株式会社ダイセル (4202) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
自動車部品半導体EV環境技術DXESG
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 167/215位
D
安定性
業種 192/215位
E
成長性
業種 196/214位
D
効率性
業種 184/215位
C
CF健全性
業種 125/215位
売上高
5796億円
粗利率
25.2%
営業利益率
7.3%
純利益率
1.8%
ROE
2.9%
ROIC
4.5%
自己資本比率
42.6%
D/Eレシオ
0.86
有利子負債
3043億円
ネットキャッシュ
-2374億円
NC/時価総額
-76.0%
運転資本余剰*
-1308億円
運転資本余剰/時価総額*
-41.9%
フリーCF
201億円
FCFマージン
3.5%
キャッシュ化率
6.66倍
PBR
0.88倍
EV/EBITDA
6.4倍
PER
31.6倍
想定株価
1225.7円
想定時価総額
3124億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 5796億円 1463億円 433億円 421億円 854億円 451億円 102億円
2025年3月期 5865億円 1647億円 414億円 610億円 1024億円 623億円 495億円
2024年3月期 5581億円 1593億円 336億円 624億円 960億円 684億円 558億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 8339億円 4032億円 1976億円 2660億円 3556億円
2025年3月期 8138億円 3956億円 2104億円 2284億円 3600億円
2024年3月期 8392億円 4095億円 2088億円 2555億円 3589億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 668億円 1745億円 1087億円 3043億円 455億円 5200万円 -1308億円
2025年3月期 648億円 1779億円 1065億円 2809億円 567億円 6600万円 -1456億円
2024年3月期 684億円 1825億円 1079億円 2998億円 800億円 8500万円 -1404億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 678億円 -477億円 -228億円 201億円
2025年3月期 934億円 -479億円 -489億円 455億円
2024年3月期 767億円 -554億円 -524億円 214億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 38.8円 1392.4円 60.0円 154.8% -931.4円 31.6倍 1225.7円 3124億円 266,942,000株 12,037,500株
2025年3月期 181.4円 1357.8円 60.0円 33.1% -816.8円 7.2倍 1297.3円 3433億円 276,942,000株 12,299,900株
2024年3月期 197.6円 1301.2円 50.0円 25.3% -840.4円 7.7倍 1513.3円 4167億円 286,942,000株 11,603,100株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 2.9% 1.2% 4.5% 25.2% 7.3% 14.7% 1.8% 3.5% 42.6% 0.86
2025年3月期 13.8% 6.1% 6.7% 28.1% 10.4% 17.4% 8.4% 7.8% 44.2% 0.78
2024年3月期 15.6% 6.7% 6.6% 28.5% 11.2% 17.2% 10.0% 3.8% 42.8% 0.84

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -1.2% -31.1% -79.4% 2.5% 8.1% -4.0% -
2025年3月期 5.1% -2.2% -11.4% 7.8% 7.3% 6.4% 代表取締役社長 榊康裕
2024年3月期 3.7% 31.3% 37.2% 12.3% 3.7% 25.3% 代表取締役社長 小河義美

業種比較(化学、214社中央値)

指標株式会社ダイセル業種中央値
ROE2.9%6.5%
ROA1.2%4.0%
営業利益率7.3%7.3%
純利益率1.8%5.2%
自己資本比率42.6%64.4%
売上成長率-1.2%2.2%
PER31.6倍13.1倍
PBR0.88倍0.85倍
EV/EBITDA6.4倍6.2倍
NC/時価総額-76.0%4.9%
運転資本余剰/時価総額-41.9%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
上村工業株式会社 (4966) 3171億円 918億円
デンカ株式会社 (4061) 3048億円 3842億円
株式会社コーセーホールディングス (4922) 2991億円 3302億円
株式会社日本触媒 (4114) 3351億円 3999億円
株式会社カネカ (4118) 2889億円 8116億円
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス (4927) 2884億円 1703億円
日本ゼオン株式会社 (4205) 3381億円 4120億円
DIC株式会社 (4631) 3472億円 1.1兆円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2026年3月期)

自動車部品半導体
Accelerate 2030サステナブル経営エンジニアリングプラスチックスCOC樹脂プラント事業ポートフォリオ再編

見通し: 前期比減収減益となったが、新中期戦略「Accelerate 2030」に基づき、注力ドメインへのシフトと事業ポートフォリオ再編を進める。2030年度には売上高7,500億円、営業利益1,000億円を目指す。

強み: セルロース、エンジニアリングプラスチックス、セイフティ事業など多角的な事業ポートフォリオ。ダイセル式生産革新による効率化。

懸念: COC樹脂プラントの減損損失計上、マテリアル事業の市況低下、エンジニアリングプラスチック事業における減価償却費・修繕費増加による利益率低下。

リスク: 市場の急激な変動、為替変動、主要原料メタノール価格変動による収益への影響。海外事業拡大に伴う地政学リスク。COC樹脂プラント減損損失計上による業績悪化。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E00818は、セルロース製品、有機合成、高分子化学、火薬類といった多岐にわたる化学品事業を展開する総合化学メーカーです。事業セグメントは、メディカル・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチック、その他といった多角的なポートフォリオを有しています。特に、自動車エアバッグ用インフレータなどのセイフティ事業や、エンジニアリングプラスチック事業は、それぞれ6.7%増、2.7%増と堅調な売上成長を示しています。また、スマート事業では、電子材料向け溶剤の販売増加などにより1.2%増収を達成しており、先進技術分野への貢献も伺えます。マテリアル事業では、酢酸セルロースのディスプレイ材料用途での増加が見られるものの、全体としては一部製品の市況低迷や顧客在庫調整の影響を受け、12.0%減収となりました。ライフサイエンス事業は、キラルカラム販売増加などにより12.4%増収を記録し、ヘルスケア事業における健康食品素材の販売も好調でした。このように、E00818は特定の市場に依存せず、多様な事業領域で社会のニーズに応える製品・サービスを提供しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の連結決算は、売上高が5,796億円と前期比1.2%減となりました。営業利益は421億円(同31.0%減)、経常利益は451億円(同27.6%減)といずれも大幅な減少となりました。特に、親会社株主に帰属する当期純利益は102億円(同79.4%減)と大きく落ち込みました。これは、建設中のCOC樹脂新規プラント(第2プラント)における需要拡大の遅れや投資額増加に伴う収益性低下を理由とした減損損失の計上が主因です。セグメント別では、セイフティ事業が6.7%増収、60億円超の営業利益を確保し、モビリティ事業の中国・インド市場での販売増が貢献しました。スマート事業も1.2%増収となり、営業外損失から黒字転換を果たしました。一方で、マテリアル事業は12.0%減収、営業利益も49.5%減と大幅な減益となりました。エンジニアリングプラスチック事業は増収を維持したものの、減価償却費や修繕費の増加により営業利益は29.1%減となりました。財政状態としては、総資産は前期比2.5%増の8,339億円となった一方、負債の増加もあり純資産は同6.9%減の2,548億円となっています。

強みと競争優位性

E00818の強みは、長年にわたり培ってきた化学合成技術と、それを基盤とした多角的な事業展開力にあります。特に、セルロース事業やエンジニアリングプラスチック事業においては、独自の技術とノウハウを活かし、高付加価値製品を提供することで競争優位性を確立しています。例えば、エンジニアリングプラスチック事業では、ポリプラスチックス統合によるリソースの戦略的活用や、中国・インド市場における現地材料・市場開発体制の強化を進め、成長市場でのシェア獲得を目指しています。また、セイフティ事業における自動車エアバッグ用インフレータなどは、高い安全性が求められる分野であり、安定した供給能力と品質管理体制が強みとなっています。さらに、環境問題への意識の高まりを受け、酢酸セルロースの環境素材市場開拓や、CO2を化学品原料に変換する技術開発など、サステナビリティを意識した製品開発・プロセス改善にも注力しており、将来的な競争力の源泉となり得ます。グローバルな事業展開も進んでおり、海外売上高比率が65.6%に達していることは、国際市場での競争力とブランド力を示唆しています。

リスク要因

E00818が直面するリスク要因は多岐にわたります。まず、市場リスクとして、自動車や半導体分野といった主要顧客市場の急激な変動や、為替変動の影響が挙げられます。円安は好影響をもたらす一方、予測不能な為替変動は業績に不確実性をもたらします。また、主要原料であるメタノールやその他の原燃料価格の変動も、コスト構造に影響を与える可能性があります。地政学リスク、例えば中東情勢の悪化などは、世界経済の減速や物流コストの増加につながる恐れがあります。事業リスクとしては、海外事業展開の拡大に伴う法規制の変更や、産業基盤の脆弱性、人財確保の困難さが挙げられます。特に、サプライチェーンにおける経済安全保障上の問題も、事業展開に支障をきたす可能性があります。品質・製造リスクにおいては、製品の欠陥に起因する損害賠償や、工場での事故発生による操業停止リスクも存在します。さらに、固定資産の減損リスクも、投資計画通りの収益が得られない場合に顕在化する可能性があります。

投資テーマとの関連

E00818は、複数の成長投資テーマとの関連性を持っています。まず、スマート事業においては、半導体市場への材料供給や電子材料向け溶剤の販売増加を通じて、半導体関連テーマに貢献しています。また、ディスプレイ市場向けの材料供給も手掛けており、エレクトロニクス分野全体でその技術力が活かされています。セイフティ事業における自動車エアバッグ用インフレータなどは、自動車の安全性能向上というテーマに直接的に関連しており、EV化の進展など自動車産業の変化にも対応していくことが期待されます。さらに、長期ビジョン「DAICEL VISION 4.0」や中期戦略「Accelerate 2030」において、「健康」「安全・安心」「便利・快適」「環境」を注力ドメインとして掲げ、ライフサイエンス事業での腸内代謝物やワクチン市場への参入、水処理用分離膜モジュール、生分解性樹脂の開発など、環境・サステナビリティ関連テーマへの貢献も強化しています。特に、CO2の有効利用やカーボンニュートラル/ネガティブの実現に向けた技術開発は、脱炭素社会への移行という喫緊の投資テーマと合致しており、将来的な企業価値向上に繋がる可能性があります。

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