立しています。

リスク要因

当社の事業継続と業績に影響を与えうるリスクとして、まず経営環境の変化が挙げられます。景気動向の不確実性や金利上昇、地政学的リスクなどが顧客企業のIT投資判断を鈍らせ、IT導入・更新の意思決定を先送りさせる可能性があります。また、クラウドサービス市場は技術的な参入障壁が必ずしも高くないため、価格競争や機能面での競争激化が継続するリスクがあります。大手企業による代替製品の登場や、競合他社の積極的な顧客獲得施策が、顧客の解約や新規獲得の機会損失につながる可能性も指摘されています。さらに、主力サービスである「楽楽精算」「楽楽明細」への依存度が高い点は、これらのサービスで競争が激化した場合、業績に大きく影響するリスクとなり得ます。生成AIを含む技術革新への対応遅れや、システムトラブル、サイバー攻撃、情報漏洩なども、事業継続や社会的信用の毀損につながる重大なリスク要因として認識されています。

投資テーマとの関連

当社は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するクラウドサービスを提供しており、働き方改革や業務効率化といった現代社会の要請に合致しています。特に、生成AIの活用に対する企業の関心の高まりを新たな市場機会と捉え、プロダクトへの連携拡張や運用自動化の実装を加速させている点は、AI関連の投資テーマとの関連性が深まっています。また、IT投資の堅調な推移や、人手不足対策としてのITソリューションへの需要増は、情報通信インフラやSaaS(Software as a Service)といったテーマとも結びついています。企業が持続的な成長を実現するためにIT活用への投資を惜しまない傾向は今後も続くと予想され、当社の事業はその根幹を支える役割を担っています。クラウドサービス市場の拡大と、それに伴う競争激化の中で、いかに革新的なサービスを提供し続けられるかが、今後の成長と投資テーマとの関連性をさらに強固にする鍵となるでしょう。

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