久光製薬株式会社 (4530) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 医薬品
医療機器
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 18/81位
A
安定性
業種 24/85位
B
成長性
業種 4/83位
C
効率性
業種 20/84位
A
CF健全性
業種 4/74位
売上高
1560億円
粗利率
58.5%
営業利益率
12.1%
純利益率
14.0%
ROE
7.9%
ROIC
4.7%
自己資本比率
80.6%
D/Eレシオ
0.01
有利子負債
39億円
ネットキャッシュ
859億円
NC/時価総額
27.7%
運転資本余剰*
426億円
運転資本余剰/時価総額*
13.7%
フリーCF
363億円
FCFマージン
23.3%
キャッシュ化率
0.86倍
PBR
1.12倍
EV/EBITDA
8.9倍
PER
14.3倍
想定株価
4226.6円
想定時価総額
3098億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年2月期 1560億円 912億円 62億円 189億円 251億円 240億円 218億円
2024年2月期 1417億円 790億円 51億円 132億円 183億円 196億円 140億円
2023年2月期 1283億円 727億円 50億円 116億円 166億円 161億円 117億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年2月期 3431億円 2038億円 472億円 164億円 2764億円
2024年2月期 3288億円 1940億円 459億円 158億円 2645億円
2023年2月期 3139億円 1992億円 426億円 129億円 2561億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年2月期 898億円 224億円 472億円 39億円 602億円 13億円 426億円
2024年2月期 664億円 212億円 432億円 21億円 671億円 14億円 204億円
2023年2月期 654億円 189億円 400億円 23億円 608億円 - 228億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年2月期 188億円 176億円 -159億円 363億円
2024年2月期 182億円 -25億円 -167億円 157億円
2023年2月期 127億円 -239億円 -147億円 -111億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年2月期 295.6円 3788.5円 90.0円 30.4% 1172.3円 14.3倍 4226.6円 3098億円 85,164,895株 11,867,900株
2024年2月期 181.6円 3492.6円 85.0円 46.8% 849.0円 21.3倍 3868.5円 2928億円 85,164,895株 9,466,500株
2023年2月期 148.0円 3294.2円 84.5円 57.1% 812.5円 25.8倍 3818.7円 2967億円 85,164,895株 7,464,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年2月期 7.9% 6.3% 4.7% 58.5% 12.1% 16.1% 14.0% 23.3% 80.6% 0.01
2024年2月期 5.3% 4.3% 3.5% 55.7% 9.3% 12.9% 9.9% 11.1% 80.5% 0.01
2023年2月期 4.6% 3.7% 3.1% 56.6% 9.0% 12.9% 9.2% -8.7% 81.6% 0.01

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年2月期 10.1% 43.5% 55.8% 9.1% 2.0% 26.5% 代表取締役社長 中冨一榮
2024年2月期 10.4% 13.5% 19.0% 7.4% -0.2% 7.3% 代表取締役社長 中冨一榮
2023年2月期 6.8% 24.2% 21.6% -3.1% -2.8% -20.1% 代表取締役社長 中冨一榮

業種比較(医薬品、84社中央値)

指標久光製薬株式会社業種中央値
ROE7.9%2.4%
ROA6.3%1.4%
営業利益率12.1%8.0%
純利益率14.0%6.5%
自己資本比率80.6%69.4%
売上成長率10.1%4.7%
PER14.3倍16.9倍
PBR1.12倍1.18倍
EV/EBITDA8.9倍9.4倍
NC/時価総額27.7%3.1%
運転資本余剰/時価総額13.7%-4.6%
同業他社: 武田薬品工業株式会社(4502)大塚ホールディングス株式会社(4578)アステラス製薬株式会社(4503)第一三共株式会社(4568)中外製薬株式会社(4519)全85社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

医薬品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社ツムラ (4540) 2822億円 1926億円
日本新薬株式会社 (4516) 3448億円 1708億円
サワイグループホールディングス株式会社 (4887) 2557億円 2017億円
東和薬品株式会社 (4553) 1972億円 2737億円
キッセイ薬品工業株式会社 (4547) 1924億円 974億円
科研製薬株式会社 (4521) 1576億円 769億円
持田製薬株式会社 (4534) 1225億円 1170億円
栄研化学株式会社 (4549) 1009億円 419億円
医薬品の企業一覧(全85社)→

異常検知フラグ

2021年2月期: 売上3年連続減少

AI分析(2025年2月期)

医療機器
TDDS(経皮薬物送達システム)サロンパスブランドSAGAグローバルリサーチセンター海外事業展開「手当て」の文化

見通し: 2025年度までの中期経営計画では、売上高CAGR5%以上、ROE8%以上、海外売上高比率50%以上を目指す。特に海外事業の成長が鍵であり、サロンパスブランドを中心にグローバル展開を加速させる。

強み: TDDS(経皮薬物送達システム)技術に強みを持つ。90年以上の歴史を持つ「サロンパス」ブランドは、世界市場で高いシェアと認知度を誇る。

懸念: 国内医療用医薬品事業は薬価改定や後発品促進策の影響を受け減収。競合品や後発品の上市による市場環境変化リスクも存在する。

リスク: 法規制・医療政策変更リスク(薬価改定等)、品質・副作用リスク(製品回収等)、研究開発リスク(開発中止による投資回収不能)など、製薬企業として多岐にわたるリスクに直面。サプライチェーンの寸断リスクやITセキュリティリスクも存在する。

AI詳細分析(2025年2月期)

事業概要

久光製薬は、「手当て」の文化を大切にする製薬企業であり、1907年の創業以来、経皮鎮痛消炎剤を中心に、世界中の人々のQOL向上に貢献することを目指している。主力事業は「医薬品事業」であり、国内においては医療用医薬品と一般用医薬品、海外においては主に一般用医薬品の製造・販売を手掛けている。特に、サロンパスⓇブランドは国内外で高い知名度を誇り、貼付剤の創薬・育薬、製剤技術の向上に注力している。同社は、TDDS(経皮薬物送達システム)技術を強みとし、痛みやコリ、アレルギー疾患などの治療に貢献する製品を提供している。国内医療用医薬品事業は、高齢化や医療費抑制策の影響を受けつつも、学術情報活動の強化や新製剤開発で対応。一般用医薬品事業では、既存商品の改良や新商品開発、ブランドの90周年記念企画などを通じて、顧客ニーズに応えている。海外事業では、サロンパスⓇブランドを中心に7カ国・地域での成長と、その他地域でのシェア拡大を目指し、海外売上高比率50%以上を目標としている。研究開発体制の集約・強化により、開発スピード向上と新商品・サービスの創出にも取り組んでいる。

直近決算ハイライト

2025年2月期連結決算において、久光製薬は売上高1,560億6百万円(前年同期比10.1%増)と二桁成長を達成した。この成長は、国内一般用医薬品事業が「サロンパスⓇ」の90周年記念企画や積極的な販売促進により前年同期比14.1%増と好調だったことに加え、海外事業における医療用医薬品が米国中心の伸長で同31.2%増、一般用医薬品も米国やアジアで同17.4%増と大きく伸びたことが牽引した。円安の影響も追い風となった。営業利益は188億9千5百万円(前年同期比43.5%増)と大幅に増加し、売上総利益の増加が主な要因となった。経常利益は240億1千万円(前年同期比22.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は217億5千8百万円(前年同期比55.8%増)と、いずれも堅調な伸びを示した。国内医療用医薬品事業は薬価改定や後発品促進策の影響で減収となったものの、全体として増収増益を達成し、中期経営計画の目標達成に向けた変革を進めていることがうかがえる。

強みと競争優位性

久光製薬の最大の強みは、長年にわたり培ってきたTDDS(経皮薬物送達システム)に関する高度な技術力と、それに基づいた製品群、特に「サロンパスⓇ」に代表される強力なブランド力である。この技術は、医薬品の有効成分を皮膚を通して効率的に体内に浸透させることを可能にし、経皮吸収型製剤の分野で確固たる地位を築いている。この技術的優位性は、他社が容易に模倣できない参入障壁となっている。また、「サロンパスⓇ」は90年以上の歴史を持ち、国内外で非常に高い認知度と信頼を得ている。このブランド力は、新製品の導入や既存製品の販売促進において強力な武器となる。さらに、海外市場、特に米国OTC医薬品市場における鎮痛消炎貼付剤カテゴリーでの販売額シェア1位(2024年1月~12月累計)および「SalonpasⓇ」ブランドの世界No.1認定(8年連続)は、グローバルでの競争優位性を示している。研究開発体制の集約・強化による開発スピード向上も、将来的な競争力維持・強化に寄与する。

リスク要因

久光製薬の事業運営におけるリスクとしては、まず薬価制度や医療保険制度の変更といった法規制及び医療政策に関するリスクが挙げられる。これらの変更は、特に医療用医薬品事業の収益に直接的な影響を与える可能性がある。また、医薬品の品質問題や予期せぬ副作用の発生は、製品回収や発売中止につながり、業績に重大な損害をもたらすリスクを孕んでいる。研究開発活動においては、新薬開発の難しさとそれに伴う巨額な投資の回収不能リスクが存在し、開発パイプラインのポートフォリオ管理が重要となる。サプライチェーンの途絶リスクや、化学物質の使用に伴う環境問題、知的財産権侵害や訴訟リスク、自然災害による事業中断リスクなども考慮すべき要因である。さらに、ITセキュリティの脆弱性から情報漏洩が発生するリスクや、優秀な人材の確保・育成が困難になるリスク、そして海外事業におけるカントリーリスクも、業績に影響を及ぼす可能性がある。

投資テーマとの関連

久光製薬は、その事業内容から直接的にAIや半導体、EVといった最先端のテクノロジー投資テーマとの関連は薄い。しかし、高齢化社会の進展というマクロトレンドとの関連は深い。同社が主力とする経皮鎮痛消炎剤は、高齢者に多い関節痛や筋肉痛の緩和に貢献する製品であり、高齢者人口の増加は安定した需要基盤を形成する。また、医療費抑制策が進む中でも、QOL向上に資する医薬品へのニーズは根強く、同社の「手当て」の文化を世界へ広げるという企業使命は、健康寿命の延伸やウェルネス志向の高まりといった社会的な関心事とも合致する。さらに、同社が研究開発を進める贴付剤技術やTDDS技術は、将来的には従来の医薬品分野に留まらず、美容やヘルスケア分野など、より広範なウェルネス領域への応用可能性を秘めている。ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みも、持続可能な社会の構築に貢献する企業としての評価を高める要素となり得る。

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