株式会社クラレ (3405) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
機能性化学自動車部品医療機器DXESG環境技術M&A
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 178/215位
C
安定性
業種 149/215位
E
成長性
業種 197/214位
E
効率性
業種 203/215位
D
CF健全性
業種 170/215位
売上高
8084億円
粗利率
30.5%
営業利益率
7.3%
純利益率
0.9%
ROE
1.0%
ROIC
4.0%
自己資本比率
57.0%
D/Eレシオ
0.38
有利子負債
2849億円
ネットキャッシュ
-1766億円
NC/時価総額
-36.2%
運転資本余剰*
-1199億円
運転資本余剰/時価総額*
-24.6%
フリーCF
5億円
FCFマージン
0.1%
キャッシュ化率
-
PBR
0.66倍
EV/EBITDA
4.6倍
PER
67.2倍
想定株価
1587.3円
想定時価総額
4874億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 8084億円 2465億円 847億円 589億円 1436億円 515億円 75億円
2024年12月期 8269億円 2675億円 853億円 851億円 1703億円 815億円 317億円
2023年12月期 7809億円 2400億円 772億円 755億円 1526億円 690億円 424億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 1.3兆円 5784億円 2282億円 3201億円 7426億円
2024年12月期 1.3兆円 5653億円 1982億円 3112億円 7640億円
2023年12月期 1.3兆円 5517億円 2006億円 3178億円 7143億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 1083億円 2684億円 1783億円 2849億円 235億円 522億円 -1199億円
2024年12月期 1217億円 2568億円 1666億円 2443億円 299億円 536億円 -765億円
2023年12月期 1337億円 2280億円 1619億円 2820億円 240億円 554億円 -669億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 986億円 -981億円 -163億円 5億円
2024年12月期 1383億円 -760億円 -825億円 623億円
2023年12月期 1293億円 -632億円 -650億円 661億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 23.6円 2418.7円 54.0円 228.6% -575.2円 67.2倍 1587.3円 4874億円 307,963,000株 924,400株
2024年12月期 96.3円 2359.0円 54.0円 56.1% -378.5円 23.7倍 2280.1円 7385億円 324,863,000株 996,100株
2023年12月期 126.8円 2133.8円 50.0円 39.4% -443.2円 11.2倍 1425.2円 4771億円 354,863,000株 20,107,200株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 1.0% 0.6% 4.0% 30.5% 7.3% 17.8% 0.9% 0.1% 57.0% 0.38
2024年12月期 4.2% 2.5% 5.9% 32.4% 10.3% 20.6% 3.8% 7.5% 59.2% 0.32
2023年12月期 5.9% 3.4% 5.3% 30.7% 9.7% 19.6% 5.4% 8.5% 56.9% 0.39

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 -2.2% -30.8% -76.5% 2.2% 8.3% -12.3% 代表取締役社長 川原仁
2024年12月期 5.9% 12.7% -25.3% 9.5% 7.5% 5.6% 代表取締役社長 川原仁
2023年12月期 3.3% -13.4% -21.8% 13.0% 5.3% 19.4% 代表取締役社長 川原仁

業種比較(化学、214社中央値)

指標株式会社クラレ業種中央値
ROE1.0%6.5%
ROA0.6%4.0%
営業利益率7.3%7.3%
純利益率0.9%5.2%
自己資本比率57.0%64.4%
売上成長率-2.2%2.2%
PER67.2倍13.1倍
PBR0.66倍0.85倍
EV/EBITDA4.6倍6.2倍
NC/時価総額-36.2%4.9%
運転資本余剰/時価総額-24.6%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
ライオン株式会社 (4912) 4564億円 4221億円
エア・ウォーター株式会社 (4088) 4322億円 1.1兆円
住友ベークライト株式会社 (4203) 4233億円 3199億円
太陽ホールディングス株式会社 (4626) 5550億円 1379億円
株式会社ニフコ (7988) 4084億円 3527億円
関西ペイント株式会社 (4613) 4083億円 5898億円
小林製薬株式会社 (4967) 4033億円 1657億円
デクセリアルズ株式会社 (4980) 3676億円 1138億円
化学の企業一覧(全215社)→

異常検知フラグ

2020年12月期: extreme_payout_ratio

AI分析(2025年12月期)

機能性化学自動車部品医療機器
中期経営計画「PASSION 2026」サステナビリティを機会として捉えるネットワーキングによるイノベーション創出人と組織のトランスフォーメーション事業ポートフォリオの高度化

見通し: 2025年度は売上高2.2%減、営業利益30.8%減と減収減益。しかし、イソプレン事業の回復や高機能中間膜、EVOH樹脂、歯科材料、活性炭などの成長分野への注力が、中計最終年度の2026年度に向けたポートフォリオ高度化と新規事業創出を後押しする見込み。

強み: 特殊化学品中心のポートフォリオは市況影響を受けにくく、EVOH樹脂「エバール」や人工皮革「クラリーノ」など、ニッチ市場で高い競争力を持つ製品群を有する。

懸念: 欧州経済の停滞や米国の関税政策、一部生産設備の問題などが、ポバール樹脂やメタクリル樹脂の販売数量減少、利益圧迫の要因となっている。

リスク: ①グローバルな地政学リスクの高まりによる需要低迷やサプライチェーン混乱、②原油・天然ガス市況変動による原料価格高騰と製品価格転嫁の遅延、③サイバー攻撃や自然災害による情報システム障害、生産停止、④製造物責任(PL)や人権侵害による信頼失墜、⑤為替変動による収益への影響。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

クラレは、ビニルアセテート、イソプレン、機能材料、繊維、トレーディング、その他の6つの事業セグメントを展開するスペシャリティ化学企業です。ポバール樹脂、EVOH樹脂(エバール)、PVBフィルム、人工皮革(クラリーノ)、活性炭、歯科材料、液晶ポリマーフィルムといった多岐にわたる製品群を有しています。これらの製品は、自動車、電気・電子、環境、医療、食品包装、建設、繊維など、幅広い産業分野で活用されており、特に特殊化学品としてのニッチ市場で強みを発揮しています。同社は、グローバルに生産・販売拠点を持ち、海外売上高比率が7割を超える国際的な事業展開を行っています。中期経営計画「PASSION 2026」においては、「サステナビリティを機会として」、「ネットワーキングから始めるイノベーション」、「人と組織のトランスフォーメーション」を3つの柱に掲げ、持続的な成長を目指しています。

直近決算ハイライト

2025年度の決算は、売上高が前期比2.2%減の808,447百万円、営業利益が同30.8%減の58,882百万円、経常利益が同36.8%減の51,515百万円と、減収減益となりました。これは、世界経済の不透明感、特に欧州経済の停滞や中国経済の低成長、米国の分野別景気低迷などが影響しました。ビニルアセテート事業では、欧州経済の停滞による販売数量の伸び悩みや、原燃料価格上昇によるマイナス影響が見られました。イソプレン事業では、タイ拠点の稼働安定化により売上高は増加しましたが、事業環境悪化に伴う減損損失の計上が響き、営業損失の改善に留まりました。機能材料事業も、米国の寒波や生産トラブル、一部事業の譲渡により減収減益となりました。一方で、繊維事業では、販売構成の改善により営業利益が増加しました。特別損失として、イソプレンケミカル事業関連資産等に係る減損損失が計上されたため、親会社株主に帰属する当期純利益は同76.5%減の7,468百万円と大幅な落ち込みとなりました。

強みと競争優位性

クラレの強みは、長年培ってきた独自の技術力と、それに基づいた高機能・高付加価値なスペシャリティ化学品ポートフォリオにあります。特に、ポバール樹脂、EVOH樹脂(エバール)、PVBフィルム、人工皮革(クラリーノ)、活性炭、歯科材料などは、特定の用途において高いシェアやブランド力を確立しており、参入障壁を形成しています。これらの製品は、一般化学品と比較して市況変動の影響を受けにくく、安定した収益基盤を支えています。また、グローバルな生産・販売ネットワークを有しており、多様な顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築しています。さらに、サステナビリティを経営機会と捉え、環境貢献製品の開発や、DX推進によるビジネスモデル改革、社内外のリソースを結びつけるイノベーション創出への取り組みは、将来の競争優位性をさらに高める可能性があります。

リスク要因

クラレの事業運営には、いくつかのリスク要因が存在します。まず、グローバル経済の変動や地政学リスクの高まりは、海外事業比率が高い同社にとって、需要の低迷、サプライチェーンの混乱、原燃料価格の高騰など、業績に直接的な影響を与える可能性があります。特に、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢、東アジア情勢の緊張化は、これらのリスクを増幅させる要因となり得ます。また、主原料である石油化学製品の市況変動は、製品価格への転嫁遅延などを通じて収益を圧迫する可能性があります。加えて、化学工場を多数有することから、事故・災害発生リスク、情報システム障害やサイバー攻撃による情報セキュリティリスク、製造物責任(PL)リスク、環境規制強化によるコスト増加リスクなども、経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。人材の確保・定着も、少子高齢化による労働人口減少の中で、事業活動の停滞に繋がるリスクとなり得ます。

投資テーマとの関連

クラレは、複数の重要な投資テーマとの関連性を有しています。まず、サステナビリティへの貢献という観点では、食品包装用途でのガスバリア性を持つEVOH樹脂(エバール)や、バイオマス由来のガスバリア材(PLANTIC)は、食品ロスの削減や環境負荷低減に貢献する製品として注目されます。また、水処理・空気浄化用の活性炭は、環境浄化ソリューションとしてESG投資の観点からも評価される可能性があります。さらに、機能材料部門における歯科材料や、自動車・電気・電子分野向けの特殊樹脂(ジェネスタなど)は、ヘルスケアや先進技術分野の成長と連動しており、これらのテーマへの貢献度合いは今後も注目されるでしょう。一方で、AIや半導体といった直接的なテーマへの関与は限定的ですが、それらの産業を支える高度な素材供給という間接的な関連性は存在します。

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