株式会社 TKC (9746) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 情報・通信業
SaaSデータセンタークラウド
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 155/649位
A
安定性
業種 34/657位
C
成長性
業種 329/637位
C
効率性
業種 361/657位
A
CF健全性
業種 111/656位
売上高
835億円
粗利率
67.8%
営業利益率
19.3%
純利益率
14.5%
ROE
11.2%
ROIC
10.4%
自己資本比率
83.6%
D/Eレシオ
0.00
有利子負債
2億円
ネットキャッシュ
333億円
NC/時価総額
15.3%
運転資本余剰*
152億円
運転資本余剰/時価総額*
7.0%
フリーCF
121億円
FCFマージン
14.5%
キャッシュ化率
1.03倍
PBR
2.01倍
EV/EBITDA
9.0倍
PER
18.1倍
想定株価
4241.0円
想定時価総額
2184億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年9月期 835億円 566億円 45億円 161億円 206億円 166億円 121億円
2024年9月期 752億円 536億円 35億円 155億円 190億円 160億円 113億円
2023年9月期 719億円 504億円 35億円 143億円 179億円 148億円 108億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年9月期 1298億円 525億円 183億円 30億円 1085億円
2024年9月期 1249億円 467億円 193億円 34億円 1022億円
2023年9月期 1164億円 432億円 168億円 42億円 953億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年9月期 336億円 7億円 117億円 2億円 212億円 - 152億円
2024年9月期 304億円 5億円 97億円 5億円 217億円 - 111億円
2023年9月期 288億円 4億円 83億円 8億円 221億円 - 120億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年9月期 125億円 -4億円 -89億円 121億円
2024年9月期 128億円 -60億円 -52億円 68億円
2023年9月期 131億円 -59億円 -56億円 72億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年9月期 234.3円 2115.4円 110.0円 46.9% 647.5円 18.1倍 4241.0円 2184億円 52,301,400株 815,800株
2024年9月期 216.2円 1959.4円 100.0円 46.3% 571.6円 17.7倍 3826.9円 2003億円 53,166,400株 815,400株
2023年9月期 206.5円 1827.7円 90.0円 43.6% 534.4円 17.6倍 3635.1円 1903億円 53,166,400株 813,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年9月期 11.2% 9.3% 10.4% 67.8% 19.3% 24.7% 14.5% 14.5% 83.6% 0.00
2024年9月期 11.0% 9.0% 10.6% 71.3% 20.6% 25.3% 15.0% 9.1% 81.8% 0.00
2023年9月期 11.4% 9.3% 10.4% 70.1% 19.9% 24.9% 15.0% 10.0% 81.9% 0.01

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年9月期 11.0% 4.1% 7.3% 7.2% 4.2% 6.5% 代表取締役 社長執行役員飯塚真規
2024年9月期 4.6% 8.1% 4.1% 4.3% 2.6% 8.0% 代表取締役 社長執行役員飯塚真規
2023年9月期 6.0% 7.4% 16.2% 2.0% 3.1% 8.0% 代表取締役 社長執行役員飯塚真規

業種比較(情報・通信業、656社中央値)

指標株式会社 TKC業種中央値
ROE11.2%11.1%
ROA9.3%6.6%
営業利益率19.3%8.6%
純利益率14.5%6.5%
自己資本比率83.6%62.0%
売上成長率11.0%9.1%
PER18.1倍17.2倍
PBR2.01倍2.29倍
EV/EBITDA9.0倍7.8倍
NC/時価総額15.3%20.5%
運転資本余剰/時価総額7.0%6.6%
同業他社: NTT株式会社(9432)ソフトバンクグループ株式会社(9984)ソフトバンク株式会社(9434)KDDI株式会社(9433)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)全657社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

情報・通信業で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社JMDC (4483) 2120億円 505億円
株式会社ジャストシステム (4686) 2249億円 515億円
フリー株式会社 (4478) 2275億円 333億円
株式会社NSD (9759) 2080億円 1178億円
株式会社マネーフォワード (3994) 2309億円 503億円
Sansan株式会社 (4443) 2544億円 432億円
シンプレクス・ホールディングス株式会社 (4373) 1792億円 587億円
フューチャー株式会社 (4722) 1758億円 760億円
情報・通信業の企業一覧(全657社)→

AI分析(2025年9月期)

SaaSデータセンタークラウド
AI活用によるシステム開発強化地方公共団体情報システム標準化対応サイバーセキュリティ対策強化クラウドサービス事業拡大DX推進による顧客価値向上

見通し: 今期は地方公共団体情報システム標準化対応によるシステム移行売上が貢献し、増収増益を見込む。来期以降もAI活用やDX推進による高付加価値システム提供で持続的成長を目指す。

強み: 会計事務所・地方公共団体向けシステムで圧倒的シェア。60年超の歴史と顧客基盤、信頼性が強み。AI活用で競争優位性を確立。

懸念: サイバーセキュリティインシデント発生リスク。大規模災害や予期せぬ障害によるクラウドサービス停止の可能性。競合他社の参入による競争激化。

リスク: サイバー攻撃による顧客情報漏洩リスク。大規模災害等によるデータセンター停止リスク。原材料調達難やエネルギー価格高騰による印刷事業・データセンター事業への影響。

AI詳細分析(2025年9月期)

事業概要

株式会社TKCは、会計事務所向けおよび地方公共団体向けのシステム・サービスを提供する企業である。創業以来、「顧客への貢献」を経営理念に掲げ、会計事務所の職域防衛と運命打開、地方公共団体の行政効率向上を目的とした計算センター事業を基盤としてきた。現在では、これらの事業に加え、上場企業向けの連結納税システムやグループ通算申告システム、法律情報データベース「TKCローライブラリー」など、事業領域を拡大している。主要な収益源は、会計事務所向け会計システム「FXシリーズ」をはじめとするソフトウェア販売、クラウドサービス利用料、そして地方公共団体向けシステム導入・保守サービスである。同社は、TKC全国会との強固な連携を通じて、会計事務所の顧客である中小企業の「黒字決算と適正申告」の実現を支援するビジネスモデルを確立している。また、地方公共団体向けには、行政効率向上と住民サービス充実に資するITソリューションを提供し、DX推進を支援している。

直近決算ハイライト

2025年度(2024年10月1日~2025年9月30日)の連結決算において、株式会社TKCグループは堅調な業績を記録した。売上高は前期比11.0%増の834億76百万円、営業利益は同4.1%増の161億42百万円、経常利益は同3.5%増の165億90百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.3%増の120億94百万円となった。これは、連結グループとして12期連続で営業利益・経常利益、11期連続で親会社株主に帰属する当期純利益の最高益更新という快挙である。特に、会計事務所事業部門では、固定費削減が寄与し、売上高の伸びを上回る営業利益の増加を達成した。会計事務所事業部門の売上高は528億27百万円(前期比4.7%増)、営業利益は124億76百万円(同10.5%増)であった。地方公共団体事業部門も、システム標準化への対応や行政サービスのデジタル化支援を通じて、業績に貢献した。

強みと競争優位性

TKCの最大の強みは、約1万1,600名の税理士・公認会計士が組織するTKC全国会との強固な連携体制である。このネットワークを通じて、中小企業の「黒字決算と適正申告」という明確な経営目標達成を支援する独自のビジネスモデルを構築している。具体的には、「FXクラウドシリーズ」をはじめとする高機能な会計システムと、専門家による月次巡回監査や経営助言サービスを組み合わせることで、顧客の事業成長とコンプライアンス強化に貢献している。また、地方公共団体向け事業においても、地方公共団体情報システム標準化への早期対応やガバメントクラウド環境への移行支援など、行政DXの推進において中心的な役割を担っており、長年の実績と信頼が参入障壁となっている。さらに、法律情報データベース「TKCローライブラリー」は、業界最大級の判例収録数を誇り、法曹界やアカデミック市場で高い評価を得ており、この分野での競争優位性を確立している。

リスク要因

同社の事業運営におけるリスクとしては、まず会計事務所向け事業部門における市場環境の変化が挙げられる。少子高齢化に伴う会計事務所の後継者不足や職員採用難、顧客企業の廃業・倒産による市場縮小の可能性が示唆されている。また、地方公共団体向け事業においては、法制度改正に伴うシステム改修への迅速な対応が求められ、突発的な改正が続いた場合には開発リソース不足に陥るリスクがある。サイバーセキュリティ対策の強化とクラウドサービスの安定稼働も重要な課題であり、大規模災害や予期せぬ障害発生のリスクはゼロではない。印刷事業部門では、原材料調達費の変動、データセンター運営におけるエネルギー価格の変動が経営成績に影響を与える可能性がある。さらに、情報管理の徹底にもかかわらず、情報流出のリスクは常に存在し、社会的信用の低下や費用負担増につながる可能性がある。

投資テーマとの関連

TKCは、デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進という投資テーマと深く関連している。同社は、会計事務所および地方公共団体向けに、クラウドベースのシステム・サービスを提供し、業務効率化やDXの実現を支援している。特に、地方公共団体向け事業では、政府が進める「自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」やシステム標準化に積極的に対応しており、行政サービスのデジタル化を加速させる役割を担っている。また、会計事務所向け事業においても、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応、ペポルインボイスの普及などを通じて、経理業務のデジタル化を推進している。生成AIの活用についても、宇都宮大学との共同研究やプログラミングにおける活用など、先進技術を取り込み、付加価値の高いシステム開発を目指しており、将来的なAI関連テーマへの貢献も期待される。

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