DIC株式会社 (4631) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
AI半導体EVDXESG脱炭素環境技術
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 144/215位
D
安定性
業種 200/215位
C
成長性
業種 85/214位
D
効率性
業種 131/215位
B
CF健全性
業種 89/215位
売上高
1.1兆円
粗利率
21.7%
営業利益率
5.0%
純利益率
3.1%
ROE
6.9%
ROIC
3.9%
自己資本比率
37.0%
D/Eレシオ
0.97
有利子負債
4583億円
ネットキャッシュ
-3910億円
NC/時価総額
-112.6%
運転資本余剰*
-3192億円
運転資本余剰/時価総額*
-92.0%
フリーCF
524億円
FCFマージン
5.0%
キャッシュ化率
2.26倍
PBR
0.74倍
EV/EBITDA
7.0倍
PER
10.7倍
想定株価
3656.3円
想定時価総額
3472億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 1.1兆円 2280億円 538億円 522億円 1060億円 443億円 324億円
2024年12月期 1.1兆円 2222億円 528億円 445億円 973億円 379億円 213億円
2023年12月期 1.0兆円 1864億円 508億円 179億円 688億円 92億円 -399億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 1.3兆円 6276億円 3865億円 3967億円 4709億円
2024年12月期 1.2兆円 6075億円 3331億円 4727億円 4014億円
2023年12月期 1.2兆円 6202億円 3487億円 4969億円 3639億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 673億円 2976億円 2314億円 4583億円 633億円 171億円 -3192億円
2024年12月期 609億円 2806億円 2297億円 4843億円 601億円 174億円 -2721億円
2023年12月期 846億円 2728億円 2251億円 5290億円 631億円 178億円 -2641億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 730億円 -206億円 -454億円 524億円
2024年12月期 462億円 -171億円 -626億円 291億円
2023年12月期 891億円 -665億円 -29億円 226億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 341.7円 4973.4円 200.0円 58.5% -4117.2円 10.7倍 3656.3円 3472億円 95,157,000株 199,400株
2024年12月期 225.1円 4239.7円 100.0円 44.4% -4458.7円 15.0倍 3376.7円 3206億円 95,157,000株 197,500株
2023年12月期 -421.1円 3844.7円 80.0円 - -4678.9円 - - - 95,157,000株 194,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 6.9% 2.5% 3.9% 21.7% 5.0% 10.1% 3.1% 5.0% 37.0% 0.97
2024年12月期 5.3% 1.7% 3.5% 20.7% 4.2% 9.1% 2.0% 2.7% 32.7% 1.21
2023年12月期 -10.9% -3.2% 1.4% 17.9% 1.7% 6.6% -3.8% 2.2% 29.2% 1.45

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 -1.8% 17.2% 51.8% -0.1% 8.5% 9.6% 代表取締役社長執行役員 池田 尚志
2024年12月期 3.1% 148.1% -46.5% 7.8% 6.9% 1.3% 代表取締役社長執行役員 池田 尚志
2023年12月期 -1.5% -54.8% -326.3% 14.0% 5.2% -23.2% 代表取締役社長執行役員 池田 尚志

業種比較(化学、214社中央値)

指標DIC株式会社業種中央値
ROE6.9%6.4%
ROA2.5%4.0%
営業利益率5.0%7.3%
純利益率3.1%5.2%
自己資本比率37.0%64.4%
売上成長率-1.8%2.2%
PER10.7倍13.2倍
PBR0.74倍0.85倍
EV/EBITDA7.0倍6.2倍
NC/時価総額-112.6%4.9%
運転資本余剰/時価総額-92.0%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ADEKA (4401) 3551億円 4166億円
日本ゼオン株式会社 (4205) 3381億円 4120億円
株式会社日本触媒 (4114) 3351億円 3999億円
デクセリアルズ株式会社 (4980) 3676億円 1138億円
上村工業株式会社 (4966) 3171億円 918億円
株式会社ダイセル (4202) 3124億円 5796億円
デンカ株式会社 (4061) 3048億円 3842億円
株式会社コーセーホールディングス (4922) 2991億円 3302億円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2025年12月期)

AI半導体EV
AI融合社会向け素材・ソリューション中核事業(インキ・パッケージ材料、顔料、ポリマ)の質的転換ケミトロニクス、コンポジット/デバイス事業半導体、バッテリー、フィジカルAI分野DIC Vision 2030 Phase2計画

見通し: 2026年以降、AI融合社会を支える半導体、バッテリー、フィジカルAI分野で素材・ソリューション提供を目指す。2030年売上高1,240億円以上、ROE10.0%達成を計画。

強み: グローバルな事業展開と100年超の歴史で培った「進取の精神」「多様性の結集」。AI融合社会向け素材・ソリューション提供。

懸念: 半導体市場はAI需要で堅調だが、ディスプレイ市場はパネルメーカー稼働状況に左右される。消費財に近いボリュームゾーン製品は物価高で苦戦。

リスク: 需要の急減・低迷リスク、地政学リスク、金利・為替の急激な変動リスク、大規模自然災害リスク、気候変動・環境負荷低減要請リスク、買収・事業ポートフォリオマネジメント失敗リスク。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

DICは、インキ、顔料、合成樹脂、電子材料、化成品などを製造・販売する化学メーカーであり、100年以上の歴史を持つグローバル企業です。事業は「パッケージング&グラフィック」「カラー&ディスプレイ」「ファンクショナルプロダクツ」の3つのセグメントを中心に展開しています。パッケージング&グラフィック事業では、食品包装用インキや出版用インキ、ジェットインキなどを手掛け、カラー&ディスプレイ事業では塗料用顔料、プラスチック用顔料、化粧品用顔料などを展開しています。ファンクショナルプロダクツ事業では、エポキシ樹脂、工業用テープ、PPSコンパウンドなどの機能性化学品を提供し、特にデジタル分野やモビリティ分野での高付加価値製品に注力しています。同社は「The DIC Way」を経営の根幹に据え、イノベーションによる価値創造と持続可能な社会への貢献を目指しています。グローバルに約60カ国で事業を展開し、多様な顧客基盤と製品ポートフォリオを有することが特徴です。

直近決算ハイライト

2025年度の連結業績は、売上高が前年比1.8%減の1兆522億円となった一方、営業利益は同17.2%増の522億円と増益を達成しました。減収の要因としては、物価高や景気先行きへの懸念から消費財に近いボリュームゾーンの製品、例えばパッケージ用インキや塗料用顔料、プラスチック用顔料などの出荷が減少したことが挙げられます。しかし、高付加価値製品であるジェットインキやエポキシ樹脂、工業用テープの出荷が堅調だったこと、また、カラー&ディスプレイ事業における欧米顔料事業の構造改革によるコスト削減効果により、赤字地域が黒字転換したことが営業増益に大きく寄与しました。親会社株主に帰属する当期純利益は51.8%増の324億円となりましたが、これは液晶材料事業の撤退に伴う出資金売却益や美術品売却益といった特別利益の増加が主因です。EBITDAは1,093億円と、前年比14.2%増加しました。セグメント別では、パッケージング&グラフィック事業は減収減益、カラー&ディスプレイ事業は減収ながら営業黒字化を達成、ファンクショナルプロダクツ事業は減収ながら増益となりました。

強みと競争優位性

DICの強みは、長年にわたり培ってきた幅広い製品群とグローバルな事業基盤にあります。特に、インキおよび顔料分野においては、長年の歴史と技術蓄積により、高い市場シェアとブランド力を有しています。また、ファンクショナルプロダクツ事業におけるエポキシ樹脂、工業用テープ、PPSコンパウンドといった高機能化学品は、デジタル分野(半導体、ディスプレイ)やモビリティ分野など、成長性の高い市場で強みを発揮しています。近年の決算では、これらの高付加価値製品の堅調な出荷が業績を下支えしており、市場の変化への対応力と収益性の高さを証明しています。さらに、グローバルに展開する生産・販売ネットワークは、サプライチェーンの安定化やカントリーリスクの分散に貢献しています。長期経営計画「DIC Vision 2030」における「AI融合社会」を支える素材・ソリューション提供という戦略は、将来の成長に向けた新たな競争優位性を築く可能性を秘めています。

リスク要因

DICの事業運営におけるリスクとしては、まず、グローバル経済の変動や地政学リスクが挙げられます。世界経済の低迷や米中貿易摩擦の再燃、地政学的な緊張は、需要の急減やサプライチェーンの分断、コスト増加につながる可能性があります。また、金利・為替の急激な変動も、支払利息の増加や海外子会社収益の円換算額減少を通じて、業績や財務体質に悪影響を与えるリスクがあります。具体的には、金利が1%上昇すると年間45億円程度の支払利息増加が見込まれます。さらに、自然災害、特に日本国内での大地震発生は、生産停止や復旧の遅延など、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。環境規制の強化や気候変動への対応遅れも、事業継続や収益性に影響を与えるリスクとして認識されています。買収戦略の失敗や事業ポートフォリオマネジメントの遅れも、計画通りの成長を実現できないリスク要因となります。

投資テーマとの関連

DICは、長期経営計画「DIC Vision 2030」において、成長戦略の柱として「AI融合社会」を定義し、ケミトロニクス、コンポジット/デバイス分野を成長事業と位置づけています。具体的には、半導体、バッテリー、フィジカルAI分野において、素材およびソリューションを提供することを目指しています。これは、AI、半導体、EV(バッテリー関連)といった、現在注目されている主要な投資テーマと直接的に関連しています。特に、AI半導体デバイス向けの需要が市場を牽引しているという現況認識は、同社の戦略が市場のトレンドと合致していることを示唆しています。また、サステナビリティ戦略としてCO2排出量削減やサーキュラーエコノミーへの対応を推進している点は、ESG投資の観点からも注目される可能性があります。これらのテーマとの関連は、同社の将来的な成長ポテンシャルを評価する上で重要な要素となります。

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