Sansan株式会社 (4443) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
SaaSクラウド
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 506/649位
D
安定性
業種 505/657位
B
成長性
業種 196/637位
D
効率性
業種 518/657位
A
CF健全性
業種 85/656位
売上高
432億円
粗利率
86.6%
営業利益率
6.5%
純利益率
1.0%
ROE
2.8%
ROIC
10.6%
自己資本比率
31.1%
D/Eレシオ
0.24
有利子負債
36億円
ネットキャッシュ
276億円
NC/時価総額
10.8%
運転資本余剰*
34億円
運転資本余剰/時価総額*
1.3%
フリーCF
71億円
FCFマージン
16.4%
キャッシュ化率
-
PBR
17.02倍
EV/EBITDA
60.6倍
PER
599.1倍
想定株価
2013.0円
想定時価総額
2544億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年5月期 432億円 374億円 9億円 28億円 37億円 27億円 4億円
2024年5月期 339億円 288億円 9億円 13億円 22億円 12億円 10億円
2023年5月期 255億円 218億円 9億円 2億円 11億円 1億円 -1億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年5月期 480億円 354億円 278億円 42億円 149億円
2024年5月期 376億円 277億円 190億円 38億円 140億円
2023年5月期 312億円 232億円 150億円 30億円 127億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年5月期 312億円 - 14億円 36億円 37億円 10億円 34億円
2024年5月期 247億円 - 12億円 45億円 38億円 9億円 57億円
2023年5月期 210億円 - 12億円 34億円 37億円 7億円 60億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年5月期 97億円 -26億円 -7億円 71億円
2024年5月期 55億円 -32億円 14億円 23億円
2023年5月期 38億円 14億円 5億円 52億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年5月期 3.4円 118.3円 - - 218.4円 599.1倍 2013.0円 2544億円 126,516,452株 142,500株
2024年5月期 7.6円 111.3円 - - 160.9円 213.0倍 1616.7円 2034億円 125,835,416株 800株
2023年5月期 -1.1円 105.2円 - - 140.3円 - - - 125,410,584株 800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年5月期 2.8% 0.9% 10.6% 86.6% 6.5% 8.7% 1.0% 16.4% 31.1% 0.24
2024年5月期 6.8% 2.5% 5.1% 85.0% 4.0% 6.6% 2.8% 6.8% 37.3% 0.32
2023年5月期 -1.1% -0.4% 0.9% 85.6% 0.8% 4.3% -0.5% 20.4% 40.6% 0.27

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年5月期 27.5% 109.4% -55.5% 28.4% 26.5% 64.3% 代表取締役社長/CEO 寺田親弘
2024年5月期 32.8% 571.9% 575.9% 27.9% 27.1% 22.0% 代表取締役社長/CEO 寺田親弘
2023年5月期 24.9% -68.5% -116.5% 24.1% - -35.9% 代表取締役社長/CEO 寺田親弘

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標Sansan株式会社業種中央値
ROE2.8%11.2%
ROA0.9%6.6%
営業利益率6.5%8.6%
純利益率1.0%6.5%
自己資本比率31.1%62.0%
売上成長率27.5%9.1%
PER599.1倍17.2倍
PBR17.02倍2.29倍
EV/EBITDA60.6倍7.8倍
NC/時価総額10.8%20.5%
運転資本余剰/時価総額1.3%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ラクス (3923) 2631億円 603億円
株式会社マネーフォワード (3994) 2309億円 503億円
フリー株式会社 (4478) 2275億円 333億円
株式会社ジャストシステム (4686) 2249億円 515億円
株式会社 TKC (9746) 2184億円 835億円
株式会社JMDC (4483) 2120億円 505億円
株式会社NSD (9759) 2080億円 1178億円
沖縄セルラー電話株式会社 (9436) 3170億円 863億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

AI分析(2025年5月期)

SaaSクラウド
SansanBill OneEightDXサービス生成AI活用

見通し: 2025年5月期から2027年5月期にかけて、売上高の年平均成長率22-27%を目指す。調整後営業利益率は2027年5月期に18-23%、長期的には30%以上を目標。DXサービス市場の拡大とSansan/Bill Oneの開拓余地が成長ドライバー。

強み: アナログ情報を99.9%の精度でデータ化する技術力と、サブスクリプションモデルによる高い収益安定性が強み。Sansan/Bill Oneは各市場でNo.1シェア。

懸念: 技術革新への対応遅延や、競争激化による収益性低下のリスク。特に生成AI等の新技術への対応が遅れると、競争優位性が損なわれる可能性がある。

リスク: 情報セキュリティリスク(個人情報漏洩等)、技術革新への対応遅延(競合他社サービス出現)、M&Aや投資有価証券取得後の事業計画遅延(投資リスク)。

AI詳細分析(2025年5月期)

事業概要

同社グループは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションのもと、「ビジネスインフラになる」というビジョンを掲げ、クラウドソフトウエアにテクノロジーと人力によるアナログ情報データ化の仕組みを組み合わせたDXサービスを展開しています。主要な事業セグメントは「Sansan/Bill One事業」と「Eight事業」の2つです。「Sansan/Bill One事業」では、法人向けに、名刺管理から収益最大化を目指す営業DXサービス「Sansan」、請求書受領・経費精算・債権管理などの経理DXサービス「Bill One」、AI契約データベース「Contract One」などを提供しています。特に「Sansan」は、企業が保有する接点情報と企業情報を組み合わせ、独自のデータベースを構築・活用することで、企業の売上拡大とコスト削減に貢献します。「Bill One」は、紙やPDFで届く請求書をクラウド上で一元管理し、経理業務の効率化や月次決算の加速を支援します。Eight事業では、個人向けに、ビジネスSNSとしても活用できる名刺アプリ「Eight」や、イベント書き起こしサービス「logmi」シリーズを展開しています。「Eight」は409万人以上のユーザーを有し、ビジネスイベントなどのBtoBサービスにおけるマネタイズを強化しています。これらのサービスは、サブスクリプションモデルを基本としており、継続的な収入が見込める安定した収益構造を持っています。

直近決算ハイライト

2025年5月期連結会計年度において、売上高は前連結会計年度比27.5%増の432億2百万円と堅調な成長を遂げました。売上総利益も同29.8%増の374億1千万円となり、売上総利益率は86.6%と高い水準を維持しました。調整後営業利益は前連結会計年度比108.0%増の35億5千5百万円と大幅に増加し、利益成長が加速しました。経常利益も同124.1%増の27億4千3百万円となりました。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比55.5%減の4億2千4百万円となりました。これは、株式売却契約損失引当金繰入額23億1百万円を特別損失として計上したことが主な要因です。セグメント別では、Sansan/Bill One事業の売上高は同26.2%増、調整後営業利益は同59.1%増と大きく成長しました。「Sansan」は売上高16.9%増、「Bill One」は売上高58.7%増と、特に「Bill One」の成長が顕著でした。Eight事業も売上高は同42.4%増と大幅に増加し、調整後営業利益は前連結会計年度の損失から63百万円の黒字へと転換しました。資産合計は103億9千2百万円増加し479億8千4百万円、負債合計は91億2千3百万円増加し319億4千3百万円となりました。純資産は12億6千8百万円増加し160億4千万円となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは41億6千8百万円増加し96億5千1百万円となりました。

強みと競争優位性

同社グループの最大の強みは、アナログ情報を高精度でデータ化する独自の仕組みとテクノロジーにあります。99.9%という高いデータ化精度は、機械学習と人力の組み合わせ、そして近年は独自開発の生成AIを活用することで実現されており、これが両事業におけるサービスの品質と競争力の源泉となっています。特に「Sansan」は、法人向け名刺管理サービス市場で84.1%という圧倒的な売上高シェアを誇り、潜在市場はまだ大きいと見られています。また、「Bill One」もクラウド請求書受領サービス市場で47.0%のシェアを獲得しており、こちらも開拓余地が大きい状況です。これらのサービスは、サブスクリプションモデルを基本としているため、月次解約率が1%未満と低く、顧客LTV(ライフタイムバリュー)の最大化が容易であり、高い安定性と継続的な事業成長が見込める収益モデルを構築しています。さらに、Eight事業で培われた個人向けサービスにおけるユーザー基盤(409万人)は、BtoBサービスへの展開やマネタイズ強化において重要な資産となっています。これらの強みを活かし、企業規模や業種を問わず幅広い顧客層にリーチできる点が、同社の競争優位性を確立しています。

リスク要因

同社グループの事業運営における主要なリスクとして、情報セキュリティに関するものが挙げられます。名刺や請求書といった企業の重要情報を扱うため、個人情報の漏洩、消失、改ざん、不正利用のリスクは常に存在します。これに対し、プライバシーマークやISO認証の取得、役職員への資格取得義務付けなど、厳格な管理体制を構築していますが、外部からの悪意ある攻撃や内部の過失によるリスクはゼロではありません。また、インターネットの利用環境の変化や急速な技術革新への対応遅延もリスク要因です。特に、競合環境の激化や、画期的なコンセプトを持つ他社サービスの出現は、利益影響度「中」と評価されており、継続的なサービス開発と競争力維持が不可欠です。さらに、広告宣伝活動やプロダクト開発、企業買収・投資における先行投資は、計画通りの効果が得られない場合、損失発生のリスクを伴います。特に、企業買収や投資有価証券取得においては、利益影響度「中」とされており、十分なデューデリジェンスとモニタリングが重要となります。これらのリスクに対して、同社はリスク管理体制の整備やインシデントガイドラインの策定等に努めていますが、事業環境の変化に伴う不確実性は避けられません。

投資テーマとの関連

同社グループは、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の文脈で、投資テーマとの関連性が高いと言えます。「Sansan」は、営業活動の効率化・高度化を支援する営業DXサービスとして、企業の生産性向上に直結するソリューションを提供しています。また、「Bill One」は、請求書受領・経費精算・債権管理といったバックオフィス業務のデジタル化・自動化を推進する経理DXサービスであり、企業のデジタルトランスフォーメーションを包括的に支援する役割を担っています。近年、AI技術の活用を積極的に進めており、独自開発の生成AIをオペレーション効率化や新サービス開発に投入する計画は、AI関連の投資テーマとも合致しています。国内SaaS市場の拡大予測や、名刺・請求書といったアナログ情報のデジタル化ニーズの高まりも、同社事業の成長ポテンシャルを示唆しており、これらのマクロトレンドに乗る形で、長期的な成長が期待できる企業と言えます。特に、官民を挙げたDX推進の流れは、同社サービスへの需要をさらに後押しする要因となるでしょう。

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