デクセリアルズ株式会社 (4980) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
半導体車載半導体光通信AIインフラ老朽化自動車部品
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 1/215位
B
安定性
業種 103/215位
C
成長性
業種 133/214位
B
効率性
業種 23/215位
C
CF健全性
業種 147/215位
売上高
1138億円
粗利率
56.0%
営業利益率
33.5%
純利益率
24.6%
ROE
25.6%
ROIC
21.2%
自己資本比率
66.2%
D/Eレシオ
0.15
有利子負債
165億円
ネットキャッシュ
1億円
NC/時価総額
0.0%
運転資本余剰*
-212億円
運転資本余剰/時価総額*
-5.8%
フリーCF
25億円
FCFマージン
2.2%
キャッシュ化率
0.98倍
PBR
3.36倍
EV/EBITDA
9.3倍
PER
12.7倍
想定株価
2114.3円
想定時価総額
3676億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1138億円 638億円 14億円 381億円 395億円 384億円 280億円
2025年3月期 1104億円 621億円 11億円 397億円 408億円 372億円 277億円
2024年3月期 1052億円 573億円 45億円 334億円 379億円 300億円 214億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1651億円 495億円 378億円 179億円 1094億円
2025年3月期 1518億円 636億円 393億円 166億円 959億円
2024年3月期 1380億円 691億円 310億円 221億円 850億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 167億円 107億円 212億円 165億円 非該当 213億円 -212億円
2025年3月期 350億円 87億円 180億円 211億円 非該当 213億円 -43億円
2024年3月期 374億円 100億円 174億円 217億円 非該当 192億円 64億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 1700万円 6億円
2025年3月期 1億円 8億円
2024年3月期 - -

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 275億円 -251億円 -214億円 25億円
2025年3月期 399億円 -223億円 -207億円 175億円
2024年3月期 275億円 -109億円 -103億円 166億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 166.5円 652.9円 58.0円 34.8% 0.9円 12.7倍 2114.3円 3676億円 174,741,000株 854,200株
2025年3月期 162.0円 570.8円 58.0円 35.8% 79.2円 11.2倍 1814.8円 3186億円 176,418,000株 872,900株
2024年3月期 122.9円 495.3円 33.3円 27.1% 87.2円 18.1倍 2229.5円 4006億円 180,576,600株 882,300株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 25.6% 17.0% 21.2% 56.0% 33.5% 34.7% 24.6% 2.2% 66.2% 0.15
2025年3月期 28.9% 18.3% 23.8% 56.3% 36.0% 37.0% 25.1% 15.9% 63.2% 0.22
2024年3月期 25.2% 15.5% 21.9% 54.4% 31.8% 36.1% 20.3% 15.8% 61.6% 0.26

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 3.1% -4.1% 1.0% 2.4% 11.6% 5.7% -
2025年3月期 4.9% 18.9% 29.7% 4.9% 13.9% 14.2% 代表取締役社長 新家由久
2024年3月期 -0.9% 3.5% 3.4% 16.9% 11.7% 43.4% 代表取締役社長 新家由久

業種比較(化学、214社中央値)

指標デクセリアルズ株式会社業種中央値
ROE25.6%6.4%
ROA17.0%3.9%
営業利益率33.5%7.3%
純利益率24.6%5.2%
自己資本比率66.2%64.2%
売上成長率3.1%2.1%
PER12.7倍13.2倍
PBR3.36倍0.85倍
EV/EBITDA9.3倍6.2倍
NC/時価総額0.0%4.9%
運転資本余剰/時価総額-5.8%-9.8%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ADEKA (4401) 3551億円 4166億円
DIC株式会社 (4631) 3472億円 1.1兆円
日本ゼオン株式会社 (4205) 3381億円 4120億円
株式会社日本触媒 (4114) 3351億円 3999億円
小林製薬株式会社 (4967) 4033億円 1657億円
関西ペイント株式会社 (4613) 4083億円 5898億円
株式会社ニフコ (7988) 4084億円 3527億円
上村工業株式会社 (4966) 3171億円 918億円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2026年3月期)

半導体車載半導体光通信AIインフラ老朽化
フォトニクス事業データセンター向け光半導体自動車事業AIサプライチェーン強靭化

見通し: 2027年3月期には売上高1,640億円、事業利益630億円を目指す。データセンター向け光半導体需要の拡大を取り込み、フォトニクス事業を成長ドライバーとする。為替の円安基調は追い風。

強み: 「デザイン・イン」「スペック・イン」による顧客との強固な関係。技術革新のスピードが速い分野での競争優位性。

懸念: 専門人材の採用競争激化による開発スピード低下リスク。主要原材料の単一サプライヤー依存による調達途絶リスク。

リスク: グローバル事業展開における地政学リスクや為替変動。製品競争力の低下による利益確保困難。技術開発の遅延や代替技術の出現による需要減少。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当期決算期(2026年3月期)における同社は、独自のビジネスモデルである「デザイン・イン」と「スペック・イン」を基盤に、顧客の技術的課題を先取りして解決し、量産工程への深い関与を通じて部材指定を獲得することで価値を創出している。主力事業は光学材料部品事業と電子材料部品事業の二つである。光学材料部品事業では、主にディスプレイや車載部品向けに、反射防止フィルム(ARF)や精密接合用樹脂などを展開しており、特にハイエンドスマートフォン向けカメラモジュール関連の高付加価値製品が堅調に推移した。電子材料部品事業では、異方性導電膜(ACF)、光半導体、二次保護ヒューズなどを手掛けており、データセンター向け光トランシーバー用製品や通信機器向け製品の需要拡大が顕著であった。この電子材料部品事業の成長が、当期の売上高1,138億円、前期比3.1%増という結果に貢献している。経営理念に「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」を掲げ、顧客の期待を超える価値創造を目指している。

直近決算ハイライト

2026年3月期の業績は、売上高が1,138億円と前期比3.1%増加した。営業利益は381億円で、前期比4.1%の減少となったが、これは成長領域への投資拡大や、光学材料部品事業における一部製品の販売減少などが影響したと考えられる。一方、経常利益は384億円で前期比3.2%増加、当期純利益は280億円で前期比1.0%増加と、利益面では堅調に推移した。純資産は1,094億円と前期比14.0%増加し、財務基盤の強化が見られる。特に電子材料部品事業は、データセンター向け光半導体や通信機器向け製品の需要拡大により、売上高が10.4%増と大きく伸長した。光学材料部品事業は、蛍光体フィルムの販売終息や一部製品の需要減により、売上高が5.3%減少したが、精密接合用樹脂の好調やARFの自動車向け製品の微増により、セグメント全体では横ばいとなった。配当は1株当たり58円と、前期比47.3%の減配となった。

強みと競争優位性

同社の強みは、顧客の技術的課題を先回りして解決する「デザイン・イン」と、量産工程への深い関与による「スペック・イン」を組み合わせた独自のビジネスモデルにある。これにより、顧客との強固な信頼関係を構築し、参入障壁の高いニッチ市場で優位性を確立している。特に、フォトニクス事業における光半導体や光トランシーバー関連製品、自動車事業におけるARF、そしてハイエンドスマートフォン向けの異方性導電膜(ACF)などは、高度な技術力と品質要求に応える能力が求められる分野であり、同社の競争優位性の源泉となっている。また、技術革新のスピードが速いこれらの分野において、継続的な研究開発投資と「技術」および「人財」をマテリアリティと位置づける経営戦略が、将来の競争力維持・強化に寄与すると考えられる。さらに、中期経営計画における成長領域への投資と事業ポートフォリオの拡大推進が、変化の激しい市場環境への適応力を高めている。

リスク要因

同社が直面するリスク要因は多岐にわたる。まず、グローバルな事業展開に伴う地政学リスク、政治・経済動向の変化、為替変動などが事業活動に影響を及ぼす可能性がある。製品競争力の低下リスクも存在し、技術革新の速い市場において、競合他社の低価格・高性能製品の投入により、利益率の低下や需要減少につながる可能性がある。事業ポートフォリオの転換遅延も懸念され、成長分野へのシフトが想定通りに進まない場合、業績に影響を与える。また、M&Aや事業提携における投資回収リスク、技術開発の遅延や代替技術の出現リスクも無視できない。人材リスクも重要であり、専門人材の採用競争激化や、ベテラン技術者の退職に伴う知識・ノウハウの継承問題が、開発スピードや製品品質に影響を与える可能性がある。さらに、サプライチェーンにおける原材料調達の途絶リスクや、サイバー攻撃による情報セキュリティリスク、品質不具合による補償・賠償リスクなども、事業運営上の重要な課題である。

投資テーマとの関連

同社は、生成AIの普及やデータセンター需要の拡大を背景に、フォトニクス事業、特に光半導体および光トランシーバー関連製品の需要拡大を成長ドライバーとして位置づけている。これは、AI、半導体、データセンターといった現在の主要な投資テーマと強く関連している。高速・大容量データ伝送を可能にする光半導体技術は、AIの進化に不可欠な要素であり、同社の技術力と市場でのポジションは、これらのテーマへの投資妙味を高める。また、自動車事業におけるEV化の進展や車載ディスプレイの高度化に伴う需要増は、EV(電気自動車)関連の投資テーマとも結びつく。反射防止フィルム(ARF)などの光学材料は、車載ディスプレイの性能向上に寄与する。このように、同社は最先端技術の進化を支える材料・部品を提供しており、先端技術分野への投資テーマとの関連性は非常に深いと言える。

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