塩野義製薬株式会社 (4507) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 医薬品
創薬バイオテクノロジーヘルスケアITワクチン
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
A
収益性
業種 6/81位
C
安定性
業種 55/85位
B
成長性
業種 12/83位
C
効率性
業種 18/84位
E
CF健全性
業種 52/74位
売上高
4997億円
粗利率
83.5%
営業利益率
33.4%
純利益率
41.1%
ROE
12.2%
ROIC
4.9%
自己資本比率
65.4%
D/Eレシオ
0.41
有利子負債
6844億円
ネットキャッシュ
270億円
NC/時価総額
0.9%
運転資本余剰*
-1160億円
運転資本余剰/時価総額*
-3.9%
フリーCF
-2926億円
FCFマージン
-58.6%
キャッシュ化率
1.04倍
PBR
1.77倍
EV/EBITDA
17.1倍
PER
14.4倍
想定株価
3472.0円
想定時価総額
3.0兆円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 4997億円 4172億円 66億円 1667億円 1733億円 2389億円 2052億円
2025年3月期 4383億円 3744億円 48億円 1566億円 1614億円 2008億円 1704億円
2024年3月期 4101億円 3775億円 47億円 1533億円 1580億円 1983億円 1620億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2.6兆円 1.3兆円 8274億円 632億円 1.7兆円
2025年3月期 1.5兆円 8585億円 1294億円 435億円 1.4兆円
2024年3月期 1.4兆円 7842億円 1339億円 304億円 1.2兆円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 7114億円 994億円 1598億円 6844億円 非該当 351億円 -1160億円
2025年3月期 3748億円 655億円 1206億円 219億円 非該当 157億円 2454億円
2024年3月期 3581億円 649億円 1228億円 116億円 非該当 153億円 2242億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 3107億円 1075億円
2025年3月期 2700億円 2998億円
2024年3月期 2158億円 2923億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 2136億円 -5061億円 5993億円 -2926億円
2025年3月期 1955億円 -1161億円 -649億円 794億円
2024年3月期 1543億円 59億円 -1269億円 1602億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 241.1円 1980.1円 71.0円 29.4% 31.4円 14.4倍 3472.0円 3.0兆円 889,632,195株 29,656,700株
2025年3月期 200.4円 1600.7円 61.3円 30.6% 410.5円 11.2倍 2244.0円 1.9兆円 889,632,195株 29,944,700株
2024年3月期 186.2円 1452.2円 53.3円 28.6% 403.1円 13.9倍 2587.8円 2.2兆円 922,158,495株 62,683,500株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 12.2% 8.0% 4.9% 83.5% 33.4% 34.7% 41.1% -58.6% 65.4% 0.41
2025年3月期 12.5% 11.1% 7.9% 85.4% 35.7% 36.8% 38.9% 18.1% 88.7% 0.02
2024年3月期 13.1% 11.4% 8.6% 86.0% 37.4% 38.5% 39.5% 39.1% 87.2% 0.01

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 14.0% 6.5% 20.4% 5.4% 10.9% 3.8% -
2025年3月期 6.9% 2.1% 5.2% 9.4% 5.6% 12.4% 代表取締役会長兼社長 CEO手代木功
2024年3月期 -3.9% 2.9% -12.4% 11.3% 2.4% 9.3% 代表取締役会長兼社長 CEO手代木功

業種比較(医薬品、84社中央値)

指標塩野義製薬株式会社業種中央値
ROE12.2%2.4%
ROA8.0%1.4%
営業利益率33.4%8.0%
純利益率41.1%6.5%
自己資本比率65.4%69.7%
売上成長率14.0%4.7%
PER14.4倍16.9倍
PBR1.77倍1.12倍
EV/EBITDA17.1倍9.2倍
NC/時価総額0.9%4.2%
運転資本余剰/時価総額-3.9%-4.6%
同業他社: 武田薬品工業株式会社(4502)大塚ホールディングス株式会社(4578)アステラス製薬株式会社(4503)第一三共株式会社(4568)中外製薬株式会社(4519)全85社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

医薬品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
アステラス製薬株式会社 (4503) 4.6兆円 2.1兆円
エーザイ株式会社 (4523) 1.4兆円 8254億円
協和キリン株式会社 (4151) 1.3兆円 4968億円
大塚ホールディングス株式会社 (4578) 4.7兆円 2.5兆円
小野薬品工業株式会社 (4528) 1.2兆円 5158億円
第一三共株式会社 (4568) 5.1兆円 2.1兆円
住友ファーマ株式会社 (4506) 8229億円 4533億円
参天製薬株式会社 (4536) 5760億円 2916億円
医薬品の企業一覧(全85社)→

異常検知フラグ

2026年3月期: 極端なFCFマージン

AI分析(2026年3月期)

創薬バイオテクノロジーヘルスケアIT
HIV事業の成長感染症領域への注力QOL疾患領域の拡大HaaS(Healthcare as a Service)企業への変革M&A(JT医薬事業、鳥居薬品、田辺ファーマ)

見通し: 2025年度はHIV事業やM&A効果により、過去最高業績の更新を継続する見込み。2026年度以降は大規模投資基盤を定着させ、2027年4月以降に新中期経営計画を公表予定。

強み: 感染症領域で60年以上の歴史と実績。HIV治療薬やAMR治療薬のパイプラインに強み。HaaS企業への変革を推進。

懸念: M&A後の組織統合・人材融合の遅延リスク。新薬開発の遅延・失敗による収益成長への影響。

リスク: 注力疾患領域の成長戦略が計画通りに進捗しない可能性。M&A後のPMIが計画通りに進まず、期待した事業価値・シナジーが創出できないリスク。DX推進人材の不足やデジタルケイパビリティの未育成による変革停滞リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

SHIONOGIは、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬(ヘルスケアソリューション)を提供する」ことを基本方針に掲げる製薬企業です。感染症領域、QOL疾患領域、希少疾患領域を中心に、革新的な医薬品の研究開発、製造、販売を行っています。従来の「創薬型製薬企業」から、幅広いヘルスケアサービスを提供する「HaaS(Healthcare as a Service)企業」へと変革を目指しており、AIやITを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、データに基づく新たな価値創造を目指しています。売上構成は、HIV事業が牽引する感染症領域が中核をなし、近年では鳥居薬品やJT医薬事業の買収、田辺ファーマからの事業買収などを通じて、QOL疾患領域や希少疾患領域におけるポートフォリオ拡充と事業基盤強化を図っています。グローバル展開を積極的に進めており、欧米市場を中心に研究開発、承認申請、販売体制の整備を進め、医療アクセスの向上にも貢献しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算では、売上高は前期比14.0%増の4,997億円となりました。営業利益は同6.5%増の1,667億円、経常利益は同19.0%増の2,389億円、当期純利益は同20.4%増の2,052億円と、増収増益を達成しました。特に、経常利益と当期純利益の伸びが顕著であり、事業の収益性が向上していることが伺えます。純資産は同23.7%増の16,852億円、総資産は同67.8%増の25,769億円と大きく増加しており、これは大規模な事業投資によるものです。現金及び預金も同89.8%増の7,114億円と大幅に増加しており、財務基盤の強化が進んでいます。営業キャッシュフローも同9.3%増の2,136億円と堅調に推移しました。EPSは同20.3%増の241.11円、BPSは同23.7%増の1,980.14円となり、株主価値も向上しています。一方で、1株配当は同39.8%減の71.00円となっています。

強みと競争優位性

SHIONOGIの強みは、感染症領域における長年の研究開発で培われた高度な創薬技術と、HIVフランチャイズにおけるViiV Healthcareとの強力なパートナーシップです。特にHIV領域では、長時間作用型注射製剤(LAI製剤)への市場シフトを推進し、競争優位性を確立しています。また、近年積極的に行われているM&A戦略は、事業ポートフォリオの拡充と新たな成長ドライバーの獲得に貢献しています。鳥居薬品やJT医薬事業の買収により、QOL疾患領域における製品ラインナップを強化し、国内事業基盤を強化しました。さらに、HaaS(Healthcare as a Service)企業への変革を目指す姿勢は、従来の医薬品提供にとどまらない、包括的なヘルスケアソリューションの提供を可能にし、将来的な競争優位性を築く可能性があります。グローバルな開発・販売体制の整備も進んでおり、海外市場でのプレゼンスを高めています。

リスク要因

SHIONOGIの事業運営におけるリスクとして、まず、注力する疾患領域における成長戦略が当初計画通りに進捗しない場合、将来期待される収益成長が実現しない可能性が挙げられます。感染症領域における競争環境の変化や、ワクチン・新規治療薬の研究開発遅延・失敗、QOL疾患領域でのM&A統合(PMI)の遅延や期待したシナジー効果の未創出などもリスク要因となります。また、HaaSソリューションの開発・社会実装が想定通りに進まず、販売シナジーが十分に発揮されない可能性も指摘されています。グローバル展開における販売体制の構築や人材確保の遅延も、販売機会の逸失につながるリスクです。さらに、地政学・地経学的な不確実性の高まりは、事業活動の継続性や医薬品原材料の調達・供給に影響を及ぼす可能性があります。品質不良や製品安全に関わる問題が発生した場合、企業価値に重大な影響を与えるリスクも存在します。

投資テーマとの関連

SHIONOGIは、ヘルスケア産業において、特に感染症対策やQOL向上といった重要な投資テーマと深く関連しています。COVID-19治療薬「ゾコーバ」の開発・供給は、パンデミック対策という喫緊の社会課題への貢献を示しました。HIV治療薬におけるLAI製剤へのシフトは、アンメットメディカルニーズに応える革新的なアプローチであり、先進医療への投資テーマに合致します。また、QOL疾患領域(精神・神経疾患、睡眠障害、認知症、肥満症、希少疾患など)への注力は、高齢化社会における健康寿命の延伸や生活の質向上といった、長期的な社会トレンドに対応するものです。DX推進やHaaS企業への変革は、AI創薬、デジタルヘルスといった、テクノロジーを活用したヘルスケアの未来を切り拓く投資テーマとも関連が深いです。これらの取り組みは、持続的な成長と社会課題解決の両立を目指すSHIONOGIの戦略と、現代の主要な投資テーマとの親和性を示唆しています。

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