デンカ株式会社 (4061) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
AI半導体EVESGDX環境技術再生可能エネルギー
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 136/215位
D
安定性
業種 181/215位
C
成長性
業種 71/214位
D
効率性
業種 188/215位
D
CF健全性
業種 184/215位
売上高
3842億円
粗利率
24.5%
営業利益率
6.8%
純利益率
4.1%
ROE
5.1%
ROIC
3.5%
自己資本比率
45.6%
D/Eレシオ
0.71
有利子負債
2217億円
ネットキャッシュ
-1864億円
NC/時価総額
-61.2%
運転資本余剰*
-1498億円
運転資本余剰/時価総額*
-49.2%
フリーCF
-89億円
FCFマージン
-2.3%
キャッシュ化率
2.30倍
PBR
0.98倍
EV/EBITDA
8.9倍
PER
19.4倍
想定株価
3532.7円
想定時価総額
3048億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 3842億円 943億円 292億円 262億円 554億円 193億円 157億円
2025年3月期 4003億円 846億円 278億円 144億円 422億円 76億円 -123億円
2024年3月期 3893億円 825億円 265億円 134億円 399億円 55億円 119億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 6810億円 2601億円 1851億円 1571億円 3107億円
2025年3月期 6555億円 2705億円 2305億円 1167億円 2962億円
2024年3月期 6162億円 2654億円 1716億円 1278億円 3075億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 353億円 1274億円 883億円 2217億円 475億円 22億円 -1498億円
2025年3月期 370億円 1305億円 880億円 2177億円 487億円 1000万円 -1935億円
2024年3月期 354億円 1216億円 964億円 1744億円 525億円 4400万円 -1362億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 362億円 -450億円 76億円 -89億円
2025年3月期 186億円 -596億円 401億円 -410億円
2024年3月期 363億円 -226億円 7億円 137億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 182.1円 3604.5円 100.0円 54.9% -2161.2円 19.4倍 3532.7円 3048億円 88,555,840株 2,287,800株
2025年3月期 -142.7円 3436.9円 100.0円 - -2094.3円 - - - 88,555,840株 2,285,100株
2024年3月期 138.6円 3568.7円 100.0円 72.1% -1611.0円 16.9倍 2342.5円 2021億円 88,555,840株 2,282,900株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 5.1% 2.3% 3.5% 24.5% 6.8% 14.4% 4.1% -2.3% 45.6% 0.71
2025年3月期 -4.2% -1.9% 2.0% 21.1% 3.6% 10.5% -3.1% -10.2% 45.2% 0.73
2024年3月期 3.9% 1.9% 1.9% 21.2% 3.4% 10.3% 3.1% 3.5% 49.9% 0.57

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -4.0% 82.0% 27.6% -1.9% 1.6% -6.7% -
2025年3月期 2.8% 7.8% -203.0% 1.3% 1.0% -28.9% 代表取締役社長 石田郁雄
2024年3月期 -4.5% -58.6% -6.4% 3.2% -1.2% -27.2% 代表取締役社長 今井俊夫

業種比較(化学、214社中央値)

指標デンカ株式会社業種中央値
ROE5.1%6.5%
ROA2.3%4.0%
営業利益率6.8%7.3%
純利益率4.1%5.2%
自己資本比率45.6%64.4%
売上成長率-4.0%2.2%
PER19.4倍13.1倍
PBR0.98倍0.85倍
EV/EBITDA8.9倍6.2倍
NC/時価総額-61.2%4.9%
運転資本余剰/時価総額-49.2%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社コーセーホールディングス (4922) 2991億円 3302億円
株式会社ダイセル (4202) 3124億円 5796億円
上村工業株式会社 (4966) 3171億円 918億円
株式会社カネカ (4118) 2889億円 8116億円
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス (4927) 2884億円 1703億円
株式会社日本触媒 (4114) 3351億円 3999億円
日本ゼオン株式会社 (4205) 3381億円 4120億円
株式会社トクヤマ (4043) 2693億円 3495億円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2026年3月期)

AI半導体EV
ポートフォリオ変革稼ぐ力の回復AI・電力インフラ向け需要米国クロロプレンゴム事業カイノス社子会社化

見通し: 2025年度は、米国クロロプレンゴム事業の不振、電子・先端プロダクツ部門の先行投資回収遅れ等を克服し、ポートフォリオ変革と稼ぐ力回復に注力。AI・電力インフラ向け需要取り込みで営業利益262億円を達成。2026-2028年度(フェーズ2)では、過去最高益更新とROE8%を目指す。

強み: AI・電力インフラ関連材料やサーマルマネジメント分野で強み。有機・無機・バイオ技術基盤と「浸み出し戦略」による新規事業創出力。

懸念: 米国クロロプレンゴム事業の暫定停止に伴う特別損失発生。低誘電有機絶縁樹脂「スネクトン」など先端材料の需要変動リスク。

リスク: 品質問題発生による業績・財務への悪影響。重大事故や自然災害による生産停止・損害。環境規制強化や排出量取引制度導入によるコスト増・事業制限。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

デンカ株式会社は、電子・先端プロダクツ、ライフイノベーション、エラストマー・インフラソリューション、ポリマーソリューションの4つの主要部門を中心に、化学製品の製造・販売および関連サービスを展開する企業グループである。連結子会社57社、関連会社11社を擁し、グローバルに事業を展開している。電子・先端プロダクツ部門では、AIや電力インフラ向けの材料、高機能フィルム、アセチレンブラックなどを手掛ける。ライフイノベーション部門は、臨床検査薬や診断薬、インフルエンザワクチンなどを提供する。エラストマー・インフラソリューション部門では、クロロプレンゴムやコルゲート管などを、ポリマーソリューション部門ではAS・ABS樹脂、スチレンモノマー、食品包材用シートなどを製造・販売している。これらの事業を通じて、社会の様々なニーズに応え、持続的な成長を目指している。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算では、売上高は前期比4.0%減の3,842億円となった。これは、原燃料価格の下落に伴う販売価格の見直しなどが影響した。一方、収益面では大幅な改善が見られ、営業利益は前期比82.0%増の262億円、経常利益は同153.1%増の193億円、当期純利益は同227.6%増の157億円を達成した。特に、電子・先端プロダクツ部門がAI関連や電力インフラ向け需要の拡大により13.3%増収、51.5%の増益と好調だった。エラストマー・インフラソリューション部門では、米国子会社のクロロプレンゴム製造設備の一時停止により収益性が改善し、営業損失から黒字転換した。ポリマーソリューション部門も、AS・ABS樹脂などの出荷増により増収、大幅な増益となった。ライフイノベーション部門は、感染症検査数の減少などにより減収減益となった。

強みと競争優位性

デンカの強みは、長年にわたり培ってきた化学技術を基盤とした多様な事業ポートフォリオにある。特に、AIや電力インフラといった成長分野に不可欠な高機能材料を提供する「電子・先端プロダクツ」部門は、サーマルマネジメント分野におけるキーマテリアル供給でトップシェアを維持しており、デファクトスタンダード化を目指す戦略が競争優位性の源泉となる。また、「ライフイノベーション」部門では、臨床検査薬分野での実績を活かし、アライアンス形成を通じて市場を創出・拡大するポテンシャルを持つ。さらに、過去の品質問題からの教訓を活かし、3層の品質保証体制を構築し、継続的な品質改善に努めていることは、顧客からの信頼獲得に不可欠である。経営計画「Mission 2030」における「3つ星事業」への転換を目指す姿勢は、外部環境の変化に左右されにくい強固な企業体質を構築しようとする意志の表れと言える。

リスク要因

同社は、外部事業環境の変動リスクに晒されている。自動車や電子部品などの需要動向、原油や基礎石油化学製品などの原燃料市況、為替相場の変動は、経営成績に影響を与える可能性がある。また、製品の品質問題が発生した場合、業績や財務状況に悪影響を及ぼすリスクがある。過去の第三者認証等における不適切行為の経験を踏まえ、再発防止策の完了を確認したものの、今後もコンプライアンス強化と徹底遵守が求められる。さらに、重大な産業事故や自然災害、環境規制の強化、国際情勢の変動、新型コロナウイルス等の感染症の流行も、事業活動やサプライチェーンに影響を与える可能性がある。米国クロロプレンゴム事業の不振や、電子・先端プロダクツ部門における先行投資の回収遅れ、ポリマーソリューション部門の業績停滞といった、内部的な収益課題も抱えており、これらへの対応が急務となっている。

投資テーマとの関連

デンカは、AI、電力インフラ、xEV、再生可能エネルギーといった、現代の主要な投資テーマに深く関わっている。「ICT & Energy」分野では、AIや高速通信、xEV、再生可能エネルギー、半導体といったメガトレンドに対応するキーマテリアルを供給し、最先端分野でのデファクトスタンダード化を目指している。特に、AI関連や電力インフラ向けの球状シリカ、球状アルミナ、高信頼性放熱プレート“アルシンク”、低誘電有機絶縁樹脂“スネクトン”などは、これらのテーマとの関連性が高い。また、「Healthcare」分野は、診断薬事業における安定成長とアライアンス形成を通じて、ヘルスケア分野の成長を取り込む戦略をとっており、これも重要な投資テーマである。経営計画「Mission 2030」のフェーズ2では、これらの成長分野への注力が明記されており、今後の企業価値向上におけるこれらのテーマとの連携が期待される。

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